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元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

伊記者が低迷のミランの現状を分析。なぜ本田圭佑に批判が集中してしまうのか?

イタリアのメディアは叩くときは徹底的に叩く。それなりに悪くないパフォーマンスのときでも本田圭佑に苦言を呈することが多々ある。なぜそこまで厳しいのか? それには理由があった。イタリア人記者に話を聞き、ミランの現状から迫る。

今季は既に9ゴール。マインツの熱血指揮官が明かす、岡崎慎司はなぜ得点を量産できるのか?

岡崎慎司が好調だ。所属するマインツでは得点を量産、既に9ゴールをあげ、地方の小クラブをEL圏内付近まで引き上げている。彼はなぜゴールを量産できるようになったのか? トゥヘル監督に聞いた。

ザックが可能性感じた宮市亮。早々招集も遠のく代表定着

オランダ、イングランドでの活躍で、2012年に早々と代表へ招集された宮市亮。ザッケローニ監督も他の若手選手より可能性を感じており、スピードを武器にチームの切り札になると期待された。しかし、その後はクラブでの出場機会が激減するなど苦しんでいる。

“4番”強奪、こだわる王道の戦い方、チームへの苦言。今振り返る、本田圭佑の言葉

2011年8月から怪我のため代表を離脱していた本田圭佑。復帰してからの彼は饒舌だった。背番号4を付けた理由、チームのスタイル、さらに質を高めるための敢えての苦言。今とは考えられないほどよく話していた。

ザックジャパン回想録。香川真司が輝いた日韓戦

マンチェスター・ユナイテッドで苦しい時を過ごす香川真司。ザックジャパンでも好調が続いていたわけではない。むしろ彼の場合、苦しい試合の方が多かったかもしれない。そんな中でも輝いたのが2011年の日韓戦。得点も挙げて躍動し、3-0の完勝に貢献した。

ハーフナー・マイクはなぜ代表に定着できないのか?

これまでの日本人FWにはない長身の1トップとして注目を集めたハーフナー・マイク。ザックジャパンにも招集され、得点も奪ったが、最近ではメンバー外になることが多い。彼に必要なこととは何か?

本田との違う“トップ下”。中村憲剛はザックジャパンにとっての“頼れるベテラン”

本田不在のザックジャパンを救ったのは中村憲剛だった。トップ下に入ると慣れないメンバーとの連携もスムーズにこなし、勝利をたぐり寄せた。振り返れば、中村は出場すれば常に合格点以上のパフォーマンスを見せてきた。経験も豊富だ。頼れるベテランとして再招集する時期が来ているのかもしれない。

本田不在時に迷走していたザックジャパン。ぶっつけ本番だった長谷部のトップ下起用。「練習はしていない」

ザックジャパンは苦しんでいた。本田が怪我で離脱し、その代役探しは長期間にわたって続いた。長谷部もその一人。なんとW杯3次予選のウズベキスタン戦ではトップ下で起用されたのだった。

ザックジャパン回想録。本田の代役だった柏木陽介「ホンディより勝る部分ある。でも出せなかった」

2011年8月、ザックジャパンにとって大きな出来事があった。本田圭佑の怪我だ。チームの大黒柱を失い、新たなトップ下を探さなくてはならなくなった。招集されたのは柏木陽介。代表定着に向け、強く意気込みを語っていた柏木だが、悔しさの残る結果となった。

ザックジャパン回想録。大黒柱不在の北朝鮮戦で日本を救った吉田麻也「僕にとって本田さんは一番パスを出しやすい」

ザックジャパンの守備陣を支える吉田麻也。W杯予選では大きなミスもあったが、チームを救うことも少なくなかった。その1つが北朝鮮戦。得点を奪えない厳しい状況の中、ヘディングで決勝ゴールを叩きだしたのだった。

ドイツ組が語る内田篤人―ブンデスリーガで成長する右サイド―

ドイツ・ブンデスリーガで活躍する日本人選手は、内田篤人の持ち味をどのように感じているのか。同リーグ、日本代表で右サイドを主戦場とする、岡崎慎司、酒井宏樹、酒井高徳の言葉から、プレーにおける内田の成長について迫っていく。

日韓戦の活躍でザックジャパンにすぐ定着した清武弘嗣。“頼れるサブ”から脱却するために必要なこととは?

今やザックジャパンに欠かせない存在となった清武弘嗣。チームに馴染むのも早かった。2011年の日韓戦で活躍し、その後はコンスタントに出場している。だが、未だ絶対的なレギュラーには至っていない。彼は何が足りないのか?

J復帰の松井大輔、ジュビロでの決意。「1年でのJ1復帰は当たり前。『裏番長』としてチームをつついていきたい」

元日本代表の松井大輔がJリーグに復帰した。加入したのは昨季J2に降格したジュビロ磐田。約10年ぶりとなる日本復帰に松井は何を思うのか?

ザックジャパン回想録。早くから代表に招集されるも初キャップが遠い、宇佐美貴史

若くして才能を見出され、「天才」と呼ばれた宇佐美貴史。代表にも早くから呼ばれ、バイエルン・ミュンヘンに移籍するまでは良かったが、その後伸び悩んだ。未だに代表でのキャップはゼロ。逆転でのW杯メンバー入りはあるのか?

