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元川悦子

1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2014年ブラジル大会まで6回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

本田の中盤起用で見えた活路。香川負傷で迎えるイラク戦、背番号4の“転身”が解決策に

日本代表は7日、国際親善試合でシリア代表と1-1で引き分けた。序盤に香川真司が負傷してゲームプランが狂い、主導権を相手に握られる時間もあった中、ベンチスタートだった本田圭佑が後半から好プレーを見せた。ただ、これまでの右ウィングではなく、中盤のインサイドハーフとして。背番号4のポジション変更が、中立地・イランで行われるイラク戦でキーポイントになるかもしれない。(取材・文:元川悦子)

昌子源にかかる期待と重責。叫ばれる世代交代の必要性、吉田を超えるCBの台頭

日本代表は7日、国際親善試合でシリア代表と対戦する。この一戦は翌週のロシアW杯アジア最終予選・イラク戦を意識した重要なシミュレーションであると同時に、将来を見据えたテストの場でもある。世代交代の必要性が叫ばれる中、特に固定化が進んでいたセンターバックのポジションに昌子源が殴り込みをかける。(取材・文:元川悦子)

香川真司に求められるリーダーシップ。受け身から脱皮し、ピッチ上の統率役となれるか

日本代表は5日から全員が集合し、本格的な合宿を開始した。シリア代表戦を2日後に控え、徐々に集中力も高まりつつある。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は13日のイラク戦を前に、国際親善試合で以前採用した布陣を再びテストする様子。そこでキーマンになるのは香川真司に他ならない。いま、日本の“10番”に求められる役割とは。(取材・文:元川悦子)

乾貴士が表現するスペインでの進化。傑出した個の力で日本代表の新たな武器に

日本代表の欧州組合宿は、4日に最終日を迎えた。2年ぶりの招集となった乾貴士は、代表定着に向けアピールを続けている。10代の頃から高く評価されてきた才能はスペインでの日々で磨かれ、その姿はより逞しくなった。乾の傑出した個の力は日本代表の新たな武器となるポテンシャルを秘めている。(取材・文:元川悦子)

久保・大迫・原口の3トップが秘める可能性と課題。日本の将来を担う最重要ユニットに

日本代表の欧州組合宿も佳境を迎え、試合の日が近づいてきている。来年のロシアW杯に向けて、日本が磨いていくべき武器とは何か。新たな組み合わせが形になりつつある前線の3トップが鍵になるかもしれない。新世代を担う久保裕也、大迫勇也、原口元気の3人が秘める可能性、そして課題とは。(取材・文:元川悦子)

香川真司に現れた明らかな変化。タフさ増した日本の10番を待ち受ける新たな競争

 香川真司が苦しく長かったシーズンを終えて日本代表の欧州組合宿に合流した。来季はいよいよW杯イヤーに突入する。代表でもクラブでも新たな競争に臨まなければならない日本の“10番”は、ブラジルでの雪辱を晴らすため、待ち受ける戦いに向けて決意を新たにする。(取材:文:元川悦子)

本田圭佑は再び輝けるか。ハリルJ生き残りのための3条件、岐路に立つ金狼が進むべき道

ミランでのシーズンを終えた本田圭佑は、1日から日本代表の欧州組合宿に合流した。ランニングメニューを精力的にこなしながらも、ポジション争いのライバルたちは気になる様子。今夏は移籍のことも考えなければならないが、まずは代表で定位置奪回が求められる。本田が日本代表で再び輝くために何が必要なのだろうか。(取材・文:元川悦子)

日本代表、中堅世代に求められる自立。年長者依存から脱却し真の世代交代を

 来年のロシアW杯に向けて強化を続けている日本代表だが、いまだに主力は2010年の南アフリカW杯や2014年のブラジルW杯を知るベテランたち。真の意味で世代交代を果たし、世界の舞台で戦える強さを身につけるには、1990年代前半生まれの「中堅世代」の自立だ。(取材・文:元川悦子)

久保裕也が描く劇的な成長曲線。ハリルJの柱へ、今求められる万能ゴールゲッターへの進化

日本代表の欧州組は、チームの集合に先がけて千葉県内で合宿を行っている。今年1月のベルギー移籍以降、驚異的なスピードで進化を続ける久保裕也には何が必要なのか。ヴァイッド・ハリルホジッチに魅入られた万能ゴールゲッターが、日本の柱になるため歩むべき道とは。(取材・文:元川悦子)

