ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
会長選立候補のフィーゴ、非民主的なFIFAに憤慨。AFC総会でブラッター25分間演説も自身は発言許されず
田嶋幸三氏を含む新たなFIFA理事が誕生したAFC総会。FIFA会長であるブラッター氏は25分間にもおよぶ長い演説を行ったが、それに対して大きな異議が出ている。FIFA会長選へ立候補しているフィーゴ氏とアリ王子は発言が認められず、FIFAの民主政に疑問を抱いている。
【現地レポート】最多得票でFIFA理事当選の田嶋氏、“競技者”としての決意「アジアのレベルアップ、W杯出場枠増へ」
先日、FIFA理事選において当選した田嶋幸三氏。日本では4人目となる。前回落選したこともあり、悲願の当選となった田嶋氏の決意とは何か。現地取材した記者がレポートする。
【英国人の視点】ドイツで苦しみ、Jリーグで成長を遂げた宇佐美と金崎。海外移籍が選手にもたらすものとは?
2015年のJリーグも7節が終わり、ゴールデンウィークの連戦へと差し掛かろうとしている。様々な選手が活躍を見せる中で、一際存在感を放つ選手が2人いる。ガンバ大阪の宇佐美貴史と鹿島アントラーズの金崎夢生だ。英国人記者は、彼らの成長をどう見たのだろうか。
吉田麻也とカミンスキーが語るピッチ上での“意思疎通”。サッカー選手は外国語を学ぶべきか?【英国人の視点】
プレミアリーグのサウサンプトンでプレーする吉田麻也は、流暢な英語でチームメイトと会話する。日本代表の吉田は以前、日本の英語教育についても言及していた。一方、日本にも遠い異国からやってきた24歳のGKがいる。ジュビロ磐田のカミンスキーだ。彼はどのように日本人とともにプレーしているのだろうか。英国人ジャーナリストは彼をどう見たのだろうか。
【英国人の視点】武藤がチェルシー移籍を決断すべき理由。スクープ記者が見る、“若手ではない22歳”の未来
武藤嘉紀を獲得するというオファーがチェルシーからあったことをFC東京が認めた。様々な反応があったが、果たして武藤はビッグクラブへの移籍をすべきなのか。移籍情報をスクープした英国人記者が論じる。
日本代表FW武藤、チェルシー移籍合意か。アジア人移籍金最高額更新も?
ある情報源によると、FC東京がFW武藤嘉紀のチェルシー移籍で合意したという。香川真司を含め、これまで数人の日本人選手が苦戦を強いられてきたプレミアリーグで自らの力を証明することができるだろうか。
【英国人の視点】Jリーグで相次ぐ誤審にもなぜ議論起きぬ? 審判の進歩に必要な“徹底的な討論”
Jリーグが開幕して3節、早くも多くの疑惑の判定が問題となっている。毎節のようにJリーグで起こる誤審を、英国人ジャーナリストはどのように見ているのだろうか。
【英国人の視点】選手にブーイングの浦和、地域の象徴となった松本。クラブとサポーターの在り方を考える
Jリーグには特徴的なサポーターを持つクラブが存在する。選手に厳しい目を向けるサポーター、クラブ以前から存在していたサポーター…。英国人ジャーナリストは、彼らをどう見たのだろうか。
【英国人が斬る】悲惨なACL開幕を迎えた日本勢。ホームで勝てないJクラブ、アジア制覇は前途多難な道のり
Jリーグ開幕を1週間後に控えた4クラブは、その他のクラブより一足早くシーズン最初の公式戦であるACLを戦った。しかし、その結果は多くのファンが期待していたものとは大きく異なるものだった。英国人ジャーナリストがACL開幕戦を振り返る。
岐路に立つ日本サッカー。解決策は「後任人事」にあらず。正しい道の選択へ必要なこと
高い関心を引く日本代表監督人事。様々な名前が伝えられ、日本サッカー強化への期待が高まっているが、さらなる成長のためには育成年代の改革、帰化選手の起用は不可欠となる。