槙野智章はなぜ代表に定着できなかったのか? 中途半端な起用法、抜け出せなかった“宙ぶらりん”状態

ザックジャパン発足当初は招集されていた槙野智章。だが、その後メンバーに定着することはできなかった。能力は高い選手だが、彼はなぜ代表では自分の良さを活かせなかったのか?

結果を求め続ける本田圭佑。日韓戦でも語っていた“勝利にこだわる姿勢”

本田圭佑は常にポジティブで、結果を求める。それは昔から変わらない。ザックジャパン発足から1年後に行われた日韓戦。快勝したこの試合でも本田は“勝利”について語っていた。

代表での“ポスト遠藤”だった家長昭博「ボランチのプレーが何なのか、正直分からない。感覚でやれればいい」

ザックジャパンは発足当初から課題を抱えていた。遠藤保仁の代役探しだ。替えのきかない選手になっていた遠藤だが、彼が抜けるとチームの質はがらりと変わっていた。その解消案として起用されたのが家長昭博だった。天才と言われ続けた男だったが…

「サッカー人生を10年前からやり直したい」。海外組の意識の高さに大きな衝撃を受けた前田遼一

ザックジャパンで長く1トップのレギュラーだった前田遼一。彼が代表に定着したのはザッケローニ体制になってからだった。アジアカップ優勝にも貢献するが、そこで彼が感じたのは海外組との違いだ。彼らから受けた刺激が前田の意識を変えることになった。

今だから分かる、アジアカップ時の言葉に隠された本田圭佑の実現力

ザックジャパンが苦戦の末手にしたアジアカップ。本田圭佑はその大会でMVPを獲得したが、まったく満足していなかった。彼は常に上を見ていた。そして振り返ると、今の本田に通じる実現力が言葉に表れている。

キャプテン・長谷部誠が真のリーダーになった日

キャプテンとしてザックジャパンを牽引する長谷部誠。彼が真のリーダーとなったのはいつだったのか。あの激闘のアジアカップが変化の時だったのではないだろうか。

香川が回想するザックジャパン。アジアカップで見せた眩い輝き、その後に続く不完全燃焼の始まり

日本代表が優勝した2011年のアジアカップ。その後、チームが波に乗るきっかけとなった大会だが、香川真司は怪我もあり、途中で中東の地から去っている。香川にとってアジアカップはどんな大会だっただろうか。本人の言葉から振り返る。

吉田麻也が回想するザックジャパン。「トゥーさん(闘莉王)はビルドアップ能力も高い。自分は足りないところ多い」

ザックジャパンのベースが出来たアジアカップ。この大会でレギュラーに定着し、優勝に貢献したのが吉田麻也だ。彼の言葉からこの大会を振り返る。

李忠成にとって試練の半年。アジアカップの輝きを再び取り戻すことができるか?

しばらく代表から遠ざかっているが、ザックジャパンが波に乗るきっかけを作った一人が李忠成であろう。アジアカップで劇的な決勝ゴール。優勝を決めたチームは自信を深めた。だが、本人はその後不調に陥った。

遠藤が回想するザックジャパン、アルゼンチン・韓国戦。発言から見えるベルギー遠征との共通点

ザックジャパンを支え続けた男、遠藤保仁。彼はチームのスタートをどう回想するのか。遠藤の発言からは興味深い事実が浮かび上がる。アルゼンチン、韓国との連戦とオランダ、ベルギーとの連戦の共通点だ。

内田が回想。ザックジャパン、アルゼンチン戦の勝因。3年前から指摘されていた“シュート意識の欠如”

ザックジャパンはどのようにチームがスタートしたのか。初戦となったアルゼンチン戦で歴史的な勝利を飾ったが、その要因は何だったのか。内田篤人が回想する。そして驚くべきことに、ザッケローニ監督はチームの弱点を早々と見抜いていたのだ。

松井大輔が回想するザックジャパン。「ザックさんは攻撃のことはそんなに指示はしなかった」

ジュビロ磐田への加入が噂されている松井大輔。彼がザックジャパンの主力だったことをどれだけの人が覚えているだろうか。かつて松井が語ったことからザックジャパンの初期を振り返りたい。そこからチームの骨格が見えてくるはずだ。

絶対的司令塔・遠藤保仁のルーツに迫る! 二人の兄の背中を追いかけながらサッカーに明け暮れた少年時代

最新号の『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.31』(小社)では、サッカーとの出会い、そして少年時代のお話などについて、ガンバ大阪の遠藤保仁選手にインタビューを行っている。二人の兄の背中を追いかけながら、遠藤選手はどんな少年時代を過ごしたのか、そのルーツに迫る。

W杯まであと7ヵ月。岡崎慎司が語る代表への強い思い「あのチームで勝ちたい」

先日のブンデスリーガで2得点。岡崎慎司が得点感覚を取り戻した。W杯まで7ヵ月に迫り、そこに懸ける思いは日に日に増している。南アのときに苦しい経験をしているだけに、ブラジル大会への思いは強い。

