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海老沢純一

1985年、茨城県生まれのサッカーライター。10年にデンマークへ渡り、スポーツ紙通信員として南アフリカW杯を取材。フットボールチャンネル編集部兼次世代サッカー情報番組「FChanTV」ディレクターも務める。

現代サッカーを象徴。激戦生んだアッレグリのプランとペップの采配。戦況変えた“ユーベの選手”

チャンピオンズリーグ(CL)のベスト16、2ndレグ。ホームのバイエルンに対して、ユベントスは前半を2-0とリード。苦境の中にありながら予想を覆す戦いを繰り広げたが、後半にはグアルディオラ監督による選手交代を機に戦況が一変。現代サッカーを象徴する激戦はバイエルンが制した。(文:海老沢純一)

なぜロナウドは敵地で沈黙するのか。見失ったスタイル、その理由を示す2つのデータ

リーガエスパニョーラ第29節、レアル・マドリーはアウェイでラス・パルマスと対戦。試合は2-1で勝利を収めたものの、内容は決して優れたものではなかった。そして、前節ホームで4得点のクリスティアーノ・ロナウドは、またしてもアウェイで沈黙した。

その中心にメッシ。誰もが羨む“完璧な機能美”を手にしたバルセロナ

リーガエスパニョーラ第29節、バルセロナはホームでヘタフェと対戦。前半で4点を奪うなど大量点となる6-0の大勝を収めた。バルセロナの攻撃は前後左右中央までチーム全体が機能。そして、その中心には常にメッシの姿があった。

CLベスト16 2ndレグ。因縁決着へPSGのキーマンは? チェルシー、低迷は栄光への“フラグ”か

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、2ndレグ。3シーズン連続での激突となったパリ・サンジェルマン(PSG)とチェルシーの因縁のカードは、パリでの1stレグをPSGが制した。しかし、スコアは2-1。チェルシーの逆転も十分可能な状態だ。そしてチェルシーの過去を振り返れば、国内リーグでの低迷はカップ戦タイトルの“フラグ”ともいえるが…。

“悪童”スアレス、実はいいやつ? 得点だけでないリーグトップのアシストが示す真の姿

リーガエスパニョーラ第28節、バルセロナはアウェイでエイバルと対戦して4-0と快勝。この試合で1ゴール1アシストを決めたルイス・スアレスは、得点ランク2位に加えてアシストランクではトップに立つ。エゴイストであることが求められるストライカーとして屈指の力を持ちながら、献身的に味方をお膳立てするスアレスは、現在のバルサに欠かせない存在となっている。

「自分のレベル」を示したロナウド。流れを引き寄せる個人能力。それでも消えない“ケチ”

リーガエスパニョーラ第28節、レアル・マドリーはホームでセルタと対戦。前半はリードを奪ったものの内容は互角の展開。しかし、後半にはクリスティアーノ・ロナウドが4得点を奪うなど7-1と圧勝。ロナウドは、物議を醸した自らの発言を証明したが…。

レアルが陥った「ポゼッション」の誘惑。マドリー・ダービーの明暗分けた“成熟度”

リーガエスパニョーラ第26節、レアル・マドリーはホームでアトレティコ・マドリーと対戦。同じ街をホームタウンとする2チームによるダービーは、アウェイチームの勝利となった。この結果となった大きな要因には、チームの成熟度の違いがあった。

アーセナルが犯した“対バルサ”最大のミス。自らを追い込んだ戦術とメッシへの恐怖心

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、1stレグにおいてアーセナルはホームにバルセロナを迎えた。序盤はアーセナルのプランが効果を発揮していたかに見えたが、徐々に押し込んだバルセロナが2-0で完勝。アーセナルの面々は、リオネル・メッシの存在に恐怖心を抱いていた。

CLラウンド16展望。注目は、最先端をいく“ハイブリット型”対決、バイエルン対ユーベの一戦【データアナリストの眼力】

2月16日から再開したUEFAチャンピオンズリーグ。走行距離とパス本数をもとに、各チームのプレースタイルを4つに分類し、ラウンド16第2週の見どころをプレビューする。(分析:庄司悟)

