神尾光臣
1973年9月28日、福岡県生まれ。東京外国語大学外国語イタリア語学科卒。97年の留学中にイタリアサッカーの熱狂に巻き込まれ、2003年から本格的に取材活動を開始する。イタリア南部での活動を経て、2011年からミラノ近郊に拠点を移動。北はトリエステから南はシチリア島、時にはヨーロッパ他国にも飛び回り、プロビンチャで養った視点でビッグクラブの現実や欧州サッカーの潮流までも観察する。『Footballista』『エル・ゴラッソ』『スポーツナビ』『週刊サッカーダイジェスト』等に執筆・寄稿。たまに地元TVやラジオ相手にしゃべったりもするが、軽くネタキャラに扱われているのは内緒。
インテル、CL出場権逃すも「ポジティブな1年」。長友は序列覆し定位置を確保【15/16シーズン査定】
2015/16シーズンも各国リーグで最終節を終え、シーズン終幕を迎えた。タイトル獲得や昨季からの巻き返しなど様々な思惑を抱えていた各クラブだが、その戦いぶりはどのようなものだったのだろうか。今回はインテルを振り返る。(文:神尾光臣【ミラノ】)
本田、決定機モノにできず…伊紙「衝撃的にフイにした」「10番に値する選手を」
ミランは現地時間14日、セリエA最終節でローマと対戦して0-2の敗戦を喫した。現地メディアの中には、同点のチャンスを決めきれなかった本田圭佑を酷評するものもあった。
(文:神尾光臣【ミラノ】)
本田、意気消沈のチームで孤軍奮闘。体たらくのミランはファンから罵倒…監督更迭は何の意味があったのか?
ミランは現地時間14日、セリエA最終節でローマと対戦し、ホームで1-3の敗戦を喫した。この日のミランはプレーに精彩を欠き、ファンから罵倒を受ける場面もあった。その中で本田圭佑は孤軍奮闘のプレーを見せるが、味方選手の動きもなく連携構築に苦労していた。シニシャ・ミハイロビッチ前監督を解任してクリスティアン・ブロッキ監督を招聘したミランだが、この監督更迭に何の意味があったのだろうか?
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
本田、最終節は“ゲンのいい”相手?複雑なトップ下事情を抱えるミラン…伊杯決勝への指標に
ミランは現地時間14日、セリエA最終節でローマをホームに迎える。現在7位のミランは、6位でシーズンを終えることができればヨーロッパリーグ出場権を得ることができる。先発出場が予想される本田圭佑にとって、ローマは“ゲンのいい”相手でもある。最終節後にはユベントスとのコッパ・イタリア決勝を控えているが、複雑なトップ下事情を抱えるミランにとってローマ戦は指標となる一戦となりそうだ。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
「本田にとってサイドはスヌーピーのブランケットだ」。伊紙、“魔法の杖”のないトップ下を低評価
ミランは現地時間7日、セリエA第37節でボローニャと対戦し、アウェイで1-0と勝利した。現地メディアは、トップ下で先発するも得点に絡めなかった日本代表FW本田圭佑に厳しい評価を下している。
(文:神尾光臣【ミラノ】)
本田、強引さ出せずガス欠。次節ボナベン復帰濃厚で出場は不透明…10人相手に大苦戦のミランは消化不良
ミランは現地時間7日、セリエA第37節でボローニャと対戦した。敵地で1-0と勝利したミランだが、10人相手に苦戦を強いられた。本田圭佑は2トップの背後やサイドのスペースに流れるなどのプレーを見せたが、ミスを“ガス欠”と判断されて交代となった。コッパ・イタリア決勝前となる最終節は強豪ローマ戦を控えるが、なんとも消化不良な試合となってしまった。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
本田先発濃厚もトップ下ではない?! 迷走するミラン指揮官、発言が二転三転
ミランは現地時間7日、セリエA第37節でボローニャとアウェイで対戦する。本田圭佑は、引き続き先発が濃厚となっている。前節のフロジノーネ戦では4-3-1-2のトップ下を務めていたように見えた本田だが、クリスティアン・ブロッキ監督によれば、「本田はトップ下ではなかった」というのだ。「システムなど単なる数字の問題」と力説する指揮官だが、その発言は二転三転するばかりだった。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
本田の交代に見え隠れするミランの闇。限界に達した4-3-1-2の強要、下位相手に哀れな3失点
