ショーン・ライト=フィリップス【写真:Getty Images】
米MLSのニューヨーク・レッドブルズは27日、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)を退団した元イングランド代表のFWショーン・ライト=フィリップス(33)をフリーで獲得したと発表した。
ライト=フィリップスは、これまでマンチェスター・シティ、チェルシー、QPRでプレーし、スピード感のあるドリブルを武器にプレミアリーグで通算299試合を戦ってきた。また、イングランド代表の一員として2010年W杯南アフリカ大会に出場し、通算で36キャップを記録している。
クラブのアリ・カーティスSD(スポーツ・ディレクター)は「ショーンは最高峰の舞台でプレーしてきた実績のある選手だ。多くのポジションをこなすことができるし、仲間と馴染むのが早い。彼の持つクオリティーに沿って考えれば、是が非でもこのクラブに必要な選手だと感じたんだ」とコメント。
また、ジェシー・マーチ監督は「ショーンが我々のクラブに加わることになって嬉しく思う。彼はプレミアリーグや国際舞台で高いレベルの試合を戦ってきたキャリアがある。我々の練習に参加していたとき、彼のプロ意識を毎日感じていた。ショーンの加入はピッチ上の戦力補強になるだけではなく、ロッカールームでもベテランとして素晴らしい模範になってくれると考えている」と期待を寄せた。
MLSの各クラブは今季、欧州のスーパースターを次々と獲得しており、元イングランド代表だけでもMFフランク・ランパードがニューヨーク・シティFCに、MFスティーブン・ジェラードがロサンゼルス・ギャラクシーに移籍している。また、ライト=フィリップスの元同僚であるFWディディエ・ドログバもモントリオール・インパクトへの加入が発表され、米国サッカー界は空前の盛り上がりを見せている。
なお、NYレッドブルズにはライト=フィリップスの実弟であるFWブラッドリー・ライト=フィリップスが所属しているため、米国のファンはピッチ上での共演を待ち望んでいる。
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