センターバック
【写真:Getty Images】
ペペ(背番号3)
生年月日:1983年2月26日(41歳)
所属クラブ:ポルト
23/24リーグ戦成績:22試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:137試合出場/8得点4アシスト
ブラジルの生まれだが、18歳の時にマリティモと契約してポルトガルへ。24歳の時にポルトガル国籍を取得し、EURO2008に出場。以降、連続出場を果たしており、今回で5大会目だ。若かりし頃はダーティーな印象が非常に強かったものの、年齢を重ねてやや緩和。現在はクレバーなベテランとして最終ラインに君臨している。この世代のDFとしては珍しく足元の技術も高く、現在も問題なくビルドアップに参加できる。過去には守備的MFとしてプレーしていた時期もあるほど。
ルベン・ディアス(背番号4)
生年月日:1997年5月14日(27歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
23/24リーグ戦成績:30試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:56試合出場/3得点0アシスト
2020年にアカデミー時代も過ごしたベンフィカからマンチェスター・シティに移籍すると、初年度からいきなりペップサッカーに即フィットするなど、サッカーIQが非常に高いDF。空中戦や対人戦も非常に強く、守備面では穴らしい穴がない。足元の技術も水準以上の能力を持ち合わせており、シンプルに捌いてビルドアップにも貢献する。若い頃からリーダーシップのあるタイプで、どこのチームでもそれを発揮している。
ゴンサロ・イナシオ(背番号14)
生年月日:2001年8月25日(22歳)
所属クラブ:スポルティングCP
23/24リーグ戦成績:32試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:9試合出場/2得点2アシスト
スポルティングCPのアカデミー出身CBで、ビルドアップ能力が特徴的だ。正確なパスで後方からビルドアップしつつ、優れたポジショニングと読みで相手の攻撃を未然に防ぐ。高身長を活かした空中戦の強さやフィジカルの強さも持ち味だ。CBとしてだけでなくSBとしてもプレー可能で、チームの戦術に応じた柔軟性を持つ。リバプールを筆頭に複数の強豪クラブが興味を示している逸材だ。
ダニーロ・ペレイラ(背番号13)
生年月日:1991年9月9日(32歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
23/24リーグ戦成績:26試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:73試合出場/2得点3アシスト
パルマ、アリス・テッサロニキ、ローダ、マリティモなどを渡り歩き、24歳の時にポルトで台頭。守備的MFとして守備面ではフィルターになりつつ、シンプルなパスワークで攻撃面でも支えた。2020年以降はパリ・サンジェルマンでプレーしており、その頃からは最終ラインでプレーすることも増えた。188cmという体格の大きさを生かした守備が得意だが、俊敏性が低いこともありスピード系は苦手だ。
アントニオ・シウバ(背番号24)
生年月日:2003年10月30日(20歳)
所属クラブ:ベンフィカ
23/24リーグ戦成績:30試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:11試合出場/0得点1アシスト
プレミアリーグの強豪クラブが複数注目する、今夏の注目株のうちの一人。187cmの上背がありながら、スピードも合わせもち、広範囲をカバーできる。足元の技術も非常に高く、落ち着きもあるため、CBながら中盤に入ってビルドアップに参加するなど、器用なプレーも可能だ。スタッツサイト『transfermarkt』での市場価値が4500万ユーロ(約72億円)もあるのは納得だ。