ハリルの秘密兵器・加藤恒平が開いた新たな扉。激しさと謙虚さ、問われる日本代表としての資質

欧州でのシーズンを終えた日本代表の海外組たちは、国内組の選手たちに先駆けてトレーニングを開始した。その中でも注目を集めるのは、初招集の加藤恒平だ。J1未経験で、モンテネグロやポーランド、ブルガリアとマイナー国を渡り歩いてきたハリルホジッチ監督の“秘密兵器”は、日本代表選手としての資質を備えているのだろうか。欧州で鍛えた武器を携え、未知の領域へ大きな一歩を踏み出した。(取材・文:元川悦子)

【U20】久保建英、これまで以上にかかる期待。切れ味鋭いジョーカーが躍動する好機

U-20W杯グループステージを突破したU-20日本代表は、30日の決勝トーナメント1回戦でベネズエラと対戦することが決まった。これまでの3試合で全勝、10得点と圧倒的な強さを見せつけてきた南米の雄を打ち破るべく、15歳の久保建英がゴールへの決意を新たにしている。(取材・文:元川悦子【天安】)

【U20】覚醒する堂安律、共鳴する攻撃陣。日本を16強に導いた2ゴールの意味

U-20日本代表は、27日のU-20W杯グループステージ最終戦でイタリアと2-2で引き分けて決勝トーナメント進出を確定させた。試合開始から7分間で2失点という状況から、チームを救ったのは堂安律だった。小川航基の離脱で燃える男が、圧巻の2ゴールで主役に躍り出た。(取材・文:元川悦子【天安】)

【U20】「負けない戦い」貫けるか。イタリア戦で求められる勝ち点の「確保」

U-20W杯グループステージも残すところ各国1試合ずつ。徐々に決勝トーナメント進出の基準も定まりつつある。日本は27日に強敵イタリアと対戦する。グループ3位以内に入り、決勝トーナメントへの切符を掴むには最低でも「勝ち点1」、つまり引き分け以上が必要だ。(取材・文:元川悦子【天安】)

【U20】久保・坂井らの経験が活路に。エース離脱で窮地の日本、団結力問われるイタリア戦

U-20W杯を戦っているU-20日本代表は、絶対的エース小川航基を失った。ノルマとして掲げていた決勝トーナメント進出も危うくなる事態。27日のグループステージ最終戦、イタリアとの一戦はこれまで以上にチームとしての総合力が問われる重要な試合になる。(取材・文:元川悦子【天安】)

【U20】久保・岩崎ら日本の猛攻実らず。選手たちが語るウルグアイ戦で1点が遠かった理由

24日に行われたU-20W杯グループステージ第2戦で、日本はウルグアイに0-2で敗れた。南米王者に力の差を見せつけられたとはいえ、チームとしても課題の多く残る試合。エース小川航基の負傷もあり、日本は今大会最大の正念場に立たされている。(取材・文:元川悦子【水原】)

【U20】久保建英の「頭脳プレー」も鍵に。強敵ウルグアイとどう戦うべき?

U-20日本代表は24日、U-20W杯のグループステージ第2戦でウルグアイと対戦する。同世代の南米王者でもあり、圧倒的な個の力の集合体でもある強豪チームをいかに攻略するか。日本の真の実力が試される重要な一戦が始まろうとしている。(取材・文:元川悦子【水原】)

【U-20】15歳久保建英が与える刺激。中2日と過密日程のW杯、高まるチームの競争意識

韓国で行われているFIFA U-20ワールドカップのグループステージ第1節で、U-20日本代表はU-20南アフリカに勝利した。注目の久保建英は最初の交代カードとして投入され、何度も好機を演出。このチーム最年少選手の好パフォーマンスは他の選手たちにも刺激を与えている。チームの総力が問われる過密日程の大会にあって、15歳FWの活躍は、ピッチ内外で好影響をもたらしていると言えそうだ。(取材・文:元川悦子【水原】)

【U20】久保建英と堂安律、共鳴した2人の感性。守備陣も試合中に立て直し。攻守両面に収穫は大

 21日、FIFA U-20ワールドカップのグループステージ第1節・U-20南アフリカ代表戦に臨んだU-20日本代表。いきなり先制点を奪われるという予期せぬ展開でのスタートとなったが、小川航基と堂安律という2大エースがそれぞれゴールを奪い逆転勝利をおさめた。序盤こそあたふたした守備陣も時間の経過とともに安定。攻守両面で収穫のある初戦となった。(取材・文:元川悦子【水原】)

