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ショーン・キャロル

1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。

【英国人の視点】浦和、ルヴァン杯制覇で新たな時代の幕開けか。“シルバーコレクター”を脱却した指揮官

2016年10月15日、ルヴァンカップを制覇し、2015年のファーストステージ制覇を除くと2007年のACL優勝以来となるタイトルを獲得した浦和レッズ。10年にわたって日本で指揮を執るペトロヴィッチ監督にとってもはじめての国内3大タイトル獲得となった。この戴冠から、日本最大規模のクラブは黄金時代を築くことができるだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】劇的勝利もハリルJに余裕なし。豪州戦次第では“さらに大きな勇気”で軌道修正が必要に

イラク戦に辛勝した日本。劇的勝利ではあったが、浮かれていいわけではない。高いレベルで試合をコントロールできないことは明らかで、豪州戦はさらに厳しい戦いになる。選手たちも危機感を持っている。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】福岡と湘南、残留へ厳しい状況も監督を継続させるべき理由

J1も終盤戦に入り、残留争いも佳境を迎えている。アビスパ福岡と湘南ベルマーレは、数字上厳しい状況にある。勝ち点は伸ばせていないが、ピッチ内ではしっかりと戦えている。英国人記者は両クラブの監督が来季も継続的に指揮をとるべきと説く。両指揮官はどのようなビジョンを持っているのか。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】香川の不調はなぜ続く? 参考になるイニエスタの哲学「サッカーは予測不可能。選手も人間」

9月の日本代表での連戦、香川真司のパフォーマンスが悪かったのは誰もが思うところだ。しかし、彼はピッチに立ち続けた。イングランド人記者はアンタッチャブルになってしまった状況に警鐘を鳴らす。香川が復活するために何が必要か。イニエスタは興味深い金言を残している。(文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】近年では異様なJ2の昇格争い。固まりつつある上位陣。チョン・テセが願う清水のJ1復帰

今季のJ2の昇格争いは、近年のそれとは様子が異なっている。昨年までのJ2はプレーオフ進出圏内の6位を目指す戦いは熾烈を極めていたが、今季は上位6チームが固まりつつある。それでも、清水エスパルスのチョン・テセは自動昇格圏内となる2位を目指している。J1昇格の経験豊富な小林伸二監督のもと、清水は1年でのJ1復帰となるだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点/リオ五輪サッカー】手倉森Jが不安定だった理由。不可解な人選と4-4-2放棄、チームの核にも甘さ

グループステージで敗退したリオ五輪男子サッカー。英国人記者は、根本的な敗因を守備の安定感のなさと分析する。それをもたらしてしまったのが、OA枠の奇妙な人選だ。もっとチームに落ち着きをもたらすことができる選手が必要だったと指摘する。(文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】浅野は欧州で活躍できるか? ミキッチとウタカが説くチャンスを掴む条件とSNS断ち

アーセナルへの移籍が決まったサンフレッチェ広島の浅野拓磨。厳しい欧州の舞台で活躍するために、何をなすべきなのか? 元チームメートにして、Jと欧州の両方を熟知する2人の外国人選手がその条件を語る。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】横浜FMがパスよりドリブルを選択する理由。Jの常識崩す疾走感

1stステージで11位に終わった横浜F・マリノスが、2ndステージで巻き返しを図っている。特徴的なのは、攻撃面だ。齋藤学らを中心にドリブル突破を積極的に仕掛け、スピード感のある攻撃を見せている。これは昨今のJリーグにはあまり見られなかった傾向だ。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】鹿島を優勝に導いたもの。強固な守備陣と崩れぬ土台

J1ファーストステージで見事優勝を果たした鹿島アントラーズ。ライバルが調子を落とすなかでも失速することなく順調に勝ち点を積み重ねた。その要因はどこにあるのか。(取材・文:ショーン・キャロル)

日本サッカーが勝負弱い本当の理由。本田圭佑・釜本邦茂が警鐘を鳴らす、無競争社会という病巣

大事な場面で決めきれない、ビッグチャンスでパスをする。日本サッカーの根深い問題だ。先日の代表戦でも浅野拓磨が決定機で自らシュートせずパス、ゴールを逃した。なぜ解決されないのか。ハリルホジッチ監督は嘆き、本田圭佑は問題点を指摘する。そして、強い意見を述べたのが釜本邦茂氏だ。(取材・文:ショーン・キャロル)

