西部謙司
1962年9月27日生まれ、東京都出身。学研『ストライカー』の編集記者を経て、02年からフリーランスとして活動。95年から98年までパリに在住し、ヨーロッパサッカーを中心に取材。現在は千葉市に住み、ジェフ千葉のファンを自認し、WEBスポーツナビゲションでは「犬の生活」を連載中。サッカーダイジェスト、フットボリスタなどにコラムを執筆中。『ちょいテク 超一流プレーヤーから学ぶちょっとスペシャルなワザ』監修(カンゼン)、「サッカー右翼サッカー左翼」(カンゼン、)近著に『戦術リストランテⅣ』(ソル・メディア)、「ゴールへのルート」(Gakken) 、共著の『サッカー日本代表の戦術が誰でも簡単に分かるようになる本』(マイナビ)、『FCバルセロナ』(ちくま新書)がある。
自滅型ミス減少への挑戦とトレンディなゴール。見えたアギーレジャパンの指標と続く選手へのテスト
ベネズエラ戦はもったいないミスで2失点しドロー。前体制時代から続く悪癖がまたも出てしまった。アギーレ監督は弱点の克服に挑んだが、簡単に解決策は見つかりそうもない。一方、攻撃では今後の指標にもなるゴールが生まれた。
見どころなく、極めて低調だった新生日本代表。チームを“破壊”したアギーレ、驚きのスタメンに隠された意図とは?
アギーレジャパンにとって初陣となったウルグアイ戦。日本は0-2と敗れた。低いパフォーマンスで終わってしまった理由は何なのか? また驚きのスタメンとも言えたが、それに隠された新監督の意図とは?
ブラジルW杯から読み解く戦術の潮流。オランダ対メキシコ戦で見えたハンドボール化する未来型サッカー
W杯は、様々なスタイルのサッカーがぶつかり合う、いわば見本市的な大会だ。ブラジル大会でも、チリ、メキシコなどが興味深いサッカーを展開している。2014年W杯を通して、現代サッカーの戦術的潮流を探った
ザックジャパンはなぜ攻撃偏重のスタイルだったのか?“自分たちのサッカー”から考える日本の進むべき道
2014年ブラジルW杯。日本はグループリーグ1分2敗、勝ち点1の最下位で大会から姿を消した。攻撃的スタイルを貫いたものの得点は3試合で2得点しか奪えなかった。この敗北を受けて、日本サッカーは方向転換をすべきなのだろうか。今大会を通じて見えた日本の課題を考える。
勝機なし、無謀な戦いだったコロンビア戦。必然の完敗も、“日本らしさ”見せた試合は今後の試金石に
コロンビアに敗れたザックジャパン。果たしてこの戦いに勝機はあったのか。思い出されるのは2012年のブラジル戦だ。あのときと同様、カウンターが得意のチームに“自分たちのサッカー”を挑み、完敗した。
パワープレーそのものが問題ではない――。ザック采配2つの疑問。不可解な遠藤先発落ちと交代枠余り
日本が引き分けてしまったギリシャ戦。ザッケローニ監督はコートジボワール戦と同じく長谷部と山口のボランチを送り出した。得点が欲しい試合で遠藤をベンチスタートにしたのはなぜなのか? 交代枠を使いきらなかったことへも疑問がある。
守備固めも逃げ切りも出来ず。選択肢の少なさが招いたコートジボワール戦敗北。裏目に出た遠藤投入が唯一の手
ザックジャパンがコートジボワールに敗れた要因は何なのか? 守備の脆弱性が出たことは間違いないが、それをカバーする選択肢はあまりにも少なかった。
日本代表は進化してきたのか? 1ランク上のステージでブラジルW杯を戦いザックジャパン
4度のW杯を経験し、日本代表はどのように変わってきたのか。変遷を辿りながら進化の過程を考察していく。(『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る』より)
仮想コートジボワールとして最適だったザンビア。大久保1トップ、ザックの構想外で先発争いはさらに混迷
なんとか逆転勝利したザンビア戦。守備での不安は残ったが、仮想コートジボワールとして適した相手だったのではないか。注目の1トップ争いはさらに混迷の様相。ザックは大久保の1トップをあまり考えていないのかもしれない。
コスタリカ戦での“調整”は予定通り。決定打に欠いた大迫と柿谷、収穫は大久保の存在感
キプロス戦に続いてテストと調整だったコスタリカ戦。果たして試合勘で不安視されていた選手たちの仕上がり具合はどうだったのか。また、この試合から見えてくるザンビア戦の展望とは?