ミランは現地時間1日、セリエA第36節でフロジノーネと対戦し、ホームで3-3の引き分けとなった。2点を追う場面で交代となった本田圭佑を、クリスティアン・ブロッキ監督は「非常に良かった」と評価していたが、ではなぜ本田は交代させられたのか。その裏には限界に達した4-3-1-2を強要されるミランの闇があった。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
本田は新監督の構想外だったか?「水準以上のインテリジェンス」で再び先発へ。求められる前線の交通整理
ミランは現地時間1日、セリエA第36節でフロジノーネとホームで対戦する。クリスティアン・ブロッキ監督が就任してから2試合連続で出番のなかった本田圭佑は、地元メディアから「構想外」とも言われていたが、前節はフル出場し、フロジノーネ戦も先発出場が予想されている。ブロッキ監督は、本田を「サッカーインテリジェンスは水準以上」と評価している。
(取材・文:神尾光臣【ミラノ】)
“トップ下”本田、伊紙の評価は二分「中盤の裂け目を塞ぐ」「“手”が致命的」
ミランは現地時間25日、セリエA第35節でヴェローナとアウェイで対戦し、1-2の逆転負けを喫した。現地紙は、トップ下で先発した本田圭佑が先制点のきっかけとなるシュートを放ったことや守備で貢献したことを評価する一方、トップ下としてのプレーや後半アディショナルタイムに決勝点につながるハンドを与えてしまったことを指摘している。(文:神尾光臣【イタリア】)
本田は敗戦の戦犯か? ハンド献上は守備意識の現れ。監督も認めた質の高さと聡明さ
ミランは現地時間25日、セリエA第35節でヴェローナとアウェイで対戦した。本田圭佑はクリスティアン・ブロッキ監督体制で初めて先発出場し、トップ下としてプレーしたが後半アディショナルタイムにハンドでFKを与え、それが決勝点に繋がってミランは逆転負けを喫した。痛恨のハンドを献上してしまった本田だが、果たして本当に“戦犯”として断罪すべきなのだろうか。
(取材・文:神尾光臣)
本田、先発予想だが――。“4-3-1-2のポゼッションサッカー”を強制されるミランの現状。指揮官の発言にも矛盾が
ミランは現地時間25日、セリエA第35節でエラス・ヴェローナとアウェイで対戦する。クリスティアン・ブロッキ監督体制で3試合目となる一戦で、本田圭佑はトップ下として初先発を飾ることが濃厚とされている。この試合前、ブロッキ監督はトップ下に求められる役割について説明していた。しかし、それは前節終了後に説明していた発言とは矛盾する内容だった。
(取材・文:神尾光臣)
本田不出場のミラン、無意味なリーグ記録達成。ボール保持82%も総年俸6分の1の昇格組に大苦戦
ミランは現地時間21日、セリエA第34節でカルピと対戦した。クリスティアン・ブロッキ新監督にとって初のホームの試合は、今季リーグ最多となるボール保持率82%を記録をしている。しかし、無意味な記録だけ樹立して結果はスコアレスドローに終わった。そして、本田圭佑もまた出場機会が訪れず、ミランはまたもチームプレーを欠くこととなった。
(取材・文:神尾光臣)
本田に再び訪れた逆境。カルピ戦でのトップ下はボアテンク。失地回復は可能か
ミランは現地時間21日、セリエA第34節でカルピとホームで対戦する。前節サンプドリア戦で出場機会のなかった本田圭佑だが、この試合でも出番が訪れることはなさそうだ。クリスティアン・ブロッキ監督はトップ下に本田ではなくケビン・プリンス・ボアテンクを起用することが濃厚と言われている。これまで出場機会を得ていた本田だが、再び訪れた逆境を乗り越えることはできるだろうか。
(取材・文:神尾光臣)
本田使わず逆戻りのミラン。遅いパス回し、死んだ右サイドの連携…前監督の仕事を潰して得た虚無感
ミランは現地時間17日、セリエA第33節でサンプドリアと対戦した。クリスティアン・ブロッキ新監督にとって就任初戦となった試合だか、ミランがアウェイで1-0の勝利を収めている。この試合で、本田圭佑に出場機会は訪れなかった。システムを変更したことで戦術も変わったのだが、シニシャ・ミハイロビッチ前監督を解任して感じたのは虚無感ともいえる結果だった。
(取材・文:神尾光臣)
ミラン指揮官解任の真実。傀儡望む傲慢会長による背任に近い嫌がらせ、新監督は操り人形に
