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【ベルギー代表 ユーロ2024無料選手名鑑】予想フォーメーション&招集メンバー全選手紹介。悲願の初優勝を目指す

シリーズ:ユーロ2024選手名鑑 text by 内藤秀明 photo by Getty Images

ミッドフィルダー


【写真:Getty Images】


ケビン・デ・ブライネ(背番号7)
生年月日:1991年6月28日(33歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
23/24リーグ戦成績:18試合出場/4得点10アシスト
代表通算成績:101試合出場/27得点49アシスト

 大会中に33歳の誕生日を迎える司令塔は、昨季の前半戦は怪我で全休したものの、後半戦に復帰すると18試合で4ゴール10アシストと大爆発。年齢を重ねて運動量はやや落ちてきているものの、チャンスを見つける視野の広さと、針の穴に系を通すかのような鋭いスルーパスは顕在。攻撃面ではいまだにワールドクラスのチャンスメーカーだ。味方のプレーにフラストレーションを貯めると露骨に態度に出るタイプで、形が決まっていない代表戦では、やや感情的になりながら味方に細かく指示する場面も。

ユーリ・ティーレマンス(背番号8)
生年月日:1997年5月7日(27歳)
所属クラブ:アストン・ヴィラ(イングランド)
23/24リーグ戦成績:32試合出場/2得点6アシスト
代表通算成績:67試合出場/7得点10アシスト

 わずか16歳でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たすなど、10代の頃から注目されていた逸材中の逸材だ。モナコでも活躍したのち、レスターに移籍。移籍当初は線が細く、球際の部分で苦しんだものの、もう5年近くイングランドでプレーしていることもあり、当初よりは逞しさを手に入れた。繊細なボールタッチでパスワークに絡み続け、攻撃の起点になる。本来は2ボランチかインサイドハーフが主戦場だったが、今季はウナイ・エメリ監督の下で2列目のプレーにチャレンジして、新境地を開拓した。

アステル・ヴランクス(背番号16)
生年月日:2002年10月4日(21歳)
所属クラブ:ヴォルフスブルク(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:24試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点1アシスト

 体格が大きく、ボールの置き所もいいため、簡単にボールを失わない。体をぶつけながらの持ち運びも得意だ。リーチの長さを生かした深いタックルも魅力で、1試合で2〜3度はタックルでボール奪取に成功する。代表の先輩であるアクセル・ヴィツェルと比較されることが多い。憧れの選手はケビン・デ・ブライネ。「夢を追うもの」と刻まれたタトゥーがある。

シャルル・デ・ケテラーレ(背番号17)
生年月日:2001年3月10日(23歳)
所属クラブ:アタランタ(イタリア)
23/24リーグ戦成績:35試合出場/10得点8アシスト
代表通算成績:15試合出場/2得点0アシスト

 上背があり、機動力と足元の技術も併せ持つため、2列目より前ならサイドでも中央でもプレー可能な万能型。ミランでは苦しんだが、昨季はローン先のアタランタでリーグ戦10ゴール8アシストを記録と殻を破った。体格の強さを生かし、最前線でポストプレイヤーとして機能するだけでなく、低めでボールを受けると自分でキャリーする他、味方との連係で状況を打開することも。オフザボールで抜け出して味方に上手く使われるだけでなく、逆にスルーパスで味方の決定機を演出するなどプレーの幅が広い。今夏アタランタが買取オプションを行使して、完全移籍が決まった。

オレル・マンガラ(背番号18)
生年月日:1998年3月18日(26歳)
所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
23/24リーグ戦成績:20試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:15試合出場/0得点3アシスト

 決定的な仕事は少ないものの、広範囲に動き回りながら、上手くボールを引き出して、シンプルにボールを動かすことでパスワークにリズムを作れるパサー。守備時にもハードワーク出来る。セルフブランディングに強く興味があり、アーセナルOBエクトル・ベジェリンが設立したマーケティングエージェンシーと契約した。セカンドキャリアへの準備にも積極的で、スポーツビジネスメディア『ビハインドスポーツ』のインタビューでは、「ブリュッセルに理髪店を持っていて、他にもいくつかビジネスを予定しているんだ」と意気揚々と語る。

アルトゥール・フェルメーレン(背番号23)
生年月日:2005年2月7日(19歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
23/24リーグ戦成績:5試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:4試合出場/0得点0アシスト

 中盤で上手くボールを引き出すと、球離れ早くパスを回す司令塔。起点となるパスが非常に多い攻撃の舵取り役だ。守備面でもハードワークを欠かさないものの、球際で勝ち切る部分は課題で、デュエル勝率は50%を切っている。アントワープ時代に出番を得たきっかけは、ラジャ・ナインゴランの素行不良。代表の先輩を反面教師にしたのか、自身は行儀のいい選手だ。

アマドゥ・オナナ(背番号24)
生年月日:2001年8月16日(22歳)
所属クラブ:エバートン(イングランド)
23/24リーグ戦成績:30試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:16試合出場/0得点1アシスト

 192cmの大柄な体格を持ち、激しいタックルでボールを奪うプレーが持ち味。パスワークにも難なく絡み、ビルドアップの起点になれる技術も要する。攻守ともに武器をもった選手だが、90分間集中力を維持できない点が課題で、攻守の切り替えに遅れることも。音楽活動にも忙しく、ベルギーメディア『ヘット・ラーツテ・ニウス』は「ソウルフルな歌声の持ち主」と評している。YouTubeには彼の美声が記録された動画が多くアップされている。中には元チームメイトのアレックス・イウォビと音楽でコラボする動画も。

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