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本田千尋

フリーランスのサッカーライター。ドイツで香川真司を中心に数多くの選手、試合を取材・執筆した。現在は帰国し、欧州を中心にレビューコラムを執筆中。

ドルトムント、順調な航海の要因は? スムーズにフィットした新加入選手。成功した夏の補強

ブンデスリーガ、DFBポカール、ヨーロッパリーグ全てで好発進となったドルトムント。その大きな要因となっているのが新加入選手の活躍だ。GKロマン・ビュルキやMFユリアン・バイグルはすでにチームにとって欠かせない戦力となり、その評価を大きく高めている。

香川が感じた「ズレ」、どこか噛み合わない前半のドルトムント。“まだら模様”を描いた4-1の勝利

ドルトムントは現地時間29日、ホームでシュツットガルトと対戦した。公式戦2連敗中のドルトムントだったが、4-1の快勝を収めている。しかし、日本代表MF香川真司は試合後、チームに「ズレがあった」と語っている。その発言の通り、前半のチームはどこか噛み合っていない様子も感じられた。

香川は先発復帰へ。連敗のドルト、主将に噴出する「根拠もない批判。」悪い流れは断ち切れるか

ブンデスリーガ第14節、ドルトムントはホームでシュトゥットガルトと対戦する。前節HSV戦とヨーロッパリーグ(EL)クラスノダール戦で公式戦2連敗を喫しており、現地ではDFマッツ・フンメルスに批判の声も上がっている。先発復帰が濃厚となっている香川真司は、この悪い流れを断ち切ることができるか。

ドルト、EL敗戦もGS突破。指揮官が見た“パラドックス”な結果、「幸運」はクラスノダールの手に

ドルトムントは現地時間26日、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージでロシアのクラスノダールと対戦した。試合を通じて多くのチャンスを作ったドルトムントだったが、試合開始直後のPKにより0-1で敗れている。トーマス・トゥヘル監督は試合後、この結果は「パラドックスだ」と語っている。

ELクラスノダール戦、香川は帯同せず。“ファンタスティック4”の3人を欠くドルトに問われる「課題」

アウェイでのクラスノダール戦を迎えるドルトムント。ヨーロッパリーグ(EL)グループステージの首位通過確定がかかる一戦だが、香川真司、ピエール=エメリク・オーバメヤン、マルコ・ロイスは疲労を考慮し帯同せず。HSV戦で1-3と敗戦を喫した直後だけに勢いを取り戻すための重要な一戦となる。

【ドルトムント現地レポート】香川の負担減も。復帰果たしたシャヒンがもたらす新たな可能性

新たなチームで好スタートを切ったドルトムント。しかし、試合を重ねるにつれて香川真司をはじめとした選手たちには疲労の色が出ている。そんな中、23日に行われた練習ではヌリ・シャヒンが復帰。中盤の負担減が可能となると同時に新たな競争を生むはずだ。

香川も脱帽。ドルトムントを下したHSVの勇気と戦略。高徳が明かす「最大のポイント」

ブンデスリーガ第13節、ドルトムントはアウェイでハンブルガーSVと対戦して1-3と完敗を喫した。金星ともいえる勝利を手にしたHSVは、どのような戦略を練ってきたのか。試合後、酒井高徳が明かした。

人々が楽しむために――。テロの後、「いつも通り」に再開するブンデス。香川の先発は五分五分か

ブンデスリーガ第13節は特別な状況で再開を迎える。パリで発生した同時多発テロ。ドイツ代表はその被害を受け、その後のオランダとの親善試合も中止となった。それでもハンブルガーSVを率いるブルーノ・ラッバディア監督は「いつも通り」に試合に臨む意欲を語った。そして、迎え撃つのは香川真司の所属するドルトムントだ。

仏テロの夜を過ごしたドイツ代表。少しずつ克服していくために…重要な意味を持つオランダとの次戦

通常ならばフランス代表とのテストマッチを終え、日常に戻るはずだったドイツ代表。現地時間13日に悲劇は起こった。スタジアムで一夜を明かしたドイツ代表はどんなことを考えて過ごしていたのだろうか。

ドイツ代表、欧州王者への道のりは決勝の地から。期待背負う19歳、有望株の長所は“鈍感力”

