リバプールに所属するFWランバート【写真:Getty Images】
日本代表のFW岡崎慎司の所属するレスター・シティが、リバプールに所属するイングランド代表のFWリッキー・ランバートの獲得に関心を示していると、英紙『デイリー・メール』が報じている。
33歳のランバートは、2014年夏にサウサンプトンから生まれ故郷でユース時代を過ごしたリバプールに復帰。キャリア序盤は缶詰工場で働きながら下部リーグでプレーした苦労人でもある。しかし、2014/15シーズンは公式戦36試合出場で3ゴールに終わり、プレミアリーグ2桁得点も2シーズンで止まってしまった。
リバプールは今夏、アストン・ビラからベルギー代表のFWクリスティアン・ベンテケを移籍金3250万ポンド(約63億円)で獲得したため、過剰戦力となったランバートやFWマリオ・バロテッリらが放出候補に挙がっている。
一方、昨季終盤戦の追い上げで見事に1部残留を決めたレスターは、今夏にブンデスリーガで実績を積んだ岡崎を獲得。その後、ナイジェル・ピアソン監督が突然解任され、イタリア人指揮官のクラウディオ・ラニエリ新監督が招聘された。
後者は新シーズンに向けて計算しやすいベテランのセンターフォワードを探し始めたようで、リバプールで出番を減らしたランバートに白羽の矢を立てたとみられる。もし移籍が実現すれば、岡崎はイングランド代表のFWジェイミー・ヴァーディーやアルゼンチン人FWレオナルド・ウジョアに加え、さらに強力なライバルと定位置を争うことになる。
なお、ランバートにはレスターの他にウェスト・ブロムウィッチ(WBA)や昇格組のノーリッジも獲得を狙っていると伝えられている。
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