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元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

日本代表キャプテン・長谷部誠選手に見るチームリーダーの資質とは

3月6日発売となる、『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.36』(カンゼン刊)では、「チームプレー」を特集テーマに、日本代表には欠かすことのできないキャプテン・長谷部誠選手のリーダー像について描いている。長谷部選手がリーダーとして、周囲から頼られる理由はどこにあるのでしょうか。

「プロセスや内容重視」もベテラン主体。ズレが生じた強化策と現場。求められる将来への若返り

アジア杯連覇を目指した日本代表は、準々決勝で敗退。ハビエル・アギーレ監督は大会前に「勝ちに行く」と宣言していたものの、結果を受けて霜田正浩技術委員長は「内容重視」だったとトーンダウン。3年後のW杯へ明確なビジョンの下、若返りが求められる。

「完成度は高かった」。ネガティブにならない本田。柴崎へのPK譲渡に見る未来への希望

連覇をかけて臨んだアジア杯。日本はPK戦末、準々決勝でUAEに敗退を喫して大会を去った。圧倒的な存在感でチームをけん引してきた本田圭佑は、PK戦で1番手を務めるもまさかの失敗。それでもチームの前進に胸を張った。

長友が見せた会見での長い沈黙。その裏に隠されたW杯後の複雑な思い。アジア連覇がその答えに導く

日本代表は、準々決勝でUAEと対戦する。前日会見に出席した長友佑都は、ブラジルW杯後から今大会までの心境を問われると沈黙してしまった。その裏にある複雑な思いとは?

小学生時代はセンタフォワードだった!? 知られざる吉田麻也の少年時代

アジアカップ2015のグループリーグを無失点で首位に立った日本代表。守備陣の中でもブラジルワールドカップの苦い経験をした吉田麻也は、今大会でそのワールドカップの屈辱を晴らしたいところ。そんな吉田の原点はどこにあるのか。少年時代のお話を『僕らがサッカーボーイズだった頃 プロサッカー選手のジュニア時代』より一部紹介する。

個の力を集団で発揮するために――。本田圭佑を変えた星稜高校3年間のサッカー生活

アジアカップ予選リーグ3試合連続得点をあげる活躍を見せる本田圭佑。出身校である石川県の星稜高校サッカー部は12日に全国一を果たしたが、その星稜高校率いる河崎護監督の指導の中で本田はどう作り上げられていったのか。星稜高校の指導スタイルに迫る。(『高校サッカー監督術』より一部抜粋)

「心強い」「アシストできて嬉しい」。本人以上に仲間が喜んだ香川の1点。ここが真のスタート

アジア杯グループステージ最終節、ヨルダンを2-0と下した日本は、香川真司に待ち望んだ1点が生まれた。当然、本人も安堵の表情を浮かべたが、本田圭佑を筆頭に苦悩する背番号10の得点を仲間たちが喜んだ。

代表151戦目を迎える遠藤。ヨルダン戦へ、広い視野と余裕で苦悩する香川を後押し

日本代表は、決勝トーナメント進出のかかるヨルダンとのグループステージ最終戦を迎える。イラクとの第2戦では国際Aマッチ150試合という大記録を打ち立てた遠藤保仁。ゴール欠乏症に苦しむ香川真司へのサポートを誓った。

「優勝していい月にしたい」。31回目の誕生日を迎えた長谷部。主将、アンカーとしてチームをけん引

アジア杯グループステージ最終戦のヨルダン戦を前に31歳の誕生日を迎えた長谷部誠。主将としての重責を担う中で、最も重要とも言えるアンカーとしてチームを大会連覇へ導くことが求められる。

阪神大震災から20年――。地元・大阪で被災した本田が語る胸中。全力で生きることを再認識

イラクとのアジア杯グループステージ第2戦から一夜明けた1月17日は、阪神・淡路大震災からちょうど20年。当時、大阪・摂津市の実家で被災した本田圭佑がその胸中を語った。

大器晩成の男・遠藤、ついに代表150戦達成。衰えぬ意欲、百戦錬磨の老獪さが日本を勝利へ導く

アジア杯グループステージ第2節、イラク戦でも異彩を放つプレーで勝利に貢献した遠藤保仁。この試合では、代表キャップ150試合も達成。その百戦錬磨の老獪さで日本の勝利に不可欠な存在となっている。

「決めますよ、彼は」。日本の10番・香川に太鼓判を押す長友。信頼が勝利を引き寄せる

日本代表は、イラクとのアジア杯グループステージ第2戦を迎える。ここまでアギーレ体制ではゴールのない香川真司だが、長友佑都はサポートする意思を示した。

ピルロ級のゲームメイクに守備力も。高み目指す長谷部、「アジアレベルとの確固たる違い」示せるか

16日にイラク戦を迎える日本代表。主将の長谷部誠は、チームに対して臨機応変に戦えることを求めた。そして、自らにはシャビ・アロンソやピルロ級のゲームメイク力に加えて2人以上の守備力を発揮するという目標を設定した。