W杯王者のドイツ代表は、来年行われる欧州選手権に向けて開催国フランスと親善試合を行う。舞台は、開幕の地であり決勝の地であるスタッド・ド・フランス。欧州王者を最大の目標に掲げるドイツ代表は、この地からその道のりが始まる。そして、ドイツでは今19歳のリロイ・サネに注目が集まっている。この有望株の長所は、どんなプレッシャーも感じない“鈍感力”。果たして、A代表デビューとの一戦でその力を発揮できるだろうか。

1強時代は終わるのか。ブンデスの、ドルトムントの行方を左右するバイエルンの「プレゼント」

バイエルンはジョゼップ・グアルディオラとの契約満了に近づいている。去就に関しては様々な憶測が飛び交っているが、仮に退団となればブンデスリーガにとって大きな変革となるだろう。特に他国リーグであれば首位クラスの戦績を残すドルトムントにとっては…。

香川が跳んだ。ヘディングに突き動かした極限=緊張。沸騰寸前のスタジアムに爆発起こす

ブンデスリーガ第12節、ドルトムントはホームでシャルケとの“レヴィアダービー”を行い、3-2で勝利。先制点を奪った香川真司は自身でも認めるほど珍しいヘディングでのゴールとなった。その瞬間、スタジアムの興奮はピークに達した。

香川、先発復帰へ。ドルトムントが迎える168回目のダービー。シャルケの注目選手は19歳MF

ブンデスリーガ第12節、ドルトムントはホームでシャルケとの“レヴィアダービー”を迎える。今回で168回目という伝統を持つこの一戦、注目されるのはシャルケのリロイ・サネだ。低調な前線において、最もインパクトを残している19歳。そして、ELを欠場した香川真司は先発が予想される。

ドルトムントが奏でた攻撃は“ロンド”の如く。トゥヘルが築き上げたオリジナルのポゼッション

ドルトムントは現地時間5日、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節でアゼルバイジャンのガバラとホームで対戦した。日本代表MF香川真司は出場しなかったが、トーマス・トゥヘル監督はこの試合で新たな戦術を試している。それはまるで、“ロンド”を奏でているようであった。

出ずっぱりの香川、いよいよ休養か。ダービー前のELガバラ戦、トゥヘルの選択は?

ドルトムントは5日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループC第4節ガバラ戦を迎える。ホームで行われる一戦だが、世間の関心は8日に行われるシャルケとのレヴィア・ダービーに向いている。連戦が続く中、試合に出場し続けている香川真司ら主力に休養を与えるには格好のタイミングとなるが…。

ドルトムントだけじゃない! ドイツに現れた新星。世界最高峰CLの舞台で奮闘する2人の19歳

代表、リーグともに世界トップクラスのレベルにあるドイツ。そんな中でも次代を担うスター候補は次々と現れる。今季、欧州CLを戦うボルシアMGにはマハムート・ダフート、レバークーゼンにはジョナタン・ター。若干19歳の2人は世界最高峰の舞台でその魅力を磨き上げている。

「然るべき3ゴール」。システム変更による改善。ドルトムントが示した戦術的柔軟性

ブンデスリーガ第11節、ドルトムントはアウェイでブレーメンと対戦し3-1で勝利。前半はリードを奪いながらも引いてカウンターを狙う相手に苦しい展開を強いられた。それでも後半には大きく改善し、危なげなく勝利。戦術的柔軟性でも相手を上回る一戦となった。

過密日程続くドルトムント。中2日で迎えるブレーメン戦、香川先発の可能性を読む

ブンデスリーガ第11節、ドルトムントはアウェイでブレーメンと対戦。地元メディアは変わらず香川真司の先発を予想している。しかし、28日に行われたパーダーボルンとのDFBポカール2回戦からは中2日。過密日程が続く中で先発の可能性五分五分といえるだろう。

「ようやく辿り着いた」。勢いを加速させるカストロとラモス。前半で勝負を決めた香川の一発

DFBポカール2回戦、ドルトムントはパーダーボルンと対戦して7-1と圧勝。勝負を決めたといえる前半、ゴールを決めたのはゴンサロ・カストロとアドリアン・ラモス、そして香川真司だった。ドルトムントにとって、この勝利は後半戦に向けて戦力に厚みを増させるものとなった。

惜しまぬハードワーク。2部との独杯、香川ら主力先発へ。注目は敵将…“往年の名手”

ミッドウィークに行われるDFBポカール2回戦、ドルトムントはパーダーボルンと対戦する。ヨーロッパリーグも戦うドルトムントにとって、連戦が続く厳しい日程だが、香川真司ら主力の先発が予想されている。その理由には、今季の好スタートを支えるハードワークの姿勢がある。

