エディン・ゼコ【写真:Getty Images】
かねてより噂されていたエディン・ゼコのローマ移籍はまもなく正式発表となるようだ。先月31日に英『スカイ・スポーツ』など欧州の複数メディアが報じている。
マンチェスター・シティで居場所を失っていたボスニア・ヘルツェゴビナ代表ストライカーは、移籍金2200万ユーロ(約30億円)で合意に至り、イタリアへ渡るという。
ゼコに対してシティは3000万ユーロ(約40億円)の値札をつけていたが買い手が見つからず、ラヒーム・スターリングの獲得で放出の必要性が増したため値下げに応じるようだ。
ローマは当初2000万ユーロ(約27億円)を拒否されていたが、200万ユーロ(約3億円)を上乗せして合意にこぎつけた。プレシーズンではマッティア・デストロやフランチェスコ・トッティが期待を裏切り、新たな得点源の確保が急務だっただけに最高の補強となる。
一方、ステバン・ヨベティッチをインテルに放出したシティは、ゼコの売却で起用できるストライカーがセルヒオ・アグエロとウィルフリード・ボニーの2人のみとなってしまう。前者にはレアル・マドリー移籍の噂もあるため、状況しだいでは新たな戦力を迎える可能性もある。
【了】