神尾光臣
1973年9月28日、福岡県生まれ。東京外国語大学外国語イタリア語学科卒。97年の留学中にイタリアサッカーの熱狂に巻き込まれ、2003年から本格的に取材活動を開始する。イタリア南部での活動を経て、2011年からミラノ近郊に拠点を移動。北はトリエステから南はシチリア島、時にはヨーロッパ他国にも飛び回り、プロビンチャで養った視点でビッグクラブの現実や欧州サッカーの潮流までも観察する。『Footballista』『エル・ゴラッソ』『スポーツナビ』『週刊サッカーダイジェスト』等に執筆・寄稿。たまに地元TVやラジオ相手にしゃべったりもするが、軽くネタキャラに扱われているのは内緒。
本田、右サイドで繋がれた“鎖”は強固なものに。フル出場続くも…数字が示す卓越した走力
ミランは現地時間27日、セリエA第27節でトリノとホームで対戦する。右サイドで完全に定位置を確保した本田圭佑は、この試合も先発出場が濃厚だ。2016年になって全試合でフル出場している本田だが、その卓越した走力は数字が証明している。
本田、同点弾誘発に現地紙は及第点。「常に展開の中心」「さながら小型自動車」
ミランは現地時間22日、セリエA第26節でナポリと対戦し、アウェイで1-1の引き分けに終わった。現地メディアは、本田圭佑に対して及第点となる評価を与えている。
本田、攻守の貢献度は数字でも立証。少ないチャンスを生み出した『戦術的な意図』
ミランは現地時間22日、セリエA第26節でナポリと対戦し、アウェイで1-1の引き分けを収めた。本田圭佑は先発出場を果たし、同点ゴールを演出している。リーグ2位のナポリ相手に苦戦したミランだが、本田は攻守において献身的なプレーを見せた。その貢献度は数字でも立証されていた。
気運高まる本田を邪魔する厄介者。過去にすがる名物会長の憧憬と過度な現場へプレッシャー
ミランは現地時間22日に行われるセリエA第26節で、ナポリとアウェイで対戦する。前節ジェノア戦で今季リーグ戦初ゴールを決めた本田圭佑を含めてチームの気運は高まっているが、とんだ厄介者が現れた。会長就任30周年を迎えたシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長は、クラブの戦術に対して事あるごとに言及する。イタリアの名物会長として知られるベルルスコーニ氏は、かつての黄金期への憧憬にすがり、現場に過度なプレッシャーをかけてくるのだ。
現地メディアも本田祭り! 5紙が最高評価で称賛の嵐「かつてはブーイング、今は拍手」
ミランは現地時間14日、セリエA第25節でジェノアと対戦し、ホームで2-1の勝利を収めた。本田圭佑は今季リーグ戦初ゴールを決めて勝利に貢献。一夜明け、現地メディアは軒並み本田に最高評価を与え、称賛している。
本田、ゴール以外でも大きな貢献。チームを“勝たせた”10番が称賛されるべき理由
ミランは現地時間14日、セリエA第25節でジェノアと対戦してホームで2-1の勝利を収めた。本田圭佑は先制点を演出し、さらに後半には強烈なミドルシュートをネットに突き刺して今季初ゴールを奪っている。ゴールを決める活躍で勝利に貢献した本田だが、本当に称賛されるべきはゴールだけではない。その理由は何なのだろうか。
本田、2人の“相棒”不在で試される連係の成熟度合い。そして求められるFKのゴール
ミランは現地時間14日、セリエA第25節でジェノアとホームで対戦する。この試合は先発予想の本田圭佑に対し、DFイニャツィオ・アバーテとMFユライ・クツカが負傷欠場となる。これまで本田と良い連係見せていた2人の“相棒”が不在となる一戦は、その他の選手との連係の成熟度合いが試されることになりそうだ。
本田、称賛の前節から「一歩後退」…。伊紙からの評価が下がる
ミランは現地時間7日、セリエA第24節でウディネーゼと対戦し、ホームで1-1の引き分けに終わった。前節パレルモ戦では現地メディアから最高評価を得ていた本田圭佑だったが、この試合では厳しい評価を受けている。
及第点の本田に欠けているものは? 指揮官もチームに不満「フットサルじゃないんだ!」
ミランは現地時間7日、セリエA第24節でウディネーゼと対戦し、ホームで引き分けた。本田圭佑は右サイドで8試合連続の先発出場を果たしている。この日のミランは相手DFを崩す場面はあったが、手数をかけ過ぎてしまいなかなかシュートを狙うことができなかった。シニシャ・ミハイロビッチ監督も、ピッチで不満を示していたという。