全国V星稜魂健在の本田&豊田。高校サッカーで培った精神力がアジアの頂点に導く

日本代表がアジア杯初戦でパレスチナを下した同日、本田圭佑と豊田陽平の母校・星稜高が初の全国制覇を果たした。Jユース重視の傾向が強まる現在でも、代表メンバーには高校サッカー出身者は多い。高校3年間で培った精神力が世界で通用することの証だ。

2015年3戦連続先制弾。“天職”インサイドハーフで圧巻の動きを見せる大ベテラン遠藤

アジア杯初戦のパレスチナ戦、日本代表は遠藤保仁の先制弾を皮切りに4得点を奪って勝利を収めた。練習試合を含めて2015年に入って3戦連続先制点を決めている遠藤にとって、インサイドハーフというポジションは天職といえる。

「どれだけ走れるか、犠牲になれるか」。初戦パレスチナ戦へ、長友が見せた悲壮な覚悟

ついに日本代表は、アジア杯の初戦でパレスチナを迎える。ここまでメディアに対して口を開かなかった長友佑都だが、その裏にはW杯の惨敗によって生まれた悲壮な覚悟があった。

エゴイストからフォア・ザ・チームへ。紆余曲折を経て成長遂げた乾貴士

いよいよ2日後に迫ったパレスチナとの初戦。今大会は、左WGの先発候補である乾貴士にとって、代表レギュラー定着の大きなチャンスとなる。紆余曲折を経て精神面も成長。フォア・ザ・チームに徹して貢献する意欲を示した。

「プロですから」。連係確立への自信。偉大な先輩・中山雅史に見せた本田のプライド

ついにアジア杯が開幕した。12日には、日本代表の連覇へ向けた戦いもスタートする。そのカギを握るのは本田圭佑。試合会場での練習後、中山雅史氏との掛け合いに意地とプライドをのぞかせた。

香川&遠藤コンビの牙城を崩せるか? 強烈アピール続ける清武&今野

アジア杯の初戦、パレスチナ代表戦まであと4日に迫ったアギーレジャパン。リラックスする時間過ごす一方、虎視眈々と定位置確保を狙う選手がいる。攻守の要となるインサイドハーフのポジションでは、今野泰幸と清武弘嗣が強烈なアピールを続けていた。

「自分はいつもチャレンジャー」。プレミア挑戦に意欲を燃やす岡崎。1月移籍の可能性も示唆

日本代表がアジア杯事前合宿を行う中、岡崎慎司にプレミアリーグからの興味が報じられた。これまで、香川真司を筆頭に多くの日本人が苦しんできたリーグだが、岡崎は自らの力を試すためにも挑戦に意欲を見せた。

「絶対にやれる」。インフルエンザも自信持ち続けた柴崎。遠藤、香川との競争勝ち抜く

オーストラリアでアジア杯事前合宿を行っている日本代表。インフルエンザの影響で合流が遅れていた柴崎岳がチームに復帰。出遅れたものの、代表レギュラー定着へ高い志を見せた。

DF陣の底上げへ。昌子&植田…若手との生存競争に刺激受ける吉田「彼らに負けるつもりはない」

ここ4年、固定されたメンバーで戦ってきた日本代表。しかし、アジア杯に臨むメンバーには若手も名を連ねた。特に、昌子源や植田直通が成長著しいCBは競争激化の期待が高まる。DF陣のレベルアップのためにも吉田麻也には若手に負けないパフォーマンスが必要となる。

「真司にとっても我慢」。本田も理解を示す香川の苦悩。新たなポジションをモノにできるか

オークランド・シティとの練習試合を2-0で制した日本代表。しかし、香川真司はいまだインサイドハーフへの順応に苦しんでいる様子だった。アジアでの戦いと通して新たなポジションを自らのモノとできるだろうか。

「不可解なジャッジも起こらないとは限らない」。川島が語るアジアで戦う難しさ

千葉県内での第1次合宿に臨んでいた日本代表。国内最終日で、川島が完全合流した。アジアでの戦いを知っている守護神は、この大会の難しさ、そしてどう戦っていくべきか、を語った。

「結果と内容、どっちも求める」。アジア杯で二兎追う本田圭佑。さらなる高い壁への挑戦

1月1日、日本代表合宿で本田圭佑が口を開いた。目の前に迫ったアジアカップに向け、元日だからこその思いがあるようだ。W杯とも違う思い、大会への意気込みを語った。

複数システムも問題なし。アジアで勝つために、求められる遠藤のベテラン力

アジアカップは難しい大会だ。日本は前回王者で優勝候補とはいえ、簡単に勝たせてくれる相手などいない。また、新体制になって日が浅い状況で挑むという難しさもある。そこで重要になってくるのがベテランの存在だ。34歳、遠藤保仁は何を思うのか?

