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元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

こいつらを超えたい――。ブラジル戦大敗にも“生き様”を示す本田「不可能ではないことを見せる」

ブラジルを相手に0-4と完敗を喫した日本代表。過去3試合ではキャプテンマークを巻いた本田圭佑だが、この試合ではベンチスタート。当然、悔しさもあったはずだが、アギーレ監督の判断に理解を示した。

念願の1トップで勝負をかける岡崎。「点を取りたい」。ブラジル戦での得点が『自分の生きる道』を示す

ジャマイカ戦では念願の1トップで先発した岡崎慎司。しかし、得点という結果を残せてはいない。ブラジルW杯での惨敗後、勝利を追求する重要性を痛感したが、14日のブラジル戦で勝利を挙げるためには岡崎の得点は必須だ。

「競争は常に感じる」。西川との守護神争いに刺激を受ける川島。過去2戦7失点のブラジル戦リベンジへ奮い立つ

9月のベネズエラ戦で致命的ミスを犯した川島永嗣。10日のジャマイカ戦では久々にベンチを温めたが、西川周作とのポジション争いは始まったばかり。過去2試合で計7失点を喫したブラジルを相手にリベンジに燃えているはずだ。

「まるで20年も経験を積んだかのよう」。アギーレも称える柴崎の戦術眼。香川不在のブラジル戦は将来への試金石に

日本代表で存在感を高めている柴崎岳。ハビエル・アギーレ監督もジャマイカ戦のパフォーマンスを絶賛している。ブラジル戦では香川真司が離脱となったため、より大きな期待が集まる。

「香川をサポートする1つの要素に」。細貝の真骨頂は“黒子に徹する”。「彼がより攻撃的に出来るように」

アギーレ体制では重要な存在となる細貝萌。ジャマイカ戦、ブラジル戦ではアンカーとして起用されることが濃厚。中盤でトライアングルを形成する香川真司をサポートすることへの意欲を語った。

日本代表の攻守のキーマンとなる森重真人選手が歩んだ少年時代

本職はDFながらアギーレJAPANではMF登録の森重真人選手。とはいえ、少年時代はGKやFWもこなす選手だったユーティリティープレーヤーの少年時代を振り返る。(『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.32』から一部抜粋)

「1トップで勝負」。ストライカーとして決意を新たにした岡崎。絶対的存在となるために「自分主導でやりたい」

アルベルト・ザッケローニ監督の下では不動のレギュラーだったものの、本職ではない右サイドで起用された岡崎慎司。一方で、クラブではセンターFWとして得点を量産。アギーレ新体制では本職でのプレーを第一に考えている。

「相手に主導権を握らせる」。W杯の惨敗を経て、長友の心境にも大きな変化。多彩な戦いが出来るか、ブラジル戦は絶好の試金石

長友佑都は、ブラジルW杯終了後に代表引退も考えたという。しかし、現在では気持ちを切り替えて再起を賭けている。「主導権を握る戦い」を追求した前体制から「主導権を握らせることも1つの手」と価値観も大きく変化した。

「自分にとってはプラスばっかり」。“アンカー”森重、吉田離脱でCB起用か。「両方できることを示したい」

ハビエル・アギーレ監督により新体制第2弾、森重真人はMFとしての招集となったが、吉田麻也の負傷離脱によってセンターバックでの起用が有力となっている。本人も複数ポジションでの起用を前向きに捉えているようだ。

「しぶとく泥臭く守る覚悟」を植えつけるも、直面した宿敵・韓国の壁。五輪予選へ問われる手倉森監督の手腕

宿敵・韓国に0-1で敗れたU-21日本代表。守備面では一定の評価を与えたものの、攻撃面では課題が浮き彫りとなった。五輪予選を通過するためにもノルマだった4強進出を果たせず、チーム改革が必要なことは明白だ。

「キレイなサッカーだけじゃ勝てない」。韓国戦で力の差を痛感した鈴木武蔵。「アグレッシブに戦う意識を持たないと」

アジア大会準々決勝で開催国・韓国に敗れたU-21日本代表。この大会で通算5得点を挙げる活躍を見せた鈴木武蔵だが、韓国戦では力の差を痛感したという。

代表初得点の武藤、得点は「決まっちゃった」。時が止まった感覚を覚えた。代表定着へ「気持ちを引き締め直して謙虚に」

ベネズエラ戦でアギーレ体制のチーム初、そして自身代表初得点を挙げた武藤嘉紀。Jリーグでも今季デビューを果たしたばかりながら、一躍注目の的となった。しかし、本人も個々からが本当のスタートだと理解している。

「FWはやっぱり一番はゴール」。W杯での無念を糧に成長誓う大迫。アギーレ体制初出場でチーム初得点を狙う

ウルグアイ戦で出場機会の無かった大迫勇也だが、アギーレ体制2戦目となるベネズエラ戦では先発出場が濃厚。W杯での無念を晴らすため、1部ケルンに新天地を求めたが、成長ぶりを示せるだろうか。

