本田千尋
フリーランスのサッカーライター。ドイツで香川真司を中心に数多くの選手、試合を取材・執筆した。現在は帰国し、欧州を中心にレビューコラムを執筆中。
香川はベンチスタートか。“欧州ベスト5”ダルムシュタット戦、注目は遅咲きFWの空中能力
ブンデスリーガ第24節、ドルトムントはアウェイでダルムシュタットと対戦する。ダルムシュタットは現在14位に位置しているが、とあるデータでは欧州5大リーグでベスト5に食い込む記録を残している。そして、それを支えるのが28歳にしてブレークした遅咲きFWサンドロ・ワーグナーだ。
グアルディオラが手にした“0バック”の味。BVB戦で完結の「最も重要な週」で理想実現か
バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督は、CB陣の相次ぐ離脱を機に中盤の選手を最終ラインに起用する“0バック”を採用した。CLユベントス戦では最終的にドローで終えたが、ボールを失わない限り失点しないという自らの理想の片鱗は見せた。「今季最も重要な週」と位置付けるドルトムント戦までの1週間で、この0バックを貫くのだろうか。
香川が感じた「迷い」。逆転勝利も苦しんだ前半。BVBが閉じ込められた“システムの檻”
ブンデスリーガ第23節、ドルトムントはホッフェンハイムとホームで対戦。結果は終盤の3得点で3-1と逆転勝利を挙げたものの、不慣れな4-2-3-1でスタートした前半は機能せず苦戦。トップ下として先発した香川真司は低調なプレーからハーフタイムでピッチを退いた。
輝きを放ちつつ…まだまだ続くトゥヘルの実験。香川は再びローテーションの可能性も?
ブンデスリーガ第23節、ドルトムントはホームでホッフェンハイムと対戦。後半戦以降、出場機会を減らしている香川真司だが、ELポルト戦では先発に復帰。しかし、トーマス・トゥヘル監督による実験はしばらくは続く様子。今節、香川は再びベンチスタートとなる可能性も残している。
香川はなぜトップ下で苦戦したのか? トゥヘルの高い要求に感じた難しさ
ELラウンド32でポルトを下したドルトムント。チームが余裕をもって勝利を収めるなかで、トップ下でフル出場した香川真司は、インサイドハーフとトップ下で求められる役割の違いに苦労していた。
「大きく変わる」香川が語る1点の意味。ELベスト16進出かけポルトに乗り込むドルトムント
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32、2ndレグ。ドルトムントはアウェイでポルトと対戦。ホームでの1stレグは2-0で勝利を手にしたが、勝ち抜けを確実なものとするためには先制点の重要度は高い。先発の可能性も高まる香川真司も1点の重みを口にした。
バイエルン、CB全滅は新たな可能性のチャンス? ペップ流を極める“0バック”誕生か
チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16でユベントスと対戦するバイエルン・ミュンヘンだが、現在センターバック陣に故障者が相次いでいる。しかし、ジョゼップ・グアルディオラ監督に焦る様子はない。究極のポゼッションサッカーを目指す指揮官にとって、“0バック”は新たな可能性を拓くチャンスともいえる。
スタメンに戦術…肩透かしを食らわせたドルトムント。相手に“呑まれない”トゥヘルの選択
現在ブンデスリーガで2位と3位に付けているドルトムントとレバークーゼンの直接対決は、ともにプレスを得意とするチーム同士の対戦だけにインテンシティの高い一戦となることが期待された。しかし、実際にはプレスを仕掛けるレバークーゼンに対しドルトムントはロングボールで対抗。予想外の先発メンバーも含めて周囲は肩透かしを食らった格好となった。
ドルト対レバークーゼン、2位3位直接対決の注目は“インテンシティ”。香川先発の可能性は?
