河治良幸
東京都出身。サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当し、プレー分析を軸にグローバルな視点でサッカーの潮流を見続ける。セガ『WCFF』の選手プロフィールを担当。著書に『勝負のスイッチ』『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』『サッカー番狂わせ完全読本ジャイアントキリングはキセキじゃない』がある。TwitterIDは@y_kawaji
U-21、韓国戦を前に4-3-3での戦い方が洗練。SBとウイングの守備がアンカー・遠藤を生かす
韓国・仁川で行われているアジア大会。U-21日本代表は、パレスチナを4-0で下して準々決勝進出。無失点で終えるなど、守備の整理が進んだことで攻撃にも相乗効果が生まれた収穫の多い勝利となった。
3試合4得点、U-21代表を牽引する鈴木武蔵。フィジカルだけでない、世界で通用するFWとしての資質
ネパールに快勝し、決勝トーナメント進出を決めた手倉森ジャパン。FWとしてチームを牽引するのが鈴木武蔵だ。ジャマイカ人の父を持つハーフである彼はフィジカル面に注目がいきがちだが、当然それだけではない。鈴木の持つストライカーとしての資質に迫る。
U-21日本代表、敗戦の中でも示されたアンカー遠藤航の可能性。新境地開拓が日本の財産に
韓国・仁川で開催されているアジア大会。U-21日本代表は、1次リーグ第2戦でイラクに1-3と敗れたが、この試合でアンカーに起用された遠藤航(湘南ベルマーレ)は大きな可能性を示した。
まるでW杯のオランダ代表――。初戦に快勝、手倉森ジャパンが見せたダイナミックなスタイル
アジア大会の初戦、クウェート戦。苦しむ時間帯がありながらも終わってみれば4-1。快勝でまずは1勝をあげた手倉森ジャパン(U-21日本代表)。守備的な布陣に見えたが実際には厚みのある攻撃を見せた。そのスタイルに迫る。
“慶應ボーイ”。先行したイメージを払拭、武藤嘉紀のパフォーマンス。流れを変えた高い意識
初の日本代表で結果を残した武藤嘉紀。当初は“慶応ボーイ”といった肩書きが注目されたが、その先行したイメージを払拭。2試合を通して高い意識を持って流れを変えるプレーを見せた。
ベネズエラ戦、“ゲームメーカー”柴崎を起用へ。攻撃にリズムとアクセントをもたらすか
アギーレ体制2戦目となるベネズエラ戦で先発の可能性が高い柴崎岳。ウルグアイ戦では不在だったゲームメーカーとしての役割が期待されるが、どのような変化をもたらすのだろうか。
真の“カメレオン”への第一歩だったウルグアイ戦。特定の戦術にこだわらないアギーレ監督の狙い
初陣となったウルグアイ戦で敗れた日本代表。アギーレ新監督は試合の中で様々なことを試した。その理由は前体制時代にはなかった“柔軟性”を身に付けるためだ。どんな相手にも対応できる、カメレオンとなるための第一歩とも言える。
アギーレジャパンの攻撃を読む。FW6人が語る新体制での決意と指揮官が攻撃陣に求めること
明日に迫ったアギーレジャパンの初陣。さまざまな点が注目ポイントにあるが、前線の組み合わせがどうなるのかもその1つだ。ゼロからのスタートとなる新体制において、各選手に何が求められているのか。
アギーレ流4-3-3は変則システムか。代表23人から読み解く新監督の意図と目指すスタイル
昨日発表された日本代表23人。フレッシュのメンバー選考となったが、この23人から見えてくるものとは何か? 選手の特徴、そして監督の考えから、アギーレジャパンのスタイルを読み解く。
「南野君がいないから」は通用せず。U-19日本代表、4大会ぶりU-20W杯出場権獲得へ高い目標やビジョンを
開幕まで2ヵ月を切ったU-19アジア選手権に挑むU-19日本代表。ベスト4に与えられるU-20W杯への出場権獲得は、4年後のロシアW杯にも大きく影響するだけに悲願とも言える。SBSカップ国際ユースサッカーで浮き彫りとなった課題とは?
