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【ドイツ代表 ユーロ2024無料選手名鑑】予想フォーメーション&招集メンバー全選手紹介。7大会ぶり栄冠なるか

シリーズ:ユーロ2024選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


フロリアン・ヴィルツ(背番号17)
生年月日:2003年5月3日(21歳)
所属クラブ:レヴァークーゼン
23/24リーグ戦成績:32試合出場/11得点12アシスト
代表通算成績:18試合出場/1得点4アシスト

 フロリアン・ヴィルツは、2020年にブンデスリーガ最年少ゴールを記録し、2021年に18歳でドイツ代表デビューを飾った期待のタレントだが、2022年3月にひざの前十字じん帯断裂の重傷を負ってしまった。それでも復帰後は着実に成長を続けており、2023/24シーズンはレヴァークーゼンで大活躍。必殺のスルーパスで多くのアシストを記録し、21歳とは思えないゴール前の冷静さで得点を量産した。自国開催のユーロが代表として初めての大舞台となるヴィルツは、今大会でさらに知名度を高められるだろうか。

ジャマル・ムシアラ(背番号10)
生年月日:2003年2月26日(21歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
23/24リーグ戦成績:24試合出場/10得点6アシスト
代表通算成績:29試合出場/2得点5アシスト

 ジャマル・ムシアラは21歳の若手で、フロリアン・ヴィルツ、マクシミリアン・バイアーと並んでチーム最年少ながら、背番号10をつける中心選手だ。ムシアラの魅力はなんといっても変幻自在のドリブルで、相手が警戒していても、密集の中をスルスルとかわしていくことができる。決定力が課題と言われることもあるが、2023/24シーズンのブンデスリーガで10得点を決めており、2シーズン連続で2桁得点を記録している。ドイツ代表の浮沈のカギを握る選手と言えるだろう。

レロイ・サネ(背番号19)
生年月日:1996年1月11日(28歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
23/24リーグ戦成績:27試合出場/8得点11アシスト
代表通算成績:60試合出場/13得点8アシスト

 レロイ・サネは、19歳だった2015年にドイツ代表デビューを飾り、翌年のユーロ2016で1試合に出場して経験を積んだ。しかし、ケガもあって伸び悩む時期があり、中心選手として期待されたユーロ2020では、4試合中3試合がベンチスタートだった。それでも、2020年夏にマンチェスター・シティからバイエルン・ミュンヘンに移籍すると、年々存在感を強めており、2023/24シーズンは8得点11アシストと大活躍。3度目のユーロこそ、ドイツ代表の主役になれるだろうか。

カイ・ハフェルツ(背番号7)
生年月日:1999年6月11日(25歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
23/24リーグ戦成績:37試合出場/13得点7アシスト
代表通算成績:49試合出場/16得点14アシスト

 2018年に19歳で代表デビューを果たしたカイ・ハフェルツは、攻撃のあらゆる能力が高く、193cmの長身ということもあって、さまざまなポジションで起用されてきた選手だ。2020年にレバークーゼンからチェルシーへ移籍した後で伸び悩む時期があったが、昨年夏のアーセナル移籍をきっかけに輝きを取り戻しており、良い状態で2度目のユーロに臨むことができそうだ。代表ではセンターフォワードでの起用が濃厚。前線で動きながらターゲットとなって味方を活かしつつ、自らもゴールを狙う。

トーマス・ミュラー(背番号13)
生年月日:1989年9月13日(34歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
23/24リーグ戦成績:31試合出場/5得点11アシスト
代表通算成績:129試合出場/45得点40アシスト

 2010年に代表デビューを果たしたトーマス・ミュラーは、同年のFIFAワールドカップで大会得点王になるなど活躍し、すぐにチームの主力に定着した。代表キャップ数129は、今回のメンバー中最多だ。今大会では後半途中からの起用が多くなりそうだが、スペースを感じ取る嗅覚は健在で、チームのアクセントになるはずだ。ユーロには過去3大会出場しているが、得点がゼロというのは意外なところ。本人もユーロでの初のゴールを狙っているはずだ。

ニクラス・フュルクルク(背番号9)
生年月日:1993年2月9日(31歳)
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント
23/24リーグ戦成績:31試合出場/12得点8アシスト
代表通算成績:16試合出場/11得点2アシスト

 ニクラス・フュルクルクは2022年に29歳で代表デビューを果たした。比較的遅咲きの選手だが、すぐに結果を残し、それまでドイツ代表に欠けていたフィジカルを活かすタイプのセンターフォワードとしてチームに新たなバリエーションをもたらしている。昨年夏にブレーメンからボルシア・ドルトムントに移籍し、2023/24シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも3得点2アシストと活躍しており、世界最高峰の舞台でも輝けることを示した。ドイツ代表としてメジャー大会に臨むのは2022年のFIFAワールドカップに続いて2度目。カタールワールドカップでは3試合とも途中出場だったが、2得点1アシストと結果を残しており、大舞台を得意としているだけに、自身初のユーロにも期待だ。

マクシミリアン・バイアー(背番号14)
生年月日:2002年10月17日(21歳)
所属クラブ:ホッフェンハイム
23/24リーグ戦成績:33試合出場/16得点3アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト

 マクシミリアン・バイアーは、この1年で驚異的な進化を遂げた21歳の若手だ。過去2年間、レンタルで2部のハノーファーへ加入していたが、2023/24シーズンにホッフェンハイムに復帰すると、第2節でブンデスリーガ1部初ゴールを記録し、第8節までに6得点と大ブレイクを果たした。今年3月に初めて代表入りすると、6月のウクライナ代表戦でデビューしている。185cmの長身だが、フィジカルを活かすというよりも足元で勝負するタイプのアタッカーで、サイドから切れ味鋭いドリブルを仕掛ける形を得意としている。また、右足のキック精度も高く、遠めの位置からでもゴールを狙える選手だ。

デニズ・ウンダフ(背番号26)
生年月日:1996年7月19日(27歳)
所属クラブ:シュトゥットガルト
23/24リーグ戦成績:30試合出場/18得点10アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 デニズ・ウンダフは、2014年にドイツ4部でキャリアを始めたあと、2020年にベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで活躍。2021/22シーズンにベルギーリーグの年間最優秀賞を受賞すると、2022年夏にプレミアリーグのブライトンへ移籍した。今季はレンタル先のシュトゥットガルトで18得点10アシストと大活躍し、今年3月に代表デビューを飾り、そのままユーロのメンバーに残っている。ウンダフの最大の特長はフィジカルの強さだ。179cmと決して大柄ではないものの、当たり負けすることがほとんどない強靱な肉体を持っている。相手のプレッシャーを受けながらも冷静にシュートを放てるため決定力が高く、ポストプレーも得意だ。ドイツ代表には、前線で動き回るテクニカルなFWが多いため、ウンダフが入るとチームの攻撃がガラリと変わるかもしれない。

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