【現地レポート】滲み出る指揮官の選手への信頼。練習取材で見えたドルトムント好調の源

トーマス・トゥヘル体制へとスイッチした今季、新生ドルトムントのスタートは期待以上の成果となっている。その要因はどこにあるのか。現地在住記者による練習取材によって明らかとなった。

「代わりの選手も結果を残す」香川が語ったチームの成熟。高まる流動性が爆発力を呼び戻す

公式戦4試合未勝利という一時の停滞を乗り越えたドルトムント。アウクスブルクをホームで5-1と撃破した試合後、チームの成熟に手応えを示した香川真司。開幕直後は主力と控え選手の間に戦術理解の点で差があったが、時を経るごとに連係が深まり、先発を入れ替えても高い流動性を保てている。

勝ち点3を必要とするアウクスブルク、迎え撃つドルトムント。“成功体験”を手にするのは?

ブンデスリーガ第10節、ドルトムントはホームでアウクスブルクと対戦。昨季7位と躍進し、今季はヨーロッパリーグ(EL)も並行するアウクスブルクだが、結果は伴わずリーグ最下位に沈んでいる。勝ち点3を欲する相手にドルトムントは「自分たちのスタイルを貫く」か。

ドルトムント、3発完勝も選手は「辛勝だった」…指揮官が懸念した“番狂わせの可能性”

ドルトムントは現地時間22日、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節でアゼルバイジャンのガバラFKと対戦した。格下相手とのアウェイ戦だったが、日本代表MF香川真司の1アシストもありピエール=エメリク・オーバメヤンのハットトリックで完勝を収めた。しかし、選手の反応は意外にも正反対だった。トーマス・トゥヘル監督も、“番狂わせの可能性”を懸念していたという。

相性抜群? 香川に高まるゴールの可能性。ELガバラ戦、ドルトムントの揺るぎなき勝利への確信

ドルトムントは、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節でアゼルバイジャンのガバラFKと対戦。約3300kmと長い移動を強いられるものの、両チームの圧倒的戦力差の前に勝ち点3は固い。そして、香川真司にとってアゼルバイジャンはかつて2ゴールを挙げた相性抜群の地だ。

今、ブンデスリーガを体感中。信頼は勝ち得たのか。武藤嘉紀の現在地を探る

ブンデスリーガも序盤の9試合を終えた。今季、マインツに加入した武藤嘉紀は8試合連続で先発の座をつかんでいる。新たなチーム、新たなリーグでの成功をつかむために最も重要となるのは監督、選手からの信頼。武藤はそれを勝ち得ることができたのだろうか。

香川が得た手応え。ドルトムントのハイプレスと爆発的カウンター。“らしさ”取り戻したマインツの夜

ブンデスリーガ第9節、香川真司が所属するドルトムントはアウェイで武藤嘉紀が所属するマインツと対戦。テンポの速い試合の中で、ドルトムントはハイプレスとカウンターが機能。“らしさ”を取り戻した一戦に香川真司も手応えを口にした。

香川VS武藤の初戦は「普通でない状況」。5戦ぶり勝利へ、ドルト指揮官“第二の故郷”に挑む

ブンデスリーガ第9節、ドルトムントはアウェイでマインツと対戦。香川真司と武藤嘉紀による新たな日本人対決の初戦はトーマス・トゥヘル監督の古巣凱旋試合となる。ここ5試合勝ち星のないドルトムントにとって、指揮官の“第二の故郷”での一戦は重要な意味を持つだろう。

ユーロ本大会へ、ドイツが抱える“クローゼ後の問題”。ブラジルW杯後の極めて低い数字とは

ユーロ予選で苦しみながらも首位通過を決めたドイツ代表。しかし、優勝を遂げたブラジルW杯後にDFフィリップ・ラームに加えてFWミロスラフ・クローゼも代表引退。そこからの計13試合で挙げた得点のデータでは、埋め切れていないクローゼの穴が如実に表れていた。

人材不足は競争の好機。欧州制覇へ、世界王者ドイツが目論む新たな実験=挑戦の始まり

欧州選手権(ユーロ)予選もグループリーグ最終節を迎える。14年ブラジルW杯制覇後、長くチームを支えたベテランが代表引退。特にフィリップ・ラームの穴は大きく、今もSBに絶対的な存在は見つかっていない。しかし、ヨアヒム・レーヴ監督は人材不足を競争の好機と捉えている。