遠藤保仁はなぜボールを奪われないのか? 今野泰幸が語るヤットのすごさ
視界に遠藤保仁がいる。ボランチ、あるいはトップ下、フォワードとして。ピッチ上の遠藤とはどのような存在なのか。数々のシーンでともにプレーしてきた、今野泰幸の経験とともに紐解いていく。(『フットボールサミット第21回 遠藤保仁、W杯を語る』より)
予定通り“確認”できたキプロス戦。今後の注目は齋藤学。得意のドリブルが禁止になる可能性も
キプロス戦は強化ではなく調整と確認のための試合だった。選手起用も予定通り。この先の2試合でほぼすべての選手を使っていくだろう。注目は齋藤学。スーパーサブである彼をどこでどう使うのか?
日本代表はW杯でどう戦うべきか? 武器と3つの弱点から見る“勝負のポイント”
前回の南ア大会では守備的な戦い方でグループリーグを突破した日本代表だが、今大会でそれ以上の成績を残すためには何が必要なのだろうか。日本代表が勝つためのポイントを提示する。
貧乏でも強豪になれるか?CLに見る、“お金がなくても強かったクラブ”の成功例を読み解く
潤沢な資金があれば、当然優秀な選手を集め、クラブを強くすることができる。その一方で、資金面で劣るクラブが躍進する例もある。下剋上に成功したチームを、歴史と共に振り返る。
【現代サッカー最先端戦術】ゴール奪うポジションでなぜ? FWに守備が求められる理由
近年ボランチといえば、戦術の方向性を示す存在だ。多くの場合、技術と戦術眼に長けた選手が配置されている。それだけ彼らのいるエリアは重要で、翻れば、そこを制すことが勝利にも繋がる。そのための守備戦術とはどのようなものなのか? 現代サッカーで重要なハーフウェイラインの攻防について考察する。
W杯で勝ち抜くためにどう戦うべきか? グループ3戦の展望から考察する日本代表のテーマ
日本がW杯で対戦するのはコートジボワール、ギリシャ、コロンビアだ。ブラジル大会は日本代表にとってどのような舞台となるのか? グループCの未来を考察する。
NZ戦で明暗分かれた当落線上の選手たち。W杯へ“当確”の選手とチャンス逃した選手は?
ニュージーランド戦はW杯メンバー発表前の最後の試合だった。この試合で当落線上の選手たちはふるいにかけられる。この試合で見えた本大会に連れて行くメンバーとは?
強豪相手にも示した高い組織力。ベルギー戦で現れた日本代表の序列を覆す新戦力とは?
ザックジャパンがベルギーに快勝した。タレント揃いのチームだったが、日本の守備陣は破綻することなく、組織的に対処していた。そして見えてきた序列を覆しそうな存在。彼らのパフォーマンスから読み解く。
明確だった守備戦術。オランダ戦でザックジャパンがリズムを掴めたのはなぜか?
強豪オランダと引き分けた日本。後半は流れを掴み、日本のペースとなった。試合のターニングポイントはどこにあるのか? また失点した前半も守備は悪くなかった。一体どのようにして守っていたのか? 検証する。
ガンバ再建のビジョン――長谷川健太が語るチーム改革論
2012年、J2に降格したガンバ大阪の再建を託された長谷川健太監督。指揮官が掲げる改革のビジョンとは、どのようなものか? 監督としての哲学とともに、これまでと合わせて話を聞いた。
最も難しい方法で漫然と攻撃していたザックジャパン。解決されない香川・不調時の「穴」
ベラルーシに敗れた日本。アウェイとはいえ、明らかに攻めのリズムがなく、内容的に乏しい試合だった。ある程度ボールはキープできるが、そこから相手を崩せない。ザックジャパンの攻撃が停滞した要因はどこにあるのか?