【U20】日本、W杯初戦勝利の鍵は守備。中山・冨安・板倉の3人でアジア予選無失点の鉄壁復活を

U-20日本代表は21日、韓国でU-20W杯の初戦を戦う。この南アフリカ戦の結果が今後の戦い方を決める、重要な一戦だ。勝利の鍵になるのはアジア予選を無失点で終えた堅守の復活。最終ラインを中心に、フィジカルで押してくる相手を跳ね返せれば勝機は見えてくる。(取材・文:元川悦子【水原】)

【U20】久保建英、頭脳で実力を証明。待たれる年長FWたちの覚醒と守備の改善

まもなく韓国で開幕するU-20W杯に挑むU-20日本代表は、大会前最後の強化試合でU-20ホンジュラス代表と対戦した。結果的には3-2で勝利したものの、攻守にわたって課題は山積み状態。21日の初戦・南アフリカ戦を前に一層の奮起が求められそうだ。(取材・文:元川悦子)

15歳久保建英。J1デビューで見えた「天才」の成長に必要な2つの課題。底知れぬ才能潰さぬために

ルヴァンカップでトップチームデビューを飾った久保建英。FKを獲得し、自らそれを蹴るなど才能の片鱗を見せつけた。だが、彼はまだ15歳。ポテンシャルを十分に引き出すためには、成り行きに任せるのではなく、しっかりとしたプランとそれに合わせた努力が必要だ。この試合の短い時間でもそのポイントは見つかった。(取材・文:元川悦子)

15歳久保建英、U20代表でどう使われる? 香川真司ら逸材と重なる姿、急成長の期待も

U-20W杯に挑む日本代表のメンバーが発表され、アジア予選を経験していない15歳の久保建英も飛び級で選出された。注目度の高い選手ではあるが、本大会でどのように起用されるのか。過去にはアジア予選未経験選手がチームに活力を与えた例は多々あり、また飛び級選手がその後飛躍していったことも多くある。(取材・文:元川悦子)

久保建英は「一番危険な選手」。元代表・明神智和が最も警戒した15歳。U-20代表入りは確実か

4月30日、明治安田生命J3リーグ第6節が行われ、FC東京U-23はAC長野パルセイロとのアウェイ戦に臨んだ。5月3日のルヴァン杯でトップチームデビューが噂されるFC東京U-23の久保建英だが、この試合に先発出場。昨年、J3デビュー戦の相手となった長野との試合で、自身の確かな成長を感じ取ったようだ。(取材・文:元川悦子)

川島永嗣が語る「競争」という選択。あえて冒したリスク、仏リーグデビューという一歩

パリ・サンジェルマン戦で、ついにフランス・リーグアン(1部リーグ)デビューを飾った川島永嗣。今季は所属元での出場機会に恵まれていなかったが、彼はなぜ厳しい競争が待っているチームを選んだのだろうか。PSG戦の翌日、日本代表GKが電話での単独インタビューに応じ、その胸中を語ってくれた。(取材・文:元川悦子)

本田圭佑に居場所はあるのか? 重なる中村俊輔の姿。30歳で代表キャリアの岐路に

3月のワールドカップ最終予選で2連勝を収めた日本代表。久保裕也の台頭や日本代表通算50得点の大台に乗せた岡崎慎司らが結果を残す中、本田圭佑だけは取り残される形となってしまった。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は本田の重要性を強調してきたが、所属のミランではほとんど試合に出場できておらず、代表での出番減につながっていることを本人も認めている。ミランとの契約は今夏までとなっているが、次の移籍先は代表キャリアを左右することになるかもしれない。(取材・文:元川悦子)

岡崎慎司、代表通算50得点の偉業。仲間の刺激を受けて到達した新たなスタートライン

日本代表は28日、ロシアワールドカップのアジア最終予選でタイ代表と対戦し、4-0の勝利を収めた。岡崎慎司は昨年6月以来の先発出場を果たす。ここまで代表通算49得点を記録していた岡崎だが、なかなか日本代表史上3人目となる大台に乗せることができずにいた。しかし、タイ戦では久保裕也のクロスにらしさ溢れるヘディングでのゴールを叩き込んだ。今年で31歳になるベテランストライカーは、仲間の活躍に刺激を受けて代表通算50得点に到達したのであった。(取材・文:元川悦子)

