河治良幸
東京都出身。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当し、プレー分析を軸にグローバルな視点でサッカーの潮流を見続ける。セガ『WCFF』の選手プロフィールを担当。著書に『勝負のスイッチ』『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』『サッカー番狂わせ完全読本ジャイアントキリングはキセキじゃない』がある。TwitterIDは@y_kawaji
【識者の眼】ハリル流インテンシティの正体。濃密な8秒間に見えた驚異のスピード・連動性
29日、シリアを相手に5-0と完勝した日本代表。選手たちはスプリントを繰り返しながら、相手を圧倒する素早いパスワーク見せた。チーム構築が順調に進んでいることを示したとも言えるが、まだまだ取り組むべき課題はある。(取材・文:河治良幸)
【識者の眼】ハリルが警鐘を鳴らすシリアの“時間稼ぎ”。ゲームを“壊されない”ために必要な状況判断
2018年ワールドカップ、アジア2次予選最終戦のシリア戦に臨む日本代表。ハリルホジッチ監督は前日会見でシリアが仕掛けてくる「罠」に対応しなければならないと指摘したが、実際のところ、どのような対策が必要なのだろうか。(取材・文:河治良幸)
【識者の眼】ついにハーフナーを活かした日本代表。“高さ”への意識に見せたハリルJの進化
24日、大勝したアフガニスタン戦で途中出場したハーフナー・マイク。日本代表では久々の出場となったが、彼がこれまで代表で上手く活かされることは少なかった。短い時間ではあったが、“高さ”を有効に使おうとした攻撃にはハリルジャパンの進化が見られた。(取材・文:河治良幸)
【識者の眼】長友に求められる“世界基準”。示すべき“デュエル”の本質、伝えるべきハリルの意図
24日、日本代表はアフガニスタン代表と戦う。ハリルホジッチ監督はさまざまなメッセージを発信しているが、長年代表でプレーする長友佑都にはそれを他選手に伝える義務がある。長友は何をどう伝えるべきなのか? 世界の第一線で戦う男だからこそできることがある。(取材・文:河治良幸)
【識者の眼】ハリルJどうなるFW争い。ハーフナー&小林の加入で競争激化。物足りない攻撃陣は活性化するか
17日、日本代表は24日と29日に行われるW杯アジア二次予選のメンバーを発表された。久々招集のハーフナー・マイク、Jリーグから小林悠が抜擢されるなどFWに新戦力が加わり、新たな競争が始まった。(文:河治良幸)
【識者の眼】ハリルJ招集メンバー23名を予想する。国内組の“発掘”は?
アフガニスタン、シリアとのW杯アジア二次予選に臨む日本代表。国際Aマッチデーということもあり、多くの海外組が招集されることが予想されるが、常連組以外ではどのような選手がメンバーに食い込んでくるだろうか。ハリルジャパンの招集メンバー23人を予想した。(文:河治良幸)
【識者の眼】ハリル流ゾーンプレス&クイックアタッキングとは何か? 指揮官の強い意図に見えた代表の方向性
急遽、国内組を集めた行われた日本代表の合宿。ハリルホジッチ監督は、時折強い言葉を発しながらも、メンバーに攻守における意識づけを行った。果たして指揮官は何を植え付けたいのか? 現地取材で見えた意図を分析する。
【識者の視点】小林悠がハリルJを活性化させる理由。“背中を取る”FWが代表にもたらす大きな可能性
今日3月7日より日本代表は3日間の短期合宿を行う。海外組のいない中での合宿は新戦力発掘も目的の1つとなる。代表を追う記者が注目しているのはFW小林悠だ。Jリーグで活躍するストライカーは何を代表にもたらすのか。
ハリルJ、2年目に求められる進化。16年を飛躍の1年にできるか
2015年3月に日本代表監督に就任したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。W杯、アジアカップで思うような成績を残せなかったチームの改革はどの程度進んでいるのだろうか。ハリルホジッチ監督就任後の変化を振り返りながら、今後の日本代表の戦いを展望する。
スアレスの3ゴールを演出したバルセロナの”崩しのメカニズム”
ネイマールが怪我の影響で先発を外れ、さらにメッシを体調不良で欠いたバルセロナだが、スアレスの3得点で広州恒大に3-0の勝利を飾り、20日に行われる決勝への進出を決めた。
ハットトリックを記録したスアレスの決定力は見事だが、自陣に守備を固めた広州に対して「状況に応じて自分たちにとって効果的なコンビネーション、壁パスや両サイドを使った」とルイス・エンリケ監督が振り返る様に、“MSN”のうち2人を欠く中でむしろ伝統的なバルセロナらしい崩しのメカニズムを盛り込むことで、3得点を呼び込んだ。
【識者の視点】広島は広州恒大に勝てるのか。J最強クラブがアジア王者を倒すためのカギは?