EUROで激突。隣国打倒に燃えるウェールズとプレッシャーかかるイングランド。英国人だから分かる複雑な心情

EURO2016では組み合わせの妙でイングランドとウェールズが同組になった。隣国同士の対戦には、他とは違う様々な心情が重なり合う。国際舞台の常連であるイングランドと58年ぶりとなったウェールズはどのような思いなのか。イングランドに生まれ育った記者が迫る。(文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】Jリーグで結果残す日本人監督。プロリーグでプレーした第一世代の台頭

J1で上位に位置するチームを率いる監督の顔触れを見てみると、日本人監督が結果を残しているという事実が浮かび上がる。彼らの多くはJリーグ草創期に選手としてプレーしており、その経験が現在の糧になっていると言えそうだ。日本サッカー界は着実に歴史を積み上げている。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】レスター岡崎が愛される理由。現地ファンの心を鷲掴みにしたピッチ内外の奮闘

加入当初はファンから懐疑的な目で見られていた岡崎慎司。だが、現在も開幕当時と同様に思っているファンはいない。現地ファンは無骨な日本人FWに称賛を送り続ける。なぜファンの心を鷲掴みにできたのか?(文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】ガンバ、吹田でなぜ苦戦? 新スタでわずか1勝、“ホーム”に顕在するピッチ上の問題

ガンバ大阪が新スタジアムで苦戦している。サッカー専用の素晴らしいスタジアムであることに間違いないが、わずか1勝と波に乗れない。自分たちの本拠地で勝てない理由とは何か? スタジアムに一家言を持つ英国人は“ホーム”に何を思うのか。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】ついに浦和が手にした勝者のメンタリティ。アジア王者・広州撃破につながった“勝てるサッカー”

4月5日、ACLグループステージで浦和レッズは広州恒大を下した。欧州の有力選手を高額な移籍金で獲得した昨年のアジア王者に対し、浦和は不利と見られていた。勝利に導いた要因の一つがメンタリティの変化だ。選手らは「勝てるサッカー」を強調する。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】日本代表の未来を変えたアフガン戦。“容赦無い戦い”がもたらした希望

5-0で勝利を収めたアフガニスタン戦。新たなシステムで機能した攻撃陣、新たな戦力による新たな起用法。日本代表が見せた戦いは、これまでの流れを変える可能性を秘めたものだった。(取材・文:ショーン・キャロル)

【英国人の視点】佐々木監督にリスペクトを!世界中で評価される数少ない日本人監督。中国指揮官からも“正しい指摘”

なでしこジャパンはリオ五輪出場を逃し、佐々木則夫監督の退任も発表された。最後は一部メディアからバッシングもあったが、大会を取材した英国人記者は、本来、佐々木監督はリスペクトされるべき存在であると指摘する。

【英国人の視点】成熟度の違いを見せつけた広島。起爆剤ウタカの加入でさらなる高みへ

2月20日に開催されたゼロックス・スーパーカップで、昨シーズンのJ1王者サンフレッチェ広島が、ガンバ大阪を相手に完成度の違いを見せつけた。ドウグラス放出で攻撃力低下を懸念する向きもあったが、新加入のウタカもゴールを奪い、シーズン開幕に向けて期待は高まるばかりだ。

【英国人の視点】9-0。最高のスタートを切った新生FC東京。城福監督が挑むアジアの戦い

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ、FC東京はチョンブリと対戦して9-0と圧倒的なスコアで勝利。本戦への出場を決めた。城福浩監督にとって、古巣復帰の初戦となったが、期待以上の結果は今後へ向けて大きな自信となるはず。新生FC東京はアジアの舞台でどのような戦いを見せてくれるだろうか。

【英国人の視点】イングランドで称賛集める岡崎。「サムライになりたい」世界へと導いた恩師の教え

現在、プレミアリーグは第23節を終えた時点でレスターが首位に立っている。そして岡崎慎司は得点数こそ多くはないが、献身的な姿勢でチームに大きく貢献している。これまで多くの日本人選手が壁を越えられなかったイングランドで結果を残している背景には高校時代の恩師からの教えがあった。

【英国人の視点】日本代表、高校選手権でも顕著に。ハリルが懸念する日本サッカーの危機的な未来

東福岡高校の優勝で幕を閉じた全国高校サッカー選手権。しかし、各試合の内容を見れば、日本代表ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が指摘する問題点が顕著に現れていた。テクニックに偏り、屈強なDFやストライカーが輩出されない日本サッカーの未来は不確定なものとなっている。