マラガが突いたレアルの“心臓”。あぶり出された弱点、ジダンに訪れた正念場

リーガエスパニョーラ第25節、レアル・マドリーはアウェイでマラガと対戦。ここまで比較的順調な戦いを続けていたジネディーヌ・ジダン監督だったが、相手の弱点を突くことに長けたマラガによって苦戦を強いられ1-1の引き分け。これからの戦いにも不安を残す一戦となった。

バルサが失った支配力。降格圏の昇格組相手の苦戦は“ピッチ上の指揮官”不在にあり

リーガエスパニョーラ第25節、バルセロナはアウェイでラス・パルマスと対戦。今季から昇格し現在は降格圏に沈む相手だけに大差での勝利も期待されたが結果は2-1。内容も十分とはいえないものだった。ラス・パルマスが準備していたバルサ対策のプランと、低調なプレーとなった要因を探る。

危険な2-1。試合を支配したPSGに対するチェルシーの処世術。“レアな1点”が意味するもの

チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、1stレグ。パリ・サンジェルマン(PSG)は、ホームでチェルシーと対戦。試合はホームのPSGが2-1で勝利したが、3シーズン連続の激突となったこのカードではアウェイゴールが明暗分けるポイントとなっている。チェルシーが奪ったジョン・オビ・ミケルの1点が2ndレグに向けて大きな意味を持つだろう。

CLラウンド16展望。“技術重視”のPSGとレアルは“世渡り上手”を打ち破れるか?【データアナリストの眼力】

2月16日から再開するUEFAチャンピオンズリーグ。走行距離とパス本数をもとに、各チームのプレースタイルを4つに分類し、ラウンド16第1週の見どころをプレビューする。(分析:庄司悟)

オールコートプレスに苦しむも…劣勢を打開するレアルの技術と精度、そして不安要素

リーガエスパニョーラ第24節、レアル・マドリーはジネディーヌ・ジダン監督就任後4度目となるホームでの一戦でアスレチック・ビルバオと対戦。序盤は相手のプレスに苦しむも、高い技術と精度で挽回。4-2で勝利を収めた。その一方で、唯一不安定なパフォーマンスに終始した選手がいた。

バルサの持つ「悪いなりにも勝ち切る」王者の資質。辛勝の3戦が示した真の強さ

リーガエスパニョーラ第23節、バルセロナはアウェイで最下位のレバンテと対戦。快勝が期待された一戦だったが、結果は苦しんだ末の2-0、ここ3試合苦戦を強いられていたが、それでもすべて勝利。この辛勝が改めてバルサの強さを証明した。

データが提示する厳しい現実。Jリーグの試合に“迫力”がない理由【データアナリストの眼力】

昨シーズンからJリーグでトラッキングデータが公開されるようになった。各節終了後に選手それぞれのスプリント数、走行距離が発表されているが、このデータをブンデスリーガのものと比較すると、驚愕の事実が明らかになった。(データ分析:庄司悟)

徐々に姿を現したジダン・スタイル。試合を支配する“遅攻”とCR7を生かす“速攻”の同居

リーガエスパニョーラ第22節、レアル・マドリーはホームでエスパニョールと対戦し6-0の快勝を収めた。ジネディーヌ・ジダン監督が就任して4試合目となったこの一戦では、新監督の目指すスタイルが姿を見せ始めた。

11人対9人でも崩壊しなかった熱戦。バルサが見せた爆発力とアトレティコのクオリティ

リーガエスパニョーラ第21節。首位のバルセロナは、勝ち点で並ぶ2位アトレティコ・マドリーをホームに迎えた。天王山となったこの一戦、序盤にペースをつかんだのはアトレティコだったが、バルサが逆転。その後、アトレティコは退場者を2人出し絶望的な状況となったが、内容は拮抗したものだった。

ジダンに訪れた試練。強力攻撃陣はなぜ沈黙したのか。群雄割拠のスペインで成功掴むには?

リーガエスパニョーラ第21節、レアル・マドリーはアウェイでベティスと対戦して1-1の引き分けに終わった。就任から2試合でともに5得点を挙げるなど好スタートを切ったジネディーヌ・ジダン監督だが、この日は攻撃陣が沈黙。ジダン監督がスペインで賞賛を集めるために不可欠なこととは?

