アーセナルは25日、エミレーツカップでリヨンと対戦し、6-0で快勝した。

　アーセナルは本拠地エミレーツ・スタジアムで行われた4チームによる大会の初戦で、前半の9分間に4得点を挙げるなど、ハーフタイムを前に試合を決定づけた。29分、セットプレーからFWジルーが先制点を決めると、34分にMFチェンバレンが、35分に元ナイジェリア代表MFオコチャの甥であるFWイウォビが、38分にMFラムジーがゴールネットを揺らし、攻撃陣が爆発。後半に入ってからも62分にエジルが、84分に直接FKでカソルラが得点を重ね、試合を締めくくった。

　アーセナルは今夏の移籍でジルーよりも信頼できるストライカーの補強を目指していると言われている。これまではレアル・マドリーに所属するフランス代表のFWカリム・ベンゼマ、ナポリに所属するアルゼンチン代表のFWゴンサロ・イグアイン、リヨンに所属するフランス代表のFWアレクサンドル・ラカゼットらが獲得候補に挙げられているものの、未だ移籍の合意には至っていない。

　試合後、英メディア『スカイ』のインタビューに答えたアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は「我々はオープンマインドではいるが、（ストライカーを）絶対に必要としているわけではない。今日はウェルベックやサンチェスを欠いていたが、それでも十分に戦力は整っているし、良いバランスが保たれている。FAカップ決勝の4ゴールと今日の6ゴールは、我々の得点力に問題がないことを示している」と話し、チームに対する自信を口にした。

　アーセナルは26日にビジャレアル、27日にヴォルフスブルクと対戦する。

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