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本田千尋

フリーランスのサッカーライター。ドイツで香川真司を中心に数多くの選手、試合を取材・執筆した。現在は帰国し、欧州を中心にレビューコラムを執筆中。

香川起用はわずか15分間。疑問残るドルトの守備的戦術。トゥヘルが巨大なペップに屈したポカール決勝

21日、DFBポカール決勝で、ボルシア・ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンに敗れた。0-0で120分間を戦い、PK戦までもつれたが、あと一歩届かなかった。香川真司はベンチスタート。延長後半から投入されたが、「最後のカード」は活かされなかった。(取材・文:本田千尋【ベルリン】)

香川が精彩欠いた理由は? 消化試合だけでない、ドルトが苦しんだ様々な要因

ドルトムントは最終戦でケルンを迎えた。試合は2-2の引き分け。消化試合ということもあり、選手たちは集中していない様子で、本人たちもそれを認めた。香川はそれ以外の部分でも難しかった要因があったことを明かした。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

香川にとっては消化試合にあらず。2桁得点、新たなポジション争い…最終戦は貴重な実践の場

ブンデスリーガが最終節を迎える。ドルトムントが戦うのは大迫勇也の所属するケルン。両クラブとも何かが懸かっているわけではなく、消化試合となる。だが、香川真司にとってはそうではない。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

ドルト主将も移籍。ドイツ人はなぜバイエルンに行きたがるのか? 自国民が抱く巨大な畏敬の念

ドルトムントの主将フンメルスがバイエルン・ミュンヘンへ移籍することが発表された。主将がライバルクラブへ移籍するのは大きな出来事であるが、このような移籍は過去にも繰り返されてきた。なぜドイツ人はバイエルンに行きたがるのか?(文:本田千尋【デュッセルドルフ】)

香川を苦しめた長谷部の執念。ドルトを機能不全に、フランクフルトが見せた残留への意地と義務感

7日のフランクフルト対ドルトムントは苦しい残留争いを強いられているフランクフルトに軍配が上がった。ドルトムントはボールを支配するも決定機は少なく、香川も反省の弁を述べた。一方の長谷部は守る苦しさを口にするも、同時にこの試合の持つ大きな意味を語った。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

香川は心身共にベストな状態。来季につながるフランクフルト戦、“盟友の不在”で求められることとは?

7日にフランクフルトと対戦するドルトムント。相手は降格圏に沈んでおり、死ぬ気でくるはずだ。そんな歯応えのある一戦に、香川は先発濃厚。ギュンドアンの怪我にあいまって、主導権を掴みに行く役割が求められる。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

ドルト快勝に隠された意味。香川も誓った主将へのサポート。容赦ない罵声もチームは一丸

ヴォルフスブルクを迎えた一戦で、ドルトムントは5-1と快勝した。先発した香川真司は1G1Aと躍動、勝利に貢献したが、この試合の注目は主将フンメルスだった。移籍希望を公表した主将には容赦ないブーイングが浴びせられた。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

香川はトップ下先発が濃厚。主将移籍公表で揺れるドルトも、本人は2桁得点へ意欲

30日、ホームにヴォルフスブルクを迎えるドルトムント。主将フンメルスが突然にバイエルン・ミュンヘンへの移籍を公言し、チームは予想外の喧騒に包まれた。そんななかではあるが、香川真司は先発出場が濃厚。本人はシーズン2桁得点への意欲を見せている。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

香川が目指す欧州トップレベル。躍動も「まだまだ足りない」、来季へ続くある“こだわり”

23日のシュトゥットガルト戦に0-3と快勝したドルトムント。先制点をあげるなど勝利に大きく貢献した香川真司だが、満足する素振りはない。「まだまだ足りない」と語った背景には、香川がさらに上を目指すための“こだわり”があった。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

香川真司、連戦疲労でも先発か。“罠”を仕掛けるシュトゥットガルトは“決め切る力”を磨く格好の相手

23日、ドルトムントはアウェイでシュトゥットガルトと対戦する。連戦で疲労がたまる香川だが、先発する可能性も十分にある。相手は残留争いの真っ最中で、様々な罠を仕掛けてくるだろう。香川にとって、力を証明する格好の相手である。(文:本田千尋【ドイツ】)

