センターバック
【写真:Getty Images】
アレッサンドロ・ボンジョルノ(背番号4)
生年月日:1999年6月6日(25歳)
所属クラブ:トリノ
23/24リーグ戦成績:29試合出場/3得点1アシスト
代表通算成績:4試合出場/0得点0アシスト
トリノ出身で、カルピとトラーパニでプレーしたレンタルでの2年を除き、8歳からFCトリノでプレーしてきた。対人守備に極めて強く、空中戦でも圧倒的な存在感を見せるセンターバック。昨年夏は、残留が決まると涙を流したほどのクラブ愛を持つ未来のバンディエラ候補でもあるが、ビッグクラブへの移籍の噂も多く、今夏は決断が迫られる。通信制大学で3年間に渡ってビジネス経済学を学び、学位を取得したほど、文武両道に秀でる。
リッカルド・カラフィオーリ(背番号5)
生年月日:2002年5月19日(22歳)
所属クラブ:ボローニャ
23/24リーグ戦成績:30試合出場/2得点5アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト
ローマの下部組織出身。2002年夏、同クラブからスイスのバーゼルに移籍した際に、150万ユーロの移籍金が支払われただけだったが、わずか2年で3000万ユーロの評価額がつくほど大化けした。元々は左サイドバックだが、ボローニャのチアゴ・モッタ監督によって、センターバックを任されて才能が花開いた。ジョルジョ・スカルヴィーニが大会直前に靭帯断裂で離脱し、今大会に招集されたアッズーリの最年少選出に。
フェデリコ・ガッティ(背番号6)
生年月日:1998年6月24日(25歳)
所属クラブ:ユべントス
23/24リーグ戦成績:32試合出場/4得点0アシスト
代表通算成績:3試合出場/0得点0アシスト
煉瓦職人の20歳の時は、アマチュア5部リーグに所属。そこから毎年のように昇格を勝ち取り、ステップアップした。セリエBのフロジノーネでプレーしていた2022年6月には、アッズーリの一員に選出され、イングランド戦でデビュー。さらに、同8月には、ユベントスへの移籍も実現し、“イタリアンドリーム”を成し遂げた。今回は、負傷したジョルジョ・スカルヴィーニの代役での招集だったが、最終選考の26人にも生き残った。
マッテオ・ダルミアン(背番号13)
生年月日:1989年12月2日(34歳)
所属クラブ:インテル
23/24リーグ戦成績:33試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:43試合出場/2得点1アシスト
今大会のイタリア代表最年長プレーヤー。黄金時代にあったミランでは、芽が出なかったものの、トリノでブレイク。マンチェスター・ユナイテッドでは、ベンチを温める時間が多かったが、イタリアに復帰したパルマで蘇った。サイドバックに、ウィングバック、3バックの一角をこなす守備のマルチロールで、状況判断に優れ、相手の攻撃の芽を摘み取ることに長ける。寡黙なイメージだが、本人は「少し騒々しい人間」と自己分析する。
ジャンルカ・マンチーニ(背番号17)
生年月日:1996年4月17日(28歳)
所属クラブ:ローマ
23/24リーグ戦成績:36試合出場/4得点1アシスト
代表通算成績:13試合出場/0得点0アシスト
6年連続でセリエAの30試合以上に出場とけがの少ない選手ではあるが、21/22シーズンに全選手最多の14回も警告を受けた武闘派。闘争心を全面に押し出した守備力を最大の売りとしながら、攻撃力も高く、セリエAで通算16ゴールをマークしている。ローマでは副主将を務め、今季の17試合でキャプテンマークを巻いてキックオフからピッチに立った。今季はローマ・ダービーで決勝点をマーク。ロマニスタのハートを鷲掴みした。
アレッサンドロ・バストーニ(背番号23)
生年月日:1999年4月13日(25歳)
所属クラブ:インテル
23/24リーグ戦成績:28試合出場/1得点4アシスト
代表通算成績:23試合出場/1得点0アシスト
育成に定評のあるアタランタが輩出したワールドクラスのセンターバック。ボール奪取力やエアバトルといった守備の能力だけでなく、ピンポイントクロスで、攻撃面でも多大な貢献を見せる。インテルの20度目のスクデット獲得に尽力した23/24シーズンは、選手選考の最優秀DFに選出され、セリエAを代表する選手となった。2022年1月に誕生した長女には、「青」を意味するアッズーラと命名。憧れていた選手は、セルヒオ・ラモス。