ザックジャパン、W杯招集外の功労者たち。前田、ハーフナー、中村憲剛、細貝らが支えた4年間
ザックジャパンに招集されたメンバーは国内合宿を含めると100人を超える。そこから絞り込まれた23人のメンバー以外にも、チームを支えた功労者たちがいるのを忘れてはならない。彼らもW杯を一緒に戦った戦士たちであるのだから。ザックジャパンのブラジルでの戦いを総決算した『フットボールチャンネル03』(8月5日発売)より抜粋する。
選手選考、戦術、規律、育成――。代表を追う記者が4テーマから読み解く、ザックとアギーレ監督の違い
8月11日、来日会見を行い船出したアギーレ体制での日本代表。当然、まだ見えない部分も多々あるが、現段階で読み解くことができる部分もある。果たして、前監督と新監督は何が違うのか? 代表を取材し続ける記者が迫る。
なぜ大久保は日本代表で“異物”となってしまったのか。切り札がピッチ上で感じた仲間とのズレ
Jリーグで申し分ない結果を残し、最後に代表へと滑り込んだ大久保。4年間の積み重ねがあるはずのチームに合流して感じたことはわずかな“ズレ”だった。ザックジャパンのブラジルでの戦いを総決算した『フットボールチャンネル03』(8月5日発売)より抜粋する。
日本代表が見ていなかった“相手の顔”。惨敗から残った希望とザックの遺産
グループC最下位で敗退が決定し、退任を表明したザッケローニ監督。3試合で1分2敗と結果を残せなかった要因とは? そして、ザッケローニ監督が4年間で残したものとは?
6選手が出場なしだった日本。“精鋭たち”を活用できなかったザック。ザックの信頼を得られなかった選手にも責任
3試合で幕を閉じたブラジルW杯。6人の選手が出場機会なく大会を去り、自らが選んだ“精鋭”を活用できなかったザッケローニ監督だが、その責任は監督だけに押し付けるものではない。
大久保が日本の攻め方に苦言。「中を崩せずサイドに行ってしまう。相手はでかい、勝てる訳ない」
コロンビア戦で先発起用された大久保嘉人。得点を奪うことができなかったが、攻撃に関しては彼なりに思うところがあったようだ。特に指摘するのは中を崩す意識の部分。サイドからの単調な攻撃には苦言を呈した。
コロンビア戦、青山敏弘を起用すべき理由。守備陣にギャップを生む最高品質の深い縦パス
勝負の試合となるコロンビア戦。どのような選手起用が求められるのか。代表に密着する記者・河治良幸氏はボランチに青山敏弘の起用を強く推す。品質ではブルーマウンテン、果たしてその理由は?
ザックが陥った采配の落とし穴。遠藤投入で攻撃が活性化しなかった理由と想定通りの交代策に潜む罠
ギリシャ戦、後半から投入された遠藤保仁。長谷部誠と交代したもので、想定通りとも言える。だが、そこに思わぬ落とし穴があった。遠藤の投入で采配の選択肢は少なくなってしまったのだ。
途中投入のイメージ掴んでいた齋藤学「バイタル少し空いていた。そこから崩せたらと思っていた
引き分けに終わったギリシャ戦。ザッケローニ監督は最後まで交代枠を1つ使わなかった。日本の切り札として期待されていた齋藤学はまたも出番なく終わったが、本人は途中投入のイメージは描いていた。
香川真司はなぜ試合から“消えて”しまうのか? 劣勢の中でも存在感を示す本田圭佑との違い
敗れたコートジボワール戦。香川真司は本来の力を発揮することができず、試合から“消えた”。なぜ攻撃のキーマンは輝けなかったのか? 戦術的な部分の分析から本田圭佑との違いに迫る。
チームとして戦えなかったことを反省する森重「臆病になってしまった。ドログバは1人でどうしようも出来ない」
コートジボワールに2失点。粘っていたセンターバックの森重真人だったが、自分たちに何が足りなかったかは分かっているつもりだ。なぜ抑えきれなかったのか。体を張った彼だからこそ分かることがある。
日本はコートジボワールをどう抑えるべきか? カギ握るジェルビーニョの無力化、必要なのは長友の推進力
