移籍が噂されるデ・ヘアの状況を嘆くファン・ハール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、レアル・マドリーへの移籍が噂されるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの状況が、チームへ問題を起こしていると認めた。30日付の英局『BBC』など複数のメディアが伝えている。
ユナイテッドはインターナショナルチャンピオンズカップを戦うためアメリカを訪れており、デ・ヘアは4試合行われたうちの2試合で前半のみプレー。バルセロナ戦では見事なパフォーマンスを見せたが、パリ・サンジェルマン戦ではミスが目立った。
デ・ヘアはマドリー加入を希望している報じられているが、ユナイテッドはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを交渉条件に入れないと話し合いに応じるつもりはないとしている。また、24歳のGKに推定3500万ポンド(66億円)の移籍金を設定しているようだ。
ファン・ハール監督は記者会見で「彼が出たがっているかもしれないという状況は、クラブ、我々、そしてデ・ヘア自身にも好ましくないだろう」と、現状がパフォーマンスに影響を与えていることを嘆いた。
そして、シーズンが始まる前に現在の状況が解決されるのかを聞かれると「様子をみないといけない」と慎重にコメントした。
マドリーは、クラブに25年在籍していたスペイン代表GKイケル・カシージャスがポルトに移籍。その後、エスパニョールからGKキコ・カシージャを獲得したが、長期的なプランとして、マドリー出身のデ・ヘアの獲得を目指している。
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