伊紙は本田に軒並み低評価
「ニアンにアシストパスを出して、ストップ。少なすぎる」(コリエレ・デッロ・スポルト)
「同国人である長友と同様で、総合的なパフォーマンスは良くなかった。一度良いプレーの主役となり、ニアンとのトライアングルパスを成功させ、GKと1対1になれるチャンスを創出している。ただいずれにせよ、今季は競争が非常に激しいことを考えるとこれでは少ない。与えられたチャンスを逸するようなら、果たして今後も与えられるかどうか」(トゥットスポルト)
25日のインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)インテル戦から一夜明けた26日、地元メディアが本田圭佑に対して下した評価である。コリエレ・デッロ・スポルト紙は評点も付けていて、こちらは5.5だった。まあ、予想通りだった。確かにゴール前で“目立つ”ことはそのくらいだったからだ。
もっとも本田は何もしていなかったわけではなく、中盤のバランスを取りながらも右や左に流れて、シンプルに展開を動かしていた。しかしそんなところを地元記者は見ない。セットプレーからでも正確に味方の頭へ二度当てているのだが、結果につながらなければそれも無視だ。
何もしていない、という点では後半から出たボナベントゥーラも一緒のように感じた。ただ、中盤で走り、スピードを上げてDF前のスペースに飛び出してシュートを狙っていたので地元メディアの評価は高い。コリエレ・デッロ・スポルト紙の評点は7。トゥットスポルト紙は「このプレーならポジションは盤石だろう」とまで書いていたのである。それもまた、予想の範囲内だった。