河治良幸
東京都出身。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当し、プレー分析を軸にグローバルな視点でサッカーの潮流を見続ける。セガ『WCFF』の選手プロフィールを担当。著書に『勝負のスイッチ』『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』『サッカー番狂わせ完全読本ジャイアントキリングはキセキじゃない』がある。TwitterIDは@y_kawaji
ハリル流白熱教室! 選手とともに汗流す指揮官、代表合宿に込められた意図とは?
日本代表は1日、11日の親善試合イラク戦と16日のW杯二次予選シンガポール戦に向けたメンバーを発表した。Jリーグが佳境を迎えている中、一足先に長谷部誠や吉田麻也ら海外組が国内合宿をスタートさせた。この合宿には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が込める思いが強く見て取れた。
原口、宇佐美、武藤がもたらす推進力とハイレベルな競争。日本代表は“ハードワークできるスペシャルな個の集団”へ
JFAは1日、親善試合イラク戦とW杯二次予選シンガポール戦に臨む日本代表メンバー25名を発表した。注目は、ハリルホジッチ体制初招集となった原口元気だ。攻撃的な選手では宇佐美貴史や武藤嘉紀らも選出されているが、彼らは日本代表を1つ上のステージへと導く可能性を秘めている。
ついに始まるW杯への道。2次予選初戦は海外組中心に? 原口、長澤…招集メンバーを占う
2018年ロシアW杯に向けたアジア2次予選がいよいよスタートする。6月1日にはそのメンバーが発表されるが、前後のスケジュールやハリルホジッチ監督が欧州視察を終えたことから、海外組が中心となることが予想される。
代表合宿で存在感を発揮した4人の選手達。欧州組が加わる二次予選、Jリーグでアピールし代表定着なるか?
5月12日から2日間にかけて行われた日本代表合宿。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が招集した28人の選手は代表定着に向けてアピールを続けたが、その中でも印象的なパフォーマンスを披露した4人の選手がいる。
ハリルが求めるトップ下の役割とは? 独自の視点で見出した柴崎と遠藤の可能性、鹿島とは異なる“中盤のオーガナイズ”
日本サッカー協会は7日、国内合宿に参加する日本代表メンバーを発表した。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は国内組28選手を招集し、W杯二次予選に向けて選手を見極めることとなる。中でも注目すべきポジションはトップ下だ。ハリルホジッチ監督はこのポジションでプレーする選手に、クラブとは異なる役割を求めている。
「ハリル=速攻」は時期尚早。今は“悪癖”を取り除く期間。その先にある真のスタイルとは
日本代表はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での初陣となった2連戦を終えた。この2試合の内容から、ハリルホジッチ=カウンターという印象が強まったが、決定的とするのは時期尚早だ。
【ウズベク戦プレビュー】柴崎と青山。“中盤のオーガナイズ”を担う2人。代表定着へ求められる要素とは
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下での2戦目となるウズベキスタン戦を迎える日本代表。指揮官はスタメンの大幅入れ替えを示唆したが、ポイントとなるのは柴崎岳と青山敏弘だ。球際の激しさとレンジの長い縦パスを繰り出せるか。2人の中盤でのプレーがカギとなる。
固定は禁物だが――。ハリル流を体現した“チームの心臓”長谷部。若手の最高の手本に
ハリルホジッチ監督が求める球際の強さと縦への意識。それを体現したのが長谷部誠だった。ザック時代には噛み合わなかった部分もあるそのプレースタイルだが、新指揮官の戦術にはマッチ。若手の手本となるパフォーマンスを見せた。
“初陣”迎えるハリルJ。熾烈なポジション争いが待つアタッカー陣、ポールポジションを奪うのは誰か?
日本代表は本日27日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督就任後の初戦となるチュニジア戦(大分)を迎える。メンバー発表の会見では日本代表の攻撃面に言及したハリルホジッチ監督。チュニジア戦でハリルホジッチ監督の期待に応えるのはどの選手になるだろうか?
【識者の眼】戦術の鍵は“スピード”。招集メンバーから見えるハリルホジッチ監督の意図とは?
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は19日、就任後初となる代表メンバーを発表した。バックアップメンバー12名を含む全43名の中には、初召集となる選手や久しぶりの代表選出となる選手など、フレッシュな顔ぶれが揃った。この選考から読み取るハリルホジッチ監督の意図とは、どんなものなのだろうか?
【識者の視点】ハリルホジッチ監督就任会見を読む。強調されたメンタル強化、ハードワークの“中身”とは?
13日に来日し、就任会見に臨んだハリルホジッチ監督。1つの質問に時に長い回答をしていた新監督は、自身の哲学を言葉の中に滲ませていた。指揮官をよく知る記者はこの会見から何を読み取ったのか?