香川、ロイスとの2シャドー結実。高まる新システムの完成度。殻を破ったBVB

20日、DFBポカール準決勝、ヘルタ・ベルリンとの一戦に臨んだドルトムントは、成熟度を増してきた3バック+2シャドーでヘルタを圧倒した。香川真司もロイスと組んだシャドーの位置で輝きを放ち、チームとしても個人としても一つ上の段階に登ったように思える。(取材・文:本田千尋)

香川、カップ戦準決勝は先発濃厚。“異質な10番タイプ”に求められる“違い”の証明

20日深夜(日本時間)、ドルトムントはDFBポカール準決勝でヘルタ・ベルリンと対戦する。タイトル奪取のために負けられない一戦となるが、香川真司のモチベーションも高い。先発濃厚と見られる香川に求められていることとは何か。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

香川のHSV戦先制点演出は死闘での“経験”から。意識高いドルトはEL敗退ムード払拭、視線は既にポカール奪取へ

17日、ホームにHSVを迎えたドルトムントは、3-0で勝利した。ミッドウィークにリバプールとELで対戦、悲劇的とも言える逆転負けを喫してしまったがその敗戦ムードを払拭するかのような快勝。香川含め、視線は既にカップ戦のタイトル奪取へ向かっている。(取材・文:本田千尋)

香川、HSV戦は“信頼を得たからこそ”のベンチスタート? BVBはショックを払拭する戦いへ

ブンデスリーガ第30節、ドルトムントはホームでハンブルガーSVと対戦。ヨーロッパリーグ(EL)リバプール戦での衝撃的な敗戦の直後だけに、チームにはいまだ意気消沈のムードが消えない。しかし、そのショックを払拭するためにも切り替えて臨むことが求められる。一方、香川真司は重要なここ2試合で連続先発。監督の信頼を再び勝ち取ったといえるが、今節は疲労を考慮してベンチスタートとなる可能性も少なくはない。(文:本田千尋)

香川ゴールに絡むも…ドルトはなぜ悲劇的逆転を喫したのか? 裏目に出た快進撃

14日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝、リバプールとのセカンドレグに臨んだドルトムント。アウェイゴールを奪って2点をリードするという圧倒的優位な状況にいたりながら、BVBは残り30分からの大逆転を喫し、大会を去ることになった。この悲劇はリードによる“慢心”という単純な構図では片づけられない。(取材・文:本田千尋)

香川、リバプール戦の“切り札”か。得点必須のセカンドレグ。BVBに必要なフィニッシャー

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグ、ドルトムントはリバプールをホームに迎え1-1のドローで終えた。アウェイゴールを許しているため、BVBはセカンドレグでゴールを奪わなければ敗退となる。シャルケとのダービーでゴールを奪い、コンディション良好の香川真司は、チームを次のラウンドに導けるだろうか。(取材・文:本田千尋)

香川が繰り返す「しっかりと」。冷静さと集中力、鮮やかなループ弾を生む“キーワード”

ブンデスリーガ第29節、ドルトムントとシャルケのダービーは2-2で終えた。先発出場した香川真司は、49分に鮮やかなループで先制点を決めた。試合後、限られた出場機会の中でも結果を残すための“キーワード”を語った。(取材・文:本田千尋)

香川に求められる「リズムの変化」。見えてきた監督の傾向。シャルケとのダービー、先発は?

