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元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

本田が語った危機感と南アの教訓「失点の雰囲気ある。前回はピンチを阻止する一歩がしっかり出た」

ザンビア戦で3失点。勝利こそすれ、守備への危機感は選手たちにある。本田もその一人。前回を知る男は活かすべき教訓として、南アでなぜ失点が少なかったか語った。

「すぐに出せ」「近くでやろう」。チームを変えた大久保の強い要求。ジョーカーが決意するW杯を戦う覚悟

日本時間7日に行われたザンビアとのテストマッチ。W杯本大会前最後の試合となった一戦で待望のゴールを決めた大久保嘉人。得点だけでなく、周囲の状況を的確に見つめて指示を与える冷静さは大きなプラスとなりそうだ。

負傷者続出で重要度増す“ユーティリティプレーヤー”今野。「どんな役割でも与えられれば全力でこなすのが自分の仕事」

W杯まで10日を切った段階ながら負傷者が続出中の日本代表。そんななかで、重要度が増しているのが今野泰幸だ。代表での本職CBに加えて、クラブではボランチで起用。さらに左右SBもこなせるユーティリティ性は貴重な存在だ。

「ドイツ大会のときと似ている」。遠藤保仁が感じる危機感。ザンビア戦の重要性を強調

ザックジャパンで最も経験豊富な遠藤保仁。彼から思いもよらぬ言葉が出てきた。なんと今のチームが惨敗したドイツ大会と似ている空気感にあるという。二の舞いは避けたい。遠藤はザンビア戦の重要性を強調して語る。

「あれくらいチャンスに絡めば点取れる」。自信溢れる香川、強い危機感も。「フィニッシュ精度は課題」

コスタリカ戦で昨年9月のガーナ戦以来の公式戦ゴールを決めた香川真司。マンチェスター・ユナイテッドでの2年目は、まさかのノーゴールに終わり不安視する声も挙がっていたが、本人の自信に揺らぎはなかった。

ボランチはチームの軸になれる――。明確な自信を得た山口。代表になくてはならない存在に

キプロス戦に続きコスタリカ戦でもフル出場を果たした山口蛍。遠藤、長谷部、青山と全てのボランチとコンビを組んで好パフォーマンスを披露した。謙虚な言葉とは裏腹に、もはや彼抜きではザックジャパンは成り立たないほどに存在感を高めている。

完全復活まであと一歩の吉田、状態は“80%”。「五輪の時よりケガの状態も良い。何も心配してない」

本大会への重要な準備となる3日のコスタリカ戦。左ひざの負傷から完全復活まであと一歩の吉田麻也にとっては尚更だ。守備の成否を左右する吉田がこの試合に掲げたテーマとは?

本田、ラストW杯なのか? 大きな成果を出すために必要な“二つの自信”と“集大成”の真意を直撃

本田圭佑がW杯を前に重い口を開いた。彼は自信に満ち溢れている。そして二つの自信を持っているという。果たしてそれはどういう意味なのか? また集大成と発信したことも話題になっていた。ラストW杯という意味なのだろうか。記者が直撃した。

4年間の進化感じる長友、コートジボワール撃破へ自信「守備できる選手いない。日本のSBの動きについてこられない」

キプロス戦で負傷し心配された長友佑都だったが、問題はないようだ。合宿地で応じた取材では、コートジボワール撃破への自信をのぞかせた。自分がこの4年間、セリエAでもまれ、成長してきたことを感じているからだろう。

再び世界を驚かせるために――。柿谷曜一朗の決意「どこからでもゴールを取れればいい」

柿谷曜一朗は不調と言ってもいいかもしれない。Jリーグで結果が出ず、代表でも無得点。動きにも以前のようなキレがない。それは本人も感じている。再び世界を驚かせるために何が必要か。本人が語った。

「もっと俺にボールを入れろ!もっと俺を使え!」。ザックジャパンをいい意味で壊す、大久保という“新風”

久々の代表招集となった大久保嘉人。期待が高い反面、すぐにフィットできるのかという懸念材料もあった。だが、キプロス戦のパフォーマンスは周知の通り。そして、今までにない彼の発想がザックジャパンをいい意味で崩している。

「どんどん当ててくれ!」、ボールを強く要求する大久保。山口蛍が受けた刺激

キプロス戦でも先発出場し、存在感を示した山口蛍。だが、本人はまだ満足していない。課題に言及するとともに、大久保から受けた大きな刺激について語った。

「誰が出るか分からない」。チームの変化感じる長谷部、満足感なく課題にも言及「もっと自分たちの形出さないと」

キプロス戦で後半から出場した長谷部誠。負傷明けでコンディションが心配されたが、まったく問題ないように見えた。だが、本人は満足していない。自身とチームの課題に言及した。

「W杯で流れ乗るための“準備の場”」。長友佑都が語るキプロス戦の意義

今季セリエAで自身最多の5得点を挙げた長友。守備面だけではなく、攻撃面での成長にも自信をのぞかせ、心身ともに充実した状態で挑むブラジルW杯。その第一歩となるキプロス戦は重要な準備の場だ。