名将ハリルホジッチのジャイアントキリング。司令塔・中田英寿を封じた伝説のパルマ戦
日本代表監督が内定したハリルホジッチにとって、ブラジルW杯のドイツ戦は敗れたとはいえ世界に衝撃を与えたベストマッチの1つだが、ハリルホジッチが手腕を最大限に発揮し、ジャイアントキリングを成し遂げた伝説の試合があった。
【識者の視点】代表監督最有力ハリルホジッチ氏の選手起用を読む。昇格組の湘南・松本からの招集も。意外な招集で序列崩す可能性あり
日本代表の後任監督にハリルホジッチ氏が就任することが濃厚だ。仮定の話にはなるが、果たしてどのようなメンバーが招集されるのか。氏の選手起用傾向から読み解くと、これまでとは異なる意外な選手が見えてくる。
【識者の視点】代表監督最有力ハリルホジッチは何が優れているのか?”東欧の智将”の戦術面を徹底解説
日本サッカー協会は次期代表監督としてヴァヒド・ハリルホジッチ氏(以後、敬称略)に正式オファーを出すことで一本化した様だ。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のハリルホジッチに関しては以前、代表監督に推薦するコラムを寄稿させていただいた。
【識者の眼】代表監督に推したい気鋭の名将ハリルホジッチ。多彩な戦術を持つ情熱家。W杯の実績も十分
様々な名前が飛び交う日本代表新監督候補。しかし、有力とはされていないものの、母国ではないチームを率いてW杯で好成績をあげた指揮官が存在する。ヴァヒド・ハリルホジッチは日本が求める資質をほぼ全て揃えているといえるだろう。
完璧にはまった日本対策。UAEにとって狙い通りの“勝利”。そのジャイアントキリングの理由とは
アジア杯準々決勝、連覇を狙った日本はUAEにPK戦の末に敗れて大会を去った。一見すると、日本がチャンスを逸したことが要因と思われるが、UAEには“格上”の日本を破るための明確な狙いがあった。
UAEの“王様”が抱える守備の穴。アギーレジャパンは攻撃をもって攻撃を制することはできるか
日本代表は23日、決勝トーナメント初戦のUAE戦を迎える。長谷部誠も“王様”と警戒するオマル・アブドゥラフマンを攻撃の中心とするUAE。日本代表は、彼をいかに攻略できるかが勝負の分かれ目となりそうだ。
遠藤と長谷部。熟練コンビの存在が大きくなるほど生じる不安
日本はアジアカップのグループリーグ最終戦、ヨルダン戦を2-0で勝利し、3戦全勝でGL突破を決めた。この試合でもキーとなったのは、遠藤保仁と長谷部誠の存在だ。しかし、この熟練コンビへの依存度が高くなるにつれ、同時に不安も抱えることになる。
アジア杯連覇へ不可欠な“日替わりヒーロー”の誕生。負傷の今野が示したサブの心構えとは?
イラク戦を1-0で勝利し、グループステージ2連勝を果たした日本。この試合では、途中出場の今野泰幸がラストプレーでチームを救う役割を果たした。その結果、負傷離脱となったが連覇のためには交代選手の貢献は不可欠となる。
遠藤、香川、長谷部の“イメージの共有”。イラク戦で高い機能性を発揮した中盤のトライアングル
日本代表は、イラクとのアジア杯グループステージ第2戦を1-0で制した。この試合では、遠藤保仁&香川真司のインサイドハーフとアンカーの長谷部誠が高い連動性を見せた。
インテンシティーの高いイラク戦。中盤の攻防が勝負のキーポイントに
アジアカップ初戦となるパレスチナ戦を勝利したアギーレジャパンの次の相手は2007年の優勝国、イラク。ともに初戦を白星で飾っているだけに、グループリーグ突破のためには是が非でも勝って最終戦につなげたいものだ。
大勝したパレスチナ戦で見えた攻撃の形とクオリティの課題
アジアカップ初戦、日本代表はパレスチナ戦を4-0と快勝した。アギーレ監督が思い描く攻撃の形が見えた一方で、大会を勝ち抜くに向けて課題も浮き彫りとなった。
日本は前回の失敗を活かせるか? 難しい初戦で求められるリスク管理と長谷部のキャプテンシー
いよいよ明日、アジアカップ初戦を迎える日本代表。前回大会はまさかの引き分けスタートだっただけに、しっかりと勝ち点3を奪いたい。もちろんアジアを勝ち抜くのは簡単ではない。予想外のことへの対応が求められる。そこで重要になるのがキャプテンの存在だ。
武藤? 小林? アジアカップ連覇に必要な日替わりヒーローの出現
日本代表にとって連覇がかかるアジアカップの初戦を2日後に控え、サブの選手が意気込みを語っている。過酷な連戦を勝ち抜くには、スタメン組だけではなく“ヒーロー”の存在が不可欠だ。前大会ではサブから途中出場の李忠成が決勝戦で見事なボレーシュートを決めたことが記憶に新しいが、今大会では誰がヒーローになるのだろうか。
アジア杯23人決定。ポジション別に見るアギーレの意図。大会連覇へ盤石な布陣に
日本代表のハビエル・アギーレ監督は、アジアカップに臨む23選手を発表した。宇佐美貴史も大久保嘉人も呼ばれず、細貝萌も落選した一方で清武弘嗣が選出。果たして、その人選にどんな意図があるのだろうか?