“ジョーカー”起用も代表の活性化を感じた遠藤「この2試合に関してはいい効果が生まれた」

11月の欧州遠征でまさかの2試合連続スタメン落ちの遠藤保仁。だが、後半からプレーした彼がチームに活力をもたらしたのは間違いなく、それは本人も認めるところだ。試合内容に手放しで満足しているわけではないが、手応えも感じている。

11月遠征好成績も満足していない代表キャプテン・長谷部「ブラジルやウルグアイの方が強さを感じた」

オランダ戦、ベルギー戦と結果を出したザックジャパン。チームの調子は上向いたがキャプテンの長谷部誠に浮ついた様子はない。反省すべきところは反省し、チームのさらなる成長を考えている。

日本代表のボランチ後継者問題に終止符を打った山口螢。自己分析は謙遜「まだあの2人が不動」

オランダ戦、ベルギー戦で2戦との出場した山口螢。2試合ともパフォーマンスは高く、信頼できる新戦力の台頭はザックジャパンにとって大きなプラスだ。日本代表は不動のボランチがいるが、その代役となる存在がいなかった。山口の成長はチームの成長と言えるが、本人は「まだまだ」と謙遜する。

「アザールのプレー分かっていた。総合力で勝てた」ベルギー戦の勝因を分析する内田。走力の重要性も再確認

オランダ戦で痛恨のミス。同点ゴールに絡むなど挽回はしたかったが、ベルギー戦ではまさかの出場なし。そんな中ではあるが、ベンチにいたことで冷静にチームを見ることができたようだ。勝利したベルギー戦で内田が感じた、代表に必要なこととは何か?

明確な課題を持ってベルギー戦に挑んだ香川真司。「勇気と自信を持ってやれたからこそベルギーに勝利できた」

今回の欧州遠征、オランダ戦では後半から投入されキレのある動きを見せた香川真司。ベルギー戦はスタメンで出場し、及第点のプレーを見せた。香川がベルギー戦に持って臨んだ明確な課題とは?

「自分たちを測る試合ではない」。“第2のホーム”で勝利を渇望する川島。ベルギー戦で正GKとしての真価を見せることが出来るか?

ベルギー戦を人一倍強い気持ちで迎える選手がいる。GK川島永嗣だ。現地ベルギーでプレーし、何人かの選手は実際に対戦している。また、オランダ戦はベンチスタートだった。自分が正GKだと示すためにも勝利は必要だ。

W杯を見据えて“個の力”を強調する本田。大迫、山口への評価も「中盤も僕にとっても安泰なポジションではない」

オランダ戦を本田はどう振り返ったのか。冷静に分析しつつも改めて「個」が大事であることを強調した。そして大迫や山口への出来へも言及した。彼らへの評価をしつつ代表のポジション争いが激しくなることへは歓迎しているようだ。

オランダ戦で復活を印象づけるプレーを見せた香川真司 「正直、僕らが勝たないといけない試合だった」

オランダ戦で後半から投入され、良いパフォーマンスを見せた香川真司。マンUでの出場機会が増え、コンディションは明らかに向上している。香川が代表チームに与えた好影響に迫る。

オランダを熟知する吉田麻也が語る強豪攻略法「ボールを奪った後に素早くサイドにボールを出せればベスト」

強豪オランダとどう戦うべきか。ディフェンスの中心選手・吉田麻也はオランダリーグ経験者。彼らのスタイルは熟知している。強豪に隙はあるのか、ザックジャパンは何をすべきなのか。

サッカーの真髄は“視覚能力”にあり! 「判断力」をつけるための眼のトレーニングとは?

効果的なプレーをするために、すばやく的確な状況判断は不可欠。その判断力のベースになるのが視機能だ。一流選手は静止視力が高いだけでなく、動いているものを的確に見極める動体視力、ボールと相手との正確な距離感をつかむ能力なども優れていると言う。「スポーツは眼だ」と言われるほど、視機能は重要なのである。そのエキスパートであるスポーツビジョン研究会の真下一策ドクター(日本体育協会公認スポーツドクター)に、スポーツに必要な視機能とは何か、どうすれば「眼力」を鍛えられるかを伺った。

オランダ戦への意気込み語るキャプテン・長谷部「3-4-3を起爆剤にするより代表での心構えや気持ちを出すべき」

強豪オランダとの一戦に挑むザックジャパン。キャプテンとして長谷部誠は苦しい状況にあるチームをどうとらえ、どう再生させようとしているのか。長谷部の言葉から伝わるのは「3-4-3」といったフォーメーション変更での変化というよりはもっと本質的なものだ。

オランダ戦で濃厚な3-4-3へ意欲を見せる岡崎。攻撃の活性化にも自信「困ったときは自分の裏への動き」

ザックジャパンの練習取材から分析すると、オランダ戦は未だ完成されていない3-4-3となる可能性が高い。不安はあるが、岡崎慎司は自信を見せる。また攻撃の活性化についても語った。

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