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西部謙司

1962年9月27日生まれ、東京都出身。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、WEBスポーツナビゲションでは「犬の生活」を連載中。サッカーダイジェスト、フットボリスタなどにコラムを執筆中。『ちょいテク 超一流プレーヤーから学ぶちょっとスペシャルなワザ』監修(カンゼン)、「サッカー右翼サッカー左翼」(カンゼン、)近著に『戦術リストランテⅣ』(ソル・メディア)、「ゴールへのルート」(Gakken) 、共著の『サッカー日本代表の戦術が誰でも簡単に分かるようになる本』(マイナビ)、『FCバルセロナ』(ちくま新書)がある。

アジアカップ、見事な“塩試合”も…W杯から進歩なく、むしろ後退。相手がベルギーなら…【西部の目】

日本代表は21日、AFCアジアカップ2019・決勝トーナメント1回戦でサウジアラビアと対戦し、1-0で勝利した。互いの現状を踏まえた上で日本は正しい選択をして戦ったと言える。しかし、ロシアワールドカップからの進歩という点では課題の残る内容だった。(取材・文:西部謙司【UAE】)

アジアカップ、日本代表が得た3つの収穫。控え組が示した決勝Tへのヒントとは?【西部の目】

日本代表は17日、AFCアジアカップ2019・グループリーグF組第3節でウズベキスタン代表と対戦し、2-1と逆転勝利を収めた。脆弱性を露呈する場面も散見されたが、過去2戦から進歩を見せるなど収穫はあった。(取材・文:西部謙司【UAE】)

南野拓実のブレーキが森保監督にとって正念場である理由。アジア杯2戦目も課題に直面【西部の目】

日本代表は13日、AFCアジアカップ・グループリーグ第2節でオマーン代表と対戦し1-0と勝利した。守備面は初戦から進歩が見られたものの、攻撃は再構築が必要な状況だ。2大会ぶりのアジア制覇へ、もう一段階レベルを上げたいところだ。(取材・文:西部謙司【UAE】)

日本代表、苦戦を招いた6つの要因。反省点ばかりの初戦、“自作自演”の逆転勝利【西部の目】

日本代表は9日、AFCアジアカップ・グループリーグ第1節でトルクメニスタン代表と対戦した。最終的に3-2と勝利したものの、先制を許す展開を強いられている。特に前半は低調だった。(取材・文:西部謙司【UAE】)

横浜FMが見せた新たな景色。「マンC化」するには? 守護神・飯倉大樹の試行錯誤と覚悟【西部の目】

横浜F・マリノスは明治安田生命J1リーグを12位で終えた。新監督を迎え、マンチェスター・シティのような戦い方を標榜。その攻撃的な姿勢は存在感を放ったものの、1年では本家の域に達することはできなかった。ただチームの守護神・飯倉大樹からは、シティに近づこうという覚悟が感じられた。(取材・文:西部謙司)

日本代表のW杯8強入りが難しい理由。歴史を変えるには? 2つの選択肢と森保Jが歩む未来【西部の目】

新体制発足後、日本代表は4勝1分で2018年を終えた。順調なスタートを切ったチームは来年1月、アジアカップに臨む。4年後のワールドカップカタール大会に向け、森保ジャパンはどのように成長していくべきなのか。ベスト8の壁を破るために必要なこととは?(文:西部謙司)

名古屋・相馬勇紀は“全勝の男”。不慣れなポジションも堂々、現役早大生のインテリジェンス【西部の目】

J1復帰1年目の名古屋グランパスは、残留争いを戦っている。だが、チームには勝利を呼び込む男がいる。相馬勇紀はここまで出場した7試合すべてで勝利に貢献。早稲田大学に在学中の21歳は、一体どのような選手なのか。(取材・文:西部謙司)

中島、南野、堂安の力再確認も・・・アジア杯へ一抹の不安。彼らを絶対視できない理由【西部の目】

日本代表は20日、キルギス代表と対戦して4-0の勝利に終わった。ベネズエラ戦で出場時間の短かったアタッカー陣が先発したものの、次第に単調さが目立ち始める。後半途中から出場した中島翔哉らが一気に試合を決めたが、“主力”と“控え”の明暗が分かれることになった。明確なオプションが見つからないまま、森保ジャパンはアジアカップに臨む。(文:西部謙司)