日本に「バルサのサッカー」は向いていないのか? マラガ戦、明暗を分けた“原理”の有無

リーガエスパニョーラ第21節、バルセロナはアウェイでマラガと対戦。90分を通して劣勢を強いられていたバルサだが、メッシの決勝ゴールで2-1と勝利を収めた。この勝因から、日本サッカーとの相性を読み解く。

レアルの歴史を変えるか。5得点生んだジダンの“能力”と機能不全生んだ今後への課題

リーガエスパニョーラ第20節、レアル・マドリーはホームでスポルティング・ヒホンと対戦して5-1と快勝。ジネディーヌ・ジダン監督は就任から2連勝となり、5得点すべてを上げた前半は完璧な内容だった。しかし、一転して後半は機能不全に。今後に向けての課題が浮き彫りとなった。

ジダンは名将となるか。初陣でレアルにもたらした変化=ベニテス体制最大の問題点

リーガエスパニョーラ第19節、ジネディーヌ・ジダン監督の初陣となったレアル・マドリーは、ホームにデポルティボを迎えて5-0と大量得点での勝利を手にした。新たに監督に就任したクラブのレジェンドは、チームを改善させることができたのだろうか。

バルサの中盤に新たな可能性を示したアルダとセルジ。3冠連覇へ“アクセル”となるか

リーガエスパニョーラ第19節、バルセロナはホームにグラナダを迎えて4-0と快勝を収めた。この一戦で、ルイス・エンリケ監督はアルダ・トゥランとアレイクス・ビダルという新戦力を起用。さらにセルジ・ロベルトがアンカーとして先発。この新顔たちは、チームにとって新たな可能性を示した。

クラブW杯で見せたバルサの強さ、10点も露呈したレアルの問題。圧勝の裏で見えた現実

日本で行われたクラブW杯で圧倒的な強さを見せつけたバルセロナ。その裏でレアル・マドリーはラージョを10-2と記録的勝利で退けたものの、主審によって11人対9人となるまでの戦いに大きな問題を残した。

バルサのここを見よ!“MSNだけ”じゃもったいない、欧州王者の全てを楽しむための注目ポイント

FIFAクラブワールドカップにいよいよ登場する欧州王者バルセロナ。メッシ、スアレス、ネイマールが揃う攻撃陣が見逃し厳禁なのは当然だが、生観戦できる貴重な機会だけに全てを楽しまなきゃ損。現在のサッカー界で最強のクラブの1つであるバルセロナの注目ポイントを解説する。

クラブW杯へ必見! 波乱のヒントがここに…デポルが示した新たな“対バルサ戦術”

リーガ・エスパニョーラ第15節、バルセロナはホームにデポルティボを迎え、2点のリードを手にしながら終盤の2失点で勝ち点1におわった。クラブW杯に向けての来日直前のこの一戦で、デポルティボは対バルサ用の新たな戦術を示した。

スキャンダル連発も…疑う余地ないベンゼマの力。自ら輝き周囲も生かす世界最高の9.5番

リーガ・エスパニョーラ第14節、レアル・マドリーはホームにヘタフェを迎え、ベンゼマ、ベイル、ロナウドのBBCトリオの揃い踏みによって4-1で快勝。マテュー・ヴァルブエナへの恐喝容疑など多くの問題を抱えるベンゼマだが、ピッチ上では抜群の輝きを放った。

乾も苦しむ日本人がスペインで活躍できない理由。技術だけでない“戦術的IQ”の高さ

リーガエスパニョーラ第13節、乾貴士の所属するエイバルはホームにレアル・マドリーを迎えた。結果は0-2と敗れたものの、立ち上がりから弱点を突く守備でマドリーを苦しめた。しかし、乾のパフォーマンスは十分とはいえないもの。乾もかつて多くの日本人選手が苦しんだ壁に当たっている。

ネイマールが示すエースの力。世界の視線を自らに。メッシ復帰も変わらぬ絶大な影響力

リーガ・エスパニョーラ第13節、バルセロナはホームでレアル・ソシエダに4-0と快勝。リオネル・メッシの先発復帰2戦目となった一戦だが、バルサの攻撃の中心にはネイマールの存在があった。

レアル崩壊はなぜ? 必然だったバルサの勝利、クラシコの全てを決めた“1つの過ち”

リーガエスパニョーラ第11節、レアル・マドリーはホームにバルセロナを迎えた。宿命のライバルを相手にホームで負けることは許されないはずだったが、結果は0-4。敗戦はなぜ起こったのだろうか?