いよいよコートジボワール戦が迫ってきた。日本は強力攻撃陣をどう抑えるべきなのか? ドログバ、ヤヤ・トゥーレはもちろん要チェックだが、ジェルビーニョの攻撃力も侮れない。カギを握るにはマッチアップする長友佑都だ。
「プレスがバラバラ」。チームの“軸”山口が語るザンビア戦失点の要因とW杯へ向けての修正ポイント
W杯本大会前最後のテストマッチとなったザンビア戦でもフル出場を果たした山口蛍。この試合ではアフリカ勢を相手に苦戦を強いられたが、スタメン出場の可能性が高いコートジボワール戦に向けて反省材料を手に出来た事は貴重な経験となるだろう
ザックジャパンのボランチ、山口で固定か。W杯での組み合わせは? 青山、長谷部、遠藤との相性を読み解く
キプロス戦に続いてコスタリカ戦で2試合続けてフル出場を果たした山口蛍。本人も「チームの軸になれる」と語るポジションだけに、ボランチの選択はザッケローニ監督にとって重要な仕事だ。今回は、山口を軸に青山、長谷部、遠藤それぞれとの組み合わせの特徴を解説する。
左は“ガンガン”、右は“するする”。内田が語る攻撃の哲学「左右同じがいいバランスとは思わない」
負傷明けでコンディションが心配された内田篤人だったが、コスタリカ戦では積極的なプレーを見せ、不安を解消した。長年サイドバックとして代表を支えてきた彼には独自の哲学がある。ザックジャパンは左が攻撃のカギと言われることも多いが、内田はどうとらえているのか?
コスタリカとコロンビア、共通する4つのポイント。“仮想”相手にザックジャパンが意識すべきこと
明日朝、コスタリカと対戦する日本代表。コスタリカは仮想コロンビアと言われている。共通するポイントはどこにあるのか? 対戦相手を分析するとともに、この試合で意識すべき点をまとめた。
長友との連携だけでなく――。ザックジャパンを活性化させる、香川の攻撃ビジョン
日本代表の攻撃の要・香川真司。左サイドにおける長友との連携はザックジャパンの武器の1つになってきた。だが、それだけで勝てるほどW杯は甘くはない。本人もそれは自覚しており、攻撃のビジョンを広げることは常に意識してきた。
「与えられた役割を全うするだけ」。ザックの哲学最も理解する伊野波、バックアッパーとして最高の働き
キプロス戦で唯一のアクシデントと言えるのが長友佑都の負傷だろう。交代したのは伊野波雅彦。左サイドバックにそのまま入ると、安定したプレーを披露。バックアッパーとして十分な実力があることを証明した。
日本代表GKコーチが語る聖域なきポジション争い。守護神に求められる“3人が試合から消えない”こと
W杯に向けた直前合宿において、独特の空間を作り上げていたGK練習。川島、西川、権田の中でアドバンテージがあるのは川島だが、練習において“聖域”は存在しない。3人それぞれが異なる特徴を持ち、重要な役割を担っている。
ザックはまだ3-4-3を諦めていない――。“伝家の宝刀”の利点とW杯3戦目コロンビア戦で採用すべき理由
ザッケローニ監督の代名詞的布陣だった[3-4-3]。あまり結果がでず、棚上げされた感もあった布陣だが、実は直前合宿で試行していた。オプションの採用をまだ指揮官は諦めていないのだ。改めてこの布陣の利点とW杯で採用すべき理由を考察する。
大久保トップ下でザックジャパンは何が変わるのか? ベテランFWの強みと本田との違い
W杯へ向けた合宿初日。ザッケローニ監督は大久保嘉人をトップ下に入れて練習をスタートさせた。このポジションは本田圭佑が常に君臨してきた。果たして、大久保の起用でチームに何がもたらされるのか? 本田の違い、チームの基本戦術から読み解く。
中村の落選、清武・青山の選出に大きな影響。日本代表の課題“代役不在”を1人で解消できる大久保嘉人
ブラジルW杯に挑むザックジャパンの23人が発表された。一番の驚きは大久保嘉人だろう。だが、代表を追う記者は大久保は“23番目”ではないという。しかもザックジャパンの課題を解消できる存在であり、他のメンバーの選出にも大きく影響したという。