ブンデスリーガ第22節、2位ドルトムントは3位レバークーゼンと敵地で対戦する。プレスを持ち味とする両チームの対戦だけに、ドルトムントのホームで対戦した第5節同様にインテンシティの高い試合となることが期待される。
香川も度肝抜かれたトゥヘルの采配。355日ぶりのシャヒン先発が示した“BVBの進化への飢え”
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32、1stレグにおいて香川真司の所属するドルトムントはポルトと対戦。試合はホームのドルトムントが2-0で勝利。しかし、結果以上に周囲を驚かせたのがヌリ・シャヒンの355日ぶりとなる先発起用だった。
ドルトムントに訪れた“第一関門”、香川は先発なるか? 警戒すべきは「ポルトの守備」
ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32、1stレグ。ドルトムントはホームでポルトと対戦する。今季はチャンピオンズリーグに出場しながらグループステージで3位に終わったポルトだが、ドルトムントにとって厳しい相手であることは変わりない。昨季バイエルンを苦しめた守備網をかいくぐることができるだろうか。
玉乃淳が語る香川真司の目指すべき場所。ビッグクラブを進化させる“王の資質”
サッカー解説者として活躍する玉乃淳氏がドルトムントを視察。自身の現役時代から香川真司の虜となっていたという。そして、玉乃氏は香川に日本人で唯一の可能性を感じ取っている。その香川の目指すべき場所とは。
試合勘を失った香川。ドルトムントから創造性を奪った“トゥヘルの実験”
ブンデスリーガ第21節、ドルトムントは最下位のハノーファーとホームで対戦。1-0で勝利はしたものの、後半戦初先発となった香川真司は試合勘を失うなどチーム全体が低調なパフォーマンスに終わった。
香川VS山口は実現するか? 最下位ハノーファーが迎える危機的状況。ドルトは2位を強固なものへ
ブンデスリーガ第21節、ドルトムントは最下位のハノーファーをホームに迎える。冬の移籍市場で山口蛍をはじめ、補強に動いたハノーファーだが現在最下位という危機的な状況。2位をより確固たるものとするチャンスのドルトムントだが、香川真司に先発のチャンスは巡ってくるのか?
全タイトル獲得へ。終焉へと向かうペップ・バイエルンが見せ始めた“完成形”
DFBポカール準々決勝、バイエルンはアウェイでボーフムと対戦。3-0で完勝となったこの一戦で、今季で退任を表明しているペップ・グアルディラ監督が作り上げたチームの完成形が見られた。
「現時点のベストメンバー」。SB4人を起用したトゥヘル、メンバー編成の哲学とは
DFBポカール準々決勝、ドルトムントはシュトゥットガルトと対戦して3-1で勝利。ブンデスリーガ第20節ヘルタ戦でベンチ外となった香川真司は、この日もベンチスタートとなり87分からわずか3分間のプレーで終了。しかし、トーマス・トゥヘル監督はこの試合の編成について「現時点のベストメンバー」だと語った。
香川、前節招集外の真相と独杯先発は? トゥヘルが評価する「今」。ドルトにある純粋な競争
6日に行われたヘルタ・ベルリン戦でベンチ外となった香川真司。ドイツ国内においても波紋を呼んだ出来事となったが、その背景には熾烈さを増してきたレギュラー争いがある。シュトゥットガルトとのDFBポカール準々決勝でも香川はベンチスタートの予想となっているが、ヘルタ戦のドローという結果と中2日という日程、そして純粋な競争がある事実を見ると先発の可能性も少なくはない。
原口の笑顔が示す「まぐれじゃない3位」。ヘルタが繰り広げたドルトムントとの激戦
ブンデスリーガ第21節、3位ヘルタはホームで2位ドルトムントと対戦して0-0の引き分け。香川真司はベンチを外れたが、原口元気はフル出場。激戦の末に勝ち点1を分け合う直接対決となったが、原口は悔しさの中にも手応えを感じていた。
香川、練習で軽快な動き。2位と3位の直接対決。アウェイ・ヘルタ戦は先発有力
ブンデスリーガで2位につけるドルトムントは、第20節において3位ヘルタと直接対決を迎える。勝ち点差は10あるとはいえ、敵地での一戦は厳しいものとなる。この大一番に向けて、香川真司は復調をアピール。チームを勝利に導くことができるだろうか。
ブレることなきトゥヘルの哲学。冬の移籍市場、不動の姿勢は来季CLを見据えた布石
香川真司の所属するドルトムントは、冬の移籍市場で新戦力を獲得することはなかった。しかし、それはトーマス・トゥヘル監督の意向でもある。来季CLを戦うための土台固めとなる今季は、目先の強化ではなく長期的な視野でのチーム作りを目指している。
香川も語った“内容と結果を追い求める”こと。ドルトムントが直面したその難しさ
ブンデスリーガ後半戦も2試合を消化。ドルトムントはバイエルンに次ぐ2位を堅持し、リーグトップの得点力を誇っている。それでもインゴルシュタットと対戦した第19節では苦戦を強いられた。香川真司は試合後、勝利を手にしたとしても反省し前進していく必要性を示した。
香川は反省も…内容が悪くとも勝ち切る。ドルトムントが見せた“しなやかな強さ”
ドルトムントはインゴルシュタットをホームで迎えた一戦で2-0と勝利を収めた。しかし、先発した香川真司が試合後に口にしたように連係不足に苦しむ展開となった。それでも、内容が悪くとも勝ち切る強さを今季のドルトムントは持っている。
補強の進まないドルトムント。徐々に高まる選手層への懸念。次戦、香川先発の可能性は?
