ミッドフィルダー

ジョアン・パリーニャ（背番号6）
生年月日：1995年7月9日（28歳）
所属クラブ：フラム（イングランド）
23/24リーグ戦成績：33試合出場／4得点1アシスト
代表通算成績：27試合出場／2得点1アシスト

　大柄な守備的MFで相手のプレーを先読みしてボールを奪い切るプレーが得意。運動量も豊富で広範囲をカバー出来るものの、純粋なアジリティはないので、スピード系にオープンな状況で仕掛けられると苦しむことも。攻撃時はシンプルなパスワークでビルドアップに貢献する。

ブルーノ・フェルナンデス（背番号8）
生年月日：1994年9月8日（29歳）
所属クラブ：マンチェスター・ユナイテッド（イングランド）
23/24リーグ戦成績：35試合出場／10得点8アシスト
代表通算成績：67試合出場／22得点20アシスト

　シニアキャリアの序盤をイタリアで過ごした後、2017年にスポルティングCPに移籍して母国でも活躍。2020年の冬にマンチェスター・ユナイテッドに移籍して、そこから世界中に名前を知られるようになった遅咲きの司令塔だ。攻守ともにアグレッシブなスタイルで、ボールを持つとまずは得点直結のパスを果敢に狙う。実際、23/24シーズンのプレミアリーグでは、1試合平均3.3回もキーパスを出している。視野が広くキープ力もあるものの、パスを積極的に狙い過ぎるスタイルのため、パス成功率は低くなりがち。ミドルレンジから強烈なシュートを放つこともできる。

ジョアン・ネベス（背番号15）
生年月日：2004年9月27日（19歳）
所属クラブ：ベンフィカ
23/24リーグ戦成績：33試合出場／3得点2アシスト
代表通算成績：7試合出場／0得点0アシスト

　ベンフィカアカデミー出身の逸材。メガクラブが欲しがるのが納得の才能で、攻撃では低い位置でシンプルにパスを繋ぎつつ、ワンステップで逆サイドまで飛ばすロングフィードで試合のテンポを変える。守備時には闘犬のように走り回る上に、サッカーIQも高く、『transfermarkt』による推定市場価値が5500万ユーロ(約88億円)の値段になるのも納得だ。

マテウス・ヌネス（背番号16）
生年月日：1998年8月27日（25歳）
所属クラブ：マンチェスター・シティ（イングランド）
23/24リーグ戦成績：19試合出場／0得点2アシスト
代表通算成績：14試合出場／2得点0アシスト

　もともとはメンバー入りしていなかったが、オタービオが負傷離脱したことで追加招集。ブラジル・リオデジャネイロの生まれで、ブラジル代表に招集された経験もあるが、12歳で移住したポルトガルの代表として戦うことを決断し、2021年にA代表デビューを飾っている。昨夏より所属するマンチェスター・シティではあまり試合に絡めていないものの、ボールタッチやパスのセンスは非凡なものがある。

ルベン・ネベス（背番号18）
生年月日：1997年3月13日（27歳）
所属クラブ：アル・ヒラル（サウジアラビア）
23/24リーグ戦成績：32試合出場／3得点12アシスト
代表通算成績：47試合出場／0得点5アシスト

　低い位置で長短のパスを織り交ぜながらビルドアップの起点になるプレーが得意で、特に攻撃を加速させる縦パスが多い。近年はボックス内に飛び込む意識が高まっており、得点も増えている。サウジアラビアに移籍した理由を尋ねられた際に「もちろん、そのひとつはお金だ。それを隠すことはできない」と正直すぎる回答をして話題になった。

ヴィティーニャ（背番号23）
生年月日：2000年2月13日（24歳）
所属クラブ：パリ・サンジェルマン（フランス）
23/24リーグ戦成績：28試合出場／7得点4アシスト
代表通算成績：17試合出場／0得点1アシスト

　広範囲に顔を出し、パスワークに絡み続ける司令塔タイプだ。アジリティがあるため、自分でボールを運ぶことも出来るが、視野が広く球離れもいいため、ボールを動かすことでリズムを作る。攻撃の起点となる縦パスを当てる回数も多い。典型的なパサーだが、アシスト数はやや少なめ。パリ・サンジェルマン監督のルイス・エンリケは「このポジションで世界最高の選手だ」と絶賛する。