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【オランダ代表 ユーロ2024無料選手名鑑】予想フォーメーション&招集メンバー全選手紹介。36年ぶり優勝目指す男たち

シリーズ:ユーロ2024選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ボウト・ヴェクホルスト(背番号9)
生年月日:1992年8月7日(31歳)
所属クラブ:ホッフェンハイム(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:28試合出場/7得点3アシスト
代表通算成績:33試合出場/11得点1アシスト

 前回大会で秘密兵器として起用された利他的FW。ヴォルフスブルク在籍時はブンデスリーガで20ゴールを決めたシーズンもあったが、直近の数シーズンは得点力に課題を残している。ただ、ポストプレーで周りの選手を活かすプレーや守備での貢献度は高く、彼を起用することでチームとして得点が奪いやすい環境になることは間違いない。ユーロ(欧州選手権)予選でもビッグチャンスを外す場面もあったが、今年行われた4試合では3得点と絶好調。本大会では途中出場から流れを変える切り札としての起用が濃厚だ。

メンフィス・デパイ(背番号10)
生年月日:1994年2月13日(30歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
23/24リーグ戦成績:23試合出場/5得点1アシスト
代表通算成績:91試合出場/45得点31アシスト

 オランダ代表の絶対的エースで、ロビン・ファン・ペルシが保持する代表最多得点まであと5に迫っている。直近の数シーズンはフィジカルで強引にフィニッシュに持ち込む形がハマっており、以前のようなサイドからの仕掛けが減り、ウイングストライカーからボックスストライカーへと進化した。オランダ代表としては、昨年6月から11月にかけての8試合はすべて怪我のため欠場したが、今年3月に復帰。そこから4試合で3得点に絡む活躍を披露しており、改めて自らの存在価値を証明している。

コーディ・ガクポ(背番号11)
生年月日:1999年5月7日(25歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
23/24リーグ戦成績:35試合出場/8得点9アシスト
代表通算成績:24試合出場/9得点4アシスト

 前回のユーロ2020(EURO2020)でサプライズ招集された万能型FW。PSVに所属していた頃は左WGでの起用が多く、カットインからのシュートが得意な形だったが、リバプールでは主に中央で起用されており、ストライカーらしい打点の高いヘッドやワンタッチの落しなど、プレーの幅が広がった印象だ。オランダ代表では左WGのレギュラー格であり、予選でも5試合で3得点とアピールに成功。2022年に行われたカタールワールドカップでは、開幕から3試合連続ゴールと大一番での勝負強さも兼ね備える。

ドニエル・マレン(背番号18)
生年月日:1999年1月19日(25歳)
所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:27試合出場/13得点3アシスト
代表通算成績:32試合出場/7得点5アシスト

 今季ドルトムントの選手としては最高のシーズンを過ごした点取り屋。得点を量産していたPSV時代はストライカーでの起用が多かったが、サイドでもクオリティを落とさずにプレーできるのが持ち味で、今季は右WGでの起用が大半だった。強引にゴールへと向かっていくプレーが彼の強みであり、先発でもサブでもインパクトを残せる使い勝手がよい選手。代表デビューは第一次ロナルド・クーマン政権時で、指揮官からの評価も高く、今大会を右WGのレギュラーとしてプレーする可能性も。

ブライアン・ブロビー(背番号19)
生年月日:2000年2月1日(22歳)
所属クラブ:アヤックス
23/24リーグ戦成績:30試合出場/18得点10アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 今夏のビッグクラブへの移籍も噂されるポテンシャル抜群の怪物FW。誰が見ても明らかな身体能力の持ち主で、身体のバネやシュートのインパクトの強さはロマンを感じさせる。プレースタイルを一言で表すとすればリバプール所属のダルウィン・ヌニェスと似ており、簡単にオフサイドに引っかかるシーンが散見される。今季のエールディビジでは24回と2番目に多かった。ただ、ハマれば起爆剤になることは間違いなく、秘密兵器として起用される可能性もありそうだ。

ジョシュア・ザークツィー(背番号21)
生年月日:2001年5月22日(21歳)
所属クラブ:ボローニャ(イタリア)
23/24リーグ戦成績:34試合出場/11得点5アシスト
代表通算成績:0試合出場/0得点0アシスト

 今季ボローニャをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導いた大型ストライカー。193cmと上背がありながら、幼少期のアイドルがロナウジーニョだったこともあり足下のテクニックにも長けている。オランダ代表でのキャップはなく、当初はユーロ2024(EURO2024)の選考からも外れていたが、怪我人が相次いだことで開幕直前にメンバー入り。バイエルン・ミュンヘン時代にミロスラフ・クローゼやロベルト・レヴァンドフスキから多くのことを学んだと語る。

ステーフェン・ベルフワイン(背番号25)
生年月日:1997年10月8日(26歳)
所属クラブ:アヤックス
23/24リーグ戦成績:24試合出場/12得点4アシスト
代表通算成績:32試合出場/8得点3アシスト

 今季からアヤックスの主将に就任した快速WG。縦への強引な突破力が魅力で、好調時は手が付けられないほど対峙した選手を圧倒する。左WGを最も得意なポジションにしているが、右WGでの実績も十分だ。現代表メンバーの中では古株の選手でありながら、直近の1年間は怪我のためにあまり代表戦で試合に出られておらず、逆にドニエル・マレンやジェレミー・フリンポンら他のライバルたちが軒並みアピールに成功。そのため本大会ではあまり出番が訪れない可能性も。

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