藤江直人
無敗優勝の浦和、動員減の鹿島。1stを終えたJリーグ、2ステージ制移行に特需はあったのか?
2ステージ制が復活した2015年のJリーグは、浦和レッズが無敗でファーストステージ優勝を達成した。タイトルを争う試合では埼玉スタジアムに多くのサポーターが集まったことで2ステージ制の特需があったように見えたが、一方で恩恵を受けられなかったクラブもある。セカンドステージに向け、まだまだ検証が必要となりそうだ。
「じゃないほう」がなくなると信じて――。1stステージ制覇へ。浦和レッズを変えた男、武藤雄樹
20日のJ1第16節、浦和レッズは引き分け以上でファーストステージ制覇が決定する。これまでタイトルへあと一歩まで迫りながら逃してきたが、今季は昨季までとは異なる。それは、武藤雄樹の存在だ。
フォルラン退団に見るC大阪の苦しい台所事情。失敗した先行投資、J1昇格への茨の道
セレッソ大阪のフォルランとカカウが退団した。世界的にも著名な2人のストライカーの獲得は大きな期待感を抱かせたが、短期間でクラブを去ることになった。フォルランは現時点のJ2得点王でJ1復帰には欠かせない選手だったが、残しておくことができなかった。そこには苦しい台所事情がある。
川島永嗣のぶれない哲学。欧州での不遇も、ハリルJでの新たな挑戦。“ジャンプ”するための未来予想図とは?
帰国し、代表合宿へ参加している川島永嗣。リエージュでは出場機会を失い、不遇の日々を過ごしていた。だが、川島の哲学はぶれていない。この先も成長するための未来予想図をしっかりと描いている。
Jリーグは本当に“拡大均衡”状態なのか? 経営状態の実態とクラブ経営者の憂鬱
Jリーグが2014年度のクラブ経営状態を発表した。Jリーグは営業収益の増加などを理由に拡大均衡状態に入ったと説明したがこれは本当だろうか。開示情報からは異なるものが読み取れる。また現場の認識もリーグと乖離しているようだ。
未だ届かぬ大久保の“勇気ある声”。アンフェア行為防止のため、Jリーグが共有すべき危機感
キム・ミンヒョク、岩下敬輔と立て続けにJリーグで起こった悪質なファウル。再発の防止は急務だが、Jリーグは問題に真摯に向き合っているだろうか。勇気を持って提言した大久保の声も風化しつつある。重要なのは個人への批判ではなく、サッカー界全体が問題意識を共有していくことだ。
フル出場新記録樹立。広島DF水本を「鉄人」たらしめる3つの理由。恐怖心克服の裏にある“家族愛”
16日に行われた鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島において、偉大な記録が樹立された。DF水本裕貴が「127試合連続フルタイム出場」を達成した。かつて、頭部の負傷によって生命の危機にも陥った水本が復活、そしてこの記録を達成するに至った要因とは。
永井謙佑は日本代表の“飛び道具”になる――。突然のコンバートで見えた、J最強スピードスターの新たな可能性
ハリルホジッチ監督の初陣となった試合で久々に代表復帰した永井謙佑。代表戦後、彼には大きな変化が訪れていた。ウイングバックへのポジションチェンジだ。このコンバートは永井に何をもたらしたのか?
FIFA理事選がなぜ重要なのか? 田嶋氏の当落で変わる日本サッカーの未来。日韓共催の痛手、W杯出場枠に影響も
30日、バーレーンでFIFAの新理事が決定する。日本からは田嶋幸三氏が立候補。この選挙は今後の日本サッカーの未来を占う上で非常に重要だ。W杯出場枠は政治力に大きく左右される。また、過去にはW杯を日韓共催に持ち込まれた。果たして田嶋氏の選挙状況はどうなっているのか?
[緊急提言]岡野俊一郎、JFA技術委員会を問う。「組織強化とは逆方向に向かっているJFA」
3月6日発売の『フットボール批評issue04』(カンゼン)では「日本代表を強くするのは代表監督ではない」と題した特集で、強化のビジョンを検証。連載企画「岡野俊一郎 最後の審判」では岡野俊一郎氏(元JFA会長)が日本代表監督の選定に伴うJFAの対応と組織のあり方について緊急提言を行っている。一部抜粋して掲載する。
日本代表監選び、JFAの功罪を問う。「代表監督の評価」は適切に行われてきたか?