クラブW杯3位決定戦に臨むサンフレッチェ広島。対戦するのはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でことごとくJリーグクラブを退けてきた広州恒大となる。今季のJリーグ最強チームがアジア王者を上回るためのポイントとは?
【識者の視点】J1王者・広島、打倒リーベルに必要な『三箇条』。ジャイアントキリングの実現なるか
J1王者のサンフレッチェ広島は16日、クラブW杯準決勝で南米王者のリーベル・プレートと対戦する。リーベルは南米二大カップ戦を制しているように、ここ一番での勝負強さが特徴だ。オセアニア王者のオークランド・シティ戦、アフリカ王者のマゼンベ戦と連勝してきた広島だが、リーベル戦はより難しい試合となる。広島がジャイアントキリング達成するための、打倒リーベル『三箇条』を紹介したい。
【識者の視点】広島と激突“アフリカの雄”マゼンベとは。新たな扉を開くために必要なこと
10日に開幕したクラブW杯、サンフレッチェ広島はオークランド・シティを下して準々決勝に進出。対戦するのは“アフリカの雄”マゼンベだ。アル・アハリに敗れて準決勝進出を逃した3年前のリベンジを果たすために、広島が為すべきこととは?
広島、“開催国枠”から世界への挑戦。2度目の参戦となるクラブW杯、決勝進出までのシナリオ
各大陸の王者が集うクラブW杯が10日、横浜で開幕する。初戦はオセアニア王者のオークランド・シティと、今季のJリーグチャンピオンシップを制したサンフレッチェ広島による一戦。2度目のクラブW杯参戦となる広島は、“開催国枠”から世界へ挑戦することになる。決勝までは長い道のりだが、そのシナリオを描いてみよう。
【識者の視点】アジアの頂点を決めるに相応しいACL決勝。Jリーグが再び辿り着くために必要なこと
広州桓大の優勝で幕を閉じたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)。アル・アハリとの決勝戦はファイナルと呼ぶに相応しいハイレベルな戦いが展開されていた。来シーズン以降、その舞台にJリーグ勢が到達するために必要なこととは?
【識者の視点】柏木の活躍で見直されるゲームメーカーの価値。ハリルJに高まるボランチの競争
日本代表は、ロシアW杯アジア二次予選のシンガポール戦とカンボジア戦で2連勝を収めてグループ首位に立った。カンボジア戦の結果と内容には不満が残るものの、この2試合で柏木陽介が大きなアピールに成功している。柏木が活躍を見せたことで、“ゲームメーカー”の価値が見直されている。同時に、ハリルジャパンでボランチの競争が高まることに期待したい。
【識者の視点】香川と清武が共有する攻撃のイメージ。ハリルJにもたらす新たなソリューションとは?
日本代表は17日、ロシアW杯アジア二次予選でカンボジア代表と対戦する。シンガポール戦ではベンチスタートだった香川真司は、先発出場が予想されている。互いに「似たイメージを持つ」と認め合う清武弘嗣とともにピッチに立つことがあれば、攻撃のイメージを共有する2人が、ハリルジャパンに新たなソリューションをもたらすことになるかもしれない。
【識者の視点】柏木がもたらした攻撃のリズム。見直される“クリエイティブなボランチ”の存在意義
日本代表は12日に行われたロシアW杯アジア二次予選シンガポール戦で、3-0の勝利を収めた。この試合で、アクセントの効いたパスで攻撃のリズムをもたらしていたのは柏木陽介だ。3年9ヶ月ぶりの先発出場となった柏木の台頭で、クリエイティブなボランチの存在意義が見直されている。
【識者の視点】ハリルJ、シンガポール戦はサイドアタックに括目せよ!鍵握る5人とは?