好調の本田に訪れた3つの敵。乗り越えるか、屈するか…周囲の信頼を強固にする試金石となる一戦に
ミランは現地時間7日、セリエA第24節でウディネーゼとホームで対戦する。前節のパレルモ戦で勝利に導く活躍をして称賛を集めた本田圭佑は、この試合でも先発出場が予想されている。しかし、今回のウディネーゼ戦で、本田は3つの敵に直面することになるかもしれない。
本田、伊紙から称賛の嵐。3紙が最高評価「組織的なチームの中心」「ミラン復活の象徴」
現地時間3日、ミランはアウェイでパレルモと対戦し、2-0で勝利した。現地メディアは、本田圭佑に対して高い評価を与えている。
本田がミランの中心に。噛み合う連携、チームメートも厚い信頼
ミランは現地時間3日、セリエA第23節でパレルモと対戦し、アウェイで2-0の勝利を収めた。先発フル出場した本田圭佑にはゴールもアシストもなかったが、現地記者は本田を高く評価している。この試合では、これまで以上にチーム間の連携が見てとれた。そして、その中心に本田はいた。
本田、過密日程もコンディションは良好。連戦で深めたチームの連携。“セオリー”通り今節も先発へ
ミランは現地時間3日、セリエA第23節でパレルモとアウェイで対戦する。インテルとの“ミラノダービー”から中2日という過密日程でコンディション面も懸念されるが、“セオリー”通り本田圭佑は公式戦9試合連続のスタメンは濃厚のようだ。
本田、MVP級の活躍に伊3紙から最高評価「ゴールを決めずしてダービー男」「アシストはチョコの包み」
ミランは現地時間30日、インテルとの“ミラノダービー”に3-0で快勝した。現地3紙は本田圭佑に最高評価を与えている。出場のなかったインテルの長友佑都に採点はなかった。
本田に送られた観客からの拍手の意味。ダービーで証明した自らの存在価値と勝利への執念
ミランは現地時間30日、インテルとの伝統の一戦“ミラノダービー”を3-0で勝利した。インテルの長友佑都に出場機会は訪れなかったが、ミランの本田圭佑は先制点をアシストする活躍を見せている。本田は途中交代となった際、観客から拍手を送られるシーンがあった。いつもはどんなプレーをしてもブーイングを送られてきた本田だが、この拍手が持つ意味とは何なのだろうか。
本田と長友、それぞれが遂げた復活劇。一度は戦力外扱いも…危機を乗り越えた2人が今、ダービーで激突へ
ミランとインテルは現地時間31日、“ミラノダービー”で対戦する。前回のダービーで、ミランの本田圭佑とインテルの長友佑都が揃ってピッチに立つことはなかった。今季はともに一時戦力外扱いされるなど苦しい時を過ごしたが、見事な復活劇を遂げている。そして、2人はこの伝統の一戦で先発出場が予想されている。
決定機外した本田、伊紙から厳しい評価「渋滞に巻き込まれる」「殺し屋の本能を欠いた」
ミランは現地時間26日、コッパ・イタリア準決勝第1戦で3部のアレッサンドリアと対戦し、1-0で先勝した。現地メディアは、決定機でシュートを外した本田圭佑に対して厳しい評価を与えている。
本田、アシストは未遂も…2度の決定機を演出。次節ダービーへの“吉兆”となるか
ミランは現地時間26日、コッパ・イタリア準々決勝第1戦で3部のアレッサンドリアと対戦して1-0で先勝した。先発出場の本田圭佑は2度の決定機を演出したものの、味方選手が決めきれずに未遂となった。3部相手に苦戦したミランだったが、本田は攻撃に積極的に絡むシーンが多く見られた。次節はインテルとのミラノダービーが控えている。アレッサンドリア戦は、ダービーへの“吉兆”となったのだろうか。
ミラン、3部相手でも侮るなかれ。快進撃続けるアレッサンドリアとは? 狙うは80年ぶりの伊杯決勝
ミランは現地時間26日、コッパ・イタリア準決勝第1戦で3部相当のアレッサンドリアと対戦する。普段はあまり聞きなれないクラブだが、これまでセリエAのクラブを次々と破る快進撃を見せている。果たして、アレッサンドリアとはどんなチームなのだろうか。そして、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督も油断は大敵だと語っている。
