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西部の目

ファンタジスタなのにメッシのマーク役? コバチッチがエース対策に適任な理由【西部の目】

技巧派の選手でありながら、リオネル・メッシのマンマーク役を担うこともあるレアル・マドリーのMFマテオ・コバチッチ。守備に強みのあるカゼミーロなどではなく、なぜコバチッチにこの役割が与えられるのだろうか。ファンタジスタによるファンタジスタのマンマーク。ミスキャストのようでいて、こうしたケースは珍しくないようだ。(文:西部謙司)

ディバラの誘惑…諦めがつかないメッシとの共存。アルゼンチンを高みに導く可能性【西部の目】

ユベントスで背番号10を背負い、アルゼンチン出身であることから「メッシの後継者」とも称されることもあるパウロ・ディバラ。ロシア・ワールドカップに向け、アルゼンチン代表でメッシとの共演はあるだろうか。プレースタイルが重複しているとはいえ、2人が共存することへの誘惑は尽きない。(文:西部謙司)

一発を備え、地味な仕事も厭わぬチェルシーMF。ブラジル代表ウィリアンが重宝される理由【西部の目】

UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16チェルシー対バルセロナ戦で先制ゴールを決めたウィリアン。この試合では同じパターンからのシュートを3本放っているがいずれもゴールの可能性を感じさせるものだった。守備力があり、運動量が豊富であることに加え、フリーキックを含め1発を備えたMFは、ブラジル代表にあっても重宝される存在だ。(文:西部謙司)

時間と空間操る左足。ベルナルド・シルバ、マンCが誇るプレーメーカー型ウイング【西部の目】

マンチェスター・シティでプレーするポルトガル代表のベルナルド・シルバ。シティを率いるペップ・グアルディオラ監督は、左サイドに左利き、右サイドに右利きのウイングを配置することもあるが、左利きのベルナルド・シルバは右サイドに配置されている。モナコでブレイクを果たしたプレーメーカー型レフティーが逆足ウイングとして生み出す「違い」とは。(文:西部謙司)

世界一のナンバー2? コウチーニョがネイマール以上にバルサで適材の可能性【西部の目】

17/18シーズン冬の移籍市場でリバプールからバルセロナへ移籍したフィリペ・コウチーニョ。ネイマールの穴を埋める存在として期待が高まるが、実はパリ・サンジェルマンに移籍したFWよりもコウチーニョのほうがバルサに適した人材と言えるかもしれない。その理由とは。(文:西部謙司)

万能型というより泥臭い何でも屋? カバーニが体現する小国ウルグアイのアイデンティティ【西部の目】

17/18シーズンのリーグアン第23節でパリ・サンジェルマンの歴代得点記録を更新したエディンソン・カバーニ。逞しいプレーぶりで様々なパターンからゴールを奪うウルグアイ代表のストライカーだ。クラブだけでなく代表チームもけん引する泥臭い点取り屋は、“小国”のアイデンティティを体現していると言えそうだ。(文:西部謙司)

「偽SB」の先駆者。現代最高のマルチロール、ダビド・アラバの傑出した才能【西部の目】

サイドバックとしてプレーしながら、サイドを駆け上がるだけではなく、インサイドに入ってゲームメイクにも絡む。「偽SB」と呼ばれることもあるこのプレースタイルの先駆者のなった選手がバイエルン・ミュンヘンのダビド・アラバだ。真のオールラウンダーとも言えるこの役割を果たすために必要な能力は、どのようなものだろうか。(文:西部謙司)

メッシ+カンテのような恐ろしさ。リバプール加入内定、ナビ・ケイタが打ち砕く固定観念【西部の目】

メッシのようにドリブルし、カンテのようにボールを奪う。そんな選手などいるものかと思ってしまいそうなものであるが、それが実際にいる。RBライプツィヒに所属するMFナビ・ケイタだ。ギニア人MFのとてつもない才能はいかにして育まれたのだろうか。(文:西部謙司)