ミランは現地時間12日、シニシャ・ミハイロビッチ前監督の解任し、後任に下部組織で指揮を執っていたクリスティアン・ブロッキ新監督の就任を発表した。解任時は6位という順位だったが、低迷するミランの立て直しに尽力していたミハイロビッチ監督の解任には現地でも多くの波紋を呼んでいる。では、なぜミランは解任に踏み切ったのだろうか。そこには、ミランの傲慢会長による裏切りという衝撃の真相が隠されていた。
(取材・文:神尾光臣)
「本田は消えた」「面白みに欠けた」。ユーベ戦敗戦で伊紙から低評価
ミランは現地時間9日、ユベントスと対戦してホームで1-2の敗戦を喫した。現地メディアは本田圭佑に対してやや低めの評価を下した。(文:神尾光臣)
本田、首位ユーベに“スピリット”示すも攻撃の見せ場なし。求められる危険性
ミランは現地時間9日、セリエA第32節で首位のユベントスと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。試合前にプロとしての精神を語っていた本田圭佑は、ユベントス相手にそのスピリットを見せるが、攻撃で見せ場を作ることができず途中交代となっている。本田には、今後も攻撃面での危険性が求められる。(取材・文:神尾光臣)
本田、前節の不在で改めて示された存在感。研ぎ澄まされた刀は首位ユーベに。鍵はハードワークと一体感
ミランは現地時間9日、セリエA第32節で首位のユベントスとホームで対戦する。本田圭佑は前節のアタランタ戦で欠場したが、規律を欠いたミランは1-2で敗れ、改めて本田の存在感が証明された。本田の刀は、首位のユベントスに向けられている。
(取材・文:神尾光臣)
敵将も恐れた本田圭佑という男。欠場で浮き彫りとなった存在の大きさ。指揮官も激怒でミランは強制合宿へ
ミランは現地時間3日、セリエA第31節でアタランタとアウェイで対戦した。代表戦で打撲を負った本田圭佑は欠場となり、チームも1-2の逆転負けを喫している。敵将も本田を要注意人物として警戒をしていたが、今回の不在でその存在の大きさが改めて浮き彫りとなった。(取材・文:神尾光臣)
本田、フル稼働続き静養へ。欠場で見える“本当の役割”、復帰は首位ユベントス戦に
ミランは現地時間3日、セリエA第31節でアタランタとアウェイで対戦する。本田圭佑は、日本代表の試合で打撲を負ったという理由で招集外となった。年明けから全ての試合に出場してきた本田は、今回は静養し、首位のユベントス戦で復帰することになりそうだ。本田が欠場したことで、普段担う本当の役割が分かることになる。(取材・文:神尾光臣)
長友の契約延長はなぜ遅れているか。発表に踏み切れないインテルの不透明な未来と補強方針
日本代表DF長友佑都は、以前から所属のインテルとの契約延長は目前といわれている。しかし、いまだ正式発表には至っていない。なぜ長友の契約延長は遅れているのだろうか。そこには、インテルの不透明な未来と補強方針が影響していた。(取材・文:神尾光臣)
本田圭佑、復活までの道のり。先発落ち、監督からの冷遇も乗り越え…ミランで残した“実直性”という爪痕
現在の本田圭佑は、ミランにおいて欠かせない選手となっている。しかし、シーズン開幕時はトップ下で先発落ちし、右サイドでも出場機会が得られない時期もあった。それでも本田は守備のハードワークや正確なクロス、パス配給によって攻守に渡ってミランを支え、定位置の座を掴むことに成功した。本田が復活に至るまでには、ミランに残した“実直性”という爪痕があった。(文:神尾光臣)
本田、幾度もの決定機ミスで伊紙も酷評「醜悪なシュートでゴール裏にプレゼント」「ボールタッチがいちいち余計」
ミランは現地時間20日、セリエA第30節でラツィオと対戦し、ホームで1-1の引き分けに終わった。現地メディアは、決定機ミスの目立った本田圭佑に対して厳しい評価を与えている。(文:神尾光臣)
本田が抱える「ヤバいこと」を指揮官も危惧。“汚れ仕事”に徹した10番のジレンマ
ミランは現地時間20日、セリエA第30節でラツィオと対戦して1-1で引き分けた。本田圭佑は先制点を演出するも後半はミスを多発してしまい、ミランは1得点にとどまった。“汚れ仕事”に徹した本田だが、そこにはジレンマもあった。(取材、文:神尾光臣)
「本田が間違った姿勢で臨むことはない」。監督は全幅の信頼も…勝利への意欲欠いたミランは再出発へ
ミランは現地時間20日、セリエA第30節でラツィオと対戦する。スコアレスドローに終わった前節のキエーヴォ戦後、イニャツィオ・アバーテは「勝利への意欲が足りない」と厳しい言葉を残した。シニシャ・ミハイロビッチ監督は本田圭佑に信頼を寄せるが、ミランはこの試合で再出発を切ることになる。(取材・文:神尾光臣)
