リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
来季のからセリエAへと戦いの場を移すボローニャは、リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリの獲得に興味があるようだ。29日付の英紙『ミラー』など複数のメディアが伝えた。
昨夏、リバプールは現バルセロナのFWルイス・スアレスの穴を埋めるため、推定1600万ポンド(約30億円)の移籍金でバロテッリをミランから獲得。しかし、リーグ戦では16試合に出場し、わずか1得点にとどまっている。
バロテッリは昨季のヨーロッパリーグ(EL)ベジクタシュ戦で、PKのキッカーを務めるはずだったジョーダン・ヘンダーソンからボールを奪ってゴールを決めたことで、当時の主将スティーブン・ジェラードから「敬意を欠く行為」と非難されるなど、トラブルメーカーとして知られている。
リバプールは今夏、バーンリーからU-21イングランド代表FWダニー・イングスやアストン・ヴィラからベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケを獲得しており、プレシーズンツアーのメンバーからも外されるなど、戦力外となっている。
そこで目を付けたのが今季からセリエAに昇格したボローニャだ。パンタレオ・コルヴィーノSD(スポーツディレクター)は、伊紙『コッリエーレ・デッロ・スポルト』に対し「彼を欲しい。彼はここでとても刺激されるだろう」と語っている。
さらに「もちろん、ボローニャはある程度の予算を考えなければいけない。だが、正当な金額であれば完全に買い取ることも考えるだろう」と完全移籍の可能性を示唆した。
また、サンプドリアも興味を示しており、同クラブのマッシモ・フェレーロ会長が「彼ら(リバプール)はマリオがジェノバに滞在していると伝えてきた。もし移籍金を減額させるなら喜んで話を聞こう」と、ボローニャ同様に移籍金次第では獲得に乗り出す姿勢を示唆している。
イタリアやイングランドで様々なトラブルを起こしてきた悪童は、1年で母国へ復帰となるだろうか。
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