サイドバック
【写真:Getty Images】
ルシャレル・ヘールトロイダ(背番号2)
生年月日:2000年7月18日(23歳)
所属クラブ:フェイエノールト
23/24リーグ戦成績:34試合出場/8得点5アシスト
代表通算成績:9試合出場/0得点0アシスト
攻撃力が自慢のフルバック。ドリブルでのキャリー能力に長けており、逆サイドからのクロスに飛び込んで得点を奪う嗅覚も兼ね備えている。身体能力を活かした対人守備も強みではあるが、集中力が欠けることもあり、オランダ代表で3バックの一角で起用された際はラインの上げ忘れで失点に関与したことも。メンフィス・デバイやジョルジニオ・ワイナルドゥム、デンゼル・ドゥンフリースらと同じく育成の名門スパルタ・ロッテルダム出身。
ジェレミー・フリンポン(背番号12)
生年月日:2000年12月10日(23歳)
所属クラブ:レバークーゼン(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:31試合出場/9得点9アシスト
代表通算成績:4試合出場/1得点1アシスト
今季のレバークーゼンの躍進を支えた超攻撃的右SB。自慢のスプリント能力にフィニッシュの上手さも兼ね備えており、ボックス内でも冷静にプレーできるのが魅力的だ。しかし、絶対的なスタメンであるクラブとは対照的に、予選では代表で絶好調だったデンゼル・ドゥンフリースの存在もあり、わずか28分の出場に留まった。それでも今大会開幕直前のカナダ代表戦で[4-3-3]の右ウイングで起用され、見事1得点1アシストの大活躍。こうした背景を踏まえると前線での起用が濃厚だ。
イアン・マートセン(背番号20)
生年月日:2002年3月10日(22歳)
所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:16試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:0試合出場/0得点0アシスト
今冬にローン移籍で加入したドルトムントのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝に貢献したレフトバック。大外のレーンでプレーしても、内側のレーンに絞ってプレーする偽サイドバックの役割を与えられても輝くタイプで、中盤の選手と遜色ない柔軟な足下の技術が持ち味だ。一方で快速アタッカー相手には守備で苦戦する傾向にあり、チェルシーではそれが懸念されて左SBで起用されなかった。一度は今大会に臨むメンバーから外れたが、フレンキー・デ・ヨングらの離脱に伴い追加招集。
デンゼル・ドゥンフリース(背番号22)
生年月日:1996年4月18日(28歳)
所属クラブ:インテル(イタリア)
23/24リーグ戦成績:31試合出場/4得点5アシスト
代表通算成績:53試合出場/6得点16アシスト
オランダ代表のユーロ2024(EURO2024)予選のMVPはこの男と断言してよいだろう。主に[3-4-3]の右ウイングバックとしてプレーし、チーム最多の5アシストを記録した。所属するインテルでは序列を下げたがプレーのクオリティは低下しておらず、前線の選手とポジションを入れ替えながら危険な位置に入って決定的な仕事をする。跳躍力を活かした空中戦の強さも武器だ。アマチュア選手時代にルーツがあるアルバ島の代表選手として試合に出場したことがある。