ドルトムントをも粉砕。完成度と機能美を備えたペップ・バイエルン。ハインケス超え唯一の方法は…

ペップ・グアルディオラ体制3季目を迎えたバイエルンは、ドルトムントとの大一番も5-1と圧倒。開幕から8戦8勝と比類なき強さを見せている。ブンデス史上初の4連覇とハインケス体制以来となる3冠へ向けて動き出した。

香川も感じたバイエルンの強さ。好調ドルトムントが完敗した理由

ドルトムントは現地時間4日、ブンデスリーガ第8節でバイエルン・ミュンヘンと対戦した。ここまで7戦全勝のバイエルンのホームに乗り込んだドルトムントは、1-5の完敗。先発出場した日本代表MF香川真司も、バイエルンの強さを認めている。この大敗の要因は、“成熟度の差”にあったようだ。

新たな名勝負の始まり。2つのイデオロギーがぶつかるバイエルンとの“決戦”。香川は先発へ

ドルトムントは、アウェイで王者バイエルンと対戦。地元メディアはこの大一番を新たな名勝負の始まりの一戦と位置づけて盛り上がりを見せている。ELのPAOKサロニキ戦を欠場した香川真司は先発出場が濃厚だ。

香川不在のドルト、PAOKとドローも漂う満足感。選手の意識は週末のバイエルン戦へ

現地時間1日、ドルトムントはヨーロッパリーグ(EL)でギリシャのPAOKとアウェイで対戦した。週末に行われるバイエルン戦に備えて日本代表MF香川真司らは遠征に帯同せず、サブ組中心で挑んだドルトムントだったが、1-1のドローに終わっている。それでも、トーマス・トゥヘル監督はこの試合に満足感を示し、選手の意識もすでにバイエルン戦へ向けられているようだ。

“前哨戦”EL・PAOK戦、香川ら5人ギリシャに帯同せず。トゥヘルの手腕問われる

ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節、ドルトムントはアウェイでギリシャのPAOKサロニキと対戦する。しかし、中2日で控えるのはバイエルンとの大一番。トーマス・トゥヘル監督は香川真司ら主力5人を帯同させないことを選択した。

CL第2節、注目は「ブンデス対マンチェスター」。独から英へ…鍵握る2人の“挑戦者”

チャンピオンズリーグ第2節、ボルフスブルクはマンチェスター・ユナイテッド、ボルシアMGはマンチェスター・シティと対戦する。この「イングリッシュ・ウィーク」で勝負の分かれ目となるのは、今夏ドイツからイングランドへと渡ったバスティアン・シュバインシュタイガーとケビン・デ・ブルイネだ。

ハードワークに女神が微笑む。ドルト相手に引き分けの“昇格組”。香川も脱帽の粘り強さ

ブンデスリーガ第7節、ドルトムントはホームでダルムシュタットと対戦。昇格組との一戦だけにクオリティでは大きく勝る。しかし、結果は2-2の引き分け。ダルムシュタットのハードワークにフットボールの女神が微笑んだ。

ドルト戦は「ボーナス」。楽観主義を勢いにつなげる昇格組ダルムシュタット。香川は勝利を取り戻せるか

ブンデスリーガ第7節、ドルトムントはホームに昇格組のダルムシュタットを迎える。前節、ホッフェンハイム戦での引き分けで公式戦の連勝が11で止まった。先発が予想される香川真司は今節での勝利を絶対条件とした。

リズム×自信×新戦力――。トゥヘルが施した改革とは? ドルトムント快進撃を支える3つの要素

今季、トーマス・トゥヘル監督の下で好スタートを切ったドルトムント。結果はもちろんのこと、チームの戦術やメンタル面にも昨季とは大きな違いがある。その新監督が施したチーム改革から序盤の快進撃を支えた3つの要素が見えてくる。

香川が求めた「悪いなり」の戦い。連勝止まったドルト、タフな連戦に募らせた危機感

ドルトムントは現地時間23日、ブンデスリーガ第6節でホッフェンハイムと対戦した。レバークーゼン戦から中2日という過密日程で臨んだドルトムントだったが、アウェイで1-1の引き分けに終わっている。開幕から続いていた連勝が途絶えてしまったが、試合後に日本代表MF香川真司は「悪いなり」にも戦い方に反省の言葉を述べた。

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