フットボールチャンネル

元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

日韓戦、勝利のカギは“ボランチ・柴崎”。司令塔に託された攻守におけるゲームコントロール

日本代表は5日、東アジア杯で韓国代表と対戦する。2日の北朝鮮戦に敗れた日本にとっては、大会2連覇に向けて韓国戦は絶対に勝利しなければいけない一戦だ。選手は北朝鮮戦の敗因を口々にするが、日韓戦のカギを握るのは柴崎岳だろう。

敗因は「遠藤保仁不在」。落ち着かない中盤、変化のないリズム。MF陣に求められる構成力の向上

中国・武漢で行われている東アジアカップ。日本は初戦で北朝鮮と対戦して1-2と逆転負けを喫した。6月のシンガポール戦と続いて2試合連続で結果を出せなかった要因には中盤の構成力が挙げられる。この先、ハリルホジッチ監督があえて外す遠藤保仁の穴を埋めることはできるのだろうか。

東アジア杯のキーマン、“ゲームメーカー”山口蛍。連覇のカギは「チームの総合力」

北朝鮮戦で幕を開ける東アジアカップ。連覇のかかる今大会、キーマンとなるのは前回大会でMVPにも輝いたMF山口蛍だ。フルメンバーの中では立場は厳しくなりつつあるが、経験の少ないメンバーをけん引し自らもアピールすることができるだろうか。

本田、香川、岡崎不在。宇佐美は得点源となれるか。川又、永井、興梠、浅野…サバイバルの行方は?

中国・武漢で開催される東アジアカップ。今大会では、これまで日本代表を牽引してきた欧州組が不在。国内組のみでの編成となるため、宇佐美貴史は最大の得点源として期待がかかる。

「間違いなく結果は出る」。トップ下での自信深める本田圭佑、新監督のもとで掴んだ“感覚”

ミランは中国で開催されているインターナショナルチャンピオンズカップでレアル・マドリーと対戦した。試合はスコアレスで90分を終え、PK戦の末に敗れてしまったが、本田圭佑は今大会を通じて大きな手応えを掴んだようだ。

厳しい立場の長友。レアル戦起用法は「左MFで8分間」。完全復活へ、移籍が最善の選択肢か

インターナショナル・チャンピオンズカップでレアル・マドリーと対戦したインテル。ロベルト・マンチーニ監督はベストメンバーを起用した格好だが、長友佑都の名前はなかった。移籍の噂が絶えない今夏、新天地を求めることが本人にもプラスとなるだろうか。

本田、MOM選出で好印象も安泰でないトップ下。長友は移籍の可能性否定せず「自分を欲してくれるなら…」

中国で行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ。ミランとインテルによるミラノダービーはミランが1-0で勝利。トップ下の本田圭佑、左SBの長友佑都と同時先発した両者のクラブでの立ち位置はどこなのだろうか?

戦況変えられなかった采配、整わなかったコンディション…。指揮官のマネジメントの是非を問う

W杯アジア2次予選の初戦となったシンガポール戦。日本代表は20本以上のシュートを浴びせながら0-0に終わったが、ハリルホジッチ監督による試合中の采配、合宿でのハードトレーニングは本当位正しかったのだろうか?

「このままではいけない」。危機感を口にした香川。苦悩のW杯から光り輝くW杯への第一歩へ

ついに始まる2018年ロシアW杯への道のり。シンガポールとの初戦は背番号10を背負う香川真司にとって、苦しみ抜いたブラジルへの4年間を乗り越えるためにも重要な一戦となる。

3年後もトップへ、自信見せた長谷部。ラームにロッベン、リベリ、ヤヤ・トゥーレ…同い年に刺激

2018年ロシアW杯に向けた長い道のりがスタートする。主将の長谷部誠は、アジア予選に向けた意気込みを語るとともに、34歳となる3年後のW杯も主力として迎えることへの自信を見せた。

本田とサイド形成する宇佐美「憧れてばかりいられない」。対等な存在へ、自らも“武器”となる

18年ロシアW杯に向けた長い戦いが16日にスタートする。これからの日本代表にとって、中心となるべき選手は宇佐美貴史だ。今はサイドを形成する本田圭佑の存在の大きさを感じているが、自らも武器となる意欲を語った。

“ポスト内田”は誰だ?「日本のダニ・アウベス」酒井宏樹が挑むし烈なサバイバル

長く日本代表の右SBを担ってきた内田篤人だが、右膝の負傷の影響でここ最近は遠ざかっている。そのため、ポジションを狙う選手にとっては絶好のチャンスといえるが、酒井宏樹もその1人だ。

「岳には高い要求を」。苦い経験を糧に“風通しの良い代表”を築いた本田。若手とともに自らも成長

11日に行われたイラク戦。本田圭佑の先制ゴールをアシストしたのは、若手の柴崎岳だった。試合後、本田自身も柴崎への大きな期待を寄せるとともに高い要求を出していることを口にした。