バルサのオファー蹴った21歳CB。ダビンソン・サンチェスが秘める無限大の可能性【西部の目】

2018年ロシアW杯で日本代表と同グループに入ったコロンビア代表。ハメス・ロドリゲス、ラダメル・ファルカオらを擁す南米の強豪だが、守備陣にも注目の選手がいる。17/18シーズンからトッテナム・ホットスパーでプレーしているダビンソン・サンチェスだ。現在21歳のDFが世界最高のセンターバックと称される日も遠くないかもしれない。(文:西部謙司)

明暗分かれたクラシコ。レアルは「消した」はずのメッシになぜやられたのか?【西部の目】

23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第17節レアル・マドリー対バルセロナのエル・クラシコは3-0でアウェーのバルセロナが勝利した。今季無敗のバルセロナは前半レアル相手に劣勢を強いられ、自分たちのスタイルを見出せずにいた。しかし後半は一転して自分たちのペースに持ち込むと、相手の退場もあり3得点を奪って勝利。一体何が明暗を分けたのだろうか。(文:西部謙司)

【西部の目】日韓戦大敗のハリルJ、現実味が伴いすぎていた悪夢。「A代表」でも起こりうる守備崩壊

16日のE-1選手権で韓国に1-4と大敗を喫した日本代表。試合開始直後にPKから先制ゴールを奪ったが、その後は試合を完全にコントロールされ4失点。悪夢のような試合となってしまった。浦和を除いた国内組のみで臨んだ大会ではあるが、ここで表出した問題は海外組も含めたフルメンバーの代表チームとは無関係ではない。悪夢で済まない現実味を帯びた一戦だった。(取材・文:西部謙司)

手痛い大島の負傷。ハリル方式色濃く、W杯メンバー争い激化。だが+αは見つからず【西部の目】

12日のE-1選手権第2戦で中国を相手に2-1と勝利を収めた日本代表。第1戦の北朝鮮戦よりもヴァイッド・ハリルホジッチ監督の目指すスタイルが色濃く出た試合となった。試合後には指揮官が「A代表に入る候補が何人か出てきた」と語り、W杯メンバー争いは激しくなったと言える。しかし「新しい何か」を発見するまでにはいたらず。その意味で大島僚太の負傷は手痛いものとなった。(取材・文:西部謙司)

GK中村航輔が収穫という皮肉。ハリル方式優先で連係乏しく、あくまでも個のテストに【西部の目】

E-1選手権初戦、日本代表はアディショナルタイムの決勝ゴールで辛くも勝利した。急造の寄せ集めに近いメンバー構成となった今大会だが、日本チームを率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、所属クラブでの連係を活かすというよりも、監督が目指すスタイルの実践を優先。結果として選手間のコンビネーションは乏しく、探り探りの試合運びに。完成度の高い北朝鮮に圧倒される格好となった。(取材・文:西部謙司)

規格外の突破力。リバプールFWサラー、スピードに加わった万能性【西部の目】

17/18シーズンからリバプールに加入し存在感を見せているモハメド・サラー。1992年生まれのエジプト代表で、2012年ロンドン五輪では3ゴールをあげている。プレミアリーグでも絶好調で、今季は目下得点王争いのトップに立つ。2017年のアフリカ年間最優秀選手にも選ばれた。スピードが売りのエジプト代表FWだが、その魅力は速さだけにとどまらない。(文:西部謙司)

マンC・エデルソン、ペップにとってはノイアー以上に理想的? 最先端型GKの完成度【西部の目】

バックパスルールが改定されて以降、フィールドプレーヤー的な能力も求められるようになってきたゴールキーパー。もちろん本業はセービングなど旧来から必要とされてきた仕事であるが、今ではビルドアップ能力など足下の技術も重要な要素となっている。その点においてマンチェスター・シティのエデルソンは、ペップ・グアルディオラ監督にとってノイアー以上に理想的なGKとすら言えるかもしれない。(文:西部謙司)

WGの突破力が生むバルサとの違い。ザネ、ペップとの出会いで起きた化学反応【西部の目】

攻撃面で圧倒的な破壊力を見せる17/18シーズンのマンチェスター・シティ。ペップ・グアルディオラ監督が率いるチームということもあってバルセロナと類似している部分が少なくないが、フィニッシュへのプレーには相違点がある。その違いを生み出しているのがWGの突破力。メッシのいないシティにあって、レロイ・ザネは攻撃の切り札的存在になっている。(文:西部謙司)