悲願のビッグタイトル! サッカー不毛の地からメジャースポーツへ。地元で見せたサッカルーズの意地
オーストラリアで開催されたアジア杯は、開催国オーストラリアの優勝で幕を閉じた。サッカーが最もポピュラーなスポーツではないオーストラリアだが、初のビッグタイトル獲得によって人気の上昇と競技レベルの向上が期待される。
「全ては我々次第」。母国でのア杯初Vへ士気高まる豪州。55年ぶり王座狙う韓国と頂上決戦に臨む
UAEとの準決勝を2-0で制したオーストラリア。自国開催の今大会、アジア杯初優勝の悲願へ王手をかけた。相手はグループリーグで敗れた韓国。しかし、選手たちに悲観的な様子はなく、高い士気を持って大一番へ臨む姿勢を見せた。
リスク回避のアギーレJ、“開催国枠”の座を掴んだ韓国。各国の明暗を分けたア杯の不公平な日程
約1ヶ月にわたるアジアカップも、30日の3位決定戦と31日の決勝戦を残すのみとなった。決勝戦はGLで0-1と韓国に敗戦したオーストラリアが、決戦の地シドニーで再び相まみえる。しかし、ここにきて疑問が浮かび上がってきた。
韓国をけん引するソン・フンミン。C・ロナウドに似た優雅さ。いずれは世界を驚かす存在に
アジア杯準々決勝でウズベキスタンを下した韓国。この試合で2得点を決めたソン・フンミンは、その優雅なプレーでクリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせる。この22歳が韓国を栄冠に導くか。
再考されるべき“10番・香川”の起用。長期間結果を残せず、重圧に勝てないメンタルの弱さ
連覇を目指したアジア杯で準々決勝敗退となった日本。PK戦最後のキッカーとなった香川真司は試合後、明らかに落胆した様子で謝罪を繰り返した。これまで長い期間で結果を残せない背番号10の起用は再考されるべきか。
日本代表、成功への鍵は“互いに熟知し合うこと” 固定メンバーがもたらすものとは
ハビエル・アギーレ監督はグループステージを3連勝した日本代表のスターティングイレブンをいずれも固定して挑んでいる。他の強豪国は、この先の連戦に向けて主力をうまく休ませながら、ローテーションを採用している。だが、日本代表の指揮官は一貫してメンバー固定の姿勢を継続している。
中国代表、躍進の鍵はACLの経験と運。準々決勝で開催国オーストラリア撃破を目指す
中国代表は初戦サウジアラビア戦での1-0の勝利に続き、ウズベキスタン戦を2-1と連勝し、早々にグループリーグ突破を決めた。北朝鮮との最終戦にも2-1で勝利した中国の躍進は、サプライズだともいえるだろう。
負傷者続出の豪州対韓国は“ラフ”だったのか? 選手らが語る“激しさ”が必要な理由
ともに決勝トーナメント進出を決めていた豪州対韓国の一戦は、試合前には消化試合になると予想されていた。しかし、イ・ジョンヒョプのゴールにより1-0で韓国が勝利した試合は、予想外の激しいプレーの連続で4万8000人の観客を魅了した。
代表150キャップ達成の遠藤に対戦相手も脱帽「年齢は関係ない」
日本代表がイラクに1-0で勝利した試合で、遠藤保仁は自身が持つ男子日本代表歴代最多キャップ数を「150」に更新した。その功績に、チームメイトだけでなく対戦相手も賛辞を送っている。
英国人記者が考察する北朝鮮の現状。全力プレーで起こる負の連鎖
アジア杯に出場した北朝鮮だったが、2連敗を喫しグループリーグ敗退が決まった。技術の低さを自覚し、カウンターを武器に臨むも歯が立たなかった。今後、W杯や五輪に出場するには改革が必要だろう。
英国人記者がアジア杯序盤を総括。チーム間の格差と向上しないレフェリング