吉田麻也が抱く主将像。「僕は長谷部誠にはなれない」。ハリルJを束ねるDFリーダーの存在感

日本代表DF吉田麻也は、23日に行われたワールドカップアジア最終予選のUAE戦で負傷離脱している長谷部誠に代わってキャプテンマークを巻いた。長く日本代表のキャプテンに君臨してきた長谷部の代役を務めることになったが、吉田は「僕は長谷部誠にはなれない」と自身の主将像を掲げる。後方から喉を枯らし、叫び続けるDFリーダーの存在感は、いまやハリルジャパンにおいて不可欠な存在である。(取材・文:元川悦子)

タイ攻略に必要な原口&久保の爆発。香川の創造性を触媒にロシア行き引き寄せられるか

日本代表は28日にロシアW杯最終予選でホームにタイ代表を迎える。UAEに勝利した日本は活気を取り戻したものの、タイに勝たなければその喜びは無に帰してしまう。引き気味で挑んでくることが予想される相手にサムライブルーはどんな戦いを見せられるだろうか。勝利の鍵になるのは両サイドの爆発、そして背番号10の創造性かもしれない。日本の真価が問われる一戦が迫っている。(取材・文:元川悦子)

本田、ラストチャンスか。タイ戦で先発復帰案も浮上、強気で挑むサバイバルマッチ

本田圭佑が、代表キャリアにおける危機に立たされている。代表のエースに君臨し続けてきた本田だが、これまでプレーしてきた右サイドのポジションでは久保裕也がUAE戦で1ゴール1アシストの活躍を見せるなど、ポジションを奪われつつある。28日に行われるタイ戦では先発に復帰する可能性もあるが、もし十分な出場機会を与えられなければ、代表の立場も危うくなる。それでも、「試練がすごく楽しい」と強気な姿勢でサバイバルマッチに挑もうとしている。(取材・文:元川悦子)

今野泰幸がもたらした新たなオプション。「出来すぎ」の34歳MFが見せた攻守のダイナミズム

日本代表は23日、ロシアワールドカップ・アジア最終予選でUAEと対戦し、2-0の勝利を収めた。この試合で存在感を放っていたのは、2年ぶりの代表復帰を果たした今野泰幸だ。試合を決定付ける2点目を決めるだけではなく、攻守両面で貢献を見せていた。特にインサイドハーフでコンビを組んだ香川真司を活性化させる働きも見せ、これまでのハリルジャパンとは違う攻撃のリズムを生んでいた。34歳のベテラン起用は、香川再生の光明となるかもしれない。(取材・文:元川悦子【アル・アイン】)

久保裕也が見据える“本田越え”。新天地ベルギーで7戦5発の自信を胸に、UAE戦右サイド先発へ

日本代表は23日、ロシアワールドカップアジア最終予選でUAE代表とアウェイで対戦する。本大会出場を大きく左右する決戦は、11月のオマーン戦でA代表デビューを果たした久保裕也が右サイドで先発する可能性が高い。1月にベルギーのヘントに移籍してからは7試合5得点と結果を出しており、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督も高く評価している。日本代表の右サイドには本田圭佑が長く君臨していたが、久保は「上の世代を脅かせていない」と危機感を募らせる。23歳の万能アタッカーは、UAE戦で日本を勝利に導き、本田を追い越す存在となれるだろうか。(取材・文:元川悦子【アル・アイン】)

大迫勇也と原口元気、UAEも未知の新戦力。難敵に脅威与える好調コンビの競演

日本代表は23日、ロシアワールドカップアジア最終予選でUAE代表とアウェイで対戦する。2015年のアジアカップではPK戦の末に敗退、最終予選初戦ではホームで逆転負けと日本代表にとって因縁の相手でもあるが、敵地での一戦では大迫勇也と原口元気が攻撃のキーマンとなるだろう。大迫は連敗した2試合に出場しておらず、原口もホームでの試合で終盤に出場したのみ。岡崎慎司や香川真司らは相手に研究され尽くしているが、代表で好調を維持する2人はUAEに脅威を与える存在となるはずだ。(取材・文:元川悦子【アル・アイン】)