千葉、7連勝で昇格PO大逆転進出。ときに監督を無視、奇抜な戦術をモノにしたジェフの躍動【西部の目】

明治安田生命J2リーグ最終盤、驚異の7連勝で6位に滑り込み、J1昇格プレーオフの出場権を獲得したジェフユナイテッド千葉。リーグ戦の勝ち点こそ劣るものの、プレーオフ出場4クラブのなかでは最も勢いのあるチームと言えるだろう。フアン・エスナイデル監督率いるチームの勝負所での力強さはいかにして生まれたのか。長きにわたってジェフを取材する記者がその秘訣を読み解く。(取材・文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、ベルギー相手にメドがついた守備。W杯GL突破へ、必要になる創造力

現地時間11月14日、欧州遠征を実施している日本代表はベルギー代表とアウェイで対戦し0-1で敗れた。ブラジル戦では通用しなかった守備がこの試合では機能。後半途中まで無失点と拮抗した試合となった。W杯本大会に向け、ベルギーを相手に守備のメドが経ったのは収穫であるが、グループリーグ突破のためには得点力も必要になる。攻守のバランスは今後どうなっていくだろうか。(文:西部謙司)

ベルギー黄金時代のカギ握るカウンター無双のCF。ロメル・ルカク、モンスター級の破壊力【西部の目】

現地時間11月14日、日本代表との一戦を迎えるベルギー代表。アザール、デ・ブルイネら傑出したタレントを多く擁する“赤い悪魔”にあって、その最前線を務めているのがマンチェスター・ユナイテッド所属のロメル・ルカクだ。モンスター級の破壊力を備えるCFであるが、試合によっては存在感が希薄なことも。本領発揮の条件はなんだろうか。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、ブラジル戦は早々の2失点でテスト終了。非常に中途半端な結果に

11月10日、フランスのリールでブラジル代表との国際試合に臨んだ日本代表。来年のワールドカップに向け貴重なテストマッチの機会だったが、開始早々に次々と許し前半だけで3点を奪われてしまった。単純な力の差を示され、テストとしても中途半端なものになってしまった。(文:西部謙司)

230億円の値がついた驚異の18歳エムバペ。とびきり速いFWが備える器用さ【西部の目】

モナコでセンセーショナルな活躍を見せ、今夏パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したキリアン・エムバペ。ティエリ・アンリ2世とうたわれ、すでにフランス代表でもプレーしている18歳だが、その真の魅力はどこにあるだろうか。ネイマール、カバーニと3トップを形成する大物感十分のFWがさらに飛躍するために必要なものとは。(文:西部謙司)

ほぼ完璧、だが未完成のような恐ろしさ。万能型FWケイン、生き残り戦略で培った演算能力【西部の目】

歴代の名ストライカーとの類似性を指摘されるトッテナムのハリー・ケイン。イングランド代表でもキャプテンを務めた長身FWだが、幼いころは今と違って体格に恵まれていなかったという。スパーズの万能型ストライカーは何が優れているのか。ほぼ完璧なセンターフォワードを生み出したそのルーツこそが、その強みを物語っている。(文:西部謙司)

新しいC・ロナウド。“過剰”から洗練へ。肉体的なピーク越え、研ぎ澄まされる決定力【西部の目】

メッシと並んで現代最高の選手と評されるクリスティアーノ・ロナウド。レアル・マドリーのエースは、頭角を現してきた当初のウインガーというイメージから一変。いまではゴールを量産するストライカーとしてのカラーが強く打ち出されている。プレーも年々洗練され、無駄のそぎ落とされた点取り屋という新しいCR7の姿が見えてきた。(文:西部謙司)

【西部の目】ハリルJ、無残な3失点、攻撃オプションも見つからず。W杯での日本対策は決まったようなものに

10月10日、キリンチャレンジカップ2017で日本代表はハイチ代表と3-3で引き分けた。早い段階で2ゴールを奪ったものの、相手に対応され始めると試合は互角の展開に。無残な3失点もさることながら、相手に守備ブロックを作られると崩せる気配もなく、ニュージーランド戦も含めW杯本大会に向けた強化プランにおいて大きな誤算といえる2試合になってしまった。(取材・文:西部謙司)