オーストラリアで行われているアジアカップも序盤を終えた。ここまでの対戦では、ドローがなく全て決着がつく展開となり、強者と弱者の差が浮き彫りとなった。さらに、アジアサッカー界で長年の課題となっているレフェリングの問題も続出している。
アジア杯大勝もまだまだ未完成のアギーレジャパン――。岡崎、遠藤らベテランが課題の方向性示す
日本代表はアジアカップの初戦なるパレスチナ代表戦を4-0と勝利で飾った。ゴールラッシュに加えて無失点と幸先の良いスタートだったが、これから先はさらに厳しい戦いが続く。大会を勝ち抜くためには、ベテランの力が不可欠だ。
「母国で最高の選手になれる」。ウズベク注目の21歳FWセルゲエフ。北朝鮮撃破の立役者に
オーストラリアで行われているアジア杯。ウズベキスタンは北朝鮮を1-0で下した。決勝点を挙げたイゴール・セルゲエフは若干21歳のストライカー。アジアでも注目の存在が早速その力を発揮した。
1ステージ制最終年、劇的な幕切れ、人種問題。英国人記者が振り返る日本サッカー激動の1年
フォルランの来日からスタートした2014年の日本サッカー。最終的にはガンバ大阪が劇的な三冠を達成した。しかし、その過程では人種差別など問題も少なくはなかった。
『MVP遠藤保仁』。元同僚が語る不朽のフットボーラー。冷静なメンタル、最高の技術で今なお進化
2014年のJ1MVPにはガンバ大阪の遠藤保仁が選出された。34歳となり、落ち目を迎えるかと思われたが、怒涛の巻き返しで3冠も目前。今なお進化を続けるフットボーラーを元同僚たちも称賛した。
降格危機のC大阪、社長辞任は正しいのか? 同じ失敗を繰り返しかねない責任逃れの“現代流切腹”
シーズン前にはタイトル獲得の大本命と言われながら、相次ぐ監督交代で降格の危機に瀕しているセレッソ大阪。岡野雅夫社長は、不振の責任を取って辞任を表明したが、それは本当の意味で「責任を取った」ことになるのだろうか。
“運命の選択権”を手にした清水。「J2経験なし」クラブの誇りは守れるか? 熾烈な残留争いに臨む
2014年のJ1も残り3試合。セレッソ大阪が降格圏の17位に沈み、清水エスパルスは残留圏ギリギリの15位に位置している。最終節までもつれる可能性もある熾烈な残留争いを制するのはどのチームなのだろうか。
昇格即“トレブル”の可能性を残すG大阪。大逆転での歴史的快挙なるか。浦和対鹿島のライバル対決がカギ握る
例年通り、熾烈な優勝争いが展開されているJ1。今季は浦和レッズ、鹿島アントラーズに加えて昇格組となったガンバ大阪がタイトルを狙っている。G大阪は、さらにナビスコカップでも決勝進出を果たし、天皇杯と“トレブル”の可能性を残している。
アギーレジャパン成熟への近道は“最終ラインの安定”。西川の元クラブメイト、森重と塩谷との相互理解が大きな武器に
ジャマイカ戦で1-0と勝利を挙げたものの、消化不良に終わった日本代表。アギーレ監督が求めるカウンターアタックを確立するために必要なものは“最終ラインの安定”だ。
“選手≠タレント”。大ブレークの武藤、過剰な注目は避けるべき。才能を育むのは周囲のサポート
FC東京のFW武藤嘉紀が大きな注目を集めている。Jリーグではルーキーイヤーながら25節終了時点で9得点を挙げ、ハビエル・アギーレ監督によって代表デビューも果たして初得点も決めた。しかし、選手をタレントのように扱う日本の風潮は、選手の成長にとって時に足かせとなる。
55.3%が“No”。国民を分断したスコットランド独立問題。英国人記者が示した見解、そしてサッカーに及ぼす影響とは
イギリスからの独立問題が大きな話題を呼んだスコットランド。国民投票の結果、反対多数でイギリスへの残留が決定したが、仮に独立が成立していた場合、サッカーにどのような影響を及ぼしていたのだろうか?