「日本の現状を俺らが変えていかないといけない」。W杯の惨敗から成長を遂げた柿谷。勝利を追求する姿勢を示す

ウルグアイ戦では後半31分からの出場に留まった柿谷曜一朗。9日のベネズエラ戦ではウイングとしての先発が濃厚となっているが、勝利へのこだわりを強くしている。

「やれることは証明できた」。アンカー起用にもプレーの幅広さを示した森重。「どこでも自分の役割を全うする」

ハビエル・アギーレ監督の初陣、ウルグアイ戦でアンカーに起用された森重真人。長谷部誠の離脱によって巡って来たことは事実だが、この驚きの起用にも冷静さを失わず対処。アギーレ監督からも高い評価を得ている。

“キャプテン”本田、黒星に不完全燃焼も責任感。「気持ちを抑えながら、お互いがお互いのパートでしっかり任せ合う」

ハビエル・アギーレ監督の初陣となったウルグアイ戦、キャプテンマークを巻いたのは本田圭佑だった。新たな監督の下、右ウイングという新たなポジションに主将として臨んだ初陣で何を思ったのだろうか。

岡崎「普通のことだし新鮮」。本田らとの右サイド争いに意欲。アギーレ監督の4-3-3システムにも手応え示す

ザッケローニ体制では右サイドの主力として重宝され続けた岡崎慎司。しかし、アギーレ監督が採用を明言している4-3-3では本田圭佑とのポジション争いを求められる可能性が高まっている。

長友「アグレッシブで素晴らしいサッカーが見せられる」。ブラジルでの号泣から2カ月、アギーレ体制に手応え掴む

ブラジルW杯での惨敗に涙を流した長友佑都。コートジボワール戦では相手の徹底した対策になす術無く封じられたものの、アギーレ体制ではその課題もクリアしていこうという強い意欲を持っている。

アンカー最有力の細貝、「中盤の選手として考えてもらっている」。W杯落選の屈辱を糧にアギーレ体制のキーマンに

ハビエル・アギーレ監督によって代表復帰を果たした細貝萌。ブラジルW杯は「アンカー的な特性」故に落選したものの、新体制では逆に武器となる。若手をサポートする意思も示し、アギーレ監督の求める献身性は随一の存在だ。

代表新主将候補の吉田「競争に勝っていきたい」。クラブ&代表でのポジション争いに意欲燃やす

ハビエル・アギーレ新監督率いる新たな日本代表が始動。合宿初日から練習に参加した吉田麻也は、新たな競争に意欲を燃やしている。新キャプテンへの就任も予想される中、1月のアジア杯、そして4年後のロシアW杯へ第一歩を踏み出した。

ザックジャパンの軌跡 蒼き戦士たちの躍進とブラジルでの敗北、そして未来

本田、香川、長谷部、内田、長友ら主力選手が語る、成功と失敗
日本代表を追い続けた記者によるザックジャパンの4年間

10番としての責任、そして挫折。香川が感じた本当のトップとの差。「もっと厳しい環境で勝ち取るしかない」

エースとして期待されながら、1ゴールも挙げることが出来ずに初のW杯を終えた香川真司。マンチェスター・ユナイテッドでの苦しいシーズンに続いて屈辱的な思いを味わったなかで、何を思ったのだろうか。

「4年間は大きく間違っていた」。軌道修正の必要性を語った本田。「正解は何なのか…。もう一度、一から見つけたい」

コロンビア戦から一夜明け、本田圭佑が心境を語った。自分たちのサッカーに自信を持ち、優勝を公言しながら勝ち点1で敗退した現実。この4年間のアプローチは間違っていたのだろうか。

「シャルケの方がいいプレーできる。なんでかな…」。内田が抱える違和感。「代表引退」発言の裏にやり切れない思い

1-4と完敗を喫したコロンビア戦。この試合の後、代表引退を匂わせる発言をした内田篤人。その発言の裏には、代表とクラブでのプレーに対する違和感からくるものだった。

「W杯に出られる幸せを噛みしめて」。吉田が語った覚悟。コロンビア戦勝利へ「走れなくなるまで走る」

日本時間25日午前5時にキックオフとなるコロンビア戦。グループリーグ突破のためには勝利が最低条件となったが、吉田麻也は改めてこの試合への意欲を口にした。

避けたいドイツの二の舞い。8年前を知る男・遠藤の決意「死に物狂いでやるような雰囲気に自分たちで持っていきたい」

2戦を終え、勝ち点1。3戦目に勝利が絶対条件の今大会は、ドイツ大会と状況が似ている。その8年前を知る男、遠藤保仁は何を思うのか。日本代表の生き証人とも言える遠藤はあくまでも前向きに決戦への決意を固めている。

