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【オランダ代表 ユーロ2024無料選手名鑑】予想フォーメーション&招集メンバー全選手紹介。36年ぶり優勝目指す男たち

シリーズ:ユーロ2024選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

センターバック

【写真:Getty Images】


マタイス・デ・リフト(背番号3)
生年月日:1999年8月12日(24歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:22試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:45試合出場/2得点3アシスト

 187cm、89kgと大柄ながらスピードがあり、アヤックス産らしい配球能力も兼ね備える完成度の高いストッパーだ。しかし、今季はハムストリングや膝の靭帯損傷など怪我が相次ぎ、シーズンのおよそ3分の1を欠場。その結果、オランダ代表としての活動もあまりできておらず、8試合あったユーロ2024(EURO2024)予選も3試合にしか出場できなかった。ただ、コンディションさえ整えばスタメン起用は決定的で、セットプレーでは貴重なターゲットにもなる。ハンドで退場となり、敗退を喫した前回大会の雪辱に燃える。

フィルジル・ファン・ダイク(背番号4)
生年月日:1991年7月8日(32歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
23/24リーグ戦成績:36試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:68試合出場/9得点0アシスト

 オランダ代表の主将で、今季完全復活を遂げた世界最高峰のCB。プレミアリーグではシーズンを通して2度しかドリブル突破を許さなかったことからもわかるように対人守備で無類の強さを誇り、圧倒的な制空権で攻守においてセットプレーで抜群の存在感を誇る。代表デビューは9年前の2015年だが、オランダ代表が2016年大会の出場を逃し、2021年大会は自身が大怪我の影響でリハビリ中だったため、意外にも今大会が初のユーロ(欧州選手権)出場となる。メンフィス・デパイ不在時はPKキッカーを務めることも。

ナタン・アケ(背番号5)
生年月日:1995年2月18日(29歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
23/24リーグ戦成績:29試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:45試合出場/5得点2アシスト

 ロナルド・クーマン監督から絶対的な信頼を寄せられている万能型DF。ボランチでもプレーできるほどの技術と視野の広さを持ち、180cmとCBの中では小柄ながらコートジボワール人の父親譲りの身体能力とポジショニングの良さで高い空中戦勝率を誇る。オランダ代表では3バックではCB、4バックでは左SBでレギュラーを務め、抜群の攻め上がりで攻撃面での貢献度も高い。昨年3月に行われたジブラルタル戦ではヘディングと左足ミドルで2ゴールを記録した。

ステフェン・デ・フライ(背番号6)
生年月日:1992年2月5日(32歳)
所属クラブ:インテル(イタリア)
23/24リーグ戦成績:25試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:64試合出場/3得点2アシスト

 今大会に臨むメンバーで最も早い2012年にオランダ代表デビューを飾ったベテランCB。3バックの真ん中では高精度のフィードや縦パスを当てて攻撃の起点となる。しかし、4バックではスピード不足が露呈して苦しいパフォーマンスになることも。3位に入賞したブラジルワールドカップで全試合に出場するなど経験豊富だが、直近はクラブと代表のどちらでも序列を落としており、基本的にはバックアッパーとしての稼働が濃厚だ。

ミッキー・ファン・デ・フェン(背番号15)
生年月日:2001年4月19日(23歳)
所属クラブ:トッテナム(イングランド)
23/24リーグ戦成績:27試合出場/3得点0アシスト
代表通算成績:4試合出場/0得点0アシスト

 今季プレミアリーグ史上最速となる時速37.38kmを叩き出したスピード自慢のCB。どんな快足FWにも走り勝てる脚力で広範囲をカバーする。生粋のレフティーで、今季プレミアリーグで決めた3ゴールはいずれも左足のシュートだった。ただ、193cmと上背がありながら空中戦は苦手で、リーグ戦での勝率は48%に留まっている。昨年10月にオランダ代表デビューを飾ったが、不用意なパスミスからピンチを招くなどアピールに失敗。その後は怪我で呼ばれていなかったが、トッテナムでの好パフォーマンスから本大会のメンバーに選出され、開幕直前のカナダ代表戦にて左SBのポジションで初先発を飾った。

ダレイ・ブリント(背番号17)
生年月日:1990年3月9日(34歳)
所属クラブ:ジローナ(スペイン)
23/24リーグ戦成績:34試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:107試合出場/3得点15アシスト

 元オランダ代表監督ダニー・ブリントを父に持つサラブレッド。今季はジローナで3バックの中央に君臨し、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の立役者となった。最近は代表でもCBでの起用が増えているが、ナタン・アケと同じく左SBとボランチでもプレー可能な万能性が持ち味。キックの質が高く、セットプレーでキッカーを任されることも。オランダ代表通算107試合出場は歴代4位で、順当に勝ち進めば2位のフランク・デ・ブールの112試合を超える可能性もある。

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