本田千尋
フリーランスのサッカーライター。ドイツで香川真司を中心に数多くの選手、試合を取材・執筆した。現在は帰国し、欧州を中心にレビューコラムを執筆中。
負傷者は2名。「成果の続くコース」の維持へ陣容揃い始めたドルトムント。香川は先発なるか
ブンデスリーガ第25節、ドルトムントはホームに大迫勇也、長澤和輝が所属するケルンを迎える。後半戦、4勝2分1敗と復調の兆しを見せる中で迎えるこの一戦は、最近6戦5勝と相性の良さを発揮しているケルン戦。負傷者も減り陣容も整い始めたが、独紙は香川真司の先発予想で意見が分かれた。
無慈悲を超えた狂気――。バイエルンを駆り立てるカウンターへの恐怖、そして決勝の地ベルリンへの渇望
チャンピオンズリーグのベスト16、バイエルンはシャフタールを2戦合計7-0で下した。アウェイでの1stレグは0-0。しかし、ホームで迎えた2ndレグでは7点を叩き込み圧勝。その姿は狂気すら感じさせるものだった。
バイエルン、“危険な相手”シャフタール撃破なるか。ラームの言葉「滅多にない」に潜む危機感
チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、アウェイでの1stレグを0-0で終えたバイエルンは、シャフタールを相手にホームで勝利を挙げることが必須となる。しかし、鋭いカウンターを持つシャフタールはバイエルンの最も苦手とする相手。カウンターをコントロールすることが最大のテーマとなる。
奇跡を夢見たシャルケ、王者の余裕を見せたレアル。1点の間にある埋めがたい差
シャルケはチャンピオンズリーグ(CL)でレアル・マドリーと対戦した。ホームでの1stレグを2-0で落としていたシャルケは、アウェイでマドリー相手に2ゴールを奪う必要があった。撃ち合いの末、4-3で勝利したものの、合計スコア4-5で敗退が決定。奇跡のラウンド突破まであと1歩だった。
「それがレアルだもん」では終わらせない。初戦完敗も内田、シャルケは新しい“何か”を掴む
チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、ホームでの1stレグを0-2で落としたシャルケ。アウェイでの2ndレグはレアル・マドリーの圧倒的有利が予想されるが、内田篤人は黙って負けるつもりはない意思を示した。絶体絶命の中、シャルケは新しいきっかけを掴めるだろうか。
「HSVのならず者がヒーロー達を止める」。ドローに各地元紙は対照的な論評。香川にはチーム最低評価も
ブンデスリーガ第24節、ドルトムントはアウェイでハンブルガーSVと対戦して0-0の引き分け。残留を争うHSVに対して4連勝と波に乗るドルトムントだけに、この結果は対照的な論評となった。また、前半のみで交代となった香川真司にはチーム最低となる評価が下された。
0-0はHSVの粘り勝ち。春眠を誘うドルトムントの攻撃。香川は「試合に入り切れなかった」
ブンデスリーガ第24節、ドルトムントはアウェイでハンブルガーSVと0-0のドロー。香川真司はトップ下として先発したものの、効果的なプレーができず交代。勝ち点1を分け合う結果は、HSVに軍配といえるだろう。
対戦成績では不利も――。軌道に乗るドルトムントに不安なし。HSV戦、香川は先発へ
ブンデスリーガ第24節、ドルトムントはアウェイでHSVと対戦する。過去10試合、HSVホームの試合では相性の悪さを示しており、ドルトムントのホームで行われた10月の試合では0-1と敗戦。それでも、軌道に乗った今、地元紙はドルトムントの勝利は確実なものと見ている。
支配率78%を可能とする「守備力」。ペップの理想を体現したバイエルンの貪欲さ