「背番号11=宇佐美」代表初先発有力。カズを超越する存在へ、新たな伝説の第一歩

ヴェイッド・ハリルホジッチ監督の下での3戦目となるイラク戦。前日練習で主力組には宇佐美貴史も名を連ねた。元指揮官によって代表デビューを果たした宇佐美にとって、先発となれば初。それでも本人は活躍に自信を示した。

「いい影響になれば」。指揮官の取材規制に理解示す本田。全てを前向きに捉え約2年ぶりFK弾に意欲

今回の合宿から取材規制が設けられた日本代表。本田圭佑は指揮官の判断を前向きに捉えていた。そして、武器であるはずのFK弾が代表では約2年間遠ざかっていることへの責任感を口にするとともに、今回の2連戦で長いトンネルから脱出することへの意欲を示した。

東京のエースから日本のエースへ。若きアタッカー武藤嘉紀の原点

昨年、大学生Jリーガーとして注目され、瞬く間に日本のトッププレーヤーとしてのぼりつめた武藤嘉紀選手。少年時代に武藤選手の指導にたずさわったコーチから話を聞くと、武藤選手は少年時代から洗練された選手だったという。(『ジュニアサッカーを応援しよう! Vol.37夏号より一部転載』)

マインツ移籍の武藤「FWとして全ての能力が高い」。先輩・岡崎の高い意識を貪欲に学ぶ

横浜で行われた日本代表合宿には国内組も参加。その中には、もちろん武藤嘉紀の姿もある。来季、マインツへの移籍を発表した武藤は、同クラブの先輩となる岡崎慎司から学ぶ意欲を語った。

バルサMSNに刺激を受けた香川。「自分自身にも強く要求を」。厳しい姿勢で高みを目指す

代表合宿の厳しい練習の中、香川真司はチャンピオンズリーグ決勝をテレビ観戦。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの3トップがユベントスを相手に見せた決定力に刺激を受けていた。

「浦和が強いのも嬉しい」。古巣に刺激を受ける原口。激戦区のサイドで定位置奪取を誓う

今季終盤、ヘルタ・ベルリンで出場機会を増やし、代表復帰を果たした原口元気。加えて浦和レッズは、J1の1stステージで優勝目前。古巣の好調ぶりに刺激を受け、代表定着と定位置奪取を目指す。

テーマは『勝ち癖』。指揮官に共感する本田。「名誉挽回のチャンス」ロシアへ向け圧巻の存在感を

欧州組も10人となった日本代表合宿。ロシアW杯へ向けた第1歩を踏み出す中、本田圭佑はハリルホジッチ監督の「勝ち癖をつける」という意図を察知し、共感する姿勢を示した。

「改めて技術が大事」。指揮官の高い要求で闘争心に火をつけた『サッカー小僧・岡崎』

ロシアW杯を目指す日本代表において、1トップの最有力候補となるのが岡崎慎司だ。今季、マインツで2年連続2桁得点を記録するなど、その得点力は日本No.1といえる。それでも、ハリルホジッチ監督はさらなる成長のために細かな技術を追い求める姿勢を要求した。

苦悩の日々を送った1年間。新指揮官の下で再生を誓う長友「もう1回、日本を本気で強くしたい」

昨年のW杯、1月のアジアカップ、そしてインテルでの2014-15シーズンで満足のいく結果を得られず、苦悩の日々を送った長友佑都。しかし、初参加となったハリルホジッチ体制を前向きにとらえていた。

1トップ争いに挑む大迫「3得点はまだまだ全然」。ハリル監督熱血指導でさらなる成長期す

ケルンで1部初挑戦となった今季、安定した出場機会を得られなかったものの終盤には定位置を獲得した大迫勇也。日本代表においても1トップのポジション奪取を狙うが、ハードルは低くない。自身の課題を的確に指摘してくれるハリルホジッチ監督の下、さらなる成長を誓った。

屈辱の降格から1年、自信と手応えを得た長谷部と清武。高まる得点への思いを胸にW杯予選へ

いよいよ2018年ロシアW杯アジア2次予選が開始する。今回の合宿では、海外でプレーする選手のみの合宿からスタート。その中でも今季、フランクフルトの長谷部誠とハノーファーの清武弘嗣は大きな自信を得て代表での戦いに挑む。

ピッチ外での喧騒の中…苦悩する武藤「今こそ真価が問われる」。次なるレベルへの試練を乗り越えるか

大きな注目を集めるFC東京の武藤嘉紀。今季序盤はチームをけん引する活躍を続けていたが、5月以降は3試合連続無得点でチームも3連敗。苦しい状況に陥っているが、この苦しみを乗り越えてこそさらなる成長を遂げることができる。

熱を帯びる代表FWサバイバル。ベテラン大久保、若手の浅野…狭き門を突破するのは誰だ?

2日間の合宿を終えた日本代表候補。選手たちからは充実感も漂う中、競争が激化しているのがFWだ。ブラジルW杯以来の復帰となった大久保嘉人に加えて、若手の浅野拓磨も名乗り。果たして、狭き門を突破できるのは?