【英国人の視点】広島とバルサが世界の舞台で貫いた信念。尊敬を集めた“同じスタイル”への忠誠心

12月10日から20日にかけて日本で行われたクラブW杯は、参加した全てのクラブにとって貴重な“経験”となる大会であった。Jリーグ王者のサンフレッチェ広島と欧州王者のバルセロナが対戦することはなかったが、クラブが持つスタイルを貫くという点において共通の信念を持っている。プレースタイルに忠実であることで、2つのクラブは人々のリスペクトを集めている。

【英国人の視点】広島とオークランドが描く未来予想図。クラブW杯に挑む“小さな”クラブが得た自信

Jリーグ王者のサンフレッチェ広島とオセアニア王者のオークランド・シティは10日、クラブW杯の開幕戦で対戦する。順当に進めば、決勝は欧州王者のバルセロナと南米王者のリーベル・プレートの一戦になるだろう。しかし、フットボールで全てが上手くいくとは限らない。開幕戦を戦う2つの小さなクラブは、この大会における未来予想図を描いている。

【英国人の視点】称賛すべき森保監督の功績。選手もリスペクトする真摯な姿勢。いずれは代表監督に

サンフレッチェ広島は、チャンピオンシップでガンバ大阪を下し、4年間で3度目となるリーグ優勝を果たした。この功績をもたらした森保一監督に対し、選手たちは賛辞を惜しむことはない。もし彼にその熱意があるのであれば、日本代表監督として成功を収めることができるだろう。

【英国人の視点】アジアを制した広州恒大、次なる狙いはクラブW杯。日本で始まる世界への挑戦

2015年のAFCチャンピオンズリーグは、広州恒大の優勝で幕を閉じた。ここ3年間で2度目の戴冠となるアジア王者は、すでにその視線を世界へと向けている。12月から日本で始まるクラブW杯で、名将ルイス・フェリペ・スコラーリは確かな目標を口にした。

【英国人の視点】FC東京が挑むCSへの戦い。G大阪との争いを制するには――。そして視線はその先へ

今季導入されたチャンピオンシップ。FC東京は準決勝の切符を昨季王者のガンバ大阪と争っている。2ndステージ最終節を残すのみとなった今、勝ち点差が2、得失点でも優位な状況にあるが、年間3位の座を確実なものとするためには――。

【英国人の視点】「戦うことすらせずに…」。初降格の清水、破滅への道を辿った1年半

また1つ、Jリーグ創設メンバーが降格を余儀なくされた。来季、クラブ史上初めてJ2での戦いが決まった清水エスパルスだが、1年半前の指揮官交代が崩壊の始まりだった。その道のりと要因を振り返る。

【英国人の視点】ハリルJ、最大の不安要素は長谷部&山口。攻撃か守備か。曖昧な役割に潜む危険性

中東での2連戦を終えたハリルジャパン。8日に行われたW杯アジア2次予選シリア戦では、中盤に長谷部誠と山口蛍が先発。今や強固なコンビであるかのように伝えられるが、攻撃か守備か2人のタスクが曖昧な現状では、日本代表において最大の不安要素となっている。

【英国人の視点】千葉、7年ぶりのJ1昇格なるか。外国人主将が示した確かな“自信”

J2のジェフユナイテッド千葉は、毎年のように昇格争いを演じながら、あと一歩のところでJ1への道のりを断たれている。昇格プレーオフが導入されてからは、3年連続で優勝を逃している。しかし、千葉の主将を務めるパウリーニョは7年ぶりの昇格に向けて確かな自信を持っている。英国人記者は、彼らをどのように見たのだろうか。

【英国人の視点】日本代表に現れた“ゲームチェンジャー”。原口元気は新たな武器となるか

アフガニスタンとのW杯アジア2次予選。左ウイングで先発したのは原口元気だった。その試合でのパフォーマンスは、ドリブルで決定機を生み出すなどマン・オブ・ザ・マッチにも値するもの。試合のリズムを変える選手を欠いていた日本にとって、新たな武器となる可能性を示した。