ネイマールの超絶ゴール生んだ後方支援。ゴールデンコンビを活かすバルサの“心臓”ブスケツ

リーガエスパニョーラ第11節、バルセロナはホームでビジャレアルと対戦。前半こそ苦戦を強いられたものの、後半にはネイマールのスーパーゴール含む2得点で3-0と快勝。戦況を変えたのはセルヒオ・ブスケツのプレーだった。

最大の敗因…孤立するCR7。最少に終わった2つの数字。レアルの未来は背番号10と共に?

リーガエスパニョーラ第11節、レアル・マドリーはアウェイでセビージャと対戦して2-3と敗戦。今季公式戦初の黒星を喫した。この試合でレアルの守備陣は終始不安定。しかし、それ以上に敗因となったのはクリスティアーノ・ロナウドの覇気のないパフォーマンスだった。

【データで読む武藤】屈強なドイツで屈指の「デュエル」。ハット生んだハリルの合言葉

ブンデスリーガ第11節、マインツに所属する武藤嘉紀は、自身初となるハットトリックを決めた。この結果、海外初挑戦ながら11試合で6得点。ブンデスの日本人選手最多の得点率を記録している。そんな武藤の最大の魅力はヴァイッド・ハリルホジッチ監督も合言葉のように発する「デュエル」にあった。

“らしさ”取り戻したバルサ。その中心にネイマール。今、メッシと対等の存在に並び立つ

リーガエスパニョーラ第10節、バルセロナはアウェイでヘタフェと対戦。スコアは2-0と大量点ではなかったものの、試合内容はここ数試合では最も“バルサらしい”といえるものだった。そして、その要因となったのはメッシ不在の間に存在感を高めたネイマールだった。

得点力復活の要因は? 23歳MFの躍動。レアルが手にした“新たな心臓”

リーガエスパニョーラ第10節、レアル・マドリーはホームでラス・パルマスと対戦。今季は無敗を続けながらも一時の得点不足で批判の声も出始めていたマドリー。しかし、ここにきて3試合連続3得点と、得点力を取り戻した。その要因は、前線ではなくアンカーにあった。

孤立する乾、連動するネイマールとスアレス。勝負を分けた“非エゴイスト”の連係力

リーガエスパニョーラ第9節、バルセロナはホームで乾貴士の所属するエイバルと対戦。先制点を奪われながらも3-1と勝利を収め、レアル・マドリーと勝ち点で並んでいる。この勝利の要因となったのはハットトリックのスアレスと2アシストを決めたネイマールの連係力だった。

スペインに現れた遅咲きの苦労人。1-3完敗もロナウド超え最高評価。セルタFWノリートとは

リーガ・エスパニョーラ第9節、首位レアル・マドリーはアウェイで2位セルタと対戦。試合は3-1でレアル・マドリーの勝利となったが、ピッチ上で最も輝きを放っていたのは29歳になる“遅咲きの苦労人”ノリートだった。

レアルは守備的なのか? 今季の戦いから検証。再考したい“カウンター”の意味

カルロ・アンチェロッティ監督からラファエル・ベニテス監督へと代わった今季のレアル・マドリー。チャンピオンズリーグ(CL)で対戦したPSGのローラン・ブラン監督からは「守備的」と批判され話題となった。では、本当に今季のレアル・マドリーは守備的なのだろうか? リーガ第9節セルタ戦にはその答えが詰まっていた。

レアルの“アンタッチャブルな存在”。マルセロが手にした「世界最高のSB」という称号

リーガエスパニョーラ第8節、レアル・マドリーはホームでレバンテに3-0と快勝。この試合でレアルの攻撃の中心となったのが左サイドバックのマルセロ。攻守に高い存在感を示すブラジル代表が世界最高の称号を手にする。

驚きと募る不安…5-2快勝も支配率43.3%。バルサがラージョに敗れた“最大の長所”

ホームにラージョ・バジェカーノを迎えたバルセロナ。リオネル・メッシ不在という不安もネイマールの4得点1アシストという活躍によって5-2と快勝を収めた。しかし、試合後のスタッツには驚きと不安の募る結果が出ていた。

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