アギーレジャパン、6つの親善試合で見えたコンセプトと収穫。アジア杯までに求められる課題とは?
新生日本代表がスタートして6試合が終わった。これをもってアギーレジャパンはアジアカップへ臨むことになる。ここまでの戦いを振り返って、見えてきたコンセプト、そして1月へ向けた課題とは?
明日、日豪戦。日本代表が注意すべきサッカルーズの4つの攻撃ポイント
明日、オーストラリアと対戦する日本代表。同じアジアに位置する国との対戦は現在の実力を見る上でも極めて重要だ。豪州代表は得点力不足にあるとはいえ、やはり注意すべき点は多い。日本が警戒すべきポイントとは?
6発大勝を呼んだ内田の“端っこ”での貢献。チャンス生むパス、高い位置からの守備で攻守に存在感を発揮
再び日本代表のユニホームに袖を通した内田篤人。復帰戦となったホンジュラス戦でチームは6-0と大勝を収めた。その勝因の1つとなったのが内田が見せた攻守の切り替えだった。
内田篤人はなぜアギーレジャパンに必要なのか? 戦術面で見る他のSBより高く評価される理由
アギーレジャパンがスタートして初めて招集された内田篤人。怪我の状態もあり、コンディションは心配されるが、2試合とも起用されると見られている。それは、指揮官が望むサイドバック像に近いからだ。他の選手にはない、内田篤人の優れた特徴とは?
豊田が代表にいる意味――。アギーレ、大型FW選出の意図。攻撃での大きな可能性
11月の連戦に向けたアギーレジャパンのメンバーが発表された。代表に復帰した選手の一人がサガン鳥栖の豊田陽平。彼の選出は何を意味するのか?
U-19日本代表、4大会連続アジア敗退で示された育成の課題。勝つため、点を取るための「イメージの共有」
U-19アジア選手権準々決勝で敗退し、4大会連続でU-20W杯出場権を逃した日本。準決勝に進出し、世界への切符を手にした4カ国は日本に欠けていた重要な要素を備えていた。
日本、アンダー世代が相次ぐ敗退…。U-19も北朝鮮に敗れU-20W杯逃す。育成・強化の見直しは急務
AFC・U-19選手権準々決勝、U-19日本代表は北朝鮮にPK戦で敗れた。この結果、日本は4大会連続でU-20W杯出場を逃すこととなった。相手を崩し切ることが出来ず120分でも決着を付けられなかった要因とは。
大敗のブラジル戦に若きゲームメーカーは何を思ったか。柴崎岳が感じた王国の強さと自身の課題
ブラジルになす術なく敗れた日本代表。失点に絡んだ柴崎岳だが、この大敗から見えたものが確かにあり、それをひとつずつクリアしていくつもりだ。彼の成長は、日本代表の未来にとって不可欠なものだ。
左サイドから中央へのカットイン――。カギを握るネイマールへの対応。日本勝利へのキーマンは右SBとアンカー
14日にシンガポールでブラジルと対戦する日本代表。この一戦でカギを握るのは、やはりネイマールへの対応だ。左サイドから縦にも中央にも切り込める突破力は脅威となるが、封じなければ勝利への道は開けない。
1対1の勝負に苦しんだ武藤。未来の代表エースに与えられた重要な課題。ジャマイカ戦は有意義な一戦に
ジャマイカを相手に1-0で勝利を収めたものの、消化不良だった日本代表。この試合で代表初先発となった武藤嘉紀は、相手サイドバックとのマッチアップに苦戦。今後に向けて重要な改題を与えられた。
アギーレジャパンでSBに求められる役割とは? ザック時代と異なる3つのポイント
本日、アギーレ体制で3戦目となるジャマイカ戦に挑む日本代表。ポイントは様々あるが、意外と重要なのがサイドバックだ。ザック時代との違いも含めて、見るべき点を分析する。
“インサイドハーフ”香川、アギーレジャパンでどう生きるのか? 柴崎とのコンビが好相性
香川真司が日本代表に復帰した。ハビエル・アギーレ監督の指揮の下でプレーするのは今回が初となるが、4-3-3のインサイドハーフでの起用を明言している。果たして、フィットすることは出来るのだろうか。
韓国との力の差は歴然だった手倉森ジャパン。中盤の厚み、攻守の切り替えで後手。実戦経験の必要性を痛感
アジア大会準々決勝で開催国・韓国に敗れたU-21日本代表。スコアは0-1ながら判断力や決断力、戦術の効率性で下回り、内容では完敗。選手たちは五輪予選までに実戦経験を増やすことが出来るのだろうか?
U-21日韓戦プレビュー。攻守にカギを握る岩波&植田のCBコンビ。絶対的アウェーで勝利を掴め!
韓国・仁川で行われているアジア大会。U-21日本代表は準々決勝で開催国の韓国と戦う。韓国は兵役免除がかかっていることもあってオーバーエージを3人起用するなどこの大会に人生をかけて臨んでいる。しかし、日本にとっても五輪予選に向けて負けるわけにはいかない大一番だ。
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