センターバック
【写真:Getty Images】
ゼノ・デバスト(背番号2)
生年月日:2003年10月24日(20歳)
所属クラブ:アンデルレヒト
23/24リーグ戦成績:37試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:8試合出場/0得点0アシスト
アンデルレヒト下部組織出身の逸材CB。ワンステップで逆サイドまで飛ばすキック力が魅力で、対角でフリーのウイングやサイドバックにサイドチェンジを度々送る。ロングフィードのレパートリーも多く、裏のスペースに落とすパスや、ストライカーの足元にピンポイントで通すパスもお手のものだ。長いリーチを生かしたタックルも魅力だが、189cmという上背の割に空中戦はやや苦手か。ニューカッスルやスポルティングCPなど、強豪クラブ移籍の噂が絶えない。
アルトゥール・テアテ(背番号3)
生年月日:2000年5月25日(24歳)
所属クラブ:スタッド・レンヌ(フランス)
23/24リーグ戦成績:28試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:15試合出場/2得点2アシスト
憧れの選手を元バルセロナ所属DFカルレス・プジョルと語る通り、スペインの強豪OBにかなり似ているプレースタイルを持つCB。突出したスピードがあるわけではないものの、闘犬のように迷いなくボールホルダーに食いついていくため、守備範囲が広い。特にSBの裏のスペースのケアは徹底的に行い、裏抜けするアタッカーに自由を与えない。ただ闇雲に突っ込んでいるわけではなく、予測能力の高さ故の守備だ。ボールを持った時は技術よりも、周りにコーチングしながらシンプルにボールを動かすなど、落ち着きが目につく。4年前には3部のトライアルでも不合格になるなど苦しんでいた選手が、現在はベルギー代表に選ばれて、欧州のメガクラブに注目される存在となった。
ヴァウト・ファース(背番号4)
生年月日:1998年4月3日(26歳)
所属クラブ:レスター(イングランド)
23/24リーグ戦成績:43試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:15試合出場/2得点1アシスト
足元の技術が魅力のCBで、縦パスでスピードアップの起点になるだけでなく、思い切りのいい持ち上がりでボールを前線に持ち運ぶことも。そのプレースタイルや背丈、髪型までもが元ブラジル代表DFダビド・ルイスにそっくりと度々話題になる。機動力がありアグレッシブな守備は魅力だが、守備面でのやらかし癖があり、22/23シーズン、アウェイのリバプール戦では2オウンゴールをプレゼントして1-2で逆転負けした経験も。2021年の代表初招集の一報は当時の婚約者から聞いたようだ。
ヤン・フェルトンゲン(背番号5)
生年月日:1987年4月24日(37歳)
所属クラブ:アンデルレヒト
23/24リーグ戦成績:34試合出場/3得点2アシスト
代表通算成績:154試合出場/10得点6アシスト
アヤックスやトッテナムで一時代を作ったレフティーも37歳とベテランの年齢に。若かりし頃のアグレッシブな守備は少なくなりつつあるが、経験を生かしたクレバーな守備で、昨季もリーグ戦で34試合に出場するなど、主将としてほぼフル稼働した。以前より自身でキャリーする場面は減り、よりシンプルにパスでビルドアップの起点になることが増えた。スパーズ時代は5点とった初年度以外は得点が少なかったものの、アヤックス時代には年間8点も記録したシーズンがあるなど、元々は得点力もあるタイプ。今季はそれを思い出したのか、リーグ戦で3点を記録している。
アクセル・ヴィツェル(背番号6)
生年月日:1989年1月12日(35歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
23/24リーグ戦成績:35試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:132試合出場/12得点8アシスト
ユース時代を過ごしたスタンダール・リエージュでトップデビューすると、その後、ベンフィカ、ゼニト・サンクトペテルブルク、天津権健、ドルトムント、アトレティコ・マドリードと合計6ヶ国のクラブでプレー。どのチームでも主力として活躍してきた。中盤の低い位置でゲームメイクするプレーが売りだが、体格の良さと読みを生かした守備でも貢献できる。近年は年齢を重ねたことで、ディフェンスラインでプレーする機会が増えた。