韓国Kリーグの仁川ユナイテッドは31日、J1のヴィッセル神戸からMF和田倫季(20)を獲得したと発表した。和田は背番号6をつけて8月5日から練習に合流する予定。
神戸の下部組織で育った和田は、2013年9月に天皇杯でプロデビューするも、3年間リーグ戦の出場はない。今月J2京都監督を解任された父・昌裕氏譲りのテクニックや攻撃センスでチャンスを切り開くゲームメーカーとして期待されたが、本人は出場機会を求めて海外リーグに挑戦する意向を固めた。
仁川はクラブの公式サイトを通じ、「ゲームメーカー、サイドバック、ウイングなどさまざまな役割をこなせる選手」と紹介。日本で和田のトレーニング姿を直接見てきたキム・ドフン監督は「判断力にすぐれ、パスが正確。縦パスを展開するゲームメーカーとして期待している」と評し、「早くチームに適応し、息を合わせられるように願う」と述べた。
和田は仁川を通じて「仁川サッカー競技場のような素晴らしいスタジアムで素晴らしい選手たちとプレーできることに感謝している。チーム関係者の温かいもてなしに、まるで故郷の神戸に来たようです」とし「持っている長所を最大限に生かして、毎試合最善を尽くしてプレーする」と意気込みを語っている。
【了】