本田、得点演出できず…伊紙も低評価「2本の好クロスも償いにはならない」「決断が鈍く不正確」
ミランは現地時間13日、セリエA第29節でキエーヴォと対戦し、アウェイで0-0の引き分けに終わった。現地各紙は、得点を演出できなかった本田圭佑に低評価を与えている。
本田、“特性がない”ウイングで一歩後退のプレー。大揺れのミランに同僚、そして副会長も激怒
ミランは現地時間13日、セリエA第29節でキエーヴォと対戦し、アウェイで0-0の引き分けとなった。この結果に、ミランの選手たちは危機感を募らせ、そして副会長も怒りを露わにしている。大揺れのミランだが、本田圭佑も「特性がない」と自負するウイングとしてのプレーは一歩後退となってしまった。
本田、システム変われど信頼揺らがず。“フル回転”で満身創痍も…求められる得点に絡むプレー
ミランは現地時間13日、セリエA第29節でキエーヴォとアウェイで対戦する。この試合でミランはこれまでの4-4-2から4-3-3にシステムを変更する可能性がある。本田圭佑は、右ウイングとして先発することになりそうだ。年明けからフル回転が続く本田だが、キエーヴォ戦ではより得点に絡むプレーが求められる。
本田、2度の決定機ミスに伊紙は冷評「非難は免れない」「サムライですら諦めた!」
ミランは現地時間6日、セリエA第28節でサッスオーロと対戦し、アウェイで0-2の敗戦を喫した。現地メディアは、本田圭佑に対して厳しい評価を与えている。
本田、指揮官からの信頼は絶対的ではなかったのか。苦境の攻撃陣に漂う不安
ミランは現地時間6日、セリエA第28節でサッスオーロと対戦し、アウェイで0-2の敗戦を喫した。本田圭佑は2度の決定機を迎えるも、どちらも得点は決めきれず、ビハインドの状況で交代となっている。得点が欲しい場面で交代を命じられたことは、指揮官からの信頼は絶対的なものではなかったということなのだろうか。
本田に託した指揮官の一手。例え本職でなくとも――。右サイドで攻守を支える戦術的貢献
ミランは現地時間6日、セリエA第28節でサッスオーロとアウェイで対戦する。右サイドで定位置を掴んでいる本田圭佑だが、当初からこのポジションを任されていたわけではなかった。それでも監督は本田にこのポジションを任せ、本田自身もそれを理解してチームのためにプレーしている。
本田、絶好チャンスでシュートミスも…伊紙の評価は上々「ストライカーよりアシストマン」
ミランは現地時間1日、コッパ・イタリア準決勝第2戦で3部のアレッサンドリアと対戦し、5-0で勝利。2戦合計で6-0とし、決勝進出を決めた。本田圭佑は前半に決定機でシュートミスをしてしまったが、現地メディアはそれでも高い評価を与えている。
本田、“巧さ”の極意がここに。戦況を読むゲームコントロールと高い技術。ミランは伊杯決勝へ
ミランは現地時間1日、コッパ・イタリア準決勝第2戦で3部のアレッサンドリアと対戦し、5-0で勝利。2戦合計で6-0とし、決勝進出を決めた。本田圭佑はこの試合でも2つのゴールを演出し、勝利の立役者となったが、彼の貢献度はアシストだけではなかった。本田は戦況を読むゲームコントロールと高い技術で攻撃を組み立てた。そこには本田の“巧さ”の極意があった。
本田、伊杯・準決勝でも先発でフル稼動へ。主力温存できぬミランの台所事情とは
ミランは現地時間1日、コッパ・イタリア準決勝2ndレグで3部のアレッサンドリアと対戦する。アウェイでの1stレグを1-0で先勝しているミランだが、主力を温存できる状況にはないようだ。2016年は全ての試合で先発している本田圭佑も、温存といわれていたが、結局は出場することになりそうだ。そこには、ミランの苦しい台所事情があった。
伊紙、“教授”本田に極上評価「神の恵み」「FKは真の10番の業」
ミランは現地時間27日、セリエA第27節でトリノと対戦し、ホームで1-0の勝利を収めた。現地各紙は、本田圭佑に対して高い評価を与えている。
本田が体現したミランのスピリット。地元メディア、そして指揮官も称賛。チームに捧げた確かな貢献
ミランは現地時間28日、セリエA第27節でトリノと対戦し、ホームで1-0の勝利を収めた。先発出場した本田圭佑は、この試合でも攻守に光る活躍を見せている。そのプレーに地元メディア、そして指揮官も称賛している。本田は、今のチームのスピリットを体現する選手となっているのだ。
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