ハリルJ、シュート数多も「意図的に作った」チャンス少なく。乾貴士が決定機創出の切り札に【西部の目】

6日、キリンチャレンジカップ2017でニュージーランドとの一戦を迎えた日本代表。ロシアW杯へ、得点を取らなければならない試合のテストとなった。日本は多くのシュートを放ったものの、なかなかチャンスを意図的に作れず。決定機はほとんどが乾貴士の投入後に集中していた。(文:西部謙司)

武器が「インサイドキック」? デ・ブルイネの特殊性。守備の監視かいくぐった「1人時間差」【西部の目】

「インサイドキック」ができないサッカー選手はいないであろう。それゆえ、それは武器として理解されにくいかもしれない。だが、誰もができるキックであっても、同じ水準で決してできないものであれば話は変わってくる。マンチェスター・シティに所属するケビン・デ・ブルイネ。彼のインサイドキックにはセットプレー同然の威力が備わっている。(文:西部謙司)

レアル、抜群の対応力と決定力。合理的なベイルの左とロナウドの右。変わり始めたバランス【西部の目】

9月26日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節が行われ、レアル・マドリーはドルトムントを相手に3-1で勝利した。2トップの位置にはベイルとロナウドが入ったが、位置関係はベイルが左でロナウドが右。これによって本領を発揮したのがウェールズ人FW。合理的な左右の配置が功を奏し、ロナウドとともに最高のプレーが引き出されている。(文:西部謙司)

「正しい瞬間に正しい場所に」。準スター軍団ナポリ、保守的かつ冒険的な崩しの作法【西部の目】

17日、セリエA第4節が行われ、ナポリはベネヴェントを相手に6-0で大勝した。相手が昇格組であったとはいえ、その攻撃力をいかんなく発揮。ナポリ一帯の美しい風景を評した「ナポリを見て死ね」という言葉があるが、イタリア南部の都市にあるサッカーチームもヨーロッパ屈指の美しさを誇っている。(文:西部謙司)

メッシのミニマリズム。最小限の技で最大限の効果、現代最高の選手が知るサッカーの原理【西部の目】

現代サッカー最高の選手と評していいであろうバルセロナのリオネル・メッシ。派手なテクニックを使うことはほとんどないものの、得意なパターンを駆使し、すでにバルサ通算で500ゴール以上を記録している。このアルゼンチン人FWの特徴とは何なのだろうか。(文:西部謙司)

ペップ・シティ、「ハリルJ的な」リバプールを5-0撃破。ロベカル思わせるメンディ【西部の戦術アナライズ】

9月9日、イングランド・プレミアリーグ第4節の試合が行われ、マンチェスター・シティはリバプールに5-0で勝利した。上位チーム相手に強いリバプールは、オーストラリア戦の日本代表とよく似た戦い方で試合序盤時間こそ攻め込んだものの、マネの退場もあり流れは激変。最終的に5失点をくらい黒星を喫することとなった。(文:西部謙司)

ハリルJ、さほど堅固でもない「堅守速攻」。撹乱されたマーク。課題露呈しただけの一戦【西部の戦術アナライズ】

9月5日、日本代表は2018年ロシアW杯アジア最終予選最終戦のサウジアラビア戦に臨み0-1で敗れた。本大会出場の切符を手中に収めたうえで臨んだ一戦には柴崎岳や本田圭佑らが先発出場。テストの意味合いもあったが、成果はほとんど得られず、攻守に課題を露呈する一戦となった。(文:西部謙司)

ハリルJ、支配率「4:6」の優位性。明確だった狙い。僅差勝負モノにするリアリズム【西部の戦術アナライズ】

8月31日、2018年ロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦に臨んだ日本代表。ボールポゼッションでは相手を下回ったものの、ボール奪取とカウンターに長けた陣容で効率よくゴールを奪取し本大会出場権を確保した。日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、リアリスティックかつ明確な狙いをもってして僅差勝負をモノにしたと言える。(取材・文:西部謙司)

