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【オランダ代表 ユーロ2024無料選手名鑑】予想フォーメーション&招集メンバー全選手紹介。36年ぶり優勝目指す男たち

シリーズ:ユーロ2024選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

ミッドフィルダー


【写真:Getty Images】


シャビ・シモンズ(背番号7)
生年月日:2003年4月12日(21歳)
所属クラブ:ライプツィヒ(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:32試合出場/8得点13アシスト
代表通算成績:14試合出場/1得点0アシスト

 今シーズン初挑戦のブンデスリーガでエモーショナルな活躍を披露した神童だ。10代の頃から注目を集めていた選手で、PSVでプレーした昨シーズンにリーグ得点王に輝いてブレイク。右足でのフィニッシュやドリブルでの打開力、ラストパスのアイデアはセンスを感じさせ、左サイドからのチャンスメイクが持ち味だ。オランダ代表ではデビューから13試合で得点に絡めていなかったが、開幕前ラストマッチのアイスランド戦で待望の初ゴールを記録した。

ジョルジニオ・ワイナルドゥム(背番号8)
生年月日:1990年11月11日(33歳)
所属クラブ:アル・イティファク(サウジアラビア)
23/24リーグ戦成績:29試合出場/6得点5アシスト
代表通算成績:93試合出場/28得点9アシスト

 リバプールで数々のタイトルを獲得したベテランMF。全盛期は過ぎたが、チームを下支えする“黒子”として攻守に何でもできる万能性が特長だ。ただ、チームの核としても振舞える選手で、前回のユーロ2020(EURO2020)では4試合で3得点を決める大活躍を披露している。昨夏にサウジアラビアへと移籍してからは、しばらく代表に招集されていなかったが、今年3月に復帰。ただ序列は以前ほど高くはなく、主にタイアニ・ラインデルスの控えとしての起用となりそうだ。

タイアニ・ラインデルス(背番号14)
生年月日:1998年7月29日(25歳)
所属クラブ:ミラン(イタリア)
23/24リーグ戦成績:36試合出場/3得点4アシスト
代表通算成績:9試合出場/1得点1アシスト

 今季のミランを支えた万能型MF。自陣ボックス内で守備をしたかと思えば、その数10秒後には敵陣ボックス内に顔を出すなど、ピッチを駆け回る豊富な運動量が持ち味だ。個人での打開力もあり、推進力のあるドリブルで一気にチャンスメイクすることも。ミラン移籍後の昨年9月に代表デビューを飾ると、そこから一気に主力の座を掴み、10試合中9試合に出場。今年3月に行われたスコットランド代表戦では代表初ゴールとなる強烈なミドルシュートを突き刺した。

ヨエイ・フェールマン(背番号16)
生年月日:1998年11月19日(25歳)
所属クラブ:PSV
23/24リーグ戦成績:29試合出場/5得点16アシスト
代表通算成績:10試合出場/1得点4アシスト

 今季エールディビジでアシスト王に輝き、PSVのリーグ優勝に大きく貢献した司令塔。狙ったところにピンポイントで通すことができる正確な右足のパスが持ち味で、卓越した視野の広さも相まって周りの選手を使うのが上手い。年代別代表も含めてオランダ代表とはあまり縁のないキャリアを歩んでいたが、昨年6月にA代表デビュー。そこからほぼ毎試合に出場するなどロナルド・クーマン監督からの信頼を掴んでおり、本来は主力であるフレンキー・デ・ヨングが不在の穴を埋め続けた。

イェルディ・スハウテン(背番号24)
生年月日:1997年1月12日(27歳)
所属クラブ:PSV
23/24リーグ戦成績:29試合出場/4得点0アシスト
代表通算成績:5試合出場/0得点1アシスト

 評価急上昇中の守備的MF。昨夏にイタリアから4年ぶりにオランダへと帰還を果たすと、PSVを率いるピーター・ボス監督の超攻撃的サッカーを下支えし、エールディビジ制覇に大きく貢献した。低い位置からの組み立てを得意としている選手で、華麗なターンで前を向いてからパスを左右に散らすのが持ち味。クラブで共にプレーしているヨエイ・フェールマンとの補完性も抜群で、このセットをロナルド・クーマン監督がそのまま代表でも重宝する可能性もある。

ライアン・フラーフェンベルフ(背番号26)
生年月日:2002年6月16日(22歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
23/24リーグ戦成績:26試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:12試合出場/1得点0アシスト

 今季からリバプールでプレーするロマン溢れる身体能力抜群のMF。中盤での推進力はチーム随一で、独力で打開できる個人技が彼の魅力だ。周りの選手との共有力はあまり高くないため攻守において1人よがりなプレーで悪目立ちしてしまうこともあるが、戦術ではどうにもならない状況ではカオスを生み出して決定的な仕事をすることも。第二次ロナルド・クーマン体制ではわずか1分の出場に留まっていたことから当落線上かと思われていたが、滑り込みでユーロ(EURO)行きの切符を掴んだ。

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