日本代表は12日、ロシアW杯アジア二次予選でシンガポールと対戦する。6月にホームで対戦した際はまさかのスコアレスドローに終わってしまったが、アウェイでの再戦で勝利を収めるためには、『サイド攻撃』がテーマとなりそうだ。このサイド攻撃を機能させるために、現地で取材を行う河治良幸氏は5人のキーマンを挙げた。
【識者の視点】ハリルが抱えるメンバー固定のリスク。新戦力招集を躊躇させる二次予選突破のノルマ
JFAは5日、ロシアW杯アジア二次予選シンガポール戦とカンボジア戦に向けた日本代表メンバー23名を発表した。前回のメンバーからは6人が変更となり、実質的なフレッシュな顔ぶれは3選手のみとなった。疲労が懸念される宇佐美貴史(G大阪)や所属クラブでの出場機会を指摘された本田圭佑(ミラン)らに代えて、新戦力をより多く招集することはできなかったのか? そこには、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が抱える“リスク”があった。
なぜ香川はドルトムントの主力でプレーできるのか? 勝利を呼んだハードワークによる貢献
ドルトムントは現地時間16日に開催されたブンデスリーガ第9節、アウェイでマインツと対戦して2-0の勝利を収めた。この試合、トップ下で先発した日本代表MF香川真司にゴールは生まれなかったが、献身的な守備によって相手の攻撃を封じた。そうした香川のハードワークが勝利に繋がった。攻撃だけではなく、今の香川には守備でも重要な役割を担っている。
【識者の視点】“アジア最強”イラン戦はハリルJの試金石に。警戒すべきは6人のタレント
日本代表は13日、親善試合でイラン代表と対戦する。ここまで二次予選を3勝1分の無失点でグループ首位に立つ日本だが、FIFAランク39位でアジア最高位に位置するイラン戦は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任して半年の試金石となる一戦だ。現地で取材する記者は、イラン代表では6人の選手に警戒すべきだと分析している。
【識者の視点】真価を証明した香川真司。追加点を生んだ観察眼、解き放たれた“ゴールの呪縛”
日本代表は8日、ロシアW杯アジア二次予選でシリア代表と中立地オマーンで対戦し、3-0で勝利した。この試合で輝きを放ったのは香川真司だ。2点目のシーンでは相手を見事に抜き去り、鮮やかなアシストを決めた。以前はゴールへの呪縛に苦しむ時期もあったが、現在はチャンスの起点になるという重要な役割を担っている。
【識者の視点】日本代表、シリア攻略の鍵は『ビルドアップ』。真価問われる“ハリルのスタイル”
日本代表は8日、ロシア杯アジア二次予選でシリア代表と中立地オマーンで対戦する。これまでの予選3試合ではいずれも一方的な試合をしてきたハリルジャパンだが、シリアは現在グループの首位に立っており、これまでの相手よりも攻撃的に挑んでくることが予想される。難しい試合が予想される中、選手たちはシリア攻略のテーマは『ビルドアップ』にあると語っている。
【識者の視点】塩谷、柏木、南野。新戦力の顔ぶれに見るハリルホジッチのメッセージとは?
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、10月8日のW杯アジア2次予選オマーン戦、13日の親善試合イラク戦に向けたメンバーにDF塩谷司、MF柏木陽介、FW南野拓実という新戦力を招集。負傷者の代役という見方もあるが、この顔ぶれからは指揮官の志向を示すメッセージも読み取れる。
【識者の視点】ハリルJは何が進化しているのか? 大量点を生んだ確かな前進
日本代表は8日、ロシアワールドカップ・アジア二次予選でアフガニスタン代表と対戦した。中立地イランで行われた試合だったが、終わってみれば6-0の大勝。大量得点を生んだ背景には、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が作り上げた基本のベースに「イメージの共有」と「選手による状況判断」が加わったところにあった。
【識者の視点】長友が見せた“意識の変化”。アフガン戦の鍵握るSBの攻撃参加
カンボジアにホームで勝利したものの、相変わらず風当たりの強い状況が続く日本代表。チームを厳しく評価することは成長のためにも大事なことだが、その意味でもゴールが入ったか入らなかったか、失点したかしないかという結果の評価に加えて、チームの狙いと成果を見ながら冷静に評価するための視点やポイントを観る側が高められる様に報道していくのがメディアの1つの役割だ。アフガニスタン戦ではサイドバックの攻撃の関わり方について言及する。
【識者の視点】見据えるべきはアジアの先。“消化不良”のカンボジア戦で見られた確かな進歩
3-0で勝利を収めながらも物足りなさが残ったカンボジア戦。一方でハリルホジッチ監督に求められるのはアジアで勝つことではなく世界で勝つこと。そして、試合後に選手たちの口からは同じイメージで攻撃を仕掛けていたことが語られていた。
【識者の視点】日本代表、PK誘発より重要なこと。カンボジア戦へ活かすべき“得点不足”の要因
