ハノーファーの日本代表DF酒井宏樹【写真:Getty Images】
ハノーファーのディルク・ドゥフナーSD(スポーツディレクター)が、日本代表DF酒井宏樹の移籍の噂を否定した。24日付の独紙『キッカー』が伝えている。
酒井宏には、セリエAの名門ナポリが獲得を狙っていると報じられている。ナポリは元イタリア代表DFジャンドメニコ・メストが退団しており、サイドバックの補強を画策していた。かねてからサッスオーロのクロアチア代表DFシメ・ヴルサリコに興味を示していたが残留が濃厚となり、そこで目を付けたのが酒井宏だった。
しかし、ドゥフナーSDは「すでにチームは完成している。どの選手だろうと、放出することに関心はない」と述べ、酒井宏の残留を強調した。
ハノーファーは今夏、フライブルクからオリバー・ゾルクを獲得しており、右サイドバックの獲得に成功している。
酒井宏にとってポジション争いが待ち受けることになるが、「健全なポジション争いというのは重要なことだ。ヒロキはこれまでにも上手くやってきた。彼はポジション争いに挑むと思う」と語っている。
ナポリに移籍するとなれば、コロンビア代表DFフアン・カミロ・スニガやイタリア代表DFクリスティアン・マッジョらとポジションを争うことになる。しかし、昨季のスニガは負傷続きのためリーグ戦で7試合にしか出場出来ていない。
移籍金は300万ユーロ(4億800万円)とされているが、果たして酒井宏はどのような決断を下すのだろうか。
【了】