アジア杯、香川&乾の招集もありか…。日本代表最大の武器が最も懸念すべき課題に【西部の目】

日本代表は16日、ベネズエラ代表と対戦して1-1の引き分けに終わった。森保一監督体制発足後、3連勝と結果を残すチームの中で最も注目を集めていたのがアタッカー陣だが、堅守のベネズエラには封じられ、交代後は決定機を作れなかった。アジアカップに向けて課題の見えた一戦となった。(文:西部謙司)

神戸はバルサ化できるか――その問い自体が間違い。まず持つべき「我々の生き方」という信念【西部の目】

ヴィッセル神戸はバルセロナになれるのか。アンドレス・イニエスタを獲得し、“奇才”ファン・マヌエル・リージョ監督も招聘した。異次元を知る彼らを呼び寄せたところに神戸の本気度が感じられるが、『バルサ化』は簡単に実現できるものではない。模倣するだけでは、本物にはなれない。(文:西部謙司)

久保建英とメッシは似ていない。あえて挙げるなら…。今こそ知るべき特別な才能と発展途上の現在【西部の目】

久保建英はいずれ日本サッカーをけん引する存在として期待される。才能に恵まれる17歳だが、もちろんまだ足りないものもある。経験を積み、発展途上の時期を経て、久保は真に特別な選手へと進化する。(取材・文:西部謙司)

J2のピルロ? 山口・三幸秀稔、J1の名手に比肩する能力。浪人も経験・・・その数奇なキャリア【西部の目】

日本代表は新体制発足後3連勝と最高のスタートを切った。新たな力も台頭する中、日本サッカー界にはまだまだ隠れた人材が多く存在する。レノファ山口の三幸秀稔もその一人だ。「止める・蹴る」の精度はJ2レベルを超越。現在はチームの主将も務めるが、様々な試練を乗り越えて今がある。(取材・文:西部謙司)

桁違いの中島翔哉、スペクタクルだった森保J。一方・・・課題はあのベルギー戦から何も変わらず【西部の目】

日本代表は16日、キリンチャレンジカップ2018でウルグアイ代表と対戦し4-3で勝利した。ピッチに立った選手それぞれが持ち味を発揮し、強豪を撃破。自信を深める結果を得た。一方、守備面では問題が生じていた。それは、あのベルギー戦から何も変わっていなかった。スペクタクルなゲームであり、課題の残る一戦でもあった。(文:西部謙司)

日本代表、パナマ戦で露見した課題とは? 森保J発足2戦目、快勝も攻守にバラつき【西部の目】

日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2018でパナマ代表と対戦し3-0で勝利した。結果としては快勝だった。だが代表経験の浅い選手も多く、彼らは「安定」という意味ではベテランに劣る。また、ボールを奪うべき状況で取りきれないシーンも散見。日本らしいプレーもあったが、すべてにおいて満足できるゲームではなかった。(文:西部謙司)

日本代表が短期間で『らしさ』を発揮できた理由。“限界”突破へ、森保Jが持つべきアイデア【西部の目】

日本代表は11日、キリンチャレンジカップ2018でコスタリカ代表と対戦し3-0で勝利した。森保一監督体制の初陣となったこの一戦で選手たちは随所に持ち味を発揮し、好スタートを切った。そして今後に向け、森保ジャパンが身につけていくべきことがある。(文:西部謙司)

スペイン、ドイツ、ブラジルはなぜ敗れ去ったのか? 決勝カードが必然だった理由【西部の目/ロシアW杯】

 フランスの優勝で幕を閉じたロシアワールドカップは、様々な面で新たな時代への突入を象徴するものだった。VARの導入、スーパースターを抱え世界をリードしてきた優勝候補の早期敗退。完成度の高いチームが攻略され、未完のフランスが優勝を遂げた理由とは?(文:西部謙司)

フランスには、なぜカンテのような選手が生まれるのか? 仕事人の存在こそ優勝の絶対条件【西部の目/ロシアW杯】

 20年ぶりのワールドカップ制覇をまであと1勝に迫ったフランス。そのチームにあってエンゴロ・カンテは中心的存在ではないのかもしれない。しかし、ボールを奪い、スペースを埋め続ける彼がいなければここまで勝ち進めなかったのではないか。黙々と働く仕事人がいてこそ、レ・ブルーは輝く。(文:西部謙司)