万全のレアル、バルサ相手でも余裕に。度が過ぎた“メッシ依存”、噴出した弊害【西部の戦術アナライズ】

16日、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパー杯)第2戦が行われ、第1戦に引き続きレアル・マドリーがバルセロナに2-0で勝利(2戦合計5-1)。メンバーを替えながら充実の戦いを見せた白い巨人に対し、バルサはネイマール流出の影響もあり早急な修正が必要という現状を露呈することになった。(文:西部謙司)

メッシ封じたレアルの奇策。バルサの“ネイマール・ロス”浮き彫りに【西部の戦術アナライズ】

現地時間13日に行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパー杯)の第1戦で、リーグ王者のレアル・マドリーと国王杯覇者のバルセロナが対戦した。ジダン監督はこの試合でバルサのエースを封じるため、意外な策を講じた。ネイマールを失ったバルサは対抗できたのか、そしてマドリーが奇策に打って出た理由とは。(文:西部謙司)

ジダン・レアル、最強の全方位型。勝利の一点で結束、“白い巨人”の遺伝子【西部の戦術アナライズ】

FIFAから「20世紀のクラブ」として表彰されているスペインのレアル・マドリー。15/16、16/17シーズンとUEFAチャンピオンズリーグを連覇し、黄金期といってもいい時代を迎えている。“エル・ブランコ”の強さはどこにあるのだろうか。『サッカー戦術クロニクル ゼロ トータルフットボールの源流と未来』を上梓した著者が読み解く。(文:西部謙司)

“2軍”で優勝のドイツ。ハードワークで躍進のチリ。日本が学ぶべき強化方針の一貫性【西部の目】

7月2日、FIFAコンフェデレーションズカップ・ロシア2018の決勝戦が行われ、W杯王者ドイツが南米王者チリを相手に1-0で勝利した。走れない選手は誰もおらず、文字通り「ハードワーク」する選手たちによって争われたファイナルとなったが、それは現代サッカーのトレンドを体現したものとも言えそうだ。一貫した強化方針のもとにチーム力を高め、このレベルに到達してきた両国には、日本も学ぶべきところがある。(文:西部謙司)

変幻自在のチリ、“2軍”も強さ顕在のドイツ。コンフェデ杯決勝、好ゲームの予感【西部の目】

現地時間7月2日に決勝戦を迎えるFIFAコンフェデレーションズカップ・ロシア2017。2018年のW杯ホスト国で開催されている各国大陸王者とW杯王者による前哨戦は、チリとドイツのファイナルで幕を閉じることになる。南米王者とW杯優勝国の一戦はどのような展開となるのだろうか。好ゲームへの期待は高まるばかりだ。(文:西部謙司)

ハリルJ、体裁を整えることで精一杯。攻撃のオプションなく、勝ち点1は悪くない結果【西部の戦術アナライズ】

13日、ロシアW杯アジア最終予選イラク戦に臨んだ日本代表。早い時間にセットプレーから先制ゴールを奪ったものの、終盤に失点を喫し勝利を逃した。けが人が出たことも含めて消耗度の高い試合となったが、ハリルジャパンは守備的なゲームプランでこの一戦に臨んでおり、ドロー自体は想定内だったと言えるのではないか。(文:西部謙司)

ハリルJ、乾・本田・井手口など後半に収穫も…前半のテストは完全に失敗。守備組織機能せず【西部の戦術アナライズ】

7日、日本代表はシリア代表との親善試合に臨み1-1で引き分けた。前半はシリアに押し込まれる時間が長く厳しい展開となったが、後半に入ると途中出場した選手たちが随所に好プレーを披露し、攻勢をかける流れに。全体として試合内容が良かったわけではないが、W杯予選イラク戦に向けていい教訓になった試合と言えそうだ。(取材・文:西部謙司)

レアルが迎えた黄金時代。ここ4季で3度目のCL制覇。モドリッチ&クロースという生命線【西部の戦術アナライズ】

現地時間6月3日、16/17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が行われ、レアル・マドリーがユベントスに4-1で勝利した。堅守を誇るユーベ相手に4得点を奪った白い巨人。ここ4季で3度目のCL制覇と、まさに黄金時代を迎えていると言えそうだ。(文:西部謙司)

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