W杯アジア2次予選第2戦となるカンボジア戦。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、1つの課題として「PK奪取」を挙げた。しかし、シンガポール戦で無得点に終わった本当の要因であり、今後へ活かすべき課題は他にあった。
惨敗の中で見えたハリル流。時期尚早な結果批判、問われる代表批評のあり方
8月上旬に行われた東アジアカップで、日本代表は2分1敗の最下位で大会を終えた。未勝利で大会を終えたことで、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督への風当たりが強くなってしまったが、試合を通して随所に進歩も見られていることも確かである。ここで、改めて監督批判のあり方について考えてみよう。
佐々木監督が東ア杯で見つけた“発見”。国際経験積んだヤングなでしこ、リオへと続く道のり
中国で開催された東アジアカップを戦ったなでしこジャパンは、1勝2敗の3位で大会を終えた。7月に開催されたカナダW杯では準優勝に輝いたなでしこジャパンだが、この大会では若手主体のメンバーで挑んだ。佐々木則夫監督は、来年に控えたリオ五輪に向けて、国際経験が少ない若手選手を試す“実験の場”と考えていたようだ。
東アジア杯、未出場は6人。東口、六反、米倉、丹羽、水本、米本…中国戦先発メンバーを読む
中国・武漢で行われている東アジアカップ。ここまで1分け1敗の未勝利と苦しんでいる日本代表だが、テストの意味合いも強い今大会。2戦を終えて未出場の選手は6人となっている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は最終戦となる開催国・中国戦へどのような11人を選択するのだろうか。
ハリルJの想定内と想定外。東ア杯で見えた指揮官の狙いと問題点
日本代表は5日の韓国代表戦で1-1の引き分けに終わわり、大会参加4チームのうち唯一大会優勝の可能性がなくなった。チーム作りの段位において、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にとっては“想定外”の事態に迫られていたこともあったのかもしれない。
方向性を示すハリルホジッチ、一方で潜む“ゲームコントロール”という言葉の危険
東アジア杯に参加している日本代表は5日、韓国代表と対戦する。初戦の北朝鮮戦ではロングボールを駆使したスタイルを前に敗れたことによって、ゲームコントロールが問題視されていた。しかし、ゲームコントロールに固執し過ぎてしまうことで、ある危険を招いてしまう恐れもあるようだ。現地で代表を追う記者が迫る。
日韓戦でも警戒すべき“高さ”。北朝鮮戦で教訓となったロングボールへの対応
日本代表は、2日の北朝鮮戦に1-2で敗れた。ロングボールに競り負け、終盤で逆転を許してしまった。次戦の韓国代表も高さを利用した攻撃を仕掛けてくる可能性がある。しかし、北朝鮮戦の敗戦を教訓に戦うことが求められる。
東アジア杯、本田が示した最重要課題とは。宇佐美に武藤、浅野…個々の争いがチーム強化を促す
中国・武漢で幕を開ける東アジアカップ。日本は2日、北朝鮮戦を迎える。大会前、同じく中国でプレシーズンを戦っていた本田圭佑は、今大会の注目ポイントとして「ゴール前の精度」を挙げていた。宇佐美貴史らアタッカー陣は指揮官も懸念する決定力不足解消のきっかけをつかむことができるか。
ハリルが陥った誤算とは? “悲観論”では終われないシンガポール戦
日本代表は16日、W杯アジア二次予選でシンガポール代表と0-0で引き分けた。試合前には有利とみられていた日本だったが、期待と異なる結果に終わってしまった。
「明日W杯は始まる」。ハリル監督の強い警戒心に込められた勝負への哲学
日本代表はロシアW杯に向けた二次予選の初戦でシンガポール代表と対戦する。FIFAランキング52位の日本にとって、154位のシンガポールはいわば“格下”の相手だ。だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、こういった試合にこそ罠が潜んでいると語っている。
輝き放った柴崎と宇佐美。代表に欠けていた“2つのピース”を埋めた、若き才能の創造性
日本代表は11日、親善試合でイラク代表と対戦し、4-0で勝利を収めた。この試合、輝きを放ったのは宇佐美貴史と柴崎岳だ。2人の若き才能は、日本代表に欠けていた2つの重要なピースとなるとなるかもしれない。
「ベストメンバーはいない」。フラットな競争がある日本代表、過去の“序列”を覆す選手は誰か?
6月11日、日本代表は親善試合でイラク代表と対戦する。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制3試合目となるこの試合は、2018年ロシアW杯に向けた初戦となる16日の二次予選シンガポール戦の重要なテストだ。
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