伊紙、本田にステレオタイプな低評価「試合開始時はハラキリもの」「刀のないサムライ」
ミランは現地時間23日、セリエA第21節でエンポリと対戦し、アウェイで2-2と引き分けた。現地各紙は、本田圭佑に対してやや低めの評価を与えている。
本田が露呈した悪癖。バランサーとして中盤を制すも…払拭できない“物足りなさ”
ミランは現地時間23日、セリエA第21節でエンポリと対戦し、アウェイで2-2と引き分けた。ここ数試合の本田圭佑はパスでリズムを生み出すなど監督からの評価を得ていたが、この試合では相手のプレスを前にミスも見られた。バランサーとして中盤で重要な役割を担っていた本田だが、やはり攻撃面での“物足りなさ”を払拭できなかったようだ。
本田が評価される理由。指揮官、同僚、メディアまで。軽視されてきた“陣取り”要素
ミランは現地時間23日、セリエA第21節でエンポリとりアウェイ戦に臨む。シニシャ・ミハイロビッチ監督は前節に続いて本田圭佑の先発起用を示唆している。ここ数試合で監督やメディアからの評価を上げている本田だが、なぜ再び評価を得ることが出来たのだろうか。
伊紙、本田の守備力に好印象「素晴らしい適応力」「ホンダはさながらF1風味」
ミランは現地時間17日、セリエ第20節でフィオレンティーナと対戦し、2-0で勝利した。現地紙は、本田圭佑の守備の適応力を評価している。
クラブ批判を乗り越えて――。本田に示した指揮官のリスペクト。主将も称賛した戦術眼
ミランは現地時間17日、セリエA第18節でフィオレンティーナと対戦し、ホームで2-0の勝利を収めた。試合後、先発フル出場した本田圭佑とシニシャ・ミハイロビッチ監督が抱き合うシーンが見られた。一時はクラブ批判により立場を危うくした本田だが、ここ数試合のプレーでプロとしての姿勢を示し、再び監督からリスペクトを受けるようになった。そして、本田の戦術眼には主将も称賛の言葉を送っている。
本田が指揮官からの信頼を得た理由。ビッグプレーはなくとも評価された10番の規律と献身性
ミランは現地時間17日、セリエA第20節でフィオレンティーナとホームで対戦する。本田圭佑は、この試合でも先発出場が予想されている。一時は先発を外されたこともあった本田だが、これで公式戦5試合連続の先発となる。本田は、なぜ指揮官からの信頼を得ることができたのだろうか。
伊紙、本田に及第点以上の評価「貴重なアシスト」「美しいFKでGKを急襲」
ミランは現地時間13日、コッパ・イタリア準々決勝でカルピと対戦して2-1で勝利した。地元紙は、本田圭佑に対して及第点以上の評価を与えている。
本田、アシストだけではない貢献度。パス配給と勤勉な守備、フル出場が証明した指揮官からの評価
ミランは現地時間13日、コッパ・イタリア準々決勝でカルピと対戦し、2-1で勝利した。先発フル出場した本田圭佑は、先制ゴールをアシストする活躍を見せている。これでリーグ戦と合わせて5アシストとなった本田だが、それ以外にもチームに貢献している。それは、シニシャ・ミハイロビッチ監督がフル出場をさせたことが証明している。
本田は好調を維持できるか。EL出場権が懸かる伊杯、貢献ぶりが問われる重要な一戦に
ミランは現地時間13日、コッパ・イタリア(イタリア杯)準々決勝でカルピと対戦する。直近のリーグ3試合で2アシストを記録している本田圭佑は、この日も先発予想。優勝すればヨーロッパリーグ(EL)出場権が得られるだけに、本田にとってはこれまでの貢献ぶりが問われる重要な一戦となるはずだ。
伊紙、本田のアシストを評価「チケットを買って観る価値あり」「勤勉で決定的」
ミランは現地時間9日、ローマと対戦して1-1で引き分けた。1点を追っていたミランだが、本田圭佑のクロスをユライ・クツカを押し込んで同点に追い付いた。現地メディアは、本田のアシストを高く評価している。
本田、継続性で得たアシストという結果。パスで掴んだイニシアチブと生み出した攻撃のリズム
ミランは現地時間9日、セリエA第19節でローマと対戦し、アウェイで1-1と引き分けた。本田圭佑は先発フル出場を果たし、同点ゴールをアシストした。ここ数試合で本田はパスを散らすことで攻撃のリズムを生み出し、イニシアチブを取るプレーを見せている。その継続性が、今回のアシストに繋がったのである。
本田、存在感希薄で伊紙から皮肉「言葉には才気が宿るがプレーにはない」