みなぎる自信、大久保は何をもたらすのか。「今の代表はゴール前に迫力がない。自分が入ってワクワクさせたい」

ブラジルW杯に向けた日本代表にサプライズ招集された大久保嘉人。約2年ぶりとなるザックジャパンでの合宿でも充実の表情を見せた。W杯本大会ではどのような活躍を見せくれるのか、まずはキプロス戦が試金石となる。

川島永嗣が背負う落選した仲間たちの思い。「憲剛さんの強い思いも知っていました」「23人の力だけじゃない」

二度目の世界舞台へ挑む川島永嗣。彼が口にしたのは、落選した仲間たちへの思いだ。特に中村憲剛とは川崎時代も共にプレーしており、特別な感情があるようだ。

内田がW杯へ込める4年分の思い。「4年間はホントに頑張ってきた。無駄にしたくない」

怪我で後半戦を離脱していた内田篤人。日本代表の合宿では順調な回復ぶりを見せた。再発の恐れもあるが、本人は手を緩めるつもりはない。そこには4年分の思いがある。南アW杯の悔しさを本人は忘れていない。

[インタビュー]遠藤保仁が背負う“未来”。「代表の影響力は大きい。僕らが日本を引っ張りたい」

遠藤保仁は過去2大会でW杯メンバーとなり、日本代表最多141試合に出場している。W杯とは何か。『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性』(カンゼン、5月16日発売)でインタビューを行い、本人に語ってもらった。

順調な回復を見せる吉田麻也。森重・今野との連携も不安なし「どっちでも大きな変化ない」

ブラジルW杯へ向けたザックジャパンにおける指宿合宿。左ひざを負傷し、プレミアリーグでの復帰は叶わなかった吉田だが、トレーニングでは順調な回復ぶりをアピールした。初戦の相手コートジボワールのキーマン、ヤヤ・トゥーレを封じるイメージも描きつつある。

再び世界が認める「KAGAWA」へ 香川真司選手のスキルと人間性が磨かれた少年時代を振り返る

現在イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドに所属し、日本代表としても10番を背負って攻撃陣をけん引する香川真司選手。海外にもその名前が認知されるほど、世界的プレーヤーになりましたが、いかにして香川選手が巧みなドリブルや高いスキルを身につけ、豊かな人間性を養っていったのでしょうか? 今回は香川選手の少年時代のお話を紹介します。

若手への気遣い、大久保の存在も“刺激”に。岡崎慎司に感じる大いなる自信

ブラジルW杯へ向けたザックジャパンにおける指宿合宿。今シーズン、マインツで15得点を挙げた岡崎は勝利への鍵を握る存在だ。不完全燃焼に終わった南ア大会を経て大きな飛躍を遂げ、心身ともに成熟した姿を見せた。

香川が語ったW杯へ向けたコンディション調整、そして大久保「嘉人さんは何でもできる。活かしたい」

ブラジルW杯へ向けたザックジャパンにおける指宿合宿。香川真司が口を開いた。今季はマンチェスターで不遇の時を過ごしていたが、果たしてコンディションの状態はどうなのか。そして注目される大久保嘉人についても言及した。

ザックジャパン回顧録。シャルケでベンチ外、ウズベキスタン戦の敗戦…重なる苦境も強さに変えた内田篤人

現在、負傷によって長期離脱を余儀なくされた内田篤人。それでも懸命なリハビリの末、今シーズン中の試合復帰に光が射した。彼の強い精神力の源はどこにあるのだろうか? 答えはシャルケで定位置を失った2012年にあった。

代表合宿で受けた強い刺激 雑草・川又堅碁はサプライズ招集を果たせるか?

昨年、Jリーグで23得点を挙げて一躍注目度の高まった、アルビレックス新潟・川又堅碁。今回、初めて日本代表の合宿に招集され、強い刺激を受けて代表へのモチベーションをさらに高めた。W杯でのサプライズ招集はあるのか?

ブラジル行きを諦めない――。W杯メンバー滑り込みへ、19歳・南野拓実が感じた手応えと課題

ザックジャパンの合宿に19歳にして招集された南野拓実。驚きの選出となったが、本人はいたって冷静で、むしろ自信すらうかがわせる。合宿で得た手応えと課題とは何か?

「今の代表には高さがない」。豊田陽平、鳥栖で磨いた武器で挑む、W杯への最後の戦い

サガン鳥栖でゴールを量産する豊田陽平。日本代表の合宿に招集され、最後のアピールに挑んでいる。彼の武器は高さ。今の代表にはない、彼だけが持つ特徴で、W杯メンバーに向けた戦いに挑む。

ザックジャパン回想録。試練を乗り越え成長、主力不在の最終ラインを力強く支えた吉田麻也

現在、クラブでの不遇と負傷によって自身のキャリアで最も苦しいシーズンを送る吉田麻也。この試練を吉田は乗り越えることができるだろうか。ロンドン五輪直後、主力不在となったW杯最終予選を経て大きな成長を遂げた12年夏を振り返る。

韓国代表コーチが語るギリシャの強さ。「韓国戦は控え選手多く参考にならない。セットプレーは脅威」

3月に韓国と対戦したギリシャ。ホームで敗戦し、日本が勝ち点を計算できる相手との見方もあったが、果たして本当だろうか。韓国代表でフィジカルコーチを務める池田誠剛氏は異を唱える。

フィジカルコーチに聞くW杯に向けたコンディション調整。出場機会減・けが人続出の日本代表は大丈夫か?