DFBポカール・ベスト16、バイエルンは2部ブラウンシュバイクを相手に完勝を収めた。そして、何よりも目立っていたのは貪欲な姿勢。そこには、ペップ・グアルディオラ監督が求める理想があった。
敗戦の3部ドレスデンに賛辞、勝利のドルトムントに暗雲…。対照的な反応の各地元紙
DFBポカールのベスト16、ドルトムントは3部ディナモ・ドレスデンに2-0と勝利を収めたが、マルコ・ロイスが負傷退場。上昇気流に乗るチームにおいて中心として活躍していただけに地元紙は懸念を示した。一方でドレスデンの地元紙はトップクラブ相手に善戦した姿に賛辞を送った。
「よりクレバーにシンプルに」。余裕を感じたクロップの言葉。香川は低調も、地力を示したドルトムント
ドルトムントはアウェイで3部ディナモ・ドレスデンを2-0と下した。守備を固めた相手に対して余裕を感じさせた指揮官に、自力を示した選手たち。決勝の地ベルリンへ、さらなる一歩を踏み出した。
「決勝は目標のまま」。自信取り戻したドルトムント。ドイツ杯3部ドレスデン戦、香川先発の可能性も
ブンデスリーガで4連勝と波に乗るドルトムント。次に迎えるのはドイツカップのベスト16、ディナモ・ドレスデン戦だ。3部相手とはいえ、決勝進出のためには負けられない一戦、香川真司がトップ下で先発する可能性も十分にある。
チームを蘇らせた「出し手」としての献身性。それでも――。香川が追求するフットボーラーとしてのプライド
危機的状況に陥っていたドルトムントだが、ここにきてリーグ戦4連勝。再び強さを取り戻した背景には、香川真司の「出し手」としての献身性がある。しかし、本人は得点への意欲も捨てていない。それは、香川のプライドでもあった。
香川は“やや”高評価も――。バットマン&ロビンが呪縛を破る。残留争い一転、視線は欧州へ
ブンデスリーガ第23節、ドルトムントはシャルケとのレヴィア・ダービーを3-0と快勝した。香川真司は得点に絡めず、高評価の並ぶチームにおいて及第点の評価。一方で、地元紙はオーバメヤンとロイスによるパフォーマンスを大きく取り上げた。
「ドルトムント、いいですね」。高徳に続き内田も脱帽。香川、ロイスを中心にシャルケを切り裂いた連動性
ブンデスリーガ第23節、ドルトムントはホームでシャルケと対戦して3-0と快勝。香川、ロイスを中心に連動した攻撃でシャルケのDFラインを圧倒。ドルトムントの脅威にさらされ続けた内田は試合後、嘆息とともに賛辞も送った。
伝統のレヴィア・ダービー、香川は先発復帰濃厚も…。ドルトムントに募るDFへの不安
シャルケとのレヴィア・ダービーを迎えるドルトムント。CLユベントス戦では出番のなかった香川真司だが、地元各紙は先発への復帰を予想している。一方で、復調傾向にあるとはいえ平均2失点を喫しているDF陣には不安を指摘する声も多い。
「万年2位」払拭へ。情熱に満ちたレバークーゼン。アトレティコ撃破で過去の栄光を超えるか
チャンピオンズリーグのベスト16、1stレグ。レバークーゼンはホームでアトレティコ・マドリーに1-0と先勝。ブンデスリーガ、CL、カップ戦と常に一定の成績を収めながらもタイトルに届かなかった「城下町のクラブ」は、過去を乗り越えるための情熱を手にした。
1-2は敗北にあらず。“大きな幸運”を手にしたドルトムント。2ndレグは「1-0で勝てばいい」
チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、ドルトムントはアウェイでユベントスに1-2で敗れた。しかし、キエッリーニが足を滑らせたことをきっかけにアウェイゴールを獲得。2ndレグへ向けて貴重な1点を手にした。
香川の復調=ドルトムントの浮上。大一番へ感じる「やりがい」。今、取り戻した自信