「結果出なければ自分の責任」。岡崎が抱く“前でやり切る覚悟”。アジア制覇へ、エースの意地と誇り

日本代表現役トップの得点数を誇る岡崎慎司。マインツでは好調を続け、チームを牽引している。彼が抱いているのはエースとしての覚悟だ。1トップの座を譲るつもりはない。そして、日本をアジア制覇へ導くべき、強い覚悟を持っている。

「心の整理はできている」。アギーレ八百長問題も大会に集中。豪州での爆発を誓う香川

日本代表は29日、アジアカップへ向けた国内合宿を開始。ハビエル・アギーレ監督の八百長疑惑が騒がれている中でのスタートとなったが、香川真司は自らの不振脱却のためにも集中して大会に臨む意思を示した。

レッズの守護神・西川周作選手の軌跡をたどる。小学生から始めたゴールキーパーと自分

オシムジャパン時代の2006年に日本代表初招集を受け、2009年10月の香港戦(清水)で国際Aマッチデビューを果たして以来、西川周作(浦和)は日本を代表する名GKとして確かな実績を残している。大分県宇佐市で育った小中学校時代はGKコーチ不在の環境で練習に勤しみ、大分トリニータのアカデミーでその才能を大きく開花させた彼に自身の少年時代を振り返ってもらった。(『ジュニアサッカーを応援しよう! Vol.33夏号より一部転載』)

課題指摘も「一歩前に進める。連覇に挑戦したい」。本田が語った、アジア杯へ向けてポジティブになる理由

ライバルであるオーストラリアを2-1で下した日本代表。先発出場した本田圭佑はこの試合をどう受け止めたのか? 現状の課題が語られたが、全体的に彼はポジティブにとらえているようだ。その理由とは?

「やっとちょっと踏み出せたかな」。1年以上追い求めてきた1点を奪った豊田。豪州戦でより大きな自信を

2013年7月25日の東アジア杯オーストラリア戦で代表初出場を果たした豊田陽平。ホンジュラス戦では待望の代表初ゴールを決めた。そして、18日には代表デビューの相手と再戦。日本屈指の強さと高さでアピールに意気込む。

「サッカーに年齢は関係ない」。代表定着へ貪欲さを高める武藤。「ゴールを決めることが“仕掛ける”という意味」

ブラジルW杯メンバーが起用されたホンジュラス戦で新戦力では唯一先発した武藤嘉紀。年齢も経験も大きく上を行くベテランに囲まれても、持ち味の積極性は失われていない。代表定着へゴールやアシストを決める意思を示した。

「シャビ・アロンソのプレー集を見た」。アンカーという新たな役割に挑む長谷部。豪州戦は最初のハードルに

ブラジルW杯以来の代表戦出場を果たした長谷部誠。ハビエル・アギーレ監督率いる新チームでは、30歳にしてアンカーという新たなポジションに挑戦する。

「若手は力不足を痛感させられた」。酒井高も脱帽の34歳司令塔。遠藤の存在価値を再認識させたホンジュラス戦

遠藤保仁は、ブラジルW杯以来の代表復帰戦となったホンジュラス戦で得点を決めるなど、その存在感を示すパフォーマンスを披露した。一度は代表キャリアの終焉も予感されたものの、アジア杯、さらには18年ロシアW杯でのリベンジまで期待は膨らむ。

「ゴールに直結するプレーを」。初の横並び、遠藤とのコンビで“真の香川真司”を取り戻すか

10月2連戦で代表復帰したものの、ブラジル戦は脳震とうの影響で欠場となった香川真司。クラブではドルトムントに復帰したものの、かつての輝きは取り戻せていない。代表復帰を果たした遠藤保仁とのコンビで得点を奪えるか。

10月2連戦を欠場、クラブでは再びベンチ…。ゼロからの競争に挑む吉田。“大好きな場所”豊田で勝利を誓う

これまで日本代表不動のCBとして君臨してきた吉田麻也。しかし、積極的に新戦力を抜擢するハビエル・アギーレ監督によってポジション争いは熾烈に。新たな競争のスタートラインに立った。

「周りに自分を見て欲しい」。“1トップ岡崎”が前線をリード。攻撃の絶対的な軸としてアジア杯優勝を目指す

これまでは右サイドを主戦場としてきた岡崎慎司だが、ハビエル・アギーレ監督の下では1トップとして起用。“黒子”から“絶対的な軸”として意識に変化も生まれた。この2連戦はアジア杯に向けて重要な試金石となる。

メディアの報道姿勢に一石を投じた内田。“代表引退報道”に対する不信感を口にした真意とは?

ブラジルW杯後、“代表引退発言”が報じられた内田篤人。しかし、それは本人の気持ちとは異なった形で一人歩きしたものだった。そして、代表復帰を果たした今回、内田は誇張された報道に不快感を示した。

“雑草軍団”松本山雅、初のJ1へ。緻密な指揮官・反町康治、サッカー不毛の地で埋もれた才能を再生

反町康治監督の下、クラブ初のJ1昇格を果たした松本山雅。就任当初、選手・施設の質ともにトップレベルとは程遠い状態だったものの、地道な努力の結果、就任3年目で大きく改善。最高の成果を手にした。

タイで奮闘する岩政「成功ならJを超える年俸、失敗なら行き場を失う…」。リスキーな環境で自信を取り戻す

今季、10年間を過ごした鹿島アントラーズを離れてタイのBECテロ・サーサナに入団した岩政大樹。欧州元代表選手もひしめくハイレベルなリーグで確かな成功を掴んだ。

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