ミッドフィルダー
【写真:Getty Images】
ダビデ・フラッテージ(背番号7)
生年月日:1999年9月22日(24歳)
所属クラブ:インテル
23/24リーグ戦成績:32試合出場/6得点4アシスト
代表通算成績:15試合出場/5得点1アシスト
ローマ出身で、ASローマとSSラツィオの下部組織に所属した経験を持つ。ジャンルカ・スカマッカとは幼馴染みで、両クラブでもチームメイトだった。フィジカルが強く、二列目からの最前線への飛び込みでゴールを狙う得点感覚に秀でたMF。サッスオーロからインテルに移籍した1年目のセリエAでは、6試合の先発出場にとどまったが、26試合に途中出場。6ゴールをマークする活躍で、クラブの20度目のスクデット獲得に貢献した。
ジョルジーニョ(背番号8)
生年月日:1991年12月20日(32歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
23/24リーグ戦成績:24試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:54試合出場/5得点3アシスト
ブラジル南部インビトゥバの生まれだが、15歳でイタリアに移住。ベローナFCの育成部門で指導を受け、17歳でトップチームデビューを飾った。長短の正確無比なパスでタクトを振るう戦術眼に秀でたレジスタ。今回の招集メンバーで代表キャップ数54試合とフィールドプレーヤーでは最多出場を誇るが、3回のPK失敗は、アレッサンドロ・アルトベッリと並び過去最多。5月にアーセナルと2024年6月30日まで契約を延長した。
ロレンツォ・ペッレグリーニ(背番号10)
生年月日:1996年6月19日(27歳)
所属クラブ:ローマ
23/24リーグ戦成績:29試合出場/8得点4アシスト
代表通算成績:30試合出場/6得点1アシスト
ASローマが誇るレジェンドの2人、フランチェスコ・トッティとダニエレ・デ・ロッシの魂を受け継ぐカピターノ。主戦場のインサイドハーフやトップ下に加えて、3トップの一角も担う万能型で、卓越したスキルを備える。今季は、前半戦で負傷に苦しみ、精彩を欠いたが、後半戦で本来のパフォーマンスを取り戻し、ロマニスタを熱狂させた。本大会では、至宝ロベルト・バッジョからお墨付きをもらったエースナンバーの10を背負う。
ブライアン・クリスタンテ(背番号16)
生年月日:1995年3月3日(29歳)
所属クラブ:ローマ
23/24リーグ戦成績:37試合出場/3得点4アシスト
代表通算成績:40試合出場/2得点3アシスト
フリウリ・ベネツィア・ジュリア州の生まれで、カナダ人の父親を持つ。ミラン下部組織出身で、U16からすべての各世代のイタリア代表を経験しているエリート。今季のセリエAでは、フィールドプレーヤーとしてはエンポリのセバスティアーノ・ルペルトに次いで2位の3573分に出場。累積警告で欠場したベローナ戦を除き、37試合に先発出場と大車輪の活躍を見せた。ボール奪取能力に優れ、セットプレーでの決定力も高い。
ニコロ・バレッラ(背番号18)
生年月日:1997年2月7日(27歳)
所属クラブ:インテル
23/24リーグ戦成績:37試合出場/2得点6アシスト
代表通算成績:53試合出場/9得点9アシスト
カリアリの英雄ルイジ・リーバによって手塩にかけて育てられたモダンMF。ボックストゥボックスの典型的な選手で、無尽蔵の体力を持つだけでなく、非凡なテクニックも擁す。今季は、セリエAの37試合、欧州CLの8試合に出場。4季連続で40試合の出場越えとなり、オーバーワークが懸念される。筋肉系の問題により、大会直前のトルコ戦とボスニア・ヘルツェゴビナ戦のテストマッチを欠場した。6月6日に第4子の男の子が誕生。
ニコロ・ファジョーリ(背番号21)
生年月日:2001年2月12日(23歳)
所属クラブ:ユベントス
23/24リーグ戦成績:8試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:3試合出場/0得点0アシスト
14歳からユベントスでプレーする生え抜き。卓越した戦術眼を持ち、ファイナルサードでテクニックを発揮するMF。18歳でアンドレア・ピルロが指揮したトップチームでセリエAデビューを果たし、注目を浴びた。2022年11月のアルバニア戦で代表初出場を飾るなど、順調な成長を見せていたが、昨年10月に違法賭博が発覚。自らの経歴に泥を塗った。7か月の出場停止処分を経て、5月に復帰も、誰もが驚いた代表入りだった。
マイケル・フォロルンショ(背番号25)
生年月日:1998年2月7日(26歳)
所属クラブ:ベローナ
23/24リーグ戦成績:34試合出場/5得点1アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト
ナイジェリア出身の両親を持つローマ生まれ。SSラツィオの育成組織を経て、セリエCのビルトゥス・フランカビッラから、2019年夏にナポリに完全移籍。4年に渡り下部リーグのクラブでのレンタル生活を送り、今季所属したベローナで目覚ましい活躍を披露した。テクニック、パワー、スタミナの三拍子を備える攻撃的MFで、両足から放つ強烈なシュートは一見の価値がある。大会直前のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で代表デビュー。