3月6日発売の『フットボール批評issue04』(カンゼン)では「日本代表を強くするのは代表監督ではない」と題した特集で、強化のビジョンを検証。日本代表監督選任の歴史を振り返りながら、日本サッカーが抱える構造的な問題を掘り下げている。一部抜粋して掲載する。
JFAに求められる、将来構想の練り直し
『フットボール批評issue01』(カンゼン、9月4日発売)では、岡野俊一郎氏(元日本サッカー協会会長)の連載企画「岡野俊一郎 最後の審判 今、日本サッカー界が見つめるべき原点」がスタートしている。第一回のテーマは日本代表とJFAで、岡野氏はJFAの将来に警鐘を鳴らしている。一部抜粋して掲載する。
代理人が明かすフォルラン来日の真相。高額年俸を捻出できた理由とシビアな交渉の舞台裏
2014年1月23日、ディエゴ・フォルランの公式Twitterに「私は2014年12月まで桜大阪との契約に署名しました」という衝撃のツイートが流れた。『フットボールサミット第24回 美しく危険な男 フォルラン』では、この大型移籍を取りまとめた木村精孝FIFA公認エージェントを直撃している。
岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その3)TV中継に何が必要で、何が欠けているのか?
ただ騒ぐだけの日本のW杯中継を見ていると、無性にこの2人の言葉を聞きたくなった。元JFA会長の岡野俊一郎氏とフリーアナウンサーの金子勝彦氏。現在のサッカー中継に求められることについて、その草分け的存在である二人に語ってもらった。
岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その2)TV中継で誤用が多い「ゴールマウス」と「ボランチ」
ただ騒ぐだけの日本のW杯中継を見ていると、無性にこの2人の言葉を聞きたくなった。元JFA会長の岡野俊一郎氏とフリーアナウンサーの金子勝彦氏。現在のサッカー中継に求められることについて、その草分け的存在である二人に語ってもらった。
岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その1)健全な組織の発展妨げた川淵氏の権力増大と院制
ただ騒ぐだけの日本のW杯中継を見ていると、無性にこの2人の言葉を聞きたくなった。元JFA会長の岡野俊一郎氏とフリーアナウンサーの金子勝彦氏。現在のサッカー中継に求められることについて、その草分け的存在である二人に語ってもらった。
世界のトップに立つために――。ザックジャパンの軌跡。激動の4年間に込められた、選手・監督・協会、それぞれの信念
ザックジャパンの4年間は激動だった。アジアカップを制し、W杯出場を決めるもコンフェデでは惨敗。3-4-3への挑戦もあった。だが、チームとしての考えはブレなかった。守備的スタイルへの回帰は明確に拒否した。そこには選手・監督・協会が思いを一つにしたある信念があった。
今なお記憶に刻まれる2010年ワールドカップ南アフリカ大会。熱く波乱万丈だった日本代表の軌跡
2010年、南アフリカへ向かうチームは2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会とはまったく違う雰囲気だった。チームは上昇気流に乗れず低空飛行。重苦しい空気に包まれていた。だが結果はワールドカップ(W杯)ベスト16。直前で岡田武史監督による大改造が功を奏した。あのとき何が起こったのか。激動だった2010年6月のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を振り返る。
跳ね上がる金額、使途不明金、スカパーの撤退。W杯放映権料ビジネスの闇に迫る
W杯の放映権料は高騰し続けている。このままいけば、日本でW杯が見られなくなると懸念する声もある。放映権料ビジネスの裏側には一体何があるのか?
V・ファーレン長崎 貧乏クラブ奇跡の躍進。ローリスク・ローリターンの補強と独自のサッカースタイル
V・ファーレン長崎はお金を「持たざるクラブ」である。しかし、運動量を前面に押し出した独自のサッカースタイルで、昨シーズンはJ1昇格プレーオフ進出を果たした。3月10日発売、最新号の『サッカー批評issue67』(双葉社)では、長崎の高木琢也監督、服部順一GMへインタビューを敢行し、長崎スタイルが生まれた経緯を語ってもらった。一部を抜粋して掲載する。
なぜJリーグは改革に踏み切ったのか? 矛盾を抱えても見切り発車した背景を読む
Jリーグが決定した新たな大会方式は、多くの混乱をもたらした。Jリーグ側の思惑とは? これまでの経緯をたどりながら真相を究明していく。
02年は中山・秋田、10年は川口が“まとめ役”として貢献。ザックジャパンに“ベテラン枠”は必要か?
組分けも終わりいよいよW杯へ向けて日本代表のチーム作りも仕上げの段階だ。大会を戦う上で重要なのは総合力。過去はベテランが影でチームを支え、好成績を収めた。果たして今のチームに“まとめ役”としての“ベテラン枠”は必要だろうか?
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