ドルトムントはアウェイでシャルケとのダービーを迎える。トーマス・トゥヘル監督はローテーションを示唆したが、ELリバプール戦で出番のなかった香川真司に先発の機会は回ってくるのか。(文:本田千尋)

香川、恩師との再会で不出場の理由。ドローでも満足、指揮官が見据える180分間の勝負

4月7日のヨーロッパリーグ準々決勝1stレグ、ドルトムント対リバプールの一戦は1-1のドロー。ホームのドルトムントにとっては、アウェイゴールを許しての手痛いドローとなった。だがトゥヘル監督はこの試合の勝利よりもアウェイゴールを許さないことを優先した。(取材・文:本田千尋)

香川真司、ELリバプール戦スタメンか。クロップの帰還。恩師の眼前で覚醒なるか

EL準々決勝、ドルトムントはホームにリバプールを迎える。このイングランドの名門を率いるのは、昨季までBVBを率い、一時代を築いたユルゲン・クロップ監督だ。特別な雰囲気が醸成されるであろう試合で、香川真司は輝きを見せられるか。(取材・文:本田千尋)

「今後を左右する」香川の集中は極限に。その存在を再び証明へ、覚悟を込めた同点弾

ブンデスリーガ第28節、ホームにブレーメンを迎えたドルトムントは3-2で逆転勝利。日本代表からの合流もあり先発を外れた香川真司だが、途中出場で同点となるゴールを決めた。そのゴールには自らの今後をかけた思いが込められていた。(取材・文:本田千尋)

香川、ブレーメン戦は“先発皆勤”のホーム。2シャドー熟成へ90分を与えられるか

ブンデスリーガ第28節でブレーメンと対戦するドルトムント。香川真司は、日本からの長距離移動を経てのチーム合流となるが、後半戦ではホームでの試合で全試合先発を果たしているだけに先発出場の可能性は高い。トーマス・トゥヘル監督は、香川に90分を与えるのだろうか。(文:本田千尋)

「酷い」イングランド戦にこそあるドイツの収穫。ついに解答を得た“クローゼ後の問題”

ブラジルW杯を制したのち、転換期を迎えているドイツ代表。フィリップ・ラームやミロスラフ・クローゼといった長くチームを支えてきたベテランが代表引退を表明。特にクローゼの後釜となるセンターFWが大きな課題となっていた。しかし、終盤の連続失点で衝撃的な逆転負けを喫したイングランド戦にはその問題を解決する答えがあった。(文:本田千尋)

香川、突然の出番激減は2つの理由から。またも訪れた試練と指揮官トゥヘルの思惑

今季、トーマス・トゥヘル新監督のもとで新たなスタートを切ったボルシア・ドルトムント。その前半戦、香川真司は不可欠な存在としてチームの勝利に貢献した。しかし、後半戦に入るとその出番が激減。その理由には充実する選手層とチームの成長を目指す指揮官の思惑があった。(取材・文:本田千尋)

もがく香川「そう甘くはないのでね」。不完全燃焼の62分間、厳しい現実にも前を向く

ブンデスリーガ第27節、ドルトムントはアウェイでアウクスブルクと対戦して3-1で勝利を挙げた。香川真司は先発したものの、62分と早い時間帯に交代を命じられた。後半戦以降、戦い方を変えたトーマス・トゥヘル監督を納得させるには至らず、苦しい状況が続いているが、本人はもがきながらも前を向く姿勢を示した。(取材、文:本田千尋)

トップ下・香川を熟練させる格好の相手だが…。トゥヘルの“起用の法則”は破られるか

ブンデスリーガ第27節、ドルトムントはアウェイでアウクスブルクと対戦する。後半戦以降、トーマス・トゥヘル監督はリーグでのアウェイ戦に香川真司を起用しない方針を出している。しかし、トップ下として熟練するためにもアウクスブルクは格好の相手ともいえる。(取材・文:本田千尋)

BVB、諦めムードのスパーズ下しELベスト8進出。“余裕の勝利”でプレミアの熱気は感じず

ヨーロッパリーグのラウンド16、2ndレグでトッテナムを下したドルトムント。1stレグで大勝したこともあり、敵地での試合だったにもかかわらず、アウェイの洗礼を受けることはなく余裕を持って次のラウンドへの進出を決めた。(取材・文:本田千尋)