ザックジャパンのメンバーがここにきて負傷者が増えている。クラブで出場機会を減らしている選手もいるだけに心配なのはW杯へ向けたコンディション調整だ。欧州リーグが終わってからW杯開幕までの期間で果たして大丈夫なのか? 韓国代表でフィジカルコーチを務める池田誠剛氏に話を聞いた。

遠藤の後継者候補と言われた高橋秀人。“ザックの恋人”が挑むW杯へ向けたJでのラストアピール

FC東京の高橋秀人。かつてはザックジャパンにつねに招集され、遠藤保仁の後継者候補と言われていた。だが、山口蛍の台頭などにより最近では23人からも漏れている状況だ。W杯メンバーになるためのチャンスを掴むためにJリーグでアピールし続けるしかない。

「南アと同じ戦いはしたくない」。長友佑都が目指す真の強豪になるための挑戦

“引いて守ってカウンター”。日本代表がW杯史上最も結果を残した南アフリカW杯や、2012年欧州遠征でフランスを撃破したスタイルだが、長友は満足していない。世界の強豪国の仲間入りを果たすために追い求める「日本らしいサッカー」とは。

今野泰幸が感じたアジアと強豪国との差。「もっと精度を上げない世界には勝てない。上で勝負はムリ。下でつなぐしかない」

ザックジャパンにとって大きな収穫となった2012年の欧州遠征。フランスには辛勝し、ブラジルには惨敗。DFの主軸である今野泰幸はアジアとの差を感じたようだ。W杯に向けて、何をすべきなのか。

イメージトレーニングが活きたW杯最終予選。ザックジャパンを救った岡崎慎司の点取屋としての才覚

ザックジャパンで最も点をとっている男、岡崎慎司。代表を何度も救ってきた彼のゴールはイメージトレーニングから生まれた。ドイツで不遇のときにもゴールのイメージを膨らませてきた。

遠藤保仁の“切り札”起用の原点を探る。灼熱の中東で見せた攻撃センスの真骨頂と冷静な試合コントロール

ガンバではFWのような位置で出場。ザックジャパンでも後半から投入されるなど、遠藤の攻撃力を活かした“切り札”としての起用が増えている。ガンバでは西野体制時代にも見られたが代表ではこのような使われ方は初。原点はどこにあるのか?

大迫勇也はザックに何を求められていたのか?「DFとボランチの距離を広げるために動き続けていた」

ニュージーランド戦、1トップで先発出場した大迫勇也。ゴールはならず、評価を下げたと思われた。だが、彼にはザッケローニ監督から命じられたタスクがあった。

新ボランチの軸に、成長を続ける山口蛍「自分だったら“ここを埋めていた”というのはある」

長谷部を怪我で欠き、遠藤も万全ではない中で行われたニュージーランド戦。山口蛍は11月の遠征に続き、ザックジャパンのボランチとして先発した。東アジアカップで存在感を示した若き才能はボランチの軸となり得るほどの成長を見せている。

穴がないところに穴を開ける――。岡崎慎司が語る得点を生む極意

5日のニュージーランド戦で2得点。マインツでの好調そのままに代表でもゴールを生み出した岡崎慎司。彼はなぜ点がとれるのか。試合後に語った言葉にヒントがありそうだ。

【コメント全文掲載】日本代表、苦戦する香川、そして自身のミランでの不遇。本田圭佑が語った“乗り越えるべき壁”

ニュージーランド戦のあと久しぶりに本田圭佑が口を開いた。日本代表、香川へのPK譲渡、キャプテンとしての長友、そしてミランでの自身の不遇。約11分間にわたって語ったコメントを全文掲載する。

守護神・川島が語る本田への絶対的な信頼「ビッグクラブなら批判は当然。今の状況も彼なら確実に超えていく」

ニュージーランド戦が迫るなか、守護神の川島永嗣が口を開いた。香川と本田がクラブで苦戦し、その影響が心配されるが、川島はそれを一蹴した。彼が語ったのはエースへの信頼だ。

達観した香川、代表戦に向けたあくまでポジティブ「こんな大きな壁はない。乗り越えて成長できる。人生と一緒」

5日に行われる代表戦を前に香川真司が口を開いた。マンチェスター・ユナイテッドで不遇の時を過ごす日本の10番だが、メンタルは極めて前向きだった。悲壮感はなく、試合ができる喜びを感じているようだった。

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