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【フランス代表 ユーロ2024無料選手名鑑】予想フォーメーション&招集メンバー全選手紹介。他国が羨む怪物軍団

シリーズ:ユーロ2024選手名鑑 text by 内藤秀明 photo by Getty Images

ミッドフィルダー


【写真:Getty Images】


エドゥアルド・カマビンガ(背番号6)
生年月日:2002年11月10日(21歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
23/24リーグ戦成績:31試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:17試合出場/1得点1アシスト

 21歳とは思えぬ完成度を誇る選手で、身体能力、技術、サッカーIQ全てを兼ね備える。スタッツサイト『transfermarkt』では市場価値1億ユーロ(約160億円)がついており、攻守に高い貢献度を誇る。パスワークにシンプルに絡みつつ、機を見て見せる持ち運びが持ち味。運動量が豊富で、守備でも万能に活躍でき、深いタックルで決定的な場面を防ぐことも。ボックス内に入り得点に関与しに行くプレーは少なめ。バレンシアガのモデルを務めたこともあり、男性向けファッション・カルチャー雑誌『GQ』のスペイン版では「レアル・マドリードのユニフォームを着ていない彼は、サッカー選手というより、派手なヒップホップスターのようだ。ストリートアーティストやストリートウェアデザイナーのようなオーラがある」と評価された。

アントワーヌ・グリーズマン(背番号7)
生年月日:1991年3月21日(33歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
23/24リーグ戦成績:33試合出場/16得点6アシスト
代表通算成績:129試合出場/44得点38アシスト

 ドイツ系とポルトガル系の両親の元、フランスで生まれ育ち、スペインのアカデミーでプレーするというグローバルなルーツを持つ選手。身体能力は高くないものの足元の技術とバランス感覚に優れており、パスワークに絡みつつ得点に関与するプレーが得意。守備もサボらずハードワークをするため、前線の選手の割にシュートブロックのスタッツが非常に高い。

オーレリアン・チュアメニ(背番号8)
生年月日:2000年1月27日(24歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
23/24リーグ戦成績:27試合出場/3得点1アシスト
代表通算成績:31試合出場/3得点1アシスト

 大柄な割に機動力があり、予測能力も高いため、相手のパスをインターセプトする回数が他の守備的MFより多いのが特徴だ。空中戦も非常に強く。23/24シーズンはレアル・マドリーのCB陣に怪我人が続出したこともあり、CBでプレーして安定したパフォーマンスを披露した。ポール・ポグバやエンゴロ・カンテら特定の能力に秀でた選手からインスピレーションを得て成長することで完璧なプレースタイルを目指しているという。

エンゴロ・カンテ(背番号13)
生年月日:1991年3月29日(33歳)
所属クラブ:アル・イテハド(サウジアラビア)
23/24リーグ戦成績:30試合出場/2得点5アシスト
代表通算成績:55試合出場/2得点1アシスト

 22年の6月以降、フランス代表でプレーしていなかったものの、2年ぶりに招集された。守備範囲の広さと圧倒的な球際の強さが売りで、一人で中盤の守備を成立させることができるワールドクラスのフィルター役。器用な選手で新しい監督から指導を受ける度に新しい能力を手に入れて行き、今では中盤で器用にボールを引き取ってパスワークの起点になることも。真面目なプレースタイルとは裏腹に遅刻魔だ。

アドリアン・ラビオ(背番号14)
生年月日:1995年4月3日(29歳)
所属クラブ:ユベントス(イタリア)
23/24リーグ戦成績:31試合出場/5得点3アシスト
代表通算成績:43試合出場/4得点3アシスト

 大柄な体格をしている割に機動力があり、運動量も豊富で、足元の技術も高く、キャリーもパスも難なくこなす万能型MF。中盤として起用されることが大半だが、サイドハーフで使われても問題なくこなす。悪名高い代理人の母親の厄介さとは正反対のプレースタイルで、どんなサッカーにも適応できる。「私は自分自身をバランスのとれた選手と定義しています」と自己分析能力も高い。

ウォーレン・ザイール=エメリ(背番号18)
生年月日:2006年3月8日(18歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン
23/24リーグ戦成績:26試合出場/2得点3アシスト
代表通算成績:3試合出場/1得点0アシスト

 パリ・サンジェルマンのアカデミー出身であるダイナミックなMF。ピッチを縦横無尽に動き回り、パスを捌き続ける。パスミスが少なく、23/24シーズンのリーグ戦では92%のパス成功率を誇る。アジリティがあり、ここぞのタイミングで対面するDFを剥がし、スペースにボールを持ち運ぶ。守備もサボらず、体をはったシュートブロックを見せるシーンも多い。「彼の隣では、PSGの他の選手たちがシャイに見える。彼には個性がある」とキリアン・エムバペからもお墨付きをもらった。

ユスフ・フォファナ(背番号19)
生年月日:1999年1月10日(25歳)
所属クラブ:モナコ
23/24リーグ戦成績:32試合出場/4得点4アシスト
代表通算成績:17試合出場/3得点1アシスト

 ボックス・トゥ・ボックス型MF。運動量が豊富で、23/24シーズンのリーグ戦で1試合あたりの平均デュエル数が9.4回を誇るハードワーカーだ。激しさは魅力ではあるものの、カードをもらうことが多い点は難点か。フィジカルの強さを生かした強引なドリブル突破も魅力で、中盤で高いキャリー能力を見せる。10代の頃は複数のクラブを点々としており、キャリアに迷走していた時期もあった。アストンヴィラのムサ・ディアビは同級生で幼馴染だ。

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