例年にない苦しい前半戦を過ごしたドルトムント。しかし、ここにきてリーグ戦3連勝と上昇気流に乗った。それは、香川真司の能力が可能とした新たな戦術がもたらした勝利だった。そしてその香川は、これから始まる大一番へ熱い思いをのぞかせた。
「勝ち進む可能性は50:50」。アウェイでの勝ち点をつかめるか。激戦必至のユーベ戦、香川は先発へ
ドルトムントはチャンピオンズリーグ(CL)でユベントスと対戦。初戦をアウェイで迎えるが、ロイスは勝ち進む可能性を「50:50」と見ている。今季は不調の中でスタートしたが、ここに来て復調。重要な一戦へ、地元各紙は香川を先発に予想した。
「危機の外」へ踏み出したドルトムント。地元紙は香川の“ヒールアシスト”を賞賛。高評価『2』も
ブンデスリーガ第22節、ドルトムントはアウェイでシュトゥットガルトに3-2で勝利。3連勝を果たし、残留争いから一歩抜け出した。そして、2アシストを決めた香川真司に対して、地元紙はチーム最高タイとなる採点『2』を与えた。
酒井高も脱帽。香川の2アシストを生んだクロップの戦術変更。「あるべき場所」に辿り着く
ブンデスリーガ第22節、ドルトムントはアウェイでシュトゥットガルトに3-2で勝利した。香川真司は2アシストを記録し、試合後に酒井高徳は守備での対応に苦心したことを明かした。そこには冬季中断中にユルゲン・クロップ監督が施した戦術変更があった。
シュトゥットガルト戦、香川は先発予想。「ロイスによる転換」の中、再び勝ち点を掴めるか
マルコ・ロイスとの契約延長ののち、勝利を手にして負の連鎖を断ち切ったドルトムント。さらなる勝ち点3の積み上げが期待されるシュトゥットガルト戦、地元紙は香川真司をトップ下での先発に予想した。
プラン通りのスコアレス。巨人バイエルンを止めたシャフタールの3つの策
ウクライナのシャフタール・ドネツクは、チャンピオンズリーグ(CL)決勝ラウンド1回戦でバイエルン・ミュンヘンと対戦し、0-0のスコアレスドローで第1戦を終えた。
レアルに敗北。シャルケ・内田が語るCL王者との差
日本代表の内田篤人が所属するシャルケは、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で前回王者のレアル・マドリーと対戦した。シャルケは昨季ホームで1-6と大敗した相手と、再び相見える。
王者レアルに挑むシャルケ、金星には12人が必要? 独紙が先発予想。内田は右WBで出場へ
チャンピオンズリーグ、シャルケはレアル・マドリーをホームに迎える。大敗を喫した昨季ほどの結果とはならないことが予想されるが、レヴィアシュポルトは12人の先発予想を掲載。やはり厳しい戦いとなることは必至だ。
戦火に包まれていたドネツク、その中で勇気を失わないシャフタール。バイエルンにとって「困難な試合」
チャンピオンズリーグのベスト16、バイエルンはシャフタールとのアウェイ戦に臨む。シャフタールの本拠地ドネツクは、直前まで戦火に包まれていた。スタジアムも使用できない中で、それでもシャフタールの選手たちはモチベーションを失っていない。バイエルンにとってあらゆる観点から困難な試合が待ち受けている。
「祭りの始まり」。契約延長からの1G1A、地元紙はロイス一色。香川には“やや高評価”の『3』
ブンデスリーガ第21節、ドルトムントはマインツを4-2で下した。この一戦の前に契約延長を決めたマルコ・ロイスは、1ゴール1アシストで勝利に貢献。その活躍を地元紙は一様に絶賛した。また、香川真司に対してもやや高評価となる『3』を与えた。
特別な高揚に包まれたスタジアム。香川が感じた「勝てる雰囲気」。真の転換を迎えたドルトムント
ブンデスリーガ第21節、ドルトムントはホームでマインツと対戦して4-2で勝利。前節フライブルク戦に続く連勝を果たしたドルトムントは、不振からの脱出を印象付けた。