W杯ベスト16進出に黄信号? セルビア戦に敗れたザックジャパンに漂う閉塞感の理由に迫る
11日に行われた国際親善試合で、日本代表はセルビアに0-2で敗れた。W杯では勝ち点を奪わなければならないレベルの相手に、ある程度自分たちの形で戦うことはできたものの結果は得られず、代表には閉塞感が漂っている。
ブレない信念――樋口靖洋が語る監督哲学
21試合13勝3敗5分で首位(2013年8月20日時点)。好調な横浜F・マリノスを率いる指揮官・樋口靖洋が描くチームの理想とはどのようなものか? 監督のサッカー哲学を聞いた。
合格点と言えるW杯ベスト16への一次テストとなったガーナ戦。守備固めとしてメリット見えた3-4-3
10日のガーナ戦を3-1の勝利で飾った日本代表。この試合における収穫とは何か? また3-4-3の本当の目的とは何か? W杯ベスト8の壁を破るためのさらなる成長点を分析する。
無意味だった3-4-3のテスト、守備の課題修正も出来ず。調整試合にすぎなかったグアテマラ戦
6日のグアテマラ戦に3-0と快勝した日本代表。森重、工藤ら新戦力が良さを発揮した一方で、それ以上の意義が見つけにくい試合となってしまった。最後にテストした3-4-3もあまり機能していなかった。
新戦力起用も変化なく、守備も脆弱なまま。強豪国との差を埋めるためにザックジャパンがすべきこととは?
ウルグアイに4-2と惨敗したザックジャパン。新戦力に期待が集まったが、目覚ましい活躍を見せたわけではなかった。そしてコンフェデのときと同様に、簡単に失点を重ねた。厳しい現実を突きつけられた試合だった。
東アジア杯を制し力を示したJリーガーたち。ザックジャパンへ“当確”と言える選手は?
東アジア杯の最終戦で韓国を下し、大会を制したザックジャパン。この大会の日本代表は海外組を招集できず、Jリーグでプレーする選手たちで構成されていた。大会を終え、今後も代表に食い込めそうな選手は誰なのか?
豪州戦2得点の大迫よりも豊田、齋藤がW杯メンバーに残れる理由
東アジア杯の豪州戦、日本は3-2で勝利した。この大会のテーマは新戦力の発掘にある。果たして、この試合でW杯メンバーに食い込めそうな選手は出たのか。攻撃陣、守備陣、共に検証する。
コンフェデと同じ役割を新戦力に課したザック。レギュラー陣を脅かす存在と言えるのは誰か?
従来とはがらりとメンバーを変えた東アジア杯でのザックジャパン。しかし、選手に与えた役割はコンフェデと同様のものだった。レギュラー陣と同じ役目をさせることで、どれだけできるかを試したザッケローニ監督だが、果たしてそのお眼鏡に適った選手はいただろうか?
まるで罰ゲームだったイラク戦。勝ち点3と引き換えに失ったものとは?
11日のイラク戦。アウェイで0-1と勝利さえした日本だが、内容は満足いくものではなかった。厳しい環境の中の試合とあって、選手のコンディション面を考えても不安は残った。コンフェデに向け、果たしてこの試合の収穫はどれほどあっただろうか。
歯車が狂ったザックジャパン。本田と岡崎の復帰で何が変わるのか?
さまざまな課題が噴出したブルガリア戦。だが、その中でも収穫はあった。そして4日にはオーストラリアとの大一番が待っている。本田と岡崎が戻ってくるが、彼らが果たしてきた役割とは何だったのか。
技術はまだバルサが上? 強かったが戦術的新機軸はなかったCL決勝でのドイツ対決
完成度の高いチーム同士の対決となった今季のチャンピオンズリーグ決勝。“ドイツ時代の到来”とまで言われたバイエルンとドルトムントの勝ち上がりだったが、彼らはいかにして戦術を磨き上げたのか?
ブンデスリーガ時代の到来か? CL決勝ドイツ対決から考察する欧州サッカーの覇権争い
今季のチャンピオンズリーグ決勝はドイツ対決となった。今後、欧州サッカーはドイツを中心に回っていくのだろうか。CLの歴史を振り返り、時代と共に移ろいゆく欧州サッカーの覇権争いを検証すると共に未来を占う。
なぜジェフ千葉はJ2で苦戦を続けるのか? 方向性なきクラブが持つ不安材料
毎年のように昇格候補にあげられながらJ2に“残留”してしまうジェフ千葉。J1クラスの戦力を有しながら、今季も苦戦している。同じ過ちを繰り返すのはなぜなのか? クラブの抱える問題点に迫った。
時代の終焉か? “バルサであること”に失敗したチームの未来
CL準決勝、バイエルンに大敗したバルサ。この敗戦は近年のヨーロッパで最も成功を収めてきたバルサ時代の終焉を予感させるものだった。完璧でなければ強さを維持できないバルサというチームの難しさとは?
確立された対バルサ戦術とメッシ封じ。「バルサ対策」への「対策」は可能か?
数年前と比べバルセロナを相手にしても互角、あるいはそれ以上の戦いができるチームが増えてきた。徐々に確立されてきたバルサ対策とはどんなものか? そしてバルサはそれを打ち破ることができるのか?
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