ラキティッチが好プレーを続ける理由。高いサッカーIQ、クロアチア誇るフィールドの監督【西部の目/ロシアW杯】

 決勝トーナメントは3試合連続で延長戦、うち2試合はPK戦までもつれた。クロアチアにとって疲労をどこまで回復できるかが重要になる。そして、イバン・ラキティッチなどフィールドの監督と呼べる選手たちによる臨機応変な戦いもカギとなる。ラキティッチは分析どおりにプレーするだけでなく、状況に応じて最適な選択ができる。(文:西部謙司)

クルトワは何かと興味深い存在。淡々とこなすビッグプレー、“セーブ王”の真骨頂とは【西部の目/ロシアW杯】

 エデン・アザール、ケビン・デ・ブルイネ、ロメル・ルカクらを擁するベルギーにあって、GKティボー・クルトワも黄金世代の1人として欠かせない選手だ。驚くべきプレーを簡単にやってのける世界最高峰の守護神にして、ベスト4進出の立役者はチームを3位に導くことができるか。(文:西部謙司)

“得点王”ハリー・ケインに見るW杯の今。必要なゴール+α、『個』への依存では勝てない【西部の目/ロシアW杯】

 1990年大会の4強進出を果たしたイングランド。惜しくも決勝進出はならなかったが、現地時間14日に3位決定戦に臨む。ハリー・ケインはここまで6得点を挙げ、得点王に最も近い存在だ。さらなるインパクトを残して大会を終えたいところだが、ケインはゴールだけを追い求める選手ではない。(文:西部謙司)

ピックフォードが止めたイングランドの黒歴史。異例のスピード出世GKが守るゴールマウス【西部の目/ロシアW杯】

 イングランドはこれまで、ワールドカップのPK戦でことごとく敗れてきた。しかし今大会、決勝トーナメント1回戦・コロンビア戦で勝利し、負の歴史に終止符を打った。立役者はジョーダン・ピックフォード。A代表デビューから約半年で守護神の座を掴んだ24歳が、サッカーの母国を最後尾から支える。(文:西部謙司)

クロアチアの守護神は新たなPKストッパー。スバシッチが導く初のファイナル進出【西部の目/ロシアW杯】

 クロアチアは苦しみながら守護神の奮闘もありベスト4進出を果たしている。デンマークとの決勝トーナメント1回戦、準々決勝・ロシア戦といずれも120分で決着がつかなかった。2つのPK戦で輝いたのがGKダニエル・スバシッチだ。33歳の守護神はゴールに鍵をかけ、“黄金世代”と呼ばれるクロアチアを決勝へ導くことができるだろうか。(文:西部謙司)

個をつなぐ「偽CFデ・ブルイネ」という奇策。ベルギーが見つけた“正解”、最高の状態で準決勝へ【西部の目/ロシアW杯】

 ロシアワールドカップ準々決勝・ブラジル戦において、ベルギーはケビン・デ・ブルイネを「偽CF」として起用。この策が当たり、王国を打ち破った。デ・ブルイネを触媒にエデン・アザールやロメル・ルカクの『個』もさらに光るようになった。奇策にも映るこの戦い方だが、実は彼らの力を最大限発揮するための正解かもしれない。(文:西部謙司)

エムバペの底知れぬ才能はアンリ、ロナウドに比肩。フランスが採るワンダーボーイのための布陣【西部の目/ロシアW杯】

 ロシアワールドカップで準決勝進出を果たしたフランス代表にあって、キリアン・エムバペは大きなインパクトを残している。爆発的なスピードはチームの武器となっており、仲間も監督もこの若者に大きな期待を寄せる。エムバペは準決勝でも力を発揮し、フランスを決勝へ導くことができるだろうか。(文:西部謙司)

“自分のスタイル”を多様化。ペリシッチの武器。ギグスに似るスラローム系のドリブラー【西部の目/ロシアW杯】

 ロシアワールドカップ準々決勝、クロアチアは開催国ロシアと激突する。今大会のクロアチアは、1998年の3位を超える結果を目指している。その中で長身のドリブラー、イバン・ペリシッチに注目したい。左右どちらでもプレー可能なスタイルは、チームの戦いに多様性をもたらし、大きな存在感を放っている。(文:西部謙司)