キャリアの“集大成”コロンビア戦に挑む、本田圭佑の覚悟。「引いては勝てない。最後の1分まで諦めない」

勝ち点3が絶対条件のコロンビア戦を前に本田圭佑が口を開いた。可能性は少なくなったが彼は諦めていない。他力ではあるが、彼は突破の可能性を信じている。集大成とも語ったコロンビア戦の覚悟に迫る。

なぜ10人の相手を崩せなかったのか? キャプテン長谷部が語るギリシャ戦で足りなかったこと

勝ち点1を分け合った日本対ギリシャ。長谷部誠は相手が退場したことでより難しくなったと語る。本来、数的優位で有利となるはずが相手の術中にはまってしまった要因とは。

「短期決戦で結果を出せる力がなかった」。無得点を悔やむ岡崎。ギリシャ戦ドローの責任を語る

0-0に終わったギリシャ戦。右サイドで先発し、途中からは1トップの位置に入りながら得点を挙げることが出来なかった岡崎慎司は何を思うのか。その胸中を語った。

ギリシャ戦、問われる10番の真価。香川が誓った雪辱「ここで気持ち折れようなら4年間は何だったのか」

コートジボワール戦では守備に忙殺され、シュートゼロに終わった香川真司。しかし、目前に迫った第2戦ギリシャ戦に勝つためには香川の活躍が不可欠だ。

吉田、ギリシャ戦へ強い決意「後ろから安定感をもたらしたい」。パワープレーにも意欲「俺、得意だもん」

明後日に迫ったギリシャ戦。DF吉田麻也が意気込みを語った。彼はコートジボワール戦を分析するとともにギリシャを封じるために自分のタスクを分析。また、賛否を呼んだパワープレーにも言及した。

メンタルの脆さを敗因に挙げた本田。「改善するのはそんなに難しい作業ではない」。仲間を信じ、ギリシャ粉砕を誓う

コートジボワール戦から2日、本田圭佑が口を開いた。自身の得点で先制しながらも、逆転負けを喫した要因にメンタルの問題を挙げたが、仲間を信じる気持ちは変わらない。攻撃的なスタイルでギリシャ撃破を誓った。

ドイツを知る男、遠藤が語る“切り替え”の重要性。「気持ち切れるのは良くない。落ち込んでもしょうがない」

敗れたコートジボワール戦。後半途中から出場した遠藤保仁は何を思うのか。彼が語ったのは気持ちの切り替えだ。ドイツの知る男はいかにポジティブさを保てるかを語る。

「麻也とモリゲだけの責任じゃない」。CBを擁護する内田。「失点はチーム全体の責任」

現地時間14日のW杯初戦コートジボワール戦で1-2と逆転負けを喫した日本代表。この試合でフル出場した内田篤人は、試合後の取材で気丈に振る舞った。

「特攻隊長的な役割は僕がやるべき」。岡崎が語る自己犠牲の精神。「そういう自分がチームのストロングポイントになる」

いよいよ目前に迫ったコートジボワール戦。勝利へのカギを握るのは岡崎慎司だ。4年前の南アフリカ大会では、直前でスタメン落ちしたものの、その苦い経験を乗り越えて大きな成長を遂げた。犠牲心や献身的姿勢を前面に押し出す黒子のストライカーの大仕事に期待したい。

2大会連続主将の長谷部、“日本サッカーのスタイル”を追求「未来もこのサッカーで戦っていくんだというものを示したい」

2大会連続で主将としてW杯に臨む長谷部誠。間近に迫ったコートジボワール戦に間に合うのか気がかりだが、本人は日本サッカーの未来につながる戦いを追求している。

「今のチームは自分だけではなく他の選手も得点できる」。信じあえる仲間とともに本田が見る未来

3日後に迫ったコートジボワール戦を前に口を開いた本田圭佑。未だ周囲には雑音が多いが、メディアにも同じ日本人として共に戦うことを呼びかけた。常に強気で攻撃的なスタイルを求めた本田が真骨頂を見せる時は近い。

「23人じゃなくて、25人」。献身的にチームをささえる権田修一。“第3GK”が語るチームで戦う意味

常に日本代表に招集されながらも出場機会の無かった権田修一。エリート街道を進んだ彼にとって、この状況は難しいものだ。それでも「素晴らしい経験だった」と語る縁の下の力持ちの存在は大きなプラスだ。

松井大輔からW杯に挑む日本代表へのメッセージ「絶対に勝ってほしい。コートジボワールの自爆願う」

前回大会で松井大輔は何を体験したのか。その経験が今の代表にも活かされるはずだ。松井は今、ザックジャパンに何を思うのか。(『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る』より)

香川真司が背負う10番の責任「期待を感じるし、注目は嬉しい。楽しんでプレーしたいし、できる自信ある」

ブラジル入りした日本代表。香川真司が取材に応じ、今の心境を話した。彼自身は無心の状態で挑みたいという気持ちがあるようだ。そして、自分が背負う10番についても語った。

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