「点を取り続けるしかない」。ロシアW杯へ、大久保が見せた覚悟。“ハリル流”への順応にも自信

Jリーグで最もコンスタントに得点力を発揮している大久保嘉人。しかし、32歳という年齢から2015年のロシアW杯出場は簡単ではないことを口にした。そして、3大会連続となるW杯出場へ常に得点を決め続ける覚悟を語った。

主力の座を伺うプラチナ世代、代表定着を狙うリオ世代。国内組候補合宿注目の若手たち

12、13日に行われる代表候補合宿。注目を集めたのは大久保嘉人の招集だが、日本代表にとって何よりも重要なのは若手の台頭だ。すでに代表経験のある武藤や宇佐美らプラチナ世代とリオ五輪世代の選手たちは、ハリルジャパンの未来を担う存在となる。

日本代表選手が語るハリルホジッチ改革の全貌

5月7日発売の『フットボール批評issue05』(カンゼン)では、「完璧主義者ハリルホジッチの妥協なき改革」という特集において、ハリルホジッチ新監督が就任してからの日本代表の変化を、選手たちのコメントから紐解いている。一部抜粋して掲載する。

宇佐美が語る得点を量産できる秘訣。ガンバのエースが手にしたゴールを奪うための“ツボ”

6試合連続得点と波にのるガンバ大阪の宇佐美貴史。前人未到の記録まであと一つだ。なぜ彼は得点を量産できるのか。本人を直撃し、ゴールの秘訣を聞いた。

ベテラン組が感じたハリルJ初陣2連戦。速さと質の両立に奮い立つ本田、内田は特別視せず「欧州では普通」

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での2連戦を終えた日本代表。初招集や代表復帰など新戦力も多く加わった今回の合宿だが、不動の中心メンバーである本田や香川、岡崎、内田は今回の初陣をどのように感じたのだろうか。

「次は人数を減らす」。指揮官の一言でサバイバルと化したウズベク戦。柴崎に大迫…生き残り賭ける選手たち

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は日本代表を率いて臨むウズベキスタンとの2戦目を前に選手の絞り込みを示唆。大迫勇也や柴崎岳、水本裕貴らまだまだ定着しきれていない選手にとっては、今後に向けて最大限のアピールをしなければいけない一戦となった。

モデルはドルトムント。「世界で勝つうえで必要」。“ハリルジャパン”のスタイルを体現する香川

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、ミーティングでドルトムントの映像を見せたという。その中で、「ゲーゲンプレッシング」の申し子とも称されるのが香川真司だ。自らのスタイルを最大限に発揮することが“ハリルジャパン”の完成への近道となる。

「ガンバで見たことない」。悲願の代表デビュー戦、宇佐美が見せた献身性。更なる高みへ闘志燃やす

長く代表での活躍を期待されてきた宇佐美貴史。しかし、その期待とは裏腹に初招集から3年もの間デビューは見送られてきた。そして、ついに初キャップとなったチュニジア戦、持ち前の攻撃センスに加えて多く指摘されてきた献身性も見せた。

「日本のキーとなる選手」「監督の経験値」。互いに認め合う本田と指揮官。違いを見せつけた1G1A

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の初陣となったチュニジア戦、試合を決めたのはベンチからスタートした本田圭佑だった。試合後、互いに認め合う言葉を口にした両者。ロシアW杯への道のりにその存在は不可欠だ。

「点の取れる10番」へ。悲願のトップ下で先発濃厚な香川。苦い過去との決別で雪辱果たす

チュニジアとの初陣を迎える新たな日本代表。香川真司は、悲願のトップ下での先発が予想される。近年、代表でもクラブでも満足な結果を得られてはいないが、自らのベストポジションで過去との決別を誓う。

無類のサッカー少年。中島翔哉の知られざる幼少時代の素顔

2016年に開催されるリオデジャネイロ五輪出場を目指す、U-22日本代表に名を連ねる中島翔哉。小学5年生時にヴェルディジュニアに入団してからプロ選手になるまで順調に成長してきた、彼に少年時代を振り返ってもらうと、サッカーをうまくなるうえで少年時代から変わらないことがあるという。(『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.35より一部抜粋』)

「速攻は有効」。スピードある前線を生かすも殺すも“吉田次第”。最後方から新チームをけん引

DFのみならずリーダーとして新たなチームをけん引する吉田麻也。ハリルホジッチ監督に指摘されたブラジルW杯、アジアカップでの課題に共感した。その中で速攻の有効性を見出し、リーダーとしてチームをけん引する意思を示した。

球際の激しさ要求も「そこって基本的なところだから」。“世界基準”を知る内田が共感したハリル流

徐々に明らかとなってきたハリルホジッチ流。合宿2日目のミーティングでは球際の激しさを要求されたが、内田篤人は「基本的なこと」と語った。それは、日本代表でも最も高いレベルでの修羅場をくぐり抜けてきたからこその言葉だった。

「もちろんそこが一番」。念願の“本職”トップ下起用も? ハリル新体制、ゴール量産に燃える香川

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下、新たな日本代表が始動した。その中で人一倍燃えているのが香川真司だろう。背番号10を背負い、これまで国民の期待を受ける中で結果を残してきたとは言いがたい。それだけに、新体制では真の力をアピールしたいところだ。

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!