マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイ・ファン・ハール監督が、25日に行われたインターナショナルチャンピオンズカップ（ICC）のバルセロナ戦後の会見で、パリ・サンジェルマン（PSG）への移籍が噂されるアルゼンチン代表のMFアンヘル・ディ・マリアが北米ツアー中のチームに合流していないことを明らかにした。

　英メディア『スカイ』によると、指揮官はディ・マリアについて「飛行機に乗らなかったと聞いたので、何も言えない。彼は飛行機に乗っていなかった。マルコス・ロホはパスポートの問題で飛行機に乗れなかったようだが、ディ・マリアについての理由は分からない。チチャリートは合流した」とそれ以上の言及を避けた。

　ディ・マリアは昨夏に英国サッカー史上最高額の移籍金5970万ポンド（113億円）でユナイテッドに加入したものの、プレミアリーグのスタイルやファン・ハール監督の戦術に馴染むことがせきず、期待通りの成績を残せなかった。仏メディアは、1年前にもディ・マリアの獲得を狙ったPSGが、移籍金4650万ポンド（89億円）でクラブ間合意に達し、休暇を終えた同選手がユナイテッドと同じく北米ツアー中のPSGに合流するのではないかと報じている。なお、両チームは29日に行われるICCで対戦することが決まっている。

　ユナイテッドの飛行機に乗らなかったディ・マリアは、別のクラブが用意したチケットをすでに手にしているのかもしれない。

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