フォルランが語るJリーグでの苦悩と葛藤

9/7(月)発売『フットボール批評07』では、セレッソ大阪との契約を満了し、ウルグアイに帰国したディエゴ・フォルランにインタビューしている。2010年W杯でMVPに輝いたストライカーは日本での日々をどのように捉えているのだろうか。一部抜粋して掲載する。(翻訳:中島大輔)

【英国人の視点】Jリーグは“アジアのアーセナル”に…柏vs広州恒大が示す日本サッカーの立ち位置

柏レイソルのホーム、日立柏サッカー場で行われたACL準々決勝。しかし、結果はアウェイの広州恒大が圧倒的な強さを示して3-1で制した。かつて成功を収めたアジアの舞台でのJリーグ勢の現状は、タイトルに見放されたアーセナルに通じるものがある。

【英国人の視点】韓国がアジアに示した頂点への兆候。日本を上回ったクオリティ

8月に開催された東アジアカップで、日本代表は未勝利の最下位で大会を終えた。一方、ウリ・シュティーリケ監督率いる韓国代表は1勝2分で優勝を飾っている。英国人記者は、1月に行われたアジアカップでも躍進した韓国がこの大会でアジアの頂点である兆候を示したとみている。

【英国人の視点】岡崎慎司はプレミアで成功するか? 地元記者が分析する期待値と不安

日本代表FW岡崎慎司は、レスター・シティへの移籍を決断した。これまで何人かの日本人選手がプレミアリーグに挑戦してきたが、彼は大きな成功を収められずにいる。岡崎がレスターへ移籍する数年前、阿部勇樹は同クラブでファンから愛される存在となっていた。岡崎は阿部のようにファンから背中を押されるような活躍を見せられるだろうか。

【英国人の視点】なでしこに続くもうひとつのW杯。初戦控えるビーチサッカー日本代表、指揮官が望むことは?

なでしこジャパンはカナダで行われたW杯を準優勝で幕を閉じた。2大会連続の決勝進出に日本国民は多いに注目を寄せたが、彼女たちに続いてW杯を戦う日本代表がいる。ビーチサッカー日本代表は、彼女たちに続いて大きく関心を集めることが出来ると信じているようだ。英国人記者が、彼らの心境を追った。

【英国人の視点】日本が、アジアが誇るべき女子サッカー。高まる競技力は世界にも影響与える

大会前、決して楽観視はされていなかったなでしこジャパン。しかし、W杯が始まれば4連勝で準々決勝へ進出。日本以外にも中国とオーストラリアが8強に残るなどアジアの女子サッカーは世界をリードしている。

日本に惨敗。なぜイラクは拍子抜けだったのか? 主力選手が語るピッチ外の大きな問題

日本に惨敗したイラク代表。1月のアジアカップでは好成績にあげたチームは、弱小国のような無様な戦いだった。なぜここまで弱くなってしまったのか? 試合後、主力であるヤセル・カシムが事情を語った。

【英国人の視点】2年間で成長を遂げた湘南。監督と選手が示した“ボールを持つ勇気”、攻撃的フットボールを掲げるクラブは更なる高みへ

今季のJリーグには、大きな躍進を遂げるチームがある。13節を終えて8位につける湘南ベルマーレは、昨季のJ2で優勝を果たし、2年ぶりにJ1の舞台に挑んでいる。英国人記者は当時とメンバーは大きく変わらないチームがここまで躍進した理由をどう見ているのだろうか。

【英国人の視点】J外国人選手が語る“退屈な”チェルシーと浦和の正当性。本当の意味での“質の高いサッカー”とは何か?

イングランドのビッグクラブであるチェルシーは、結果を重視する戦い方からライバルであるアーセナルに「退屈」という批判を受けた。だが結果的にはそのライバルに10ポイント以上の勝ち点差をつけ、圧倒的な強さで5シーズンぶりのリーグ制覇を遂げた。Jリーグにも、「結果」を重視した戦い方をするクラブがある。J1で首位を走る浦和レッズだ。彼らの戦い方を英国人記者はどう見ているのだろうか。

アジアサッカーはなぜレベルが上がらないのか? AFC新技術部長が分析する課題と未来像

アジアのサッカーはなぜ欧州に追いつけないのだろうか。個々ではタレントは出てきているものの、W杯での惨敗が示すように全体的なレベルアップは十分とは言えない。このほどAFCの新テクニカル・ディレクターに就任したアンディ・ロクスバーグ氏に課題を聞いた。

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