イングランド・プレミアリーグのストーク・シティが、インテルに所属する日本代表のDF長友佑都（28）獲得に動いているようだ。

　長友は昨季、負傷による長期離脱を強いられ、出場機会を十分に確保することができなかった。そのため、新シーズンではロベルト・マンチーニ監督の構想から外れているとの見方が強く、今夏の退団が取り沙汰されている。

　伊紙『トゥット・スポルト』によれば、移籍市場で活発な動きを見せているストークが、長友獲得に向けて既にインテルへオファーを提示したと伝えられている。2014/15シーズンのプレミアリーグを9位で終えたストークは、今夏だけでオランダ代表のMFマルコ・ファン・ヒンケル、イングランド代表のDFグレン・ジョンソン、スペイン人FWホセルなど計6名の新戦力を獲得し、欧州主要大会出場を目論んでいる。

　長友の移籍先としては、サンプドリア、ジェノア、シャルケ、ガラタサライなどが候補に挙がっているものの、同選手は残留を望んでいるため、どのクラブとも合意には至っていない。一方、プレミアリーグ移籍の現実性は盛んに報じられており、ストークやウェストブロムウィッチ（WBA）への入団は十分にあり得ると伊メディアから指摘されている。

　なお、長友は現在、インターナショナル・チャンピオンズカップ参加のため中国に遠征しており、インテルや他クラブへのアピールに向けて厳しい競争を迎えようとしている。

【了】