ミランは現地時間6日、セリエA第18節でボローニャと対戦し、0-1で敗れた。試合翌日、現地メディアは本田圭佑に厳しい評価を与えている。
本田への批判は正しいのか?大きな貢献度、現地記者も評価「一番ミスが少ない」
ミランは現地時間6日、セリエA第18節でボローニャと対戦し、0-1で敗れた。日本代表FW本田圭佑は右サイドハーフで先発出場するが、得点を演出することができずに途中交代となった。プレーの質も向上し、現地記者も本田を評価していたが、とにかく結果を求めるファンは小さな貢献は見ない。今の本田は、悪循環に陥っているのだ。
本田、“誤訳問題”はなぜ起きたのか。改めて報じられた真意と本心とは
ミランは現地時間6日に行われるセリエA第18節で、ボローニャとホームで対戦する。この試合の前に、本田圭佑が再びクラブ批判をしたと現地メディアで報じられたが、誤って伝えられたものであることが判明した。なぜ、“誤訳問題”は起きてしまったのだろうか。
本田、既定路線から一転。ウイング主体に限界のミラン、ポゼッションに回帰へ。予感漂う“運命の変化”
ミランは現地時間20日に行われたセリエA第17節でフロジノーネと対戦し、4-2の逆転勝利を収めた。今季初となるリーグ先発フル出場を果たした本田圭佑は同点弾をアシストして勝利に貢献している。今季途中からウイング主体の戦術で戦ってきたミランだが、再びポゼッションスタイルに回帰しようとしている。そして、この変化は本田の運命も変えてしまうのだろうか。
2点に絡んだ本田に伊紙が高評価「チェルチより聡明」「逆転劇の原動力」
現地時間20日、ミランはアウェイで行われたセリエA第17節フロジノーネ戦で4-2の逆転勝利を収めた。本田圭佑はイニャツィオ・アバーテの同点弾をアシストするなど2得点を演出。翌日の地元紙は本田に高評価を与えていた。
本田に訪れた“失地回復”の好機。伊杯で見出した可能性とともに12戦ぶり先発
ミランは現地時間20日に行なわれるセリエA第17節で、フロジノーネとアウェイで対戦する。これまでベンチスタートが多かった本田圭佑だが、12試合ぶりとなる先発の可能性が高まっている。コッパ・イタリアでは粘りとパワーで得点を演出した本田は、失地回復となるだろうか。
伊杯で1Aの本田、地元紙は及第点与える「熱心で有用なサムライだった」
ミランは現地時間17日、コッパ・イタリア5回戦でサンプドリアと対戦し、2-0で勝利した。現地メディアは本田圭佑に対して及第点を与えている。
腐らず、怠らず――。本田が実を結んだ日頃の努力。“パワー”で示した新たな可能性
ミランは現地情報17日、コッパ・イタリア5回戦でサンプドリアと対戦した。本田圭佑は71分からの途中出場となったが、この日の本田はいつもと少し違っていた。ハイボールの競り合いやDFを背中に受けるプレーなどで攻撃に絡み、2点目をアシストして2-0の勝利に貢献している。これまで出場機会の少なかった本田だが、フィジカルの充実ぶりが見えた一戦であった。試合に出られていない間でも、怠らずに積み重ねた日頃の努力が実を結んだようだ。
本田、失地回復のチャンスすら来ず。勝利厳命の指揮官、信用ない“主力外”起用の理由なし
ミランは現地時間17日、アウェイで行われるコッパ・イタリア5回戦でサンプドリアと対戦する。4回戦のクロトーネ戦では先発フル出場した本田圭佑だが、この試合ではリーグ戦同様に先発落ちとなりそうだ。控え組で挑んだクロトーネ戦は辛うじて勝利したものの、シニシャ・ミハイロビッチ監督を信用を得るに至らずサンプドリア戦では主力で臨むことが予想される。失地を回復したい本田だが、そのチャンスが巡ってくることはなさそうだ。
本田のクラブ批判に続いたベルトラッチ。選手が叫ぶ『構造』の変化、問われるイタリアメディアのあり方
現地時間13日、ミランはホームで行われたセリエA第16節でエラス・ヴェローナと対戦し、1-1で引き分けた。シニシャ・ミハイロビッチ監督は珍しく審判の判定を批判したが、現地メディアはミランの体たらくぶりを酷評。しかし、このイタリアメディアのあり方に異を唱える選手が現れた。それはまるで、『構造』の変化を要求し、クラブを批判した本田圭佑の発言と類似していた。
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