サウサンプトンのDFジョゼ・フォンテ(左)とDF吉田麻也(右)【写真:Getty Images】
サウサンプトンの主将を務めるポルトガル代表DFジョゼ・フォンテは、クラブに即戦力となるセンターバックが必要であると強調した。28日付の英紙『デイリー・スター』が伝えている。
“セインツ”は、昨季アトレティコ・マドリーから期限付き移籍していたベルギー代表DFトビー・アルデルワイレルドがトッテナムへ移籍。さらにルーマニア代表DFフロリン・ガルドスが長期離脱を強いられており、センターバックの層が薄くなっている。
現状、サウサンプトンで即戦力となり得るセンターバックはフォンテと日本代表DF吉田麻也のみとなっているが、現地時間30日にはプレミアリーグの開幕より一足早くヨーロッパリーグ(EL)予備選3回戦でフィテッセとの対戦が控えている。
フォンテは「クラブが水面下で2、3人の選手獲得に動いているのは知っている。我々には、僕やマヤと争い、カバーできるセンターバックが必要だ」と守備陣の補強を求めている。
昨季は優勝したチェルシー(32失点)に次ぐリーグ2番目の失点の少なさ(33失点)で7位となり、EL出場権を獲得したサウサンプトン。昨季のフォンテは1試合を出場停止で欠場したが、37試合でフル出場している。その一方、吉田はアルデルワイレルドのバックアッパーという立場で22試合の出場となっている。
リバプールへ移籍したイングランド代表DFナサニエル・クラインの代役にはスポルティングCPからポルトガル代表DFセドリク・ソアレス、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したモルガン・シュナイデルランの代役にはフェイエノールトからオランダ代表MFジョルディ・クラーシを獲得しているが、センターバックの補強はいまだ進んでいない。
サウサンプトンは現在、2部に降格したハル・シティのウェールズ代表DFジェームズ・チェスターの獲得に動いている。
吉田にとってはライバルが増えることになるが、昨季築いた鉄壁の守備を再現させるべく、新たなセンターバックはやってくるのだろうか?
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