ザックジャパン23人の選出予想。当確は15人、十分あり得る大久保のサプライズ招集
5月12日に発表されるブラジルW杯に挑む日本代表23人。一体どのようなメンバーが選ばれるのだろうか。代表を追う記者がこれまでの取材をもとに当確メンバー、有力メンバー、そしてラストピースとなり得る存在を予想した。
日本代表“ベスト8”への道。対コロンビア戦、守備の穴を突くための“切り札”としての遠藤
C組で日本代表の“最強のライバル”になると予想されるコロンビア。エースのファルカオが膝の負傷で本大会の出場が微妙になっているとはいえ、優れたアタッカーを揃えており注意が必要だ。ただ、あまり語られていないのは南米予選で最少失点の守備。著書『日本代表ベスト8 ブラジルW杯・対戦国シミュレーション分析(サッカー小僧新書EX006)』(ガイドワークス)でブラジルW杯の対戦国を詳細に分析し、ザックジャパンの戦い方を展望した河治良幸氏が解説する。
日本代表“ベスト8”への道。対ギリシャ戦、強力守備崩すカギ握る本田と香川の連動
ブラジルW杯の2試合目で戦うギリシャの強みは鉄壁の守備。欧州予選はプレーオフも含め12試合で6失点、しかも流れから崩された失点は1つもなかった。日本代表の攻撃がギリシャの堅守を切り崩すカギは? 著書『日本代表ベスト8 ブラジルW杯・対戦国シミュレーション分析(サッカー小僧新書EX006)』(ガイドワークス)でブラジルW杯の対戦国を詳細に分析し、ザックジャパンの戦い方を展望した河治良幸氏が解説する。
日本代表“ベスト8”への道。対コートジボワール戦を読み解く
ブラジルW杯で対戦するコートジボワールの強みは豊富な攻撃のタレントを活かす攻撃力だ。日本代表にとって危険なアタッカーは誰なのか? 著書『日本代表ベスト8 ブラジルW杯・対戦国シミュレーション分析(サッカー小僧新書EX006)』(ガイドワークス)でブラジルW杯の対戦国を詳細に分析し、ザックジャパンの戦い方を展望した河治良幸氏が解説する。
日本代表にプラス要素をもたらすJリーガー。4人が持つチーム力をアップさせる4つの基準とは?
ザックジャパンのW杯登録メンバーの発表が迫っている。既に主力はほぼ固まった感もあるが、重要なのはチームとしてどれだけ“使える”選手を抱えているかだ。代表に新たな要素を加えられる選手はJリーグにもいる。
大迫、森重、清武、酒井宏樹。ザックジャパン“準レギュラー組”、それぞれの課題と主力との差
3月5日に行われたニュージーランド戦で日本は4-2と勝利。後半は2失点したが、前半の17分間で4得点したこともあり、真剣勝負として試合をコントロールしにくかった。言い換えればチームの課題を見極めるには少々、無理があったと言える。ただし、選手の評価として有効であることは確かだ。今回は“準主力”から“主力”を目指す4人の選手にスポットを当て、現在地と課題を考察してみた。
楽勝ムードからなぜ2失点したのか? NZ戦から見えた日本の課題と苦手なパターン
勝利はしたものの、失点を重ね後味が悪かったニュージーランド戦。なぜザックジャパンは失点してしまったのか? そこからは今後の課題と日本が苦手とする攻撃パターンが見えてくる。『日本代表ベスト8 ブラジルW杯・対戦国シミュレーション分析 (サッカー小僧新書EX006)』(ガイドワークス)の著者・河治良幸氏が分析する。
苦境の中でも発揮された香川真司の真骨頂。PK奪取、アシストを生んだ“技術力”とは?
マンチェスターで苦しい時を過ごす香川真司だが、ニュージーランド戦では技術の高さを見せつけた。PKを奪取した突破、岡崎のゴールを生んだアシスト。『サッカー日本代表 「個の力」の本当の意味』(実業之日本社)で香川の項を担当した河治良幸氏が分析する。
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