ブンデスリーガ後半戦も2試合目に突入した。しかし、ドルトムントは冬の移籍市場で選手補強に苦戦している。現有戦力も高いクオリティを持ってはいるものの、やはり過密日程となるシーズン終盤に向けて不安がある。その中で、前節を欠場した香川真司の先発復帰はあるのだろうか。
穏やかさも嵐の前の静けさか? 忍び寄るプレミアの手。残りわずか、ブンデス冬の移籍市場をチェック
ウインターブレイクが明け、後半戦がスタートしたブンデスリーガ。今回の冬の移籍市場は残りわずかとなったが、大きな動きは見られず穏やかなものとなっている。しかし、来夏に目を向けてみると、現在の穏やかさは“嵐の前の静けさ”とも考えられる。
香川が取り戻したイメージ。白黒の残像が色鮮やかに反転。完全復活の前半戦を振り返る
マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントへと復帰し、2シーズン目を迎えた香川真司。1年目の昨季はチームとともに自身も苦しみ抜いたが、新監督とともにスタートした今季は完全復活ともいえるパフォーマンスを続けている。ここまでに香川が残した言葉から復活の要因を探る。
ドルトムントは、まだドルトムントの限界を知らない。後半戦へ向けた進化の兆し
ブンデスリーガは前半の17節を終え、ウインターブレイクに突入。香川真司の所属するドルトムントは12勝2分3敗の2位と上々の成績を収めているが、選手も監督もさらなる進化を遂げる自信を持っている。
改めて示されたドルトムントの弱点。「サプライズ」に成功したケルンのゲームプランとは
ブンデスリーガ第17節、ドルトムントはアウェイでケルンと対戦し1-2で敗戦。前半戦の最終戦を黒星で終えた。開幕から強さを発揮してきたが、シーズンが進む中で徐々に弱点も見えつつある。後半戦へ課題をクリアできるだろうか。
香川はポジションを失ったのか? 激化するチーム内競争。前半最終戦、先発出場なるか
ブンデスリーガ前半戦の最終節、ドルトムントはアウェイでケルンと対戦する。ここ最近ベンチスタートが続いている香川真司だが、コンディション面に問題はないという。競争が激化するチーム内でポジションを再び奪い返せるか、後半戦への新たな戦いは始まっている。
ペップ、バイエルンとの離別は既定路線か。「3シーズン」で燃え尽きる智将のサイクル
バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督が契約を今シーズン限りでクラブを離れるという報道が過熱してきた。なぜこのタイミングでペップはバイエルンを離れようというのか。そこには、かつてバルセロナでも経験した憔悴の周期があった。
ドルトムントが見せた“大人の”勝ち方。「忍耐力」で難敵を下す
12月16日、ドルトムントはDFBポカール3回戦でアウグスブルクを2-0で下し、次のラウンドへの進出を決めた。後半に2ゴールを奪ってアウェイで勝利を飾ったが、この勝利の裏側には押し込まれた前半の「我慢」があった。
万全のドルト、香川は先発へ。アウクスブルクは「ラスト1分の狂気」を三度引き起こすか
ドルトムントは16日、DFBポカール3回戦を迎える。相手は奇跡的な勝利を続けているアウクスブルク。香川真司は先発が有力だが、カップ戦では常々起こる「奇跡」を回避することができるだろうか。
ポゼッションの中心に香川。対戦した日本人選手の言葉で振り返るドルトムントの強さ
ブンデスリーガの前半戦も残り1試合。昨季の前半戦は苦しい戦いを強いられていたドルトムントだが、新体制となった今季はリーグトップの得点数を記録するなど際立った強さを見せている。その強さを対戦相手として対峙した日本人選手の言葉で振り返る。
