ユベントスに所属するMFポグバ【写真:Getty Images】
欧州各国のビッグクラブから狙われているフランス代表のMFポール・ポグバ(22)が、ユベントスを退団するために裁判を起こす可能性が指摘されている。
2014/15シーズンに“ビアンコネーロ(白と黒)”の国内2冠とチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献したポグバは、バルセロナやレアル・マドリーのスペイン勢を筆頭に、マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなど様々なクラブから興味を示されている。特にバルサはポグバに執心しており、クラブの委員会や会長選挙の立候補者全員が同選手代理人のミーノ・ライオラ氏に獲得の打診をしてきたと伝えられている。
しかし、仏誌『フランス・フットボール』によると、ポグバは代理人のライオラ氏の他にも同選手の肖像権を保有しているフランス人の顧問弁護士と付き合いがあるため、移籍先に通常より多くの出費を強いることになるという。そのため、ポグバ獲得のためにはユベントスへの移籍金8500万ユーロ(約115億円)と同選手の年俸1200万ユーロ(約16億円)だけではなく、肖像権のための1500万ユーロ(約20億円)が必要になるようだ。
バルササポーターの7割以上は、ポグバ獲得に上記のような高額移籍金を支払うべきではないと考えており、クラブの元名誉会長ヨハン・クライフ氏も「馬鹿げている」と苦言を呈している。記事では、ポグバがこの顧問弁護士を相手に裁判を起こすことで出来るだけ自身の移籍にかかるコストを減らし、ユベントスからの早期離脱を図るのではないかと憶測している。
ポグバは古い友人でもある顧問弁護士と縁を切り、さらなる飛躍を遂げることはできるだろうか。
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