本田圭佑は“ポスト長谷部”に。敵地UAEで主将不在も…黒子も務まる精神的支柱の役割

日本代表は、23日にロシアワールドカップアジア最終予選でUAEとアウェイで対戦する。この試合に向けてキャプテンの長谷部誠が負傷で離脱したことを受け、誰がチームを統率していくのかという問題が浮上しているが、本田圭佑が適任となるだろう。本人も精神的なサポートを求められていることを理解しており、黒子に徹することもできる。本田は“ポスト長谷部”としてチームの精神的支柱になれるはずだ。(取材・文:元川悦子【アル・アイン】)

長谷部の負傷で危機に陥ったハリルJ。秘策はシステム変更か。問われる選手層と応用力

ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦を23日に控える日本代表に衝撃が走った。キャプテン・長谷部誠が左ひざの負傷で重要な2連戦を欠場することが濃厚に。これまでチームを引っ張ってきた大黒柱の不在を、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はどう切り抜けるのか。勝利のみが求められる局面で、指揮官に秘策はあるのだろうか。(取材・文:元川悦子【アル・アイン】)

原口元気、欧州トップ仕様への進化。他競技に学んだフィジカル論とメンタルの確かな成長【海外組の真価~日本人選手の現在地】

これまで日本代表をけん引してきた選手たちが所属クラブで出場機会を失い、踊り場にあるように思える日本サッカー。いま改めて海外組の現在地を探っていきたい。今回取り上げるのは、原口元気。所属するヘルタ・ベルリンでは主力としてプレーし、日本代表でも最終予選で4試合連続ゴールを奪うなど欠かせない存在となっている。しかし、ヘルタ移籍後すぐに活躍したわけではなかった。ドイツでフィジカル面、メンタル面を鍛え上げるなど地道な努力を積み上げたことが現在の活躍に繋がっている。(取材・文:元川悦子【ベルリン】)

酒井高徳、HSV主将就任の舞台裏。1部残留へ、ブンデス最年少キャプテンが抱く強気の姿勢【海外組の真価~日本人選手の現在地】

これまで日本代表をけん引してきた選手たちが所属クラブで出場機会を失い、踊り場にあるように思える日本サッカー。いま改めて海外組の現在地を探っていきたい。今回取り上げるのは、ハンブルガーSV(HSV)でキャプテンを務める酒井高徳。リーグ創設以降1部に留まり続けているHSVだが、近年は残留争いを強いられるシーズンが続いている。今季のブンデスリーガ最年少キャプテンに就任した酒井が、キャプテンに任命された当時の心境、そして名門の1部残留に向けた胸の内を明かしている。(取材・文:元川悦子【ハンブルク】)

岡崎慎司、泥臭さ以上に際立つ適応力。プレミア制覇を経験した非エリート、さらなる成長へ【海外組の真価~日本人選手の現在地】

これまで日本代表をけん引してきた選手たちが所属クラブで出場機会を失い、踊り場にあるように思える日本サッカー。いま改めて海外組の現在地を探っていきたい。今回取り上げるのは、レスターで奇跡のプレミアリーグ優勝を経験した岡崎慎司。日本代表歴代第3位の通算ゴール数を誇るFWは泥臭いイメージが先行しているが、その本来のすごみは「環境に順応する適応力」にある。プレミアリーグでは厳しい戦いが続いているが、その強みは30代となった今でも失われておらず、プレミア残留に向けチームの力になれるはずだ。(取材・文:元川悦子)

海外組はまず外国語を!清武・小林ら苦悩。“言葉の壁”打開した太田、刺さる川島の金言

海外クラブに所属する日本人選手はプレー面以外で最も苦労するのが外国語だろう。ピッチ上で良いパフォーマンスでも継続的に起用されないことも多々あり、言葉の問題である場合も多い。海外組の苦悩に迫った。(取材・文:元川悦子)

原口・香川・宇佐美は無得点。ブンデス組、合格点は誰か?【前半戦通信簿】

日本人選手が数多く在籍しているドイツ・ブンデスリーガ。ウィンターブレイクに入り前半戦が終了したが、彼らのパフォーマンスはどうだったのだろうか。総括する。(取材・文:元川悦子)

浅野拓磨・細貝萌・太田宏介、欧州非メジャー組の現在地。タフな戦いで得た納得の充実感

欧州には多数の日本人選手がプレーしている。岡崎、香川、本田らは報道も多く、注目度も高いが、そうではない選手もいる。浅野拓磨、細貝萌、太田宏介らがそれに当たる。日本代表経験者である彼らは今、何を感じ、どう戦っているのか。非メジャー組の現在地に迫った。(取材・文:元川悦子)

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