“スパーズは俺が倒す!”バスケで汗を流した香川、ELでスタメンなるか

ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦2ndレグにおいて、ドルトムントはトッテナムと対戦する。ホームでの1stレグでは3-0と快勝しているだけに、練習では選手たちに自信も感じ取れる。マインツ戦でゴールを決めた香川真司は、バスケットボールを取り入れたトレーニングでも“ゴール”を決めた。スタメン奪取のためにも試合で活躍したいところだ。(文:本田千尋)

香川ゴールも深い悲しみ。BVBにとって何より大事だった勝利。急死ファンに「君は1人じゃない」

13日、ブンデスリーガ第26節のマインツ戦をドルトムントは2-0で勝利した。2シャドーの一角として先発出場した香川真司も得点を奪っている。だが、この勝利の裏側には深い悲しみがあった。

マインツ戦、香川の先発は「抜本的なローテーション」 次第か。BVB指揮官の選択は?

ブンデスリーガ第26節、ボルシア・ドルトムントはホームでマインツと対戦。地元メディアはローテーションを採用することで香川真司に先発の機会が与えられると予想する向きもある。しかし、トーマス・トゥヘル監督はマインツを相手にローテーションという策をとるのだろうか。

BVB、非機械的可変システムでスパーズ圧倒。ロンドのトレーニングが創出した流動性

プレミアリーグで2位につけるトッテナムとのELラウンド16、1stレグに臨んだドルトムント。流動的なサッカーで3-0と圧勝し、2ndレグを残してラウンド8進出濃厚となったが、この完勝劇の裏側には、トレーニングでの積み重ねがあった。

香川真司はやはり“トップ下”。指揮官は“10番タイプ”へ大きな期待感、スパーズ戦で居場所はあるか?

ブンデスリーガ大一番のバイエルン・ミュンヘン戦で、ベンチ入りメンバーからも外れた香川真司。ドルトムントのトゥヘル監督は香川を“10番タイプ”と見なしており、ELラウンド16トッテナム戦で出場機会があるかどうかは、「トップ下の有無」に関わってきそうだ。

それでも香川真司が必要な理由。ドルトで唯一無二の存在、大一番でベンチ外も指揮官が見出す“10番”が輝く道

先週末のバイエルン・ミュンヘン戦でベンチ外となったボルシア・ドルトムントの香川真司。優勝を争う大一番でのこの処遇に、戦力外という声も聞かれた。香川は指揮官の構想外となってしまったのか? 現地で取材を続ける記者が分析する。

バイエルンとの天王山、トゥヘルの狙いは? 高次元のゲームを生み出した戦術合戦

ブンデスリーガ第25節、ドルトムントはホームでバイエルン・ミュンヘンと対戦。香川真司はベンチ外となったが、この天王山でトーマス・トゥヘル監督が立てた戦術プランを分析する。

BVBのテーマは「アート方法の啓示」。バイエルンとの首位決戦、香川ら先発で原点回帰か

ブンデスリーガ第25節、ドルトムントはホームでバイエルン・ミュンヘンとの首位決戦を迎える。トーマス・トゥヘル監督のもとでの新体制となる今季の目標は、あくまでもチャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得だったが、現在の勝ち点差は5。この一戦で勝利すれば優勝争いは一気に熱を帯びる。

“ヘマ”をしたバイエルンと卓越したBVB。頂上決戦へ、再び始まった「王座をめぐる争い」

一時は独走状態を築いたかに見られていたバイエルン・ミュンヘンだが、ブンデスリーガ第24節でマインツに不覚を取ったことにより。気付けば2位ボルシア・ドルトムントと勝ち点5差。そして、次節はその両雄が直接激突する。

実り多き“凡戦”。「スペクタクル」はなくとも…過密日程の息継ぎに成功したBVB

ブンデスリーガ第24節において、ドルトムントはダルムシュタットを相手にアウェイで2-0の勝利を挙げた。4週連続でミッドウィークを戦うだけに選手の疲労が懸念されるが、この試合では抜本的なローテーションが組まれ、香川真司に出番は訪れなかった。その中でも引いた相手を押し切る力を示したことにトーマス・トゥヘル監督も手応えを感じていた。

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