日本代表のDF長友佑都が所属するインテルのロベルト・マンチーニ監督が、インターナショナル・チャンピオンズカップ2015中国ラウンドのミラン戦を前に、新シーズンはミラノ勢が復活すると語ったことを、伊メディア『スカイ・スポーツ』が報じている。

　インテルとミランは、昨季のセリエAで中位にとどまり、イタリアサッカーを牽引してきた両雄がチャンピオンズリーグ出場権すら争えない事態に陥った。そのため、インテルはフランス代表のMFジョフレー・コンドグビアやブラジル代表のDFミランダらを、ミランはコロンビア代表のFWカルロス・バッカやブラジル代表のFWルイス・アドリアーノなどを獲得し、今夏の移籍で積極的な補強に動いている。

　プレシーズンツアーで実現した今シーズン初の“ミラノ・ダービー”を控えるマンチーニ監督は、地元ライバルのミランについて「（シニシャ・）ミハイロビッチは親友だし、彼とここで最初のダービーを戦えることをうれしく思う。中国にいる両クラブのサポーターにとって非常に重要な一戦だ。私はミラノの2チームがトップに挑戦できると信じている」と話し、かつてともに仕事をしたセルビア人指揮官が率いるクラブの大型補強を歓迎した。

　インテルの現状については「我々は攻撃陣を完成させるために懸命に働いている。シーズン中に良いサッカーをしたいんだ」と話し、ミランとの試合で果敢に得点を狙っていくことを示唆した。注目の一戦は、日本時間25日21時に開始となる。

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