フルスロットルで――。自信を取り戻したドルトムント。香川のアシスト生んだ「イメージの共有」
ブンデスリーガ第16節、ドルトムントはホームにフランクフルトを迎えて4-1と大勝を手にした。途中出場でオーバメヤンのゴールをアシストした香川真司は「イメージの共有」の重要性を口にした。
フランクフルト戦、香川は先発へ。馴染みのメンバーとともに“イメージの共有”を取り戻す
ブンデスリーガ第16節、ドルトムントはホームにフランクフルトを迎える。ELグループステージ最終節のPAOK戦では、控え組主体となったことでイメージの共有に課題を残した。先発が濃厚な香川真司は馴染みのメンバーとともに連動したプレーを見せられるか。
首位通過に「こだわらなかった」ドルトムント 控え組主体での敗戦は失敗ではない
ELグループリーグ最終節、主力を温存したドルトムントはゲームを支配しながらもPAOKを崩し切れず0-1で敗れた。ターンオーバーが失敗に終わったと見る向きもあるが、香川真司はグループステージを突破することが重要だと語った。
香川の劇的ゴールがもたらした“ポジティブな雰囲気”。進化続けるドルト、トゥヘルが導くCLへの軌跡
ドルトムントは現地時間10日、ヨーロッパリーグ(EL)最終節でギリシャのPAOKとホームで対戦する。すでにグループリーグ突破を決めているドルトムントだが、トーマス・トゥヘル監督はこの試合を重要な試合と位置づけている。ボルフスブルク戦で香川真司が劇的ゴールを決めたことで、練習ではポジティブな雰囲気が流れている。トゥヘル率いるドルトムントは、来季のチャンピオンズリーグ出場に向けて順調な航海を続けている。
ボルシアMGが示したバイエルン撃破の方法。「冷静さ」を奪うことに成功した積極性
ブンデスリーガ第15節、ここまで14戦無敗の王者バイエルンがボルシアMGによって初の黒星を付けられた。ドイツではこの結果に歓喜の声も少なくない。現在のサッカー界で最も完璧なチームを撃破した戦略とは?
全身の血が沸騰した香川の劇的決勝点。ドルトムントに勝利をもたらした「悔しさ」
ブンデスリーガ第15節、2位ドルトムントはアウェイで3位ヴォルフスブルクと対戦。前半に先制しながら終了間際のPKで同点に持ち込まれたものの、その直後に香川真司が劇的な決勝点を決めて勝利を収めた。この日、スタメンを外れた香川だったが、勝敗を分けた「わずかな差」となったのはその「悔しさ」だった。
ドルトが証明する「CLに相応しい」こと。3位ヴォルフス戦、キレ戻した香川が違いを生むか
ブンデスリーガ第15節、2位ドルトムントは3位ヴォルフスブルクとアウェイで対戦する。この対戦を前にイルカイ・ギュンドアンは自らがチャンピオンズリーグでプレーしていないことへの“怒り”を語った。そして香川真司は、この「CLに相応しい」ことを証明する戦いに向けてコンディションを上げている。
ベンダーが切り開いた新たな世界。「本職」ではないCBにも喜び見出す“ボール奪取のモンスター”
ドルトムントのスヴェン・ベンダーは、昨季のユルゲン・クロップ体制では6番=ボランチのポジションでプレーしていた。本人も「希望のポジション」と語っているが、トーマス・トゥヘル体制となった今季はセンターバックとしてプレーしている。いまだに自らを6番と自負するベンダーだが、本職ではないセンターバックのプレーにも喜びを見せている。
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