フォワード
【写真：Getty Images】
ブカヨ・サカ（背番号7）
生年月日：2001年9月5日（22歳）
所属クラブ：アーセナル
23/24リーグ戦成績：35試合出場／16得点9アシスト
代表通算成績：34試合出場／11得点7アシスト
アーセナル生え抜きのアタッカー。特別分厚く見えないのだが、ぶつかり合いが強く、体をぶつけながら強引に突破していくドリブルが特徴的だ。サイドバックや中盤の選手と上手く連係しながらのプレーも得意で、アーセナルではマルティン・ウーデゴール、ベン・ホワイトと最高の連動を見せた。左足から放たれるキックも得意でチャンスメイカーとしても機能する。前回大会では決勝戦でPKを外したため、今大会ではきっちり決めて汚名返上したいところだろう。
ハリー・ケイン（背番号9）
生年月日：1993年7月28日（30歳）
所属クラブ：バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）
23/24リーグ戦成績：32試合出場／36得点8アシスト
代表通算成績：91試合出場／63得点19アシスト
今大会の得点王候補の1人。両足、頭、どんな形でも得点を奪える万能型FWで、近年は低い位置に降りてゲームメイクに参加することも多い。両足から質の高いロングフィードを蹴ることができるため、サイドチェンジで逆サイドのウイングにボールを届けるだけでなく、裏抜けを狙う味方選手の足元にピンポイントのスルーパスを送ってアシストを記録することも。昨季、初となる海外挑戦をしたが、ドイツの地でも難なく得点を量産した。
フィル・フォーデン（背番号11）
生年月日：2000年5月28日（24歳）
所属クラブ：マンチェスター・シティ
23/24リーグ戦成績：35試合出場／19得点8アシスト
代表通算成績：34試合出場／4得点8アシスト
マンチェスター・シティのアカデミー史上“最高傑作”とも称されるレフティー。息を飲むほどの美しいトラップから、ドリブル、パス、シュートどれを選択しても一級品のプレーを披露する。スピードもあるタイプのため中盤だけでなく、大外のエリアでのプレーも可能だ。10代の頃から天才として注目されてきた逸材がとうとうワールドクラスの選手にまで成長。今季はシティでも絶対的なスタメンの座を手にした。
イバン・トニー（背番号17）
生年月日：1996年3月16日（28歳）
所属クラブ：ブレントフォード
23/24リーグ戦成績：17試合出場／4得点2アシスト
代表通算成績：3試合出場／1得点0アシスト
上背があり、ボールタッチも得意なポストプレイヤー型の点取り屋で、縦パスをダイレクトで他の選手に当てるなど高い技術を見せる。得意なのはパスワークでのワンタッチプレーだけでなく、浮き球のクロスボールをダイレクトで枠内に飛ばすなど、シュート技術もプレミアリーグ屈指のものを持つ。賭博規則違反の影響で8ヶ月プレーを禁止されていたため、昨季の得点こそ少ないが、一昨期はリーグ戦で20ゴール記録している。
アンソニー・ゴードン（背番号18）
生年月日：2001年2月24日（23歳）
所属クラブ：ニューカッスル
23/24リーグ戦成績：35試合出場／11得点10アシスト
代表通算成績：3試合出場／0得点0アシスト
スピード型のドリブラーで大外でボールを持つと縦に突破してからのクロスや、カットインからのシュートで得点直結のプレーを見せる。しかし、ただのオンザボーラーではなく、裏抜けのランニングや味方との連係も水準以上にこなす。何より際立つのは攻撃面でトップレベルの武器を持ちながら、誰よりも守備で走り続ける献身性だ。球際では誰よりもファイトするため、スタッツサイト『Sofa score』によると、プレミアリーグにおける1試合での平均デュエル回数が10回もカウントされている。
オリー・ワトキンス（背番号19）
生年月日：1995年12月30日（28歳）
所属クラブ：アストン・ヴィラ
23/24リーグ戦成績：37試合出場／19得点13アシスト
代表通算成績：12試合出場／3得点0アシスト
ブレントフォード時代にはウイングでプレーしていたこともあり、サイドに流れてのプレーも得意なプレーヤー。ハリー・ケインと似ている万能型の選手だが、バイエルン・ミュンヘン所属FWよりも連係時に近場の選手を使うことを好む。今季はウナイ・エメリ監督の指導の下でポストプレーの質が大幅にアップして、より周りの選手を生かせるように。スピードもあるためシンプルな裏抜けからの得点も期待できる。
ジャロッド・ボーウェン（背番号20）
生年月日：1996年12月20日（27歳）
所属クラブ：ウェストハム
23/24リーグ戦成績：34試合出場／16得点6アシスト
代表通算成績：8試合出場／0得点0アシスト
スピードと高い技術を持つアタッカーだが、1番の武器はクレバーさだ。裏抜けのタイミングやランニングのコースが抜群で常に相手の裏のスペースを狙うだけでなく、右サイドでボールを受けると上手くタメを作って、トップ下が仕掛けやすい横パスを味方に供給して、チャンスの起点になることもできる。ボールの落下地点に入るのも上手いため、小柄な割に空中戦も強い。非常に万能なアタッカーだ。自身が下部リーグから成り上がったことを誇りに思っている。
