なでしこジャパンは黒星スタートとなった【写真:Getty Images】
【なでしこジャパン 2-4 北朝鮮 東アジアカップ】
EAFF女子東アジアカップ2015が1日に開幕し、なでしこジャパンは北朝鮮代表と対戦した。
若手を多く招集したなでしこジャパンは、GKに山根恵里奈を起用。最終ラインには京川舞、北原佳奈、高畑志帆、高良亮子。中盤はキャプテンの川村優理、上尾野辺めぐみ、増矢理花、杉田亜未となっている。そして2トップは有町紗央里、菅澤優衣香が組んだ。
なでしこジャパンは2分、増矢の突破からファウルをもらうと、上尾野辺が直接FKを狙うもクロスバーを越えた。8分、有町の粘りから最後は杉田が狙うもGKがセーブする。
ボールを保持するのはなでしこジャパンだが、細かいミスが散見される。不用意な形で奪われ、北朝鮮の鋭いカウンターを浴びてしまう。20分には上尾野辺のパスミスから速攻を受け、シュートに持ち込まれた。
そして22分、またも中盤で奪われると攻め込まれ、京川がPA内でラ・ウンシムを倒してPKを与えてしまう。だが、キム・ウンジュのシュートを山根が読み切りセーブ。なでしこジャパンはビハインドを逃れた。
だが、その後も不安定な戦いが続く。すると36分、FKにリ・エギョンが合わせて北朝鮮が先制に成功。なでしこジャパンはマークがずれ、フリーでシュートを打たせてしまった。
追いつきたいなでしこジャパンは42分、フィードに有町が頭で合わせるもGKに阻止されゴールならず。
リードを許して迎えた後半、なでしこジャパンが同点に追いつく。49分、上尾野辺のFKにニアで菅澤が潰れると、最後は増矢が押し込んだ。
なでしこジャパンは62分、京川に代えて横山久美を投入する。横山は2トップの一角に入った。
しかし65分、北朝鮮のカウンターを受けると、ラ・ウンシムのラストパスをリ・エギョンに決められ、なでしこジャパンは再び追いかける展開を強いられる。
それでも諦めないなでしこジャパンは70分、相手のクリアを杉田がダイレクトで右足を振り抜くと、これがゴール右隅に突き刺さり2-2の同点とした。
しかし、なでしこジャパンはまたも失点してしまう。79分、PA内でラ・ウンシムが個人技で抜き去りゴールを奪った。守備の枚数が足りているにも関わらず、あまりにも簡単に突破を許してしまった。直後にもラ・ウンシムに決められ2-4。なでしこジャパンは一気に突き放された。
失点の直後、なでしこジャパンは高畑に代えて怪我から復帰した高瀬愛実を投入する。だが、試合はこのまま終了。なでしこジャパンは2-4で北朝鮮に敗れ、初戦を落とした。
【得点者】
36分 リ・エギョン(北朝鮮)
49分 増矢理花(なでしこジャパン)
65分 リ・エギョン(北朝鮮)
70分 杉田亜未(なでしこジャパン)
79分 ラ・ウンシム(北朝鮮)
81分 ラ・ウンシム(北朝鮮)
【了】