その価値、およそ60億円。ドルトムントと契約延長のロイス。残留争いへ最大の“補強”
ドルトムントがマルコ・ロイスとの契約延長を発表した。多くのビッグクラブから関心が報じられていたが、今回の契約には契約解除条項が含まれていないという。残留を争う真っ只中で、クラブにとって最大の“補強”となった。
ロイス契約延長=再びタイトルへ。“転換”遂げたドルトムント。マインツ戦、香川は先発濃厚
フライブルクを3-0で破り、マルコ・ロイスとの契約延長に合意したドルトムント。一時期の苦況から抜け出し、上昇気流に乗った印象だ。そしてその答えとなるマインツ戦、地元紙は香川真司の先発を予想している。
内田が言う「勝てばよし」。安定感を増すシャルケ。“手堅い”ディ・マッテオの守備戦術
ロベルト・ディ・マッテオ監督の就任以降、手堅い守備で安定感を増しているシャルケ。1-0で勝利したボルシアMG戦後、内田篤人はその戦術と手応えを語った。
「良く動き回り活発」。アシストの香川に地元採点『3』。安堵に包まれたドルトムント
フライブルクを3-0で下したドルトムント。3点目をアシストした香川真司に地元紙は『3』の評価を与えた。久々の勝利を挙げたチームは安堵感に包まれたが、真の「転換」となるには次戦の勝利が重要になる。
プレッシングが機能しての3得点。偽りではなかった香川の好調。残すは自らのゴール
ドルトムントはフライブルクと対戦して3-0と快勝した。この試合で7戦ぶりに先発した香川真司は、3点目をアシストするなど軽快なプレーで勝利に貢献。自らが語っていた好調が偽りではなかったことを証明した。
「疑問の余地はない」。クロップは続投も、フライブルク戦先発予想に香川の名はなし
ブンデスリーガ第20節、ドルトムントはアウェイでフライブルクと対戦する。前節、アウクスブルクに0-1と敗れて最下位に転落。それでもフロントに指揮官交代の意志はないが、香川真司は今節もベンチスタートが予想される。
新しい時代の始まり。ドルトムントと立場が入れ替わったヴォルフスブルク「王者クラスに辿り着く」
現在、ブンデスリーガで2位と好調を維持しているヴォルフスブルク。昨季までドルトムントが“定位置”としていた王者バイエルンのライバルチームという立ち位置が入れ替わった印象だ。シュールレも獲得し、CL常連の強豪となるのか。
最下位の座を“守り抜いた”ドルトムント。地元紙も厳しい評価「広範囲に渡って無害のまま」
ブンデスリーガ第19節、ドルトムントはホームでアウクスブルクと対戦して0-1と敗れ、最下位から浮上することはできなかった。この状況に地元紙も厳しい評価。果たして、残留争いを制することはできるのだろうか。
出口の見えないドルトムント。香川は復調を主張も残留争いは本格化
ドルトムントは前節のレバークーゼン戦をスコアレスドローで終え、単独最下位でリーグ後半初戦を終えた。苦難から抜け出せないドルトムントは中3日でホームに5位アウクスブルクを迎えた。
ドルトムントにとって「決定的な週に突入」も。“魔法を失った”香川はまたもベンチスタートか
ブンデスリーガ第19節、ドルトムントはホームでアウクスブルクと対戦する。独紙は今後4戦で着実に勝ち点を積み上げれば残留争いから抜け出せると楽観視。それでも、香川真司はベンチスタートの予想となっている。
完全無欠ではなかったバイエルン。“ペップを破った”ヴォルフスブルクの3つの戦略
ブンデスリーガ後期の初戦、首位バイエルンは2位ヴォルフスブルクに1-4で敗れた。昨季のCL準決勝レアル・マドリー戦と同様にカウンターに沈む結果となったが、ヴォルフスブルクが王者を相手にとった3つの戦略とは?
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