アギーレ監督が指摘する日本サッカーに足りないもの。“ずる賢さ”が『勝利を掴む方法』
ハビエル・アギーレ監督によって率いられた日本代表が最初の2試合を終えた。わずかな時間の練習と2試合ではまだまだチームは完成形に至らないが、アギーレ監督はどのようなチーム作りを進めていくのだろうか?
英国人記者が指摘。大きすぎる味スタは東京Vにとって有害。浮上のためにはホームを西が丘へ移転せよ
収容人数4万9970人を誇る巨大スタジアムをホームとするJ2東京ヴェルディ。しかし、彼らにとって味の素スタジアムは“大きすぎる”。味の素フィールド西が丘での試合は、よりサッカーを感じられる雰囲気を持っており、移転を求める声も多い。しかし、それには規約を緩和する必要が生じるが…。
香川の最適ポジションはトップ下か、中盤か。現地識者でも意見分かれる。確定的なのは出場機会の少なさ
ルイス・ファン・ハール監督の就任で息を吹き返したマンチェスター・ユナイテッド。しかし、香川真司に明るい兆しは見えない。移籍を望む声も残留を伝える報道もある中、現地ではどのような意見があるのだろうか?
Jリーグ恒例の“退団セレモニー”は必要か? 柿谷バーゼル移籍で泣き叫ぶファン、煽るクラブ。まるでSMAPのコンサート
Jリーグの選手が海外へ移籍するたびに開催される「退団セレモニー」。柿谷がセレッソ大阪からバーゼルへ移籍する際にも盛大に行われた。アイドルのコンサートのような空気を帯びたイベントをシーズン真っ只中に開催するべきなのだろうか。
「まだ同じレベルで戦えるわけじゃない」。小野、闘莉王、阿部が語るザックジャパンの敗因
ブラジルW杯を惨敗で終えた日本代表。かつて日の丸を背負って戦った選手たちは、今大会のチームをどう見たのだろうか? その言葉には、今後の日本サッカーが成長する上で重要なことが散りばめられていた。
英国人記者が見た日本代表。弱いメンタル、脆すぎる自信、間違えた戦術、JFAからの無理難題
1分2敗の惨敗でブラジルW杯を去った日本代表。相手との明確な差が露呈したコロンビア戦。この敗戦から見えた日本代表の課題とは?
“対戦相手の印象は?”メディアの無意味な質問に本音を語らなくなった選手たち。理解できる本田の取材拒否
インターネット上に日々溢れている選手コメント。対戦相手の印象や選手の体調、大会の目標…。しかし、これらほとんどは無意味な存在だ。何度も同じ質問を繰り返される選手のなかには、本田圭佑のように取材を拒否する選手も出て来ている。
レギュラー8人がコンディション不良、大会前は“調整”が最優先に。日本代表は本当に大丈夫か?
W杯直前合宿を終えたザックジャパン。しかし、4年間の集大成となる最大のトーナメントを控えながら多くの中心選手はフォームがピークからは程遠い状態にある。6月14日の初戦コートジボワール戦のピッチに立つ11人は見慣れない顔ぶれとなっている可能性もある。
英国人記者が大推薦。ザックよ、伊野波・清武・大迫よりも那須・工藤・大久保を選出せよ!
5月12日に迫ったW杯メンバー発表。これまで一貫した選手で戦ってきたザッケローニ監督だが、本大会に向けてどの選手を選択するのか。英国人記者が自らの視点で選手を選んだ。
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