“新たなベッカム”の誕生。容姿端麗なハードワーカー、フォシュベリ。一瞬の閃きも備える【西部の目/ロシアW杯】

ロシアワールドカップにおいて、24年ぶりにベスト8進出を決めたスウェーデン代表。スイスとの決勝トーナメント1回戦で勝利を決めたのは、エミル・フォシュベリのゴールだった。金髪と端正な顔立ちでハードワークを厭わない姿は、ディビッド・ベッカムを彷彿とさせる。イングランドとの準々決勝でもその力を発揮するか。(文:西部謙司)

西野Jも屈したフェライニの高さ。日本が持つコンプレックス、解決策の1つとは【西部の目/ロシアW杯】

 西野ジャパンとの決勝トーナメント1回戦において、ベルギーMFマルアン・フェライニの高さは大いにその効力を発揮した。日本にとってはまた一つコンプレックスを植えつけられた格好だ。今後、日本サッカーを強化していくためには、現在の環境や文化という枠組にこだわりすぎないほうがいいのかもしれない。(文:西部謙司)

フランスの武器はエムバペだけにあらず。ジルーの戦闘力がウルグアイ撃破の鍵【西部の目/ロシアW杯】

 キリアン・エムバペを活かした高速カウンターを武器に勝ち上がってきたフランスだが、ベスト4進出にはオリビエ・ジルーの存在も鍵となりそうだ。堅守を持ち味とするウルグアイの壁を打ち破るには、ジルーの戦闘力を使って先制する必要がある。そうすれば、エムバペのスピードもさらに猛威をふるうだろう。(文:西部謙司)

ハメス以上のトップ下、キンテーロ。日本が救われたボランチへの変更。イングランドの脅威に【西部の目/ロシア W杯】

 日本とともにグループリーグH組を勝ち抜いたコロンビア。そのエースはハメス・ロドリゲスと言われるが、「トップ下」としての能力はフアン・キンテーロが上回る。日本が幸運だったのは、退場者が出たことでキンテーロがボランチへ下がったこと。イングランド戦でもそのテクニックが鍵となる。(文:西部謙司)

31歳、遅咲きのストライカー。“守備のチーム”スウェーデンが上昇気流に乗るためのキーマン【西部の目/ロシアW杯】

ドイツ、メキシコ、韓国と同居するグループFは“死の組”と言われた。そのグループを首位通過したのがスウェーデンだ。スウェーデンは、堅守を武器とするチームだが、それを勝利につなげるためには決定力のあるFWが不可欠となる。そして、ズラタン・イブラヒモビッチが代表から退いた今、31歳の遅咲きストライカーが鍵を握る。(文:西部謙司)

日本代表史上、特筆されるべき一戦。西野Jはどのようにベルギーを追い詰め、力尽きたのか?【西部の目/ロシアW杯】

日本代表は現地時間2日、ロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦。2点をリードしたものの、3点を奪われ逆転での敗戦となった。それでも、今大会屈指の強豪と謳われるチームをあと一歩のところまで追い詰めた。西野ジャパンは、どのようなゲームプランでこの一戦を戦ったのか。(文:西部謙司)

日本が採るべきアザール対処法。絢爛豪華なベルギーだが…実力差を埋める意外なポイントとは?【西部の目/ロシアW杯】

 エデン・アザール、ドリース・メルテンス、ケビン・デ・ブルイネ、ロメル・ルカクなど強烈な個の能力を持つ選手が揃うベルギー。この相手とロシアワールドカップ・ベスト8進出をかけて戦うのが日本である。自由を与えれば大量失点は免れない。しかし、活路はゼロではない。『個』だけで見れば優勝候補のベルギーを相手に、日本はどのように立ち向かえばいいのだろうか。(文:西部謙司)

ブラジルが優勝候補筆頭の理由。“控えSB”フィリペ・ルイスの戦術眼、消えない左のトライアングル【西部の目/ロシアW杯】

 ブラジルのキーマン、マルセロが負傷したのはグループリーグ最終節のセルビア戦序盤。名手がいなくなったピッチで輝きを放った選手がいる。フィリペ・ルイスはマルセロと変わらぬ効果的なプレーでネイマールらを生かしていった。優勝候補に挙げられるブラジルは控え選手も特別な力を備えている。(文:西部謙司)

モドリッチを別格たらしめる武器。時を操るリズム、自在の「前足」に凝縮された凄み【西部の目/ロシアW杯】

 ロシアワールドカップ・グループリーグD組は実力国が揃ったが、クロアチアは3連勝で首位通過を果たした。中心はルカ・モドリッチ。第2節のアルゼンチン戦では特筆すべきワンプレーがあった。相手のタイミングを外し、味方を生かす。決勝トーナメントでも世界最高のMFは時間を操作する。(文:西部謙司)

スペイン、“逆カテナチオ”に必要なもの。ティキ・タカの異物、ジエゴ・コスタが鍵となる理由【西部の目/ロシアW杯】

 グループリーグの戦いは万全とはいえないものだったが、それでも首位で決勝トーナメントに駒を進めたスペイン代表。どのチームも守備を固めてくるため、泥臭くゴールを奪えるジエゴ・コスタの存在は大きい。先にスコアを動かせれば展開は楽になるが、初優勝を遂げた2010年南アフリカ大会では先制点がチームに力を与えていた。ジエゴ・コスタには引き続き、ゴールをこじ開ける役割が求められる。(文:西部謙司)

猛獣スアレスはここ一番で牙を剥く。頼れる相棒と共に、フルパワーの瞬間が歓喜の合図【西部の目/ロシアW杯】

 ルイス・スアレスとクリスティアーノ・ロナウド。大会屈指のストライカーの対決がロシアワールドカップ決勝トーナメント1回戦で実現する。獲物を前に獰猛なハンターへ豹変するスアレスは、虎視眈々とゴールを狙う。そして、2トップを組むもう一人の男の存在もカギとなりそうだ。(文:西部謙司)

優勝候補フランスのラストピース。大怪我からの返り咲き、破格のSBバンジャマン・メンディ【西部の目/ロシアW杯】

 自国開催だった1998年大会以来となるワールドカップ制覇を目指すフランス代表。グループリーグを首位で突破したものの、抜群の強さを誇示したわけではない。しかし、チームの前進を加速させる、ある選手がコンディションを上げている。破格の能力を持つバンジャマン・メンディは、レ・ブルーにとって最後のワンピースだ。(文:西部謙司)

博打に勝った西野監督、腹の括り方に感嘆。8強も見据えた先発変更、最善の形で決勝Tへ【西部の目/ロシアW杯】

 現地時間28日、日本代表はロシアワールドカップ・グループリーグでポーランド代表と対戦した。0-1でリードを許して迎えた後半終盤、日本は自陣でボールを回して試合を終わらせた。コロンビアがセネガルに勝利したため、日本は2位で決勝トーナメント進出を決めた。0-1でのクローズは一種の賭けだったが、西野朗監督は腹を括っていた。(文:西部謙司)

柴崎&大迫の存在感、互角に渡り合った昌子。勝てる流れだけに惜しいが…賞賛したい一体感【西部の目/ロシアW杯】

 現地時間24日、日本代表はロシアワールドカップ・グループリーグでセネガル代表と対戦した。日本はショートパスをつなぎながらゴールを目指しつつ、セネガルのカウンターにも対応。常に追いかける展開を強いられながら2-2に持ち込み、試合をひっくり返す可能性すらあった。勝ち点1を積み上げた西野ジャパンは、一体感のある戦いを披露している。(文:西部謙司)

幸運引き寄せた西野J。大迫のゴールだけでない貢献度。今大会の傾向と日本がすべきこと【西部の目/ロシアW杯】

 19日、日本代表はロシアワールドカップ グループリーグでコロンビア代表と対戦し勝利2-1で勝利。転がり込んできた運を生かして先制するも、その後は数的優位を利用できず同点とされた。しかし、後半に修正を図るとセットプレーから大迫勇也が値千金のゴールを奪って勝ち越しに成功。この勝利をさらに価値あるものとするためにも次